
モーツァルトのお墓はどこにある?有名な音楽家たちのお墓をご紹介!
モーツァルトのお墓がどこにあるかご存知ですか?モーツァルトの名前は聞いたことあるけど、どんな人かわからない方も多いかもしれません。今回は、そんなモーツァルトのお墓を、他の有名な作曲家たちと比較しながらご紹介します。ぜひ最後までご覧ください!
最終更新日: 2018年12月14日
モーツァルトのお墓について

モーツァルトのお墓がどこにあるかご存知ですか?
モーツァルトは、音楽に興味がある方もない方も一度は耳にしたことがある作曲家の一人です。
そんな有名な音楽家がどこに眠り、生涯を閉じたのか、気になりませんか?
そこで今回「終活ねっと」では、モーツァルトのお墓について
モーツァルトはどのような人なのか
モーツァルトのお墓の場所
ベートーヴェンとハイドンのお墓
以上の点を中心にモーツァルトの生涯やその他の有名な音楽家たちと比較しながら解説していきます。
是非最後までお読みください。
モーツァルトってどんな人?

オーストリアの作曲家であるモーツァルトの本名はヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルトです。
モーツァルトは古典派音楽を代表する音楽家の一人といえます。
そんなモーツァルトはどんな一生を送り、どんな理由でこの世を去ったのでしょうか。
モーツァルトの生涯と死因について詳しくご紹介します。
モーツァルトの生涯
モーツァルトの生涯はどのようなものだったのでしょうか?
モーツァルトは1756年、オーストリアのザルツブルクにて誕生しました。
モーツァルトはヴァイオリン奏者である父、アマデウスの影響を受け、3歳から音楽教育を受け始めます。
幼少期から音楽の優れた才能を開花させ、6歳には父親とともにヨーロッパ各地へ演奏旅行へ出かけます。
モーツァルトは人々から「神童」と呼ばれ、ミュンヘン・ウィーン・パリ・ロンドンなどで演奏をし、絶賛されました。
演奏旅行後は12歳という若さで宮廷楽団の学長に就任します。
その後、大人なったモーツァルトはパリやウィーンでの成功を試みますが失敗に終わります。
26歳で結婚した後も生活は良くならず、苦しい中でもたくさんの有名な曲を作曲します。
しかしながらモーツァルトの生活は良くなることはなく、さらには次第に体調を悪くしていき、35歳という若さでこの世を去ってしまいます。
モーツァルトの死因
モーツァルトは1791年、フランス革命の時代に亡くなりました。
モーツァルトの死因は謎が深いとされています。
35歳という若さから、毒殺されたという説もあります。
近年では様々な研究が行われており、新しい死因としては寄生虫の感染や風邪の悪化などと言われていますが、未だ多くの謎が残っています。
また、ひっそりと亡くなったモーツァルトはお墓も共同墓地に入り、葬儀も親戚や親しい友人のみであったと言われています。
モーツァルトのお墓はどこにある?

では、若くして静かに亡くなったモーツァルトのお墓はどこにあるのでしょうか?
モーツァルトの眠る墓地について説明していきます。
ザンクト・マルクス墓地に眠る
モーツァルトは、ウィーン郊外にあるザンクト・マルクス墓地に眠っています。
しかし実は、死因と同様でお墓にも多くの謎が残されてます。
お墓の正確な位置も、特定されていないのです。
あまりにもひっそりと亡くなったために、埋葬に立ち会う人々が少なく、後から位置が特定できなくなったと言われています。
ザンクト・マルクス墓地ってどんな墓地?
モーツァルトが眠るザンクト・マルクス墓地とはどのような墓地なのでしょうか?
ザンクト・マルクス墓地は現在、閑静な住宅街の一角にあります。
墓地の中には、モーツァルトが埋葬されたと推測されている場所に「嘆きの天使」像があるのも特徴的です。
オーストリアでは、モーツァルトの亡くなった時代に、お葬式の形態や埋葬法について見直されました。
ザンクト・マルクス墓地はモーツァルトが亡くなる7年前からお墓として使用されるようになったのです。
その100年後、1874年には巨大な中央墓地が建設され、ザンクト・マルクス墓地は当時の素晴らしい外観を残したままお墓としての役割を終えます。
入り口を入ると、墓石を両側に眺めながら、なだらかな散歩道が続きます。
お墓として100年ほどしか使用されなかったザンクト・マルクス墓地は、現在は記念公園として保管されています。
当時の外観がそのまま残っており、歴史的な風景となっているのです。
ザンクト・マルクス墓地はオーストリアの墓地なので日本の墓地との違いも多いです。
オーストリアを始めとしたヨーロッパ諸国ではキリスト教を信仰している方が多く、お墓についてもキリスト教の考えに基づき、デザインやお墓に対する考え方も異なります。
以下の記事ではキリスト教のお墓について解説しています。
ぜひお読みください。
ベートーヴェンとハイドンのお墓

では、モーツァルトと同じ時代に生きた、他の有名な作曲家のお墓はモーツァルトとどのような違いがあるのでしょうか。
モーツァルトの生きた古典派の作曲家として同じく有名な作曲家として、ベートーヴェンとヨーゼフ・ハイドンという2人がいます。
そんな3人は18世紀から19世紀に影響をうけあい、今ではウィーン古典派の三大巨匠とも呼ばれています。
そんな、ベートーヴェンとハイドンのお墓についてご説明します。
ベートーヴェン
交響曲第9番で有名なベートーヴェンは、モーツァルトと同様、若くして作曲家の才能を発揮しながらも聴覚障害に苦しみます。
それでも晩年まで作曲を続け、56歳でその生涯を閉じます。
ベートーヴェンの葬儀はウィーンのヴェーリング地区墓地で行われました。
ベートーヴェンの葬儀には実に2万人もの市民が参列しました。
その後、ベートーヴェンは亡くなってから51年後にウィーン中央墓地(楽聖特別区)に改葬され、現在でもそこに眠っています。
ウィーン中央墓地はウィーン市の南端に位置する、ヨーロッパ屈指の巨大墓地の一つです。
ヨーゼフ・ハイドン
106もの交響曲を作曲し、交響曲の父とも呼ばれているヨーゼフ・ハイドンは現在のドイツ国歌の作曲者でもあり、モーツァルトの24歳年上の作曲家です。
ハイドンはモーツァルトとは対照的で、77歳で亡くなるまで、大器晩成型のとても長い音楽人生を送りました。
亡くなった後は、現在のウィーン12区、当時のフントシュトゥルマー墓地に埋葬されました。
さらにその約10年後、ハイドンの人生の中心的な場所であったアイゼンシュタットのベルク教会にお墓が移されました。
ベルク教会はハイドン教会やカルヴァリエンベルク教会などとも言われ、ハイドンは今でもそこに眠っています。
モーツァルトのお墓まとめ

今回「終活ねっと」ではモーツァルトのお墓やモーツァルトと関係の深い音楽家達のお墓について見てきましたが、いかがでしたか?
この記事の内容をまとめると以下になります。
モーツァルトってどんな人?
モーツァルトは幼少期から才能を開花させ、36歳という若さで亡くなった。ひっそりと亡くなったモーツァルトの死にまつわる謎は多い。
モーツァルトのお墓はどこにある?
モーツァルトはウィーンにあるザンクト・マルクス墓地に眠っている。ザンクト・マルクス墓地はモーツァルトが亡くなった当時の外観が残った歴史的な墓地である。
ベートーヴェンとハイドンのお墓
古典派を代表する三大巨匠にはモーツァルトのほかにベートーヴェンとヨーゼフ・ハイドンがいる。ベートーヴェンはウィーン中央墓地に、ハイドンはアイゼンシュタットのハイドン教会に眠っている。
同じ時代に生きた作曲家でもそれぞれのお墓にまつわる話には違いがあり、興味深いですね。
オーストリアに旅行に行った際には、今回紹介した有名な音楽家達のお墓に足を運んでみるのも良いかもしれません。
「終活ねっと」では、他にも有名人のお墓に関する記事を多数記載しております。
今回は海外の有名な音楽家達のお墓について紹介しましたが、以下の記事では多磨霊園に眠る日本の有名人について紹介しています。
ぜひ今回の記事とあわせてお読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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