
中原中也のお墓はどこにある?記念館などのゆかりの地も紹介!
山口県出身の詩人である中原中也。そのお墓はいったいどこにあるのでしょうか?ゆかりの地はどこにあるのでしょうか?気になる中原中也のお墓とそのゆかりの地について、詳しくご紹介していきます。ぜひ一度訪れてみてくださいね。
最終更新日: 2020年06月30日
中原中也のお墓について

「墓マイラー」という言葉を耳にしたことがありますか?
墓マイラーとは、文字通りお墓参りをする人のことですが、その中でも歴史上の人物などのお墓参りを行う人を指します。
中には海外まで著名人のお墓参りに行く人もいるようです。
今回「終活ねっと」では、中原中也のお墓について解説します。
みなさんも一度は名前を聞いたり、作品を読んだことがあるのではないでしょうか?
この記事では
中原中也とは
中原中也のお墓は山口県にある
中原中也ゆかりの地
について詳しく見ていきたいと思います。
中原中也とはどのような人物で、お墓はどこにあるのでしょうか?
さっそく中原中也という人物について知っていきましょう。
中原中也とは

中原中也は明治40年、山口県山口市に生まれました。
日本の文学史上に様々な作品を残した文豪として有名です。
初めは医者を目指していたそうですから、やはり幼いころから頭がよかったのですね。
文章を書く仕事を目指したきっかけは、幼い弟の死でした。
8歳の中原中也は弟を亡くした悲しみを詩に綴ったのです。
それから中原中也は新聞に自分の詩を投稿したり、他の歌人と交友を深め、歌人としての道を歩み始めます。
ランボーやヴェルレーヌ、宮沢賢治などに影響を受けた中原中也の作風は世間に高く評価されました。
残念ながら30歳という若さで亡くなってしまいますが、世の中にたくさんの作品を残しました。
山口県には中原中也記念館も建てられ、多くの人が来館しています。
記念館の詳細に関しては、後の項でご紹介していきます。
中原中也のお墓は山口県にある

それでは本題に入りましょう。
なぜ中原中也のお墓が山口県にあるのでしょうか?
場所はどこなのでしょうか?
中原中也のお墓が山口県にある理由
中原中也のお墓は、山口県山口市にあります。
ですが実は中原中也は東京で亡くなっているのです。
では中原中也のお墓が山口県にある理由はなんでしょうか?
山口県出身の中原中也は、1923年に山口県の中学校から京都府にある立命館中学へ転校しています。
その後東京へ移り、しばらくは東京を拠点に過ごしますが、ずっと故郷に帰りたいという思いを持っていたようです。
しかし、ついに亡くなるまで中原中也は故郷に帰ることはできませんでした。
そのような経緯と彼の思いがあり、お墓が故郷である山口県に建てられたというわけです。
中原中也のお墓へのアクセス
続いて、中原中也のお墓へのアクセスについて紹介します。
中原中也のお墓は住宅街の一角にあります。
最寄りの駅であるJR山口線湯田温泉駅から中原中也のお墓までは少し距離があるので、タクシーなどを利用されるとよいでしょう。

なし
place 〒753-0813 山口県山口市吉敷中東4丁目16−1
吉敷郵便局のすぐ近くに墓地までの案内板があります。
それを見ながら進んでいくと、中原中也のお墓がある墓地があります。
墓地に向かう道は舗装されていない場所もあり、非常に狭いので注意が必要です。
「終活ねっと」では終活に関する様々な記事を紹介しています。
多くの著名人が眠る多磨霊園について知りたい方は、こちらをご覧ください。
中原中也ゆかりの地

山口県には中原中也記念館や歌碑が建てられた公園など、ゆかりの地がたくさんあります。
最後に中原中也ゆかりの地の場所を見てみましょう。
中原中也記念館
中原中也記念館では、期間ごとに様々なテーマで展示が行われています。
中原中也の生活に触れたり、作品を身近に感じることができる記念館です。
朗読会が行われていたり、アニメとコラボしたグッズが販売されていたりと若者にも人気のスポットとなっています。

access_time5月~10月 9:00~18:00(入館は17:30まで)
11月~4月 9:00~17:00(入館は16:30まで)
月曜日、毎月の最終火曜日は休館。
月曜日が祝日の場合、翌火曜日が休館。
年末年始(12月29日~1月3日)休館。
一般320円、大学生・専門学校生210円、18歳以下無料。
団体(20名以上)一般270円、団体大学生・専門学校生162円、18歳以下無料。
年間パスポートもあり。
place 山口県山口市湯田温泉1-11-21
井上公園
井上馨の生家であった井上公園には中原中也の歌碑が建てられており、「山羊の歌」の中にある「帰郷」という作品の一部が書かれています。
近くには中原中也や作品について解説した掲示板もありますので、彼のことをよく知らない人でも作品を味わうことができます。
公園内には無料の足湯もあり、リラックスした時間を過ごすことができます。

access_time10:00~22:00(足湯)
4月~10月10:00~17:00(公園内休憩所「何遠亭」)
11月~3月10:00~16:00(公園内休憩所「何遠亭」)
place 山口県山口市湯田温泉二丁目5番
湯田温泉
湯田温泉は、高杉晋作、坂本龍馬など多くの著名人が立ち寄り、未来を語り合ったとされている山陽路一番の温泉街です。
中原中也の生家である中原病院もこの湯田温泉街にあります。
ホテルや旅館が立ち並ぶ湯田温泉は、俳人種田山頭火が愛し、一時期暮らした温泉街としても知られており、山口市内の観光拠点として賑わっています。

中原中也のお墓まとめ

今回の「終活ねっと」の記事はいかがでしたでしょうか?
日本を代表する文豪、中原中也のお墓とゆかりの地について見てきました。
ここでもう一度記事の内容を振り返ってみましょう。
この記事では以下のことを紹介してきました。
中原中也は明治40年山口県山口市に生まれ、日本の文学史上に様々な作品を残した文豪として有名である。
幼い弟の死に立ち会った悲しみを詩にしたことがきっかけで、文学の道を歩み始めた。
生前故郷に帰りたいと望んでいたが、ついに30歳の若さで東京で亡くなるまで帰ることができなかったため、彼の思いを尊重し、亡くなってから故郷である山口県山口市にお墓が建てられた。
お墓の近くには中原中也記念館があり、様々な展示やイベントが行われているので、彼を身近に感じることができるスポットとして親しまれている。
井上公園には、「山羊の歌」の中にある「帰郷」という作品の一部か書かれた中原中也の歌碑が建てられている。
中原中也誕生の地である湯田温泉は、高杉晋作や坂本龍馬も立ち寄った山陽路随一の温泉街として有名である。
中原中也のお墓について、分かっていただけたでしょうか?
たくさんの作品を残し、以後愛され続けた中原中也。
30歳という若さで亡くなっていなければ、もっとたくさんの名作が生まれていたかもしれません。
今もなお多くの人の心に響き続ける作品を生み出した中原中也。
この機会にぜひお墓やゆかりの地を訪れてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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