合祀墓ってどういうお墓なの?費用やメリット・デメリットもご紹介!

合祀墓ってどういうお墓なの?費用やメリット・デメリットもご紹介!

最近ではお墓の形式も多様化しており、中にはこれまでの個別墓と異なり、複数の故人のご遺骨を納める合祀墓を利用する方も増えてきています。合祀墓を利用するうえで、どのような形のお墓であるかや、メリットやデメリット、費用相場などについての知識を身につけましょう。

最終更新日: 2018年05月26日

合祀されるお墓について

お墓

皆さんはお墓と聞くと、それぞれのご家庭ごとに所有する個別墓をイメージする方も多いのではないでしょうか?
たしかに、私たちが幼いころから見てきたり、また定期的にお参りに行ったりするお墓といえば、その家の代々のご先祖様が眠るお墓を思い浮かべることは非常に簡単です。

しかし、現代ではそのような常識が変わってきています。
複数の方、それもさまざまなご家庭の故人の方が一緒に眠るという合祀墓が存在し、合祀墓を利用する方も近年急増してきているという状況です。

そこで今回「終活ねっと」では、合祀されるお墓について、以下のポイントを中心に合祀墓がどのようなお墓で、合祀墓のメリットやデメリットとしてどのような点があるのかについて解説します。

  • 合祀墓とはどのようなお墓なのか?

  • 合祀墓の費用の相場はどのくらいなのか?

  • 合祀墓のメリットやデメリットとは?

  • 合祀墓にお参りする際の方法やマナーとは?

詳しくご説明しますので、お墓を選ぶ際の参考にしてください。
ぜひ最後までお読みください。

合祀墓ってどんなお墓?

お墓

まずここでは、合祀墓がどのようなお墓であり、合祀墓を利用するケースとしてどのようなものが挙げられるのかを見ていきましょう。

合祀墓とは

合祀墓とは、複数のご家庭の故人の方を一緒に納骨するお墓のことです。
別の言い方で、永代供養墓とも呼ばれ、複数の故人の方が1つのお墓を共有している形となります。

なお、お墓に納骨したご遺骨の管理や供養は、すべて墓地や霊園の管理者によって行われるため、あまりお参りできない方にとっては特に安心できます。

どういった場合に合祀墓は利用されるの?

合祀墓を利用するのはどのような場合が挙げられるのでしょうか?
ここでは、合祀墓の利用方法についてよく見られるパターンについて見ていきましょう。

承継者がいない場合

承継者とは、先祖代々のお墓を守っていく人のことを指します。
ただ、現代では少子高齢化の影響で若年人口が減ってきているため、将来的にお墓を守ってくれる方がいないという悩みを抱えるご家庭も増えてきています。

そこで、ご自身に万一のことがあった際に承継者がいない場合に、合祀墓を利用するという選択肢を取る方が増えてきています。
合祀墓は先ほども見たように、ご遺骨の管理や供養については管理者側がすべて引き受けてくれるので、将来のお墓の管理などについての悩みがなくなるというのが、合祀墓の増加の理由です。

無縁仏などを合祀する場合

無縁仏とは、お墓を管理する方が誰もいなくなったお墓に納骨されている故人のご遺骨を指します。
こちらについても少子高齢化でお墓を守っていく方がいないことも原因ですが、ほかにも管理費の長期的な滞納という原因も含まれます。

このため、管理者側によってそのお墓の永代使用権(お墓の土地を利用できる権利のこと)を取り上げられ、納骨されていたご遺骨を無縁仏として合祀墓に納骨する流れとなります。

先祖のご遺骨を合祀する場合

この他にも先祖のご遺骨を合祀する場合も挙げられます。
先祖のご遺骨の合祀は、特に古いお墓でカロートのスペースに余裕がなくなってきた場合に、古いご遺骨を合祀墓に移すことは、新しいご遺骨を納めるためのスペースを確保する方法として使われます。

いつから合祀墓の利用は始まったの?

では、この合祀墓はいつから利用されるようになったのでしょうか?
合祀墓の利用は30年ほど前の1985年から行われるようになりました。
その背景には、核家族化や少子高齢化の進展、ライフスタイルの多様化などによって、それまでのように先祖代々のお墓の維持が難しくなってきたことが挙げられます。

さらに時代が進んで、2000年に墓地埋葬法の改正で無縁墓からの改葬手続きの簡略化が盛り込まれたため、合祀墓が本格的に普及することとなりました。

合祀墓の費用相場はどれくらい?

お金

合祀墓を利用するうえでも、お金の問題はやはり気になるところです。
ここでは、合祀墓を利用するうえで必要な費用の相場について見ていきましょう。

初めから合祀される場合

最初から合祀する場合は、それぞれの合祀墓の永代使用料や納骨料などを入れて10万円から30万円ほどが相場となります。
なお、管理費については発生しない場合が多いです。

このほかにも、寺院が管理する合祀墓の場合は5千円から1万円ほどのお布施が必要です。

途中から合祀される場合

合祀墓への合祀は全て最初から行われるわけではなく、途中から合祀される場合もあります。
中には永代供養つきの個別墓を購入し、個別墓の永代供養の期限が来るとともに合祀墓に再納骨するという方法を取ることもあります。

この場合は個別墓利用で30万円から200万円が相場ですが、この費用のほかにも合祀墓への納骨料などが1万円から5万円ほど必要です。
なお、合祀されるまでの期間は長くとも故人の三十三回忌までとなるのが一般的です。

合祀墓のメリット・デメリット

困った人々

終活の一環として合祀墓を利用することを検討されている方も多いでしょう。
そのためにも合祀墓にどのようなメリットとデメリットがあるのか知っておきたいですよね。

ここでは、合祀墓のメリット・デメリットについて解説します。

メリット

合祀墓利用のメリットとして、お墓の継承で悩まずに済むことや値段の安さが挙げられます。

お墓の継承を気にしなくていい

合祀墓のメリットとして特に触れるべき点として、お墓の継承を気にしなくてもよいという点が挙げられます。
これは、合祀墓の管理者がお墓そのものだけでなく、納骨されたご遺骨の管理や供養までも一括して引き受けてくれるためです。

そのため合祀墓の利用については、基本的にお墓の継承者がいなくてもよいということになっています。

値段が安い

費用面でも値段が安いという点が挙げられます。
より具体的には、一般のお墓を建てるよりも永代使用料が安く設定されているということです。
というのは、複数人分のご遺骨で1つのお墓を共有する形になっているため、その分永代使用料が安く済むためです。

加えて、一般のお墓であれば毎年納める管理費も合祀墓であれば必要とならないことが非常に多いです。

デメリット

合祀墓の利用にはデメリットもまた存在します。

主なデメリットとして、ご遺骨の取り出しができないという点と、ご家族から反対されることが多いという点が挙げられます。

ご遺骨は取り出すことが出来ない

合祀墓の場合、一度納骨したご遺骨は取り出すことが出来ないというデメリットもあります。
というのは、合祀墓には複数の故人のご遺骨を骨壷から出した状態で一緒に納骨しておくため、他のご遺骨と混ざって見分けがつかなくなるためです。

以上のことより、合祀するということであれば、その点をあらかじめ理解しておくことが大切です。

家族から反対されることが多い

また、合祀墓というものにあまり理解がない方がいる場合や、納骨後にご遺骨を取り出せないということに抵抗を感じる方がいる場合は、ご家族から反対されるということも少なくありません。

このため、合祀墓の利用の検討にあたっては、ご家族の中でよく話し合っておくことが大切です。

合祀墓へのお参り方法

お墓

最後に、合祀墓へのお参りの方法についても見ておきましょう。

ほとんどの場合、共用の参拝スペースがあるので、その参拝スペースにお花やお線香などをお供えすることになります。

また、毎年に1度もしくはお彼岸の時期に合同の供養を開催する場合もありますので、その際にご遺族が一堂に会して故人を偲ぶこともできます。

合祀されるお墓まとめ

お墓

今回終活ネッ近年になって利用する方が急増している合祀墓について見てきましたが、いかがでしたか?
今回の内容をまとめますと、以下のようになります。

  • 合祀墓とは、複数のご家庭の故人のご遺骨を1つのお墓にまとめて納骨する形のお墓のことで、永代供養墓とも呼ばれる。納骨されているご遺骨の管理や供養は管理者の方が行う。合祀墓の利用には、お墓の承継者がいない場合や無縁仏などを合祀する場合、祖先のご遺骨を合祀する場合が挙げられる。なお合祀墓の利用が始まったのは1985年で、2000年ごろから利用が大きく増えた。

  • 合祀墓の費用の相場は、初めから合祀される場合で10万円から30万円、途中から合祀される場合は30万円から200万円ほどである。途中からの合祀の場合は、その故人の三十三回忌が過ぎてからとなる。

  • 合祀墓のメリットとして、お墓の継承を気にしなくてよい点や値段が安い点が挙げられるが、一方でメリットとして一度納骨したご遺骨を取り出すことができない点や、ご家族から反対される場合が多い点が挙げられる。

  • 合祀墓にお参りする方法は、共用の礼拝スペースでお花やお線香をお供えするやり方が一般的である。そのほかにも、年に1度もしくはお彼岸の時期に合同供養が行われる。

少子高齢化などが原因でお墓の継承者がいないという問題に直面するご家庭が多い中、合祀墓を利用する方は増えてきており、今後とも増えていくことが予想されています。
中には終活の取り組みとして合祀墓の利用を検討する方も少なくありません。

お墓、ひいてはご家族の先々のことを考える際に、合祀墓の利用も選択肢として検討してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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