
都立霊園に納骨堂がある?気になる利用資格や注意点まとめ!
もしすぐにお墓を探すことはできないという時に納骨堂の利用を思い浮かべる方もいます。 その時に自分は東京都に住んでいるけど、都立霊園に納骨堂はないのかと気になる方もいるかと思います。 そういう方のために都立霊園の納骨堂の情報や利用資格、注意点をまとめました。
最終更新日: 2020年06月26日
都立霊園の納骨堂について

近年ではライフスタイルの変化やお墓の継承の問題もあり、従来のお墓を持つ人も減少しています。
そういった流れの中で従来のお墓ではなく、納骨堂にご遺骨を預ける方は増えてきています。
では、もし人口密集地でビルが立ち並ぶ東京都に住んでいて納骨堂を検討している場合、はたして東京都に納骨堂はあるのでしょうか?
そこで今回「終活ねっと」では都立霊園の納骨堂について
都立霊園には一時収蔵施設としての納骨堂があること
都立霊園の納骨堂のご紹介
都立霊園の納骨堂の利用資格や申込み時の必要書類
納骨堂を利用する際の注意点
以上のことを中心にして説明をします。
最後までお読みいただければ幸いです。
また、人気の都立霊園ランキングについて知りたい方は、こちらもご覧ください。
都立霊園に納骨堂はあるのか

都立霊園のうち納骨堂を完備した霊園はいくつかあります。
納骨堂の利用形態と場所についてご紹介します。
一時収蔵施設として
納骨堂と一言に言っても、その形態は複数あります。
例えば永代使用料を支払っている限りご遺骨を安置してくれる納骨堂があります。
その他にも三十三回忌などを節目として、一定期間ご遺骨を預かってくれ、節目が来た時に合祀墓にお墓を移してくれる納骨堂もあります。
都立霊園に用意されている納骨堂は、一定期間のみご遺骨を預かってくれる一時収蔵施設としてのものです。
一時収蔵施設のある場所
一時収蔵施設としての都立霊園は3箇所あります。
それぞれの都立霊園の開園時間や利用料金、所在地などの詳細情報をご紹介します。
都立多磨霊園

access_time管理事務所
8:30~17:15
みたま堂
9:00~17:00(夏期:3月1日~9月30日)
9:00~16:30(冬期:10月1日~2月28日)
2,000円/年間
place 東京都府中市多磨町4丁目628
東京都府中市多磨町4丁目628
都立多磨霊園の敷地面積は、都立霊園の中で最大の規模(128ヘクタール)を誇ります。
その広さは東京ドーム27個分に相当します。
都立多磨霊園は日本で初めて作られた公園墓地で、造営時には海外の森林墓地が参考にされました。
鉄道の駅やバス停から近くアクセスは良好な立地環境です。
広い駐車場も完備されていることも便利な点です。
東郷平八郎や三島由紀夫、与謝野晶子など数多くの著名人のお墓があります。
都立多磨霊園について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
都立雑司ヶ谷霊園

都立雑司ヶ谷霊園は最も都心に近い霊園で、東京メトロ有楽町線の東池袋駅から徒歩10分というアクセスの良い霊園です。
自然豊かな霊園で、ジョン万次郎や夏目漱石といった数多くの文化人が眠るお墓がいくつもあります。
埋葬されている夏目漱石の小説「こゝろ」の舞台としても知られています。
都立多磨霊園・都立八柱霊園とは異なり、雑司ヶ谷霊園の駐車スペースは狭いため、可能であれば公共交通機関を利用することをおすすめします。
都立雑司ヶ谷霊園について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
都立八柱霊園について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
都立八柱霊園

都立八柱霊園は千葉県松戸市に位置し、名前に「霊園」という文字が使われた最初の墓地です。
小高い丘とその谷間に跨がり作られています。
ちょうど谷間にあたる所にはフランス風の幾何学模様のフランス風庭園が作られています。
その他にも宝塔形の給水塔や、噴水などが美しい景観を作っています。
春には桜が咲き、秋には色づく紅葉を楽しめる、自然豊かな霊園です。
大きな駐車場も設けられているため車でのアクセスも良好です。
都立霊園の納骨堂の利用資格

都立霊園の納骨堂を利用するにはいくつかの資格があります。
利用を検討する前に自分がこれら資格を有しているかよく確認しましょう。
申込者の住所が東京都であること(八柱霊園のみ住所が東京都あるいは千葉県松戸市であること)
自宅にご遺骨があること(ただし一度も埋蔵・収蔵したことがないご遺骨に限る)
火葬許可証を持っていること
ご遺骨がご親族のものであること
注意が必要なのは東京都に住所地がある人は申込者という点です。
納めることになるご遺骨の故人の住まいではない点に注意しましょう。
例えば、故人の住所が東京都であったとしても、申込者の住所が埼玉県という場合では、都立霊園の納骨堂を利用することはできません。
納骨堂申し込みの際の必要書類

都立霊園の納骨堂に申し込みをする際には以下の書類、お金などが必要になります。
火葬許可証
住民票
認印
使用料2000円
ご遺骨
火葬許可証は役所に死亡届を提出した時に交付されるものですので、大切に保管しておいてください。
住民票は発行されてから3ヶ月以内のものである必要があります。
また、住民票には本籍地とマイナンバー(個人番号)の両方が記載されていなければなりません。
申し込みは当日直接霊園を訪問するわけではありません。
ご遺骨をお渡しになる日時を事前に電話予約する必要があります。
予約当日は上記の必要書類等を持参し、手続きが無事に完了すれば、その日のうちにご遺骨を預けることができます。
都立霊園納骨堂を利用する注意点

都立霊園の納骨堂を利用する際にはいくつか注意すべきことがあります。
以下のことに気を付けて都立霊園の納骨堂を検討してください。
期間が決まっている
都立霊園の納骨堂はあくまでも一時収蔵施設という位置付けであり、ご遺骨を預けられる期間は1年間と定まっています。
あくまで墓所や霊園を探す間、ご遺骨を仮に安置する所となりますので、お墓を建てる場所を探す意志のない方は都立霊園の納骨堂を利用することができません。
ただし1年間でご遺骨を納める場所が見つけられなかった人のために期間延長の制度もあります。
1年間ごとに更新をすることにより、最長で5年間に限って納骨堂でご遺骨を預かってもらうことができます。
5年間経過すると都立霊園ではご遺骨を預かることはできなくなってしまうため、その場合はご遺骨を引き取りに行く必要があります。
また、納骨堂に納めたご遺骨は法要などのために一時的に外に出すことはできませんので注意が必要です。
施設によっては予約待ちの場合もある
日本の中でも人口の集中する東京都ですので、施設に利用申請をしたからといってすぐにご遺骨を納められるわけではありません。
施設によっては予約待ちとなっているケースもあるので注意しましょう。
都立霊園の納骨堂まとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では都立霊園の納骨堂について以下のことをこの記事でご紹介しました。
都立霊園にも納骨堂はあること
都立霊園の納骨堂は1年間の一時収蔵施設として利用可能
納骨堂の利用に際して、住所地などの利用資格を有してなければならず、必要書類や事前の電話予約も必要
施設によっては予約待ちの場合があること
東京都にも納骨堂は存在していますが、1年間の限定付きの納骨堂で、申込者の住所など資格が必要だということがわかりましたね。
しかし、1年間でもご遺骨を預かってくれ、大切な故人のご遺骨を納める墓所をじっくりと探すことができるのは大変ありがたいことではないでしょうか。
生まれた余裕でいい墓所が見つかれば、きっと故人も喜ばれるはずです。
もしお墓を探す間だけでもご遺骨を預かってほしいという方は、一度都立霊園の納骨堂をご検討ください。
この記事が、いざ東京都内で納骨堂を探す際の手引書となれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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