孤独死したらお墓には入れるの?生前から出来る準備を紹介します

孤独死したらお墓には入れるの?生前から出来る準備を紹介します

社会的に問題になっているものはいろいろとありますが、その中でも終活にまつわるものに孤独死があります。そして、孤独死した場合のことを考えた時に心配なことの1つがお墓の問題です。はたして、孤独死ということになった場合、お墓に入ることはできるのでしょうか?

最終更新日: 2020年02月29日

孤独死のお墓について

人々

近年では社会的な変化によって、家族構成も大きく変化してきています。
その影響を受けて、年配の方でも一人暮らしをしているという方が少なくあありません。

一見すると、自由気ままな生活を謳歌できる一人暮らしですが、それは別の言い方をすればすぐに助けを求められる方が一緒ではない状態も意味します。
そして、特にご年配の方の一人暮らしの場合、最近問題になってきている孤独死をするリスクが少なくありません。

孤独死が発生した場合、さまざまな問題が発生しますが、その中でも深刻なものといえるのがお墓の問題が挙げられます。
孤独死した方ははたしてどのようなお墓に入ることになるのでしょうか。

そこで今回「終活ねっと」では、社会的な問題になってきている孤独死とお墓に関する問題について見ていきましょう。

  • 孤独死とはいったいどのようなものなのか?

  • 孤独死をした方はお墓に入ることができるのか?

  • 孤独死に備えてお墓について考えることとは?

  • 孤独死にならないためにできる終活の取り組みとは?

以上のことを中心に、孤独死のお墓について解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。

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孤独死とは

部屋

ニュースなどでよく聞く孤独死ですが、そもそも一体どのようなものなのでしょうか?

孤独死とは、一人暮らしをしている方が突然の事故や病気などが原因で、誰にも看取られることなく亡くなってしまう状態、特に助けを呼ぶことができずに亡くなる状態のことを指します。
孤独死で亡くなった場合、その方が亡くなっている状態で発見されるのが遅れる場合も少なくありません。

加えて、その方が日頃からご家族や近所の方とあまり連絡や交流がない場合は、亡くなった後に残される遺品や遺産、葬儀やお墓の件でトラブルになることも多いです。

孤独死したらお墓に入れるのか

お墓

一人暮らしの方が亡くなった状態で発見されることの多い孤独死ですが、孤独死した方はお墓に入ることは可能なのでしょうか?

ここでは、孤独死をした方がどのようなお墓に入ることができ、かつどのように埋葬されるのかなど、孤独死をした方のお墓について見ていきます。

身元不明だと無縁墓に埋葬される

孤独死をした方が身元が明らかで、かつ遠くてもご親族の方がいるということであれば、その方の手によってご遺体が引き取られ、かつ葬儀や火葬、お墓への埋葬なども普通通りに行われます。

しかし、もしも身元が明らかでない場合はどのようになってしまうのでしょうか?
実は、孤独死をした方が発見される状態で多いのが、亡くなってから相当な期間を経てご遺体が腐敗した状態で発見されるというものです。

このような場合は、「行旅病人及行旅死亡人取扱法」に基づいた対応が行われます。
つまり、ご遺体が発見された自治体の手によりただちに火葬されたのち、自治体の施設に一定期間(5年前後であることが多い)の間、その方の遺品とともに保管されます。

その間、身元を探しますが、それでも不明なままで保管期限がやってきた場合は、無縁墓に埋葬されます。
ちなみに、一度無縁墓に埋葬されると後でご遺骨を取り出すことはできません

身元が判明しても引取手がいない場合

孤独死の場合、身元が判明して親戚と連絡が取れても何らかの事情で引き取りを拒否される場合も少なくありません。
身元が判明しても引取手がいない場合は、孤独死された方はどのようなお墓に埋葬されるのでしょうか?

その場合については、「墓地、埋葬等に関する法律」の第9条に基づいた対処がなされます。
つまり、孤独死した方が亡くなった地域の自治体がご遺体を火葬したのち、無縁墓地や永代供養墓などの合祀墓に埋葬されます。

ちなみに、その際の費用は孤独死した方の金品(遺留金品)が充てられ、それでも不足するようであれば自治体やその自治体のある都道府県が負担することになります。
なお、遺留金品が費用を差し引いても残る場合は国庫に納められます。

孤独死に備えてお墓について考える

困った人々

ここまで見てきたように、孤独死をした場合、その方が亡くなった地域の自治体が火葬し、一定期間の間遺体を保管した後で無縁墓に納骨されます。
ただ、このような亡くなり方はそれまで歩んできた人生に比べると、どこか物悲しいと感じる方も多いでしょう。

そこで、孤独死に備えてお墓のことについて考え、対策を打つ手段としてどのようなものがあるのかについて一緒に考えていきましょう。

生前に自分でお墓・葬儀を準備しておく

どうしてもご自身で用意したお墓に入り、かつご自身の希望通りの葬儀を行ってもらいたいということであれば、生前にご自分でお墓や葬儀の準備をしておくことがおすすめです。

特に生前墓については「寿陵」とも呼ばれ、建てておくと縁起の良いものとされています。
加えて、実用面でのメリットとして、残された方の心身両面の負担を防ぐことにもつながります。

近年では終活ブームや孤独死問題の広がりを受けて、生前からお墓や葬儀の予約ができる体制を整えている墓地や霊園が少なくありません。
だからこそ、万一に備えてのお墓や葬儀の生前準備がしやすくなってきています。

エンディングノートを書いておく

終活ですっかりおなじみのツールとなってきたエンディングノートも、孤独死対策の手段としても活用できます。

つまり、孤独死するような状況に備えて、前もってエンディングノートにご遺骨の埋葬方法やそれに伴う費用に関する情報を記載しておくことで、無縁仏になることを防ぐことができます。

加えて大切なのが、その内容をご家族や近所の方などにあらかじめ伝えておくということです。
こうすることによって、万一孤独死した場合でも、親しい方の方が慌てふためくことなく対処することができます。

孤独死にならないための終活

人々

孤独死を前もって防ぐには、どのような方法があるのでしょうか?
ここでは、終活の中でできる孤独死を防ぐための取り組みについて見ていきます。

まわりとコミュニケーションをとる

まずは何よりも、日常生活の中で近所の方や親戚などといった、万一何かあった時に頼ることのできる人の存在は非常に重要といえます。

そして、そのような方を作っておくためには、日ごろからさまざまな人や社会と接する場、つまりコミュニティーを持っておくことが大切です。

コミュニティーに関しては近所づきあいでも、また趣味での集まりでも構いません。
日頃から積極的に接するようにして、孤独になる時間をなるべく減らすように心がけましょう。

一人暮らしであることを伝えておく

さらに、ご自身の周囲の方に一人暮らしであることを伝えておくことも大切です。

ご友人や趣味仲間といった方に伝えるのが最も簡単な方法ですが、ほかにも自治体によっては役所の福祉課など、一人暮らしの方に対して生活支援のサービスを行っている部局があります。
そこでは、定期的に一人暮らしの人の様子を見に来てくれるサービスも行っていますので、お住まいの地域の自治体でそのような取り組みをしている場合は頼ってみるのも1つの方法です。

特に、近所の人とコミュニケーションを取ることが苦手な方の場合は、このような公的なサービスを利用するのもありといえます。

自宅への訪問系のサービスを利用する

近年ではさまざまな訪問系のサービスも充実してきています。
そこで、これらの定期的に自宅への訪問をしてくれるようなサービスを利用するという方法も、孤独死の防止の手段として有効です。

主な方法として訪問介護や訪問看護が挙げられますが、そのほかにも定期的に食材を届けてくれる宅配サービスなども最近では増えてきています。
加えて、新聞配達や牛乳配達のサービスは基本的に配達員の方が毎日のように来てくれますので、きめ細やかに元気でやっているかどうかをこまめに把握できる環境にあります。

これらのサービスを活用することで、日頃から万一の時に誰かに異変を気づいてもらえるような環境づくりをしておくことが大切です。

老人ホームにはいる

もしも、いつ孤独死してしまうのかという不安におびえながら残りの人生を過ごすというようなことを避けたいのであれば、老人ホームなどの施設を利用するのも1つの方法です。

老人ホームなどの施設のメリットとして、年代の近い同居している方や職員の方など誰かと一緒に過ごすことができるという点が挙げられます。
さらに、職員の方の管理体制は24時間行われているため、非常に安心できます。

それによって、万一何かが起きた場合でも孤独死を回避することも可能です。

孤独死のお墓のまとめ

お墓

今回「終活ねっと」では、孤独死した場合のお墓のことについて見てきましたが、いかがでしたか?
この内容のまとめは以下の通りです。

  • 孤独死とは、一人暮らしをしている方が突然の事故や病気などが原因で亡くなること、特に助けを呼ぶことができないまま亡くなってしまうことを指す。発見が遅れることも少なくなく、また身寄りのない方の場合、遺品などについてトラブルになることも少なくない。

  • 孤独死した場合のお墓については、基本的に自治体の手によって直ちに火葬が行われ、一時的に保管施設に保管が行われる。その間に身元が確認できない場合や親族の方が引き取りを拒否した場合は保管期限後に無縁墓など合祀墓に納骨される。

  • 孤独死に備えてお墓のことで対策を立てるには、生前にご自身でお墓や葬儀の準備をしておく方法と、エンディングノートにお墓や葬儀のことについて書いておくという方法が挙げられる。

  • 孤独死にならないようにできる終活での取り組みとして、日頃からまわりの人々とコミュニケーションをとることや一人暮らしであることを伝えておくこと、訪問系のサービスを利用すること、老人ホームへの入居などといった方法がある。

近年では孤独死される方が増加傾向にあるため、社会的にも孤独死というものは決して他人事であるとはいえない状況になってきています。

そのため、孤独死を回避するためにも日頃から知り合いの方とコミュニケーションを取ったり、お墓や葬儀のことを考えたりなどさまざまな方法を活用していくとよいでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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