お墓の納骨室(カロート)について紹介!種類や開け方などについて

お墓の納骨室(カロート)について紹介!種類や開け方などについて

2~30年もたつと結露などによりお墓の骨壺に水がたまって、カビが生えてしまったりすることがあります。 でも納骨室の開け方がわからない。 そんなことにならないために納骨室についての知識を深めて、お墓を定期的にお手入れしてあげましょう。 ぜひ最後までご覧ください。

最終更新日: 2018年05月26日

お墓の納骨室について

お墓

お墓の納骨室を開けたことがないという人は多いと思います。
お墓参りではなかなか目にする機会はないですからね。

お墓の納骨室の中はどうなっているのか、納骨室はどうやったら開くのか、気になりますよね?

今回「終活ねっと」では、

  • 納骨室の種類と開け方

  • 納骨室と納骨方法の関係

  • 納骨室でのトラブルの対処方法

について説明していこうと思います。

お墓の納骨する場所や納骨の手順について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

納骨室とは

お墓

納骨室とは、遺骨の入った骨壺を保管する設備のことです。
地下に納骨室がある場合はコンクリートで作られるのが一般的なようです。
日本で火葬が行われるようになってからは、ほとんどのお墓に納骨室が設置されています。

ちなみに納骨室はカロートとも呼ばれています。
納骨室といってもらえればわかりやすいのですが、カロートと記載されていることも多いのでぜひ覚えてください。

納骨室の種類と開け方

お墓

納骨室には種類がいくつかあり、開け方も異なります。
お墓を建てるときちょっと迷ってしまいそうですよね。

しかしそれぞれ特徴がありますので、知っていれば終活の際にもきっと役に立ってくれると思います。

それでは納骨室の種類について詳しく説明します。

地下型

地下型納骨室とはその名の通り地下に遺骨を保管するタイプです。

  • 一段カロート

  • 二段カロート

  • 三段カロート

の三種類があり、中を仕切って段をつくり、保管できる骨壺の数に差があります。

一段カロートで骨壺が4個ほど、二段カロートでは8個ほど、三段カロートでは24個ほど保管できるようです。
一段カロートは夫婦墓などのあまり納める予定のない場合、二段カロートでは家族墓などたくさん納める予定のある場合にいいようですね。

しかし、地下に遺骨を保管するので結露などにより遺骨が水に浸ってしまうなどのトラブルは避けられません。
なので定期的にお墓に行き、お手入れする必要があります。

お手入れの際の納骨室の開け方なのですが、花立香焚をずらして下の蓋を開けると入り口が出てくるタイプと花立香焚をずらすと後ろに穴が開いているタイプがあります。

蓋を開けなければいけない場合は蓋には持ち手のような溝がついているのですが、50キロ以上のものもありとても重く、数人で力を合わる必要があります。

さらに納骨室の蓋は拝石と呼ばれるものでとても傷つきやすく、慎重に作業しなければなりません。
最低でも二人で力を合わせて行いましょう。

コーキングされている場合や結露してる場合などなかなか開かないときもあります。
無理をすればお墓に傷をつけてしまいます、その時は絶対に無理はせず、石材店に頼みましょう。

地上型

地下ではなく地上に納骨室があるタイプです。
地上に遺骨を保管するので結露によるトラブルを軽減できるのがメリットですね。

開け方ですが、観音開きという扉がついているのでそれを開けるだけでとても簡単です。
観音開きの代わりに当て蓋が使われていることもあり、その場合はこの当て蓋とると納骨室があります。

後にご遺骨を別の場所に移す予定のある場合にもありがたいです。
納骨室を開けるのが簡単だと、お墓参りをした時にお手入れも楽です。

しかし、観音開きは壊れやすく修理代も高くなってしまうことが多いので開けるときは慎重におこないましょう。

費用の相場は10万円を超えることが多いようです。

くりぬき型

くりぬき型とは納骨室の壁となる部分の石をコの字にくり抜いた構造のことをいいます。

この構造は呉西地区や富山市の一部でみられるようです。
とても丈夫な構造なのですがその分費用が高くなることが多いようです。

納骨室と納骨方法の関係

お墓

実は納骨室や納骨方法は関東と関西では大きく違います。

この違いを知らないと遺骨を移動させる場合などにトラブルが起きることもありますので、頭に入れておくといいと思います。

関東の納骨方法

関東地方ではすべてのご遺骨を骨壷に収骨することが多いようです。
骨壺も7寸くらいの大きなものを使用します。

納骨室も大きな骨壺を保管するため、大きめに作られていることが多いです。
しかしそのため納骨の際に人が納骨室にもぐる必要があり、ちょっと手間がかかってしまうようです。

関西の納骨方法

関西では一部のご遺骨しか収骨しません。
そのため骨壺も3寸ほどのものが多く、納骨室も小さめに作られていることがおおいようです。

納骨の際は納骨室に潜る必要はなく手間はかからないようです。

納骨室でのトラブル対処方法

お墓

納骨室では時にいろいろなトラブルが起こってしまいます。
ご先祖様のためにも早くどうにかしてあげたいと思いますよね。

そんな時困ってしまわないために対処法をご紹介します。

納骨室がいっぱいの場合

納骨室がいっぱいになってしまった時には3種類の対処法があります。

  • 遺骨を土に還す

  • 新しくお墓を建てる

  • おてらなどの合祀墓に移動する

では一つ一つ説明していきます。

遺骨を土に還す

ほとんどの場合納骨室の底は土になっています。
納骨室がご遺骨でいっぱいになった場合は、ご遺骨を土に還してあげましょう。

三十三回忌が終わったご遺骨、または50年以上たった遺骨を土に還してあげるのがいいようです。

しかしその場合は事前に管理者の方や石屋さんに相談することをお勧めします。

新しくお墓を建てる

納骨室がいっぱいになった場合は新しくお墓を建てるケースがあります。

しかしこれにはお金がかかってきてしまいます。

今あるお墓の近くに建てられないなどの問題が発生する場合もあり、お墓参りが大変になってしまうこともあるようです。

時間に余裕があって、お金にも余裕があるときには候補に入れてみるのもいいかもしれません。

お寺などの合祀墓に移動する

他の方の遺骨と一緒に埋葬されても気にならないという方は合祀墓を検討してみてください。

お墓を管理しているお寺の方や霊園の方に相談してみましょう。

納骨室に水が溜まっている場合

地下にある納骨室には雨の日に水がたまりやすいです。
それが原因で、大事なご遺骨にカビが生えることもあります。
納骨室に水が溜まっている場合の対処法としては、

  • 納骨室を開けて換気

  • 結露しにくい骨壺、底に水抜き用の穴が開いている骨壺を使用する。

  • リフォームによる換気口設置などの結露対策

などがあります。

底に水抜き用の穴が開いている骨壺を使用するのが手間もかからずおすすめですね。
換気してあげる場合は二か月に一回くらいを目安にするといいといわれています。
リフォームで換気口をつけたりなどの結露対策も行えるようなので、考えてみてはいかがでしょうか?

お墓の納骨室についてまとめ

お墓

納骨室(カロート)についての知識は深まったでしょうか?
今回「終活ねっと」では

  • お墓の納骨室の開け方

  • 関東ではすべて収骨、関西では部分収骨

  • 納骨室がいっぱいになった時の対処法

  • 納骨室に水がたまった時の対処法

を紹介しました。

納骨室には

  • 地上型

  • 地下型

  • くりぬき型

と種類がたくさんあり地下型は結露によるトラブルが発生しやすく、くりぬき型は丈夫だが費用が高くなりやすいという点をおさえておけば終活もスムーズに進んでいくかと思います。

地上型納骨室の場合は観音開きを開ける、地下型の場合は花立香焚をずらしてその下にある拝石を開ける、ということをしっかり覚えておいてください。

納骨室がいっぱいになったら遺骨を土に還してあげるか、お墓をたてる、お寺の合祀墓に移すという方法がとれるということも忘れないでくださいね。

水が溜まってしまわないよう、たまにはお墓掃除に行って換気しましょう。
ご先祖様もきっとお喜びになられると思います。

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