
ペットの永代供養にかかる費用がどれくらいか徹底解説!
大切なペットに万一のことがあった場合にペットの永代供養を選択する方が増えています。ペットのお墓について考えることも終活の一環です。今回はペットの永代供養にかかる費用について詳しく解説します。個別のお墓や合同墓など、埋葬方法によって異なる費用の相場がわかります。
最終更新日: 2020年08月26日
ペットの永代供養の費用について

家族の一員として、あるいは親友として、ペットはかけがえのない存在です。
全国の飼育頭数は、2018年現在、犬が890万匹、猫が950万匹と言われます。
心が安らぎ癒される存在として、多くの方々がペットとの生活を楽しんでいます。
もし愛するペットに万一のことがあった場合、考えなければならないのがペットのお墓についてです。
その際、愛犬や愛猫を永代にわたってご供養をしていたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、注目されているのがペットの永代供養です。
そこで今回は、ペットの永代供養について、費用の面から詳しく解説いたします。
今回の記事では、次の点がポイントとなります。
永代供養とは?
ペットの永代供養にかかる費用は?
ペットの永代供養までにできることとは?
終活では、ご自分の最期について、その理想をさまざまな局面から検討する必要があります。
かわいいペットにもし万一のことがあった場合まで考えることは、皆様の終活の一環となります。
ぜひ最後までお付き合いください。
「終活ねっと」は全国各地の斎場と提携しているため、お近くの斎場で葬儀を執り行うことが可能です。
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永代供養とは
永代供養とは、寺院や霊園が永代にわたってご遺骨を管理・供養する方法です。
従来のお墓はお子さんやお孫さんに継承するものでしたが、永代供養ではお墓の継承を前提としていません。
少子化や核家族化が進むなか、現在では永代供養という言葉がすっかり一般的となりました。
また、永代供養に関しては、ペットについても当てはまります。
ペットの永代供養を選択することで、もしご自分の身に万一のことがあった場合でも大切なペットのお墓を永代にわたって守ってもらえます。
ペットの永代供養を選ぶ方は、年々増えてきています。
ペットの永代供養にかかる費用

ペットの永代供養は、ペット専用の墓地または霊園にて執り行っています。
では、ペットの永代供養を依頼する際はどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
ここではペットの永代供養の費用相場をご紹介していきます。
永代供養料の費用相場
ペットにもし万一のことがあった場合、ペット専用の霊園に依頼すると火葬から埋葬までをすべて行ってくれます。
その場合の永代供養料の費用の相場は、どのようなお墓を選ぶのかによって異なってきます。
まずは永代供養料の費用相場について解説します。
合同のお墓にてご供養する場合
合同墓にペットのご遺骨を納める合同供養の形で、約1万円から約3万円が費用の相場です。
合同慰霊碑や合同慰霊塔を建てて、複数のペットたちのご遺骨を同時に永代供養します。
合同墓は個別のお墓に納骨する場合に比べて、経済的な負担が軽く済みます。
お墓は合同でも、お線香やお花などをお供えできます。
また、愛犬や愛猫の名前をプレートに彫ることができます。
その場合はプレート料が実費でかかることもあります。
墓地・霊園によっては、合祀する際にご遺骨を粉状に砕く粉骨が条件となる場合もあります。
個別のお墓にてご供養する場合
ペットのお墓を個別に建てて、永代供養をしてもらう方法もあります。
個別のお墓にて供養する場合は、約15万円から約30万円が費用の相場となっています。
墓石を購入する分、費用がかかりますが、ワンちゃんやネコちゃんを何匹も飼っている方は、後々までお墓を確保できることから、個別のお墓を選ぶことが多いようです。
お墓の区画の面積などで、永代供養料は変わります。
寺院・霊園によっては、墓石の規格が何種類かすでに決まっていて、墓石の大きさによって永代供養料も決まるという場合もあります。
納骨室にてご供養する場合
このほかに、墓石は建てず、ロッカー型の納骨室に個別にペットのご遺骨を安置する方法もあります。
その場合の費用の相場は、約5千円から約8万円です。
この方法は、墓石を建てない分、費用がかかりませんが、納骨室の規模やデザインなどによって費用に幅があります。
立派な納骨室の場合には、費用が10万円を超えることもあります。
樹木葬でご供養する場合
樹木葬でもペットの永代供養をすることが可能です。
樹木葬は「合祀タイプ」「個別埋葬タイプ」「飼い主と一緒に埋葬」の三つに分けられています。
合祀タイプ:数千円~1万円
個別埋葬タイプ:3万円位~
飼い主と一緒に埋葬するタイプ:30万円~80万円
がそれぞれ相場となっています。
樹木葬について更に詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
管理費はかかるのか
ペットの永代供養墓を選択する場合、永代供養料だけでなく、管理費がどれくらいかかるのかについても注目する必要があります。
管理費の相場は、1年分で約3千円から約1万円です。
管理費は、墓地・霊園の水道光熱費や共用部分の清掃費用、維持や修繕にかかる費用に使われます。
1年分をまとめて支払う場合がほとんどですが、なかには、3年分または5年分をまとめて支払うことができる場合もあります。
また、数は少ないですが、管理費も永代供養料に含まれる墓地・霊園もあります。
その場合は、納骨の時に永代供養料を支払えば、管理費を支払う必要はありません。
ペットの永代供養墓を契約する際には、永代供養料の明細について確認して、管理費の有無とその金額を確かめるようにしましょう。
永代供養のサービス費用
ペット専用の墓地や霊園では合同供養祭を執り行っています。
合同供養祭では、塔婆を建てて、僧侶の方が読経を行います。
亡くなったペットの名前を読み上げてくれる場合もあります。
合同供養祭は、春と秋のお彼岸の時期に合わせて、一年に2回行う墓地や霊園が多いです。
合同供養祭でかかる費用は、多くの場合、永代供養のサービス費用として永代供養料に含まれています。
合同供養祭に参加したい場合は、特に申し込みの必要はなく、開催の日時に墓地・霊園に出向くとよいでしょう。
永代供養の費用相場や内訳について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ペットの永代供養までにできることとは
ペットを永代供養の方法で埋葬するまでに行うことはあるのでしょうか。
それらの一連の流れは、終活の一環の心づもりとして押さえておくのがおすすめです。
ここでは、ペットが亡くなってしまった後、どのようなことがしてあげられるのかについてご説明していきます。
ご供養
愛犬や愛猫が息を引き取る場所は、ご自宅とは限りません。
動物病院にて入院療養中に亡くなる場合もあります。
その場合には、ワンちゃんやネコちゃんが最も長く暮らした場所、ご自宅にひとまず連れて帰ってあげることがご供養となります。
いつも過ごしていた場所で、安心して永遠の眠りにつくことができるでしょう。
ご自宅では、ワンちゃんやネコちゃんの身体をブラッシングしたり、脚としっぽを優しく折り曲げてリラックスした姿勢を取らせてあげます。
また、お線香を立てて、お花をお供えします。
好きだったフードをお供えしてあげるのもおすすめです。
お線香は、通常より長さが短いペット専用のタイプも出ています。
これまでの思い出を振り返って、ご供養の気持ちを表わします。
火葬
ペットの火葬は専門の会社が受け付けています。
火葬した後は、ペットのご遺骨をそのまま指定の寺院・霊園に埋葬する方法と、ご遺骨を納めた骨壺をご自宅に届けてもらえる方法があります。
ペットの火葬では、火葬炉を車の中に設置した訪問火葬車もあります。
専門の会社では、フリーダイヤルで質問や見積りを受け付けています。
悲しみのなかで手配をするのはなかなかお辛い状況ですが、電話で火葬やご供養の手配ができるので、いざという時に心強い味方となります。
葬儀・お葬式
ペットの火葬を執り行う専門の会社には、ペットの葬儀・お葬式も依頼できます。
個別の形で火葬した後に、ご家族でお骨を拾い、お見送りをします。
ほとんどの場合、ペットの火葬と葬儀では、体重別の料金設定がされています。
これは火葬炉を使用する都合によるものです。
例えば、ペットの種類を問わず、体重5㎏から10㎏の場合2万円から2万5千円、体重10㎏から15㎏の場合2万5千円から3万円というように費用が区切られています。
法事
愛する犬や猫も、立派な家族の一員です。
ご供養をとても大切にとらえ、ペットの法事も人と同じように行いたいという方が増えています。
万が一ペットを亡くした場合の法要ですが、葬儀の後に、初七日、四十九日、百か日、一周忌といった区切りで行うことができます。
また、一周忌の後は、三回忌、七回忌があります。
お墓に納骨する時期も、人と同じように四十九日を目安としてもよいでしょう。
また、ペットの弔い上げ(法要を営む最後の年忌)ですが、十三回忌または十七回忌とすることが多いです。
これは、人間と比べた場合のペットの寿命の長さによります。
大切なペットたちの追善供養として、法事を考えましょう。
なお、永代供養は永代にわたってご遺骨の供養と管理を行ってもらえる方法です。
ペットの永代供養を依頼することで、法事についての心配ごとは不要となります。
ペットの永代供養の費用についてまとめ

ペットの永代供養についてご説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
今回の記事では、次のポイントがおわかりいただけたと思います。
永代供養では、永代にわたってお墓の管理と供養をしてもらえる。
ペットの永代供養にかかる費用は、相場として以下のとおりである。合同墓の場合で1万円から3万円、個別にお墓を建てる場合で15万円から30万円、ロッカー式の納骨室にご遺骨を安置する場合で5千円から8万円。
管理費は1年分をまとめて支払う場合が多い。管理費の相場は1年で3千円から1万円である。
ペット専用の墓地・霊園では合同供養祭が行われる。合同供養祭にかかる費用は永代供養のサービス費用として永代供養料に含まれる。
ペットの永代供養までに、ご供養、火葬、葬儀・お葬式、法事を執り行うことができる。
ペットは家族の一員です。
愛犬や愛猫にもし万一のことがあった場合でも、永代供養を選択することで、一緒に過ごしたたくさんの思い出をいつまでも記憶にとどめることができます。
永代供養の選択は、今後の安心感につながります。
また、かわいいペットの永代供養について考えることは、ご自身の終活にもおおいに役立ちます。
「終活ねっと」では、他にも様々な終活についての記事がたくさんあります。
ぜひあわせてご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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