
浄土宗での永代供養の特徴や費用、各地の永代供養墓について解説!
浄土宗といえば歴史の教科書で鎌倉新仏教の1つとして習った記憶もあるのではないでしょうか。念仏を唱えれば救われるという教えですが、実は永代供養にも特徴があります。今回は浄土宗における永代供養の特徴や費用、利用できる場所などを見ていきましょう。
最終更新日: 2020年08月19日
浄土宗の永代供養について

終活に取り組む方が多い昨今ですが、そういう方の中にはお墓の跡継ぎがいないことなどの事情を考えて永代供養という選択肢を選ぶ方も大勢いらっしゃいます。
この方法を使えば、お墓の跡継ぎのことを気に掛ける必要がないことに加え、方法によっては管理費を払わなくてもよいという点や、納骨したご遺骨の供養などを管理者側に任せられるといったメリットもあるため、非常に利用しやすい面もあります。
さて、その永代供養は日本の仏教の宗派のほとんどで受け付けられています。
その中でも、浄土宗が行っている永代供養はやや際立った特徴を持っているため、終活の一環で永代供養の選択肢を検討する際にも注目する材料になるのではないでしょうか。
そこで今回は、浄土宗の永代供養の特徴などをいろいろ見ていきましょう。
なお、今回の記事では
浄土真宗の永代供養とはどのようなものなのか?
浄土宗の永代供養の費用の相場はどのくらいか?
全国各地にある浄土宗の永代供養墓はどのようなものか?
の3点に注目して、浄土宗の永代供養についていきます。
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浄土宗の永代供養とはどんなもの?

ここではまず永代供養そのものについてどのようなものであるかを見たうえで、浄土宗で永代供養を利用する場合の注意点などについて取り上げていきます。
そもそも永代供養とは
まず、永代供養についてどのようなものかを見ていきましょう。
永代供養とは、亡くなった方のご遺骨を納骨した後、その供養や管理をその墓地や霊園の管理者に引き受けてもらうというやり方です。
現代において将来の先祖代々のお墓の跡継ぎがいないという事情や、将来のお墓関係の負担を軽減するという目的で永代供養を利用するという方が急増しています。
永代供養には大きく分けて合葬墓に納骨するという方法と、個人墓や家族墓を利用する方法とがあります。
合葬墓を利用する場合は、他の故人のご遺骨と一緒に納骨されるため、後からの取出しはできませんが、供養や管理のすべてを管理者側が半永久的に引き受けてくれるうえ、管理費を払わずに済むというメリットがあります。
また、個人墓や家族墓を利用する場合も、普通のお墓を利用するよりも安い費用で利用でき、こちらについても管理や供養も管理者側が引き受けてくれます。
ただし、個人墓などを利用できるのは契約期間の間だけであるため、契約が満了した場合、合葬墓への再納骨などを決め直す必要が出てきます。
浄土宗のお寺と公営・民営霊園との違い
次に、浄土宗のお寺と公営・民営霊園との違いについて紹介していきます。
浄土宗の永代供養は基本的に浄土宗の寺院で行われます。
それでは、浄土宗の寺院で行う場合と、公営霊園や民営霊園で行う場合とではどのような違いがあるのでしょうか?
檀那になる必要がある
浄土宗の永代供養を利用するには、原則としてまず浄土宗の檀那になる必要があります。
檀那は、つまるところ他宗派でいうところの檀家のことであり、いわば普通の寺院墓地を利用するのと同じような手続きが必要となっています。
ただし、寺院によっては檀那にならなくてもよいところもありますので、檀那になる必要があるかどうかは事前に寺院に確認してみるとよいでしょう。
法要などをお寺にしてもらえる
檀那になると、法要などをお寺にしてもらえます。
この点は、他宗派で普通に寺院墓地を利用する場合と同じで、その法要の内容も手厚いものでとりおこなってもらえるうえ、法要などについて困りごとなどがある場合は寺院の住職などに親身に相談に乗ってもらうこともできます。
浄土宗と他の宗派で違う点はあるのか?
永代供養は先ほどもふれたように、ほとんどの仏教の宗派で行われています。
そうなると、浄土宗の永代供養とは他宗派のそれとどのような違いがあるのかが気になる方も少なくないのではないでしょうか。
ここでは、浄土宗と他宗派の永代供養の違いを見ていきましょう。
永代供養で分骨が可能
浄土宗の永代供養が他宗派と異なる点として、分骨による永代供養が可能であるという点が挙げられます。
寺院の方で用意した分骨専用の骨壷に、分骨のためのご遺骨(のど仏の骨)を納めて、永代供養墓に埋葬するというものです。
そして、13回忌を迎えたのち、骨壷から合祀墓へと再納骨される仕組みです。
浄土真宗では永代供養がない
浄土宗と非常によく似た宗派である浄土真宗(浄土宗の開祖法然上人の弟子である親鸞聖人により開かれた宗派)では永代供養というものがありません。
これは、浄土真宗が人は亡くなったら阿弥陀如来のお力で極楽浄土にて生まれ変わるという考え方をより徹底させる立場にあるためです。
つまり、永代供養とは亡くなった方が成仏できるように行うものであるのに対し、浄土真宗では人が亡くなった時点ですでに成仏しているという考え方に立っているということとなります。
浄土宗の永代供養の費用相場

浄土宗の永代供養に必要な費用の相場はいったいどのくらいなのでしょうか。
ここでは、浄土宗の永代供養にかかる費用相場について見ていきましょう。
お布施の相場
合祀墓への永代供養の場合、お布施は基本的に必要のない場合が多いです。
これは、最初の段階で永代供養料を一括して支払うためで、納骨の際のお布施が永代供養料に含まれている場合もあります。
ただし、個人的に何らかの法要(年忌法要)を執り行う場合は、別途必要の場合もあります。
その際のお布施の相場は1万円から3万円の間です。
永代供養料
浄土宗の永代供養の場合、大きく分けて分骨と合祀による永代供養があります。
そして、分骨と永代供養によってそれぞれ永代供養料が異なってきます。
まず、分骨の場合は35万円から50万円が費用の相場です。
この後で見る合祀墓に比べると、のど仏の骨だけを分骨して十三回忌の後に合祀墓に再納骨することと、それまで寺院側で供養などをする場合の費用も含んでいるためです。
合祀の場合は、分骨の場合と比べると比較的安い費用相場となっており3万円から20万円あたりが一般的な合祀の費用の相場です。
管理費
合祀型の永代供養の場合は基本的に管理料は一切必要ありません。
墓地などによっては、最初に支払った永代供養料の中に管理費が含まれている場合もあります。
これに対し個人墓や家族墓の場合は、寺院によっては永代管理料という項目で10万円から30万円前後発生する場合もあります。
各地の浄土宗の永代供養墓

ここでは、各地の浄土宗の永代供養墓について、いろいろと見ていきましょう。
ぜひとも、浄土宗で永代供養を利用する際の参考材料としてみてください。
東京都の浄土宗の永代供養墓

埼玉県の浄土宗の永代供養墓
大阪府の浄土宗の永代供養墓

place 大阪市浪速区恵美須西1-6-15
TEL:06-6631-4393
JR・南海・近鉄・阪神・地下鉄各線なんば駅より徒歩13分
南海高野線今宮戎駅下車すぐ
地下鉄御堂筋線・四ツ橋線大国町駅3号出口・4号出口より徒歩4分JR・南海各線新今宮駅より徒歩6分
阪急千里線・地下鉄堺筋線恵美須町駅4号出口・5号出口より徒歩5分
京都府の浄土宗の永代供養墓

兵庫県の浄土宗の永代供養墓
浄土宗の永代供養についてまとめ

浄土宗の永代供養についていろいろと見てきましたが、いかがでしたか?
今回の内容をまとめますと、以下のようになります。
永代供養とは一度納骨したご遺骨を墓地や霊園の管理者が供養や管理を一括して引き受ける方法を指す。浄土宗の場合は、原則として檀那になれば利用でき、なおかつ法要などをお寺でとり行ってもらうことができる。浄土宗の永代供養の場合は他宗派と違って分骨も可能で、なおかつ浄土真宗とは永代供養の有り無しで異なってくる。
浄土宗の永代供養の費用相場としてはお布施は基本的に必要ないが、個別で法要を営む場合は1万円から3万円が相場である。永代供養料は分骨の場合であれば35万円から50万円が相場で、合祀の場合は3万円から20万円が相場である。管理料は基本的にほとんどで必要ないが、支払う必要がある場合は永代管理料として一括した額30万円前後が相場である。ほとんどの場合は、永代供養料さえ払えば、あとは追加で払う必要はない。
各地にある浄土宗の永代供養墓は、関東よりもむしろ関西に多く見られる。
浄土宗の永代供養は分骨と合祀から選択することが可能である一方、非常によく似た宗派である浄土真宗では永代供養が見られません。
このため、浄土系の宗派で永代供養を利用するとなると浄土宗のものを利用するということとなります。
このように、永代供養を利用するにはその宗派の特徴についてもよく知ることも大切といえます。
その宗派の持つ教義によって永代供養をやるのかどうかや、永代供養をどのように行うかも違ってくるためです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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