お墓のクリーニングにかかる費用について

この記事では、お墓のクリーニングについてご紹介させていただきたいと思います。
まず、お墓のクリーニングというものがあることをご存知でしたか?
そして、お墓をクリーニングするにあたり、気になるのがやはり費用についてではないでしょうか。
そして、どんなお墓のクリーニングの方法や種類があるのかも気になるところです。
それでは、お墓のクリーニングについて気になるポイントを絞ってご紹介したいと思います。
- お墓のクリーニングって何?
- お墓のクリーニングにかかる費用
- お墓のクリーニングの種類
- 自分でお墓のクリーニングを行う場合について
以上の4つにポイントを絞りお伝えしていこうと思います。
いざというときに困らないためにも、どれも知っておきたいことです。
そして、終活中の方にとっては、お墓を建てた後にかかる費用というのは、とても気になるポイントだと思います。
それでは、以上の4つのポイントをふまえまして、お墓のクリーニングにかかる費用についてご紹介させていただきたいと思います。
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お墓の代行クリーニングってなに?

そもそもお墓のクリーニングって何だろう?と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
簡単にご説明しますと、お墓の掃除のことです。
そして、お墓の掃除を代わりに行ってくれるサービスというのが、お墓の代行クリーニングと呼ばれるているものです。
一般的にお墓の掃除は、お墓参りのときなどにご家族で行う方が多いと思います。
お墓参りの大切な行事の一環とされている方も多いのではないでしょうか。
ですが、掃除をしているときに、困った経験をされた方も多いと思います。
例えば、「汚れが落ちない」や「年齢的にも掃除が重労働」などです。
他にも、「なかなかお墓参りに行けないので掃除ができない」といった意見もあるように思います。
そんなお墓にまつわる掃除についての困りごとを解決してくれるのが、お墓の代行クリーニングとなるのです。
ご家族の代わりにお墓の掃除を行ってくれます。
もちろんお墓掃除のプロですので、自分では出来ないような技術を使ってクリーニングしてくれるので、きれいなことは当然ですが、とても隅々までクリーニングしてくれるのが魅力です。
なかには、クリーニングの際にお線香やお花を供えてくれるサービスもあるようです。
それでは、そんな代行クリーニングについてもう少し詳しくご紹介していきたいと思います。
お墓の代行クリーニングの費用の相場・種類

上記でもご説明したとおり、お墓の代行クリーニングというのは、お墓の持ち主であるご家族や親族の方に代わって、お墓の掃除を代わりに行ってくれるサービスのことです。
遠方の方や、ご高齢の方、なかなかお墓参りの時間がとれない方にとっては、とてもありがたいサービスです。
そこで気になるのはやはり費用のことだと思います。
そして、どんなクリーニングの種類があるのかということも気になる点だと思います。
それでは、お墓の代行クリーニングの費用の相場・種類について、まとめてご紹介していきたいと思います。
クリーニング
お墓のクリーニングは、主に2つの種類がございます。
墓石の一番上の竿石と呼ばれる部分のクリーニングと、お墓の周りを囲っている外柵と呼ばれる部分のクリーニングです。
どちらのクリーニングも、墓石の建立年数によって費用が変わってきます。
そして、墓地の大きさや広さ、クリーニングの方法によっても費用が変わってきます。
墓石を一度解体しなければならないといった場合ですと、閉眼供養といった作業もしなければならないので、別に費用がかかることを覚えておきましょう。
墓石クリーニング
墓石のクリーニングについての費用の相場をご紹介いたします。
安くて2万円からとなり、高くて6万円からとなっています。
もちろん、墓石の大きさや建立年数などによって費用が変わってくる場合もございます。
汚れがひどい場合は、別料金を支払わなければならないこともあるようです。
墓石の汚れは、簡単にとれるものもありますが、シミになってしまったり、こびりついてしまったりすると、プロの方にクリーニングを依頼した方がよいです。
無理にご自分でクリーニングをなさると、欠けやキズなどの原因となりますので、ご注意ください。
外柵クリーニング
外柵クリーニングの費用の相場をご紹介いたします。
安くて3万円からとなり、高くて10万円からとなっています。
墓石クリーニングの場合と同じで、大きさ(広さ)によって費用が変わってきます。
外柵クリーニングのみを行ってくれる業者もございますが、墓石クリーニングに外柵クリーニングも組み込まれているプランを扱っている業者も多くありますので、ご検討の際に参考になさってください。
外柵はお隣との境界線となっている部分ですので、お隣にご迷惑をかけないためにもきれいに外柵のクリーニングをするとよいでしょう。
コーティング
コーティングすることによって、キズや汚れが付きにくくなるといった利点がございます。
そして、クリーニングをした後に、加えてコーティングを施すことで、美しさも長持ちします。
墓石は外に建てられているので、風雨にもさらされ紫外線による劣化がどうしても発生してしまいます。
ですので、コーティングによって劣化から墓石を守ることが重要です。
お墓をクリーニングした際には忘れずコーティング作業をすることをおすすめします。
墓石コーティング
墓石コーティングは墓石の大きさや、コーティング剤の種類によって費用は変わってきます。
費用の相場としましては、およそ1万円〜4万円となっています。
コーティングの薬剤などは、墓石の汚れや石の種類によって決められることがあります。
コーティング作業も、手作業で行う場合や機械で行う場合など様々です。
ツヤを出すためや、ツヤを消すといったコーティング方法もございます。
外柵コーティング
外柵のコーティングの場合も、墓石のコーティングの場合と同じで、墓石の大きさとコーティング剤によって費用は変わってきます。
相場はおよそ、5千円〜2万円となっています。
外柵にはお墓で一番大切な納骨室があります。(※お墓の広さによってはそうでない場合もございます)
納骨室を守るためにも、外柵のコーティングは重要になってきます。
カビなどが発生しないように、コーティングをしてお墓を守りましょう。
お墓を一度解体し磨き直す
墓地での作業がしにくい場合には、お墓を一度解体する場合もございます。
解体するので、費用は高めに設定されていて、およそ20万円〜30万円ぐらいが相場になっています。
そして、お墓を解体するので、閉眼供養と開眼供養をしなければならないので、解体費用以外にも諸費用がかかるのでご注意してください。
そして、費用面以外にも注意したいことがあります。
それはお墓の解体にかかる工期の時間です。
やはり、解体した墓石を業者が持ち帰り磨くので、どうしても時間がかかります。
時間の余裕も念頭に入れておく方がよいでしょう。
お墓を一度解体し表面を切除して磨き直す
墓石の中に汚れが染み込んでしまった場合などは、墓石の表面を切除して磨き直す方法がとられます。
表面を切除するので、表面上についた細かなキズや汚れなどもなくなります。
新品同様の仕上がりとなります。
ですが、切除をするので、墓石自体の大きさが以前のものよりも小さくなってしまいます。
費用は、およそ25万円〜50万円ぐらいが相場となっています。
その他のクリーニング
墓石以外にも、花瓶や線香立てのような備品などその他のクリーニングも行ってくれる業者もございます。
なかには、骨壷に納められたご遺骨の洗浄なども行うプランもあるようです。
その他には、お墓の敷地内の除草を行ってくれたりと、様々なクリーニングサービスがございます。
そして、クリーニングに時期などを指定することも出来ます。
毎年お盆にクリーニングして欲しいなどといった要望をサポートしてもらえる業者などもございますので、ご家族での希望にあったプランを探してみるのもいいかもしれません。
お墓のクリーニングの費用は何で決まる?

これまでお墓のクリーニングの費用についていろいろとご紹介してきました。
ここでは、そんなクリーニングの費用はどのようにして決まるのかをまとめてみたいと思います。
- お墓の敷地の広さ
- 墓石の汚れのひどさ
- コーティングの有無
- お墓の建立年数
- 墓地の立地
以上がお墓のクリーニング費用が決まるポイントです。
依頼する業者によってはもう少し詳しくわけることもありますので、一概には言えませんが、だいたいは上記のポイントを重視して費用を決めている場合がほとんどだと思われます。
お墓のクリーニングを自分で行う際の注意点

業者に依頼する方もいらっしゃる一方で、ご家族やご自身でクリーニングをされる方もいらっしゃるかと思います。
やはり、大切な方が眠ってらっしゃる場所ですので、ご自身でクリーニングしたいと思われることは自然なことなのかもしれません。
そこで、お墓のクリーニングを自分で行う際の注意点などをご紹介いたします。
上から下にかけて水で洗う
墓石というものは呼吸をしていると言われています。
水分を吸って吐いているので、汚い水をかけてしまうと、その水を墓石を吸ってしまいシミの原因になります。
ですので、墓石にはできるだけきれいな水をかけるようにしましょう。
そして、乱暴にバシャバシャかけるのではなく、上の方からそっと流すように水をかけましょう。
水を流して落ちる汚れは、このときにしっかり落とします。
お墓は上から下にかけて水で洗いましょう。
そして、墓石にたっぷり水分を含ませるように心がけるとよいです。
お墓用の掃除用具を用いる
お墓を掃除する際の掃除用具についても注意が必要です。
墓石は私たちが思っている以上にデリケートなものですので、硬いタワシなどでゴシゴシ磨いてしまうとキズがついてしまいますし、文字が彫られている部分などは欠けやすくなっています。
ですので、柔らかいスポンジや歯ブラシなどで優しくこするなど、お墓用の掃除用具を用いることがポイントです。
お墓の掃除で使用できる掃除道具を以下にまとめてみましたので、ご参考にしてください。
- タオルや雑巾
- スポンジや歯ブラシ
- 軍手
- バケツ
最後に水分をふき取る
墓石に水分が残ったままになっていると、汚れがつく原因にもなります。
そして、カビやサビといった原因にもなり得ます。
その防止のためにも、掃除が終わればしっかりと水分をふき取ってください。
文字が刻まれた部分も忘れずに拭き取りましょう。
文字の部分は、軍手を手につけて文字をなぞるようにすると拭き取りやすいです。
汚れが取れない場合は専門家に任せる
ご自分でクリーニングをしていて、汚れが取れない場合などもあるかと思います。
無理に取ろうとすると墓石を傷つけてしまうのこともあります。
汚れが取れない場合は、墓石のクリーニングの専門家に依頼した方がよいです。
無理に自分で掃除をしてお墓にキズなどがついてしまうと大変です。
墓石のクリーニングの専門家は、言ってみるとお墓の掃除のプロです。
プロにしかできないクリーニング作業や技術などがございますので、安心して任せてよいと思います。
お墓のクリーニングにかかる費用について

いかがでしたでしょうか?
お墓は建てて終わりというわけではなく、その後もしっかりとメンテナンスをしていかなければなりません。
終活中の方には、お墓のメンテナンスや、お墓のメンテナンスにかかる費用という点も気になることだと思います。
そして今回は、お墓のクリーニングについて、種類や費用といった視点からご紹介してきました。
- クリーニングにかかる費用
- クリーニングの種類
- 自分でクリーニングを行う場合について
特に、上記の3つをポイントに絞りお墓のクリーニングにかかる費用についてご紹介しました。
クリーニングの費用の面では、お墓自体の広さによって値段が変わってきます。
そして、汚れの度合いや、墓石の建立年数によっても値段が代わります。
クリーニングの種類ですと、基本はその場でクリーニングという方法ですが、場合によっては解体して磨き直すといったこともありました。
コーティングという方法によって、墓石を美しく保つこともできますし、コーティングを施すことで汚れなどを防ぐことができます。
墓石を守るためにも、コーティングを施すことは大切なことかもしれません。
そして、ご自分でクリーニングを行う方も多いので、その場合の注意点としても、いくつかご紹介しましたが、お墓をクリーニングするうえで一番大切なことは、やはり故人をしのび大切に想う気持ちです。
その気持ちがあることで、自然とお墓自体も大切に想える気持ちに繋がってくると思います。
現在お墓のクリーニングについて困っている方や、終活中の方にとってお役に立てていれば幸いです。
拙い文章ながら、ここまでご拝読していただきありがとうございました。
お墓を建てたいけどどうすればいいかわからない方へ...

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