墓石の価格相場について

墓石と一言に言っても、とてもたくさんの種類がございます。
石の種類や、デザイン・大きさなど、選択肢はとても多くどの墓石にすればよいのか迷われる方もなかにはおられるかもしれません。
そして、墓石は決して安いものというわけではございません。
墓石はとても高価なものであると同時に、一生物であると考えられる方も多くいらっしゃいます。
そんな墓石選びは、絶対に失敗や後悔をしたくないものです。
ですので、墓石を選ぶうえで価格という点を重視してお話をしていきたいと思います。
価格は、墓石を選ぶひとつの参考になるものです。
そして、墓石の価格の相場を知っていることによって、石材店から破格の値段で売られてしまうというようなトラブルも免れると思います。
そのうえ、終活をなさっている方にとっても、墓石の価格の相場は気になるポイントだと思います。
それでは、いくつかのポイントに絞ってみましょう。
- 墓石の価格の内訳
- どのような要素で墓石の価格が決まるのか?
- 具体的な墓石の価格の相場
以上の3つをポイントとして、墓石の価格の相場について、詳しくご紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお読みください。
終活ねっとではお墓に関する様々な記事を紹介しています。
以下の記事ではお墓の建立~相続、費用の内訳などお墓のあらゆる内容について解説しています。
お墓を建てるか迷っている方はぜひ以下の記事をご覧ください。
お墓や墓石の費用相場はいくらなの?値段の内訳や購入のコツもご紹介
墓地・霊園でお墓の購入をする際に一番気になる費用。墓石や土地代など、一体何にいくらかかるのかでしょうか?今回終活ねっとでは、お墓の費用相場や値段の内訳・購入のコツまで、お墓の費用に関する疑問点を全て解説します。ぜひ最後までご覧ください。
墓石の価格について

墓石の価格というのがどのように決まっているのかご存知でしょうか?
墓石と一言にまとめて呼ばれていますが、墓石はだいたい7〜10個もの部分にわかれています。
それらの部分を組み立てることで、お墓が作られます。
ですので、使われる墓石の量や大きさによって価格が大きく変わってきます。
その他にも、墓石の材質や、デザインによっても墓石の価格は変わってきます。
墓石の価格は、お墓ごとに違ってくると考えてよいと思います。
そういった理由から、石材店の広告やホームページなどで、詳しい価格を提示しないと考えられます。
はっきりとした価格の提示をすると、実際見積もりや契約をしたとき、掲示額と違った金額になってしまうとトラブルになりかねません。
そういった配慮から、石材店の広告やホームページでは詳しい価格が提示されていないことが多いので、詳しい価格が知りたい方は、見積もりをお願いしてください。
それでは、墓石の価格についてもう少し詳しくご紹介したいと思います。
墓石を建てる費用の内訳
お墓を建てるとき、墓石以外にも費用がかかることをご存知でしょうか?
意外に、お墓を建てるときにかかる費用の内訳をご存知ない方が多くいらっしゃいます。
それでは、気になる墓石を建てる費用の内訳をご紹介いたします。
- 墓石代
- 永代使用料
- 管理料
大きくわけると以上の3つが、お墓を建てる費用の内訳となります。
その他には、開眼供養を行う際に必要となるお布施もございます。
墓石代には、たいていは工事費なども含まれていますが、追加工事などが発生した場合は、追加で費用が必要になってきます。
永代使用料は、お寺や霊園を契約した際に一括で支払う場合がほとんどです。
そして管理料は、年ごとに支払う場合と、3〜5年単位で支払う場合とがあります。
どのような要素で墓石の価格が決まるのか
墓石の価格は、量や大きさなどで変わってくるというご説明をしました。
それでは、墓石の価格とはどのような要素で決まるのかという点に焦点を当てたいと思います。
石材店が指定されているか
墓石の価格を決める最大のポイントと言ってもよいことが、石材店が指定されているかどうかということです。
石材店の指定の有無が、価格を決める大きなポイントとなることを知らない方が結構いらっしゃいます。
石材店がしていされているということは、ご自身やご家族がお決めになった石材店での購入ができないということになります。
ですので、価格の点から考えますと、指定先の石材店がご自身やご家族が選ばれた石材店より高めの価格設定だとすると、価格の負担が増えてしまいます。
そんな石材店の有無ですが、指定されているかどうかはお寺や霊園で違ってきます。
一般的には、公営霊園ですとほとんど石材店が指定されていません。
反対に、ほとんどの民営霊園が石材店の指定をしています。
お寺の場合ですと、指定しているお寺としていないお寺の両方がありますので、お寺ごとの確認は必須になります。
このように、お墓を建てる場所によっても、墓石の価格は変わってきます。
ですので、お墓を建てるお寺や霊園に石材店の指定があるかどうかをご確認してください。
どのような種類の石材を使うか
どのような種類の石材を使うかによっても墓石の価格は変わってきます。
墓石に使われる石の種類は、国内産と海外産とにわけられています。
最近では、中国産の石が使われることが多くなっています。
墓石の値段は、石それぞれの種類によって違ってきます。
そして、海外産が安くて国内産が高いということは一概には言えません。
墓石はどんな形にするか
現代では、墓石の形もとても様々ございます。
そのため、墓石をどんな形にするかも墓石の価格は変わってきます。
お墓をご自身を象徴するものとする考えを持たれる方が増え、墓石の形などにも個性が現れるようになってきています。
そんな墓石の形には以下のようなものがございます。
- 和型
- 洋型
- デザイン墓石
以上の3つが代表的な墓石の形です。
簡単に説明しますと、和型は日本で昔からよく見られているタイプのお墓で、洋型は欧米でよく見られる背の低いタイプのお墓です。
デザイン墓石は、和型と洋型のよいところをとったようなお墓で、デザイン的にも特徴があるものです。
凝ったデザインにすればするほど価格は高くなってくると考えてよいと思います。
どのくらいの大きさにするか
墓石の大きさによっても価格は大きく変わってきます。
お墓の敷地が広く、お墓自体も大きくなるともちろん価格も高くなってきます。
住宅を例にするとわかりやすいかと思いますが、大きなお家を建設するときと、コンパクトなお家を建設するのとでは、大きなお家を建設する方が価格は高くなります。
そして、お家以外にも、駐車場やお庭といった付属するものをつくるときにも、その分値段が高くなてきます。
お墓も同じで、大きさや付属品などのオプションなどで価格は違ってきます。
また、石の種類や大きさによっては、追加料金が発生してしまうものもございます。
具体的な墓石の価格相場は?

それでは、墓石の価格の相場をご紹介してきたいと思います。
わかりやすく表にまとめたいと思います。
一般的な墓石価格の相場
墓石の種類 | 相場価格 |
和型 | 100〜180万円 |
洋型 | 80〜150万円 |
デザイン墓石 | 100〜200万円 |
まずは、一般的な墓石価格の相場について見ていきましょう。
表を見てみますと、洋型の墓石が他のふたつに比べて若干安い印象です。
実際、洋型の墓石は敷地も小さくてすむという利点があり、霊園のなかには洋型をすすめるところもございます。
しかし、お寺などでは洋型の墓石が建てられない場合もございます。
そして一番高めの設定になっているのが、デザイン墓石です。
やはり、デザイン性の高い墓石ですと、石の施工量が増えますので、その分価格が高くなります。
彫刻などを施すことで更に価格があがります。
墓石以外の構成品の価格の相場
次に、墓石以外の構成品の価格の相場について見ていきましょう。
お墓は、墓石だけで構成されているわけではございません。
墓石以外にも、様々な構成品がございます。
それらの価格についてもご紹介させていただきたいと思います。
墓石以外の構成品は、だいたいが以下のようになっています。
- 外柵
- 灯篭
- 砂利
- 蓮華
- 卒塔婆立て
以上の4点が墓石の主な構成品です。
それでは、これらの墓石の構成品の価格についてまとめたいと思います。
名前 | 役割 | 相場価格 |
外柵 | お墓の周りを囲うためのもの。 | 10〜35万円 |
灯篭 | 火を灯し供養するためのもの。 | 5〜15万円 |
砂利 | 雑草を生えにくくするためのもの。 | 5〜2万円 |
蓮華 | 竿石の台座に使用されるもの。 | 10〜30万円 |
卒塔婆立て | 成仏を願うために建てられるもの。 | 3〜5千円 |
石材店が指定されるとどのくらい変わるのか
価格を決める最大のポイントとが、石材店が指定されているかどうかというご説明をさせていただいたと思います。
では、石材店が指定されているとどのくらいの価格の変化があるのでしょうか?
石材店が指定されている場合、指定業者からの見積もり額と、指定されていない業者の見積もり額との差が二倍以上だったというケースがございます。
二倍となると、かなりの金額の違いとなってくるわけですが、指定されている場合ですと、どれだけの差額があったとしても指定された業者以外との契約はできません。
ですので、お寺や霊園を決められるときには、お墓を建てることを考え、指定業者の有無やどのような業者が指定されているのかも確かめるようにしましょう。
墓石を安く買うにはどうすればいい?

墓石の価格についてご紹介してきましたが、次は墓石を安く抑えるにはどうしたらいいのかをご紹介したいと思います。
墓石を安く抑えるにはいくつかのポイントがございます。
- 大きさに注意する。
- デザインはシンプルにする。
- 割引などを利用する。
上記の3つをポイントにしていただきたいと思います。
価格を低く抑えるうえでの注意点は、安く設定されている理由や原因などをしっかり理解することです。
割引などが適応されている場合などは、割引の原因や理由などを知っておくようにした方が、後々トラブルになることを防げます。
そして、手抜き工事などにも注意するため、石材店などに見学することも重要になってきます。
以下のサイトでは、日本の伝統であるお墓文化の継承を目指し、国産墓石に関する情報を提供しています。
全国各地の石材店の情報も紹介していますので、石材店をお探しの方はぜひご覧ください。
墓石の価格相場まとめ

墓石の価格の相場についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
それでは本記事の内容をまとめていきたいと思います。
- 墓石の価格の内訳
- どのような要素で墓石の価格が決まるのか
- 具体的な墓石の価格の相場
この記事ではこれら3つをポイントにしてご紹介してきました。
墓石の価格の内訳には、永代使用量や管理料といった費用があることがわかりました。
墓石代にも、追加工事費といった費用が別途必要となる場合もあったり、お布施などなどの費用も必要となってくるので、そういった費用がかかることを予め知っておくことはとても大切なことです。
墓石の価格は、大きさや石の材質、構成品の有無などによっても大きく変わってきますが、一番重要となるポイントは、石材店が指定されているかどうかということです。
石材店が指定されていると、価格にも大きな影響がありますし、墓石を選ぶうえでも影響がでてきます。
そして、墓石の価格の相場は、だいたい100万円〜200万円ということがわかりました。
墓石を購入する方の多くが、100万円〜200万円で購入されています。
この価格を、これから購入を検討されている方や、終活されている方のご参考にしていただければ幸いです。
お墓を建てるうえで、価格ももちろん大切ですが、お墓は価格だけが価値ではありません。
ご先祖様、故人様の供養や安らかな眠りを願う気持ちが一番大切だということを忘れないでください。
この記事を読んでくださった方がよりよいお墓との縁があることを願っております。
ご拝読ありがとうございました。
お墓を建てたいけどどうすればいいかわからない方へ...

お墓をお探しの方は「終活ねっと」で
終活ねっとでは、安心して終活を始めるために、お墓の値段(見積り)やアクセス・特徴を比較した情報をまとめております。資料請求や電話対応も無料で承っておりますので、是非ご利用ください。