ペットの遺骨はどう供養する?|自宅・埋葬・アクセサリー・パウダー

ペットの遺骨はどう供養する?|自宅・埋葬・アクセサリー・パウダー

最近はペットも家族の一員として葬儀を挙げ、火葬をして忌う方が増えています。では、火葬後のペットの遺骨はどのように供養すれば良いのでしょうか?一昔前は庭先に埋めるが一般的でしたが、今は様々な弔い方があるようです。今回は、ペットの遺骨供養についてお話しします。

2019-12-12

ペットの遺骨を自宅に置いておく

葬儀

愛するペットを亡くされた方の多くが、火葬された遺骨が返骨されると家に祭壇や仏壇を設けペットのご遺骨を安置し、在りし日のペットとの思い出を偲び日々お勤めをし冥福をお祈りしています。

そのためペット業界ではペット用ミニ仏壇や仏具、オブジェやフォトフレームなど様々なグッズが販売されています。

さて、ペットの遺骨を自宅に安置する際に何か気を付けなければならいことはあるのでしょうか?

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「終活ねっと」の運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、ペットのご遺骨の供養に関して以下のような事柄を中心に紹介していきます。

  • ペットのご遺骨を自宅に置く場合
  • ペットのご遺骨の埋葬について
  • ペットのご遺骨をアクセサリーにするには?
  • ペットのご遺骨の散骨について

時間がないという方やお急ぎの方も、知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。
ぜひ最後までお読みください。

自宅に置いたままでも問題ないのか

ペットの遺骨を自宅に置いておいて問題はないのか、という問いにかんしては、まず法律上はまったく問題ありません

人間の遺骨の場合は「墓埋法」があり、必ずどこかに埋葬しなければならないのですが、ペットの遺骨の場合は埋葬に関する法律はありません。

愛するペットの遺骨とはいえ火葬した遺骨は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」第2条で産業廃棄物として分類され可燃物である「モノ」と一緒に扱われ、自宅にあるペットの遺骨はモノが置いているのと一緒と見なされているのです。

また、宗教上の理由からペットの遺骨を自宅に置くことを危惧する必要もありません。
ペットの遺骨をそのまま手元に置いておくなんて縁起が悪いという方もいるかもしれません。

しかし実際のところ、ペットの供養に対して何かしらの教義があるような宗派はほとんどなく、仏教的に考えれば慈悲の対象は生きとし生けるもの全てなのですから、動物であるペットもその対象になるのです。

また昨今では、手元供養と言って故人の遺骨を手元に保管して供養している方も多くいますので、ペットの遺骨を自宅に置いて供養することは全くもって問題ないのです。

大切なのは愛するペットを供養して無事成仏してもらうことですから、自宅に仏壇や祭壇を設けて遺骨を安置し、日々のお勤めを通して冥福をお祈りしてあげてください。

カビを生えさせないご遺骨の保管方法

ペットをペット葬儀業者に依頼して火葬してもらうとご遺骨を骨壺に入れて返却してもらうかと思います。

ペット用の骨壺は通常陶磁器や金属で出来ているものが多いのですが、これらの素材は湿気が多く寒暖の差が激しい季節だと表面が結露し、その骨壺の中にたまって水が溜まったり湿気が充満して縞たりするので遺骨にカビが生えてしまう原因となってします。
特に、陶磁器製のペット用の骨壺だと蓋が緩く密封性が低いので湿気が溜まりやすくなります。

また、動物の骨は見た目では分かりませんが構造上見えない穴が無数に空いています。
遺骨は高温で焼かれますので、備長炭を思い起こしてもらえば分かると思いますが、この無数の穴が湿気を吸収しやすくしてしまうのです。
大切なペットの遺骨なのにカビが生えてしまったらかわいそうで仕方が無いでしょう。

では、骨壺の中にあるペットの遺骨にカビを生えさせないで保管する方法はないのでしょうか?
基本的には定期的に蓋を開けて中の湿気を除いてあげるのが一番いいのですが、それが面倒だとかかわいそうで、見ることが蓋を開けて遺骨を見ることが出来ないといった方には以下の方法がお薦めです。

骨壺の中の遺骨にカビを生えないようにするには極力湿気を取り除けばいいのですから、その湿気を取り除くために除湿剤であるシリカゲルを骨壺の中に入れるようにしましょう。
シリカゲルは良く食品のパッケージの中に入っている除湿剤で、100円ショップやホームセンターのキッチンコーナーに行けば売っています。

湿気は底の方に溜まるので、このシリカゲルを骨壺の底にテープでしっかりと貼り、その上にペットの遺骨を納めます。
また骨壺の密封性を高めるために蓋の隙間にテープを巻けば完成です。

そして当然のことながら、湿気の多い場所に安置することを避けるようにしましょう。
この方法はカビを完全に防止することは保証するものではないので、1年に一度くらいは骨壺から遺骨を取り出し風のない室内で天日干ししてあげてください。

ペットのご遺骨を埋葬する

お墓

ペットのご遺骨を供養するには人間と同様に、ご遺骨を埋葬する方法があります。
ここではペットのご遺骨の埋葬について詳しくお話しします。

埋葬先の選び方

火葬されたペットのご遺骨を埋葬する場合には、埋葬する場所を決めなければなりません。
ですので、ここでは埋葬先の選び方について解説していきます。

後でも触れますが埋葬方法に決まりはないので法に触れない限りどこに埋葬しても問題はないのですが、埋葬する場合はペット葬儀業者が用意した霊園や合祀墓に埋葬するか、自分の所有地に埋葬するかになります。

ペット葬儀業者が用意した合祀墓に埋葬する場合にはプランごとの火葬料金に含まれている場合が殆どで、他のペットの遺骨と一緒に埋葬され永代供養されます。

個別にペット霊園に埋葬する場合は人間の場合と同じように墓地の区画の永代使用料が必要で、区画の大きさや立地によりますが10~数十万円の費用が掛かり、別途毎年の管理料が必要となります。
もちろん墓石も立てなければならないので、ペット霊園用であれば数万円から20万円前後掛かります。

自分が用意した私有地に埋葬するのであれば費用は一切かかりませんし、後で詳しくご説明しますが法律上自宅などの私有地に火葬したペットの遺骨を埋葬することは問題ありません。

基本的に、ペットの埋葬は飼い主が自由に選択できますので、愛するペットに相応しい埋葬場所を選んでください。

また、霊園の中には飼い主の方のお墓にペットを一緒に埋葬できる区画を設けているところもあります。
東京都でペットと一緒に眠ることができる墓地・霊園について詳しく知りたい方は、「終活ねっと」の以下の記事をご覧ください。

また、東京都にあるペットと一緒に眠る墓地・霊園の一覧をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。

埋葬に許可などは必要ないのか

人間の埋葬には「墓埋法」という法律が存在し、様々な規定が盛り込まれていまが、ペットの埋葬に関する法律は存在しないため埋葬方法は飼い主が自由に選択することができ、特別な許可は必要ありません

しかし、ペットの遺骸は先にも述べましたが法律上産業廃棄物の可燃ごみの扱いになるので、その取扱いも可燃ごみに対する法律が適用されます。

許可なく他人の土地や公用地にペットのご遺骨を埋葬した場合には、廃棄物の不法投棄と見なされ軽犯罪法違反となり、科料が科されますので注意してください。

自宅の庭に埋めてもいいのか

ペットのご遺骨を自宅の庭に埋めることは問題ありません
埋葬するということは亡骸を土に還す行為なのでごく自然なことなのですし、亡きペットも飼い主の近くに埋葬された方が幸せでしょう。

ペットの遺骸をそのまま庭に埋めた場合は、腐敗による異臭や土壌汚染など細心の注意を払わなければなりません。
しかし、火葬した遺骨であれば衛生上の問題は起こりませんので、自宅の庭の好きな場所にペットのご遺骨を埋葬して構いません。

だだし、埋葬する際には骨壺の蓋を開けて埋葬してあげてください。
骨壺の蓋を閉じたまま埋葬してしまうといつまでたっても中の遺骨は土に還ることが出来ません。
あとは飼い主がペットの為に墓標を建ててあげたり、線香や大好きだった食べ物をお供物として捧げたりして冥福をお祈りしてください。

以後の供養の仕方も宗教上決まりは無いので、周囲にお花を植えてあげたりお線香をたいあげたりしてペットにご家族の方の愛情が伝わるようにしてあげれば、きっとペットも成仏してくれることでしょう。

ペットの墓石について

愛するペットにも人間と同じように墓石を建ててあげたいと思う方もいるでしょう。
当然のことながらペット業界では様々なペットの墓石が販売されています。

人間と同じように御影石を使い名前を刻んでもらうタイプの墓標であれば安いと5千円位から販売されていされています。

また、人間と同じような霊園用の墓石も販売されており、安いと10万円くらいから、高い場合でも20万円くらいです。
もちろん旧来どおり自分好みの手ごろな石を拾ってきて名前を書き墓標としても問題ありません。

ペットのご遺骨をアクセサリーにする

猫

ペットのご遺骨を手元供養する際には、骨壺に入れてペット用のミニ仏壇や祭壇に安置する以外に、肌身離さず身に付けていられるアクセサリーに加工する方もいます。
ペットの遺骨の処理に関しては人間に比べて厳しくはないので、様々なグッズやサービスが販売されています。

ここではペットの手元供養にどんなアクセサリーグッズやサービスがあり、ペットのご遺骨をアクセサリーにするにはどうしたら出来るのかを、その種類ごとに詳しく見ていきたいと思います。

遺骨をカプセルに入れる

遺骨カプセルとは文字通り手のひらサイズのカプセルに遺骨を納めることの出来るグッズで、基本的にはネジ状の蓋を開けて中に遺骨を入れるタイプのものです。

手のひらサイズの骨壺といった感じで、ポーチに入れれば御守用になり、チェーンを付ければペンダント、留め金具を付ければキーホルダーになるのでいつも肌身離さず持ち運ぶことが出来るのです。

他人が見た時にそこにペットのご遺骨が納められているとは分からないような見た目も可愛らしいデザインや色彩のものが多く出回っており、ステンレスやアルミを使ったものなら価格も1,000円程度からあり、シルバーでも費用は2万円前後です。

粉骨はしなければいけないのか

遺骨カプセルは大変小さなものですので、カプセルに入れられる遺骨の量も極わずかです。
当然のことながら遺骨全てを入れることはできませんので、遺骨の一部を入れることとなります。
ですので、遺骨カプセルを利用する場合は、ペットのご遺骨を粉骨しなければなりません

量は指の爪ほどもあれば十分ですので、骨壺の中から合いそうなものを入れればいいのですが、どうても喉仏を入れたいということになれば自分で粉骨しなければなりません。

ペットの遺骨をパウダーに粉骨する方法

ペットの遺骨は火葬の際に高温で焼かれていますので普通の骨と比べればもろくなっています。

一部だけを粉骨するのであればホームセンターに乳鉢が1,000円前後で販売されていますので、乳鉢でで骨を細かく砕いてカプセルに入れてください。

ペットのご遺骨をダイヤモンドに加工する

ペットのご遺骨をダイヤモンドに加工してもらうサービスもあります。
愛するペットが永遠の輝きを放つダイヤモンドに生まれ変わるなんてなんともロマンチックな供養の仕方です。

ダイヤモンドは純粋な炭素の結晶なので、ご遺骨の中に残っている炭素を化学的に抽出して加工することでダイヤモンドに生まれ変わらせることが出来るのです。

ペットの遺骨でダイヤモンドを作る際には、最低でも200g以上の遺骨が必要となり、これは生きているときに時に8~10㎏くらいの大きさに相当し、もしこの重量に達しない場合には、他に毛や羽毛が10gほど必要になります。

この量でだいたい0.2ctのダイヤモンドを作ることができ、これより大きいもの希望するのであればその分だけ遺骨が必要となります。

遺骨をダイヤモンドに加工することは日本国内では行っていませんので、日本にある代理店をとおして行い、だいたい50万円程度の費用が掛かります。

ペットのご遺骨を磁器に加工する

ペットの遺骨を磁器に加工することも出来ます。

ヨーロッパで昔白磁が珍重されたのは、ヨーロッパの地に白磁を作るための良質なカオリンが無かったためで、その代用として使われたのが実は牛の骨灰で、それで作られているのが私たちが高級磁器として知っているボーンチャイナです。

その原理を利用してペットの遺骨から磁器を作り、オブジェやアクセサリーに加工します。
磁器は割れるという心配がありますがアクセサエリーなら小さく軽いので割れる心配もなく、また磁器自体は非常に安定した物質なので腐食や劣化などすることもなく長い間その姿を保ちます。

遺骨をアクセサリーにする

ペットの遺骨を遺骨カプセルでペンダントにする以外にもブレスレットやリングなど他のアクセサリーに加工することも可能で、様々なスタイルのペットの遺骨アクセサリーが販売されています。

遺骨ブレスレット

遺骨を手首にするブレスレットに加工することも可能です。

ブレスレットには遺骨カプセルと同じように容器に遺骨を入れるタイプのものと、遺骨自体を樹脂などで固めてビーズに加工するタイプの2種類があります。
水晶など天然石のビーズを用いたブレスレットは碗珠ともいわれ、念珠と同様にお守りとしての役割を果たしてくれます。

ただしブレスレットは常に身に付けっておけるといったアクセサリーではないので、取り外した時にどこかに置き忘れて大事な遺骨ごと失くしてしまったということが無いように注意してください。

また、ビーズタイプのものはシリコンゴムで結ばれていますので、ゴムが切れてしまった場合には遺骨のビーズまで紛失してしまう場合もあります。
遺骨ブレスレットを選ぶ場合は、紛失に十分注意してください。

遺骨リング・指輪

もっとも肌身離さずに亡きペットを感じていたいならば遺骨リングが最適でしょう。

ブレスレットと同様にリングのマウントの部分が容器となっていて裏にネジ所の蓋があり、そこから遺骨を入れるタイプと、リングの裏に溝がありそこに遺骨を入れて樹脂でコーティングしてもらうタイプの2種類があります。

最近の遺骨リングは見た目だけではそこに遺骨が入っているのか分からないような可愛らしくさり気ないデザインのものが多く、愛したペットと常に一緒にいられる喜びが感じられることでしょう。

ペットのご遺骨を散骨する

猫

自宅に庭がないような場合はペットのご遺骨を散骨するという方法もあります。
散骨は遺骸を火葬した後に焼骨を粉末状に加工して海、空、山中などにそのまま撒く葬送方法のことです。

人間の散骨の散骨は「墓埋法」があるため、節度を以って行えば違法ではないとされています。
ではペットのような動物の散骨は可能なのでしょうか?

どこでも散骨していいのか

散骨を行う際に気になるのが、どこでも散骨してもいいのかということだと思います。
基本的に動物の散骨に対して規定する法律はありません。

ペットの埋葬法の法律はありませんが、先述た通り動物の骨は産業廃棄物の可燃ごみに分類されるのと、鳥獣の遺骸だと分かる状態で他人の私有地や公共の場所に散骨した場合は不法投棄や威力業務妨害と判断されてしまうので、人間の散骨と同様の場所で節度とマナーを守り行う必要があります。

人間の場合は自宅などの私有地や、漁業権のある港や観光地住宅地の近くでない海などであれば散骨が可能とされていますので、ペットの場合もこれに準じることとなります。

散骨の手順

散骨するには手元にある遺骨を全てパウダー状に粉骨する必要があり、散骨の手順を個人で行うと時間と手間がかかってしまうため、専門業者に依頼することになります。

費用は小型の動物であれば3千円程度、大型の動物で1万円程度の費用で散骨してくれます。
また、始めから粉骨するつもりであれば、ペット葬儀業者に依頼することで火葬後に粉骨までしてくれます。

散骨する場合には自宅の庭であれば問題ないのですが、海や山への散骨はそれぞれ法律がありますので判断が難しいところです。
散骨の手順に関して迷った場合は、ペット専門の散骨業者に依頼するか、あるいは人間の散骨を扱う葬儀社で人間の場合と同様に散骨してもらう方法を選ぶと良いでしょう。

ペットの遺骨についてまとめ

dog

いかがでしたか。

ペットの終活で火葬した後のご遺骨の供養の仕方がこんなに多くあるとは思いもよらなかったのではないでしょうか。

最後にペットの遺骨の供養についてまとめておきます。

  • ペットの遺骨を自宅に置いておくことは法律上問題はありません。ただし遺骨を骨壺に入れて保管する場合は中に湿気が溜まり遺骨がカビてしまうことがあるので、湿気対策が必要となります。

  • ペットの遺骨を自宅に埋葬する場合も、火葬した遺骨であれば法律上問題はありません。宗教上も自然に土に還す行為なので問題はなく、ペットの冥福を祈り自分の好きな方法で供養してあげてください。

  • ペットの手元供養の方法として亡きペットを肌身離さず感じていらられるアクセサリーに加工する方法もあります。アクセサリーには遺骨カプセルやブレスレットにリング、また遺骨自体をダイヤモンドや磁器などに変えてしまう方法もあります。

  • ペットの遺骨を散骨する場合には廃棄物処理法や軽犯罪法に抵触しない形で、人間と同様に節度をもって行えば問題ありません。散骨の際には遺骨をパウダー状に粉骨する必要があり、自宅など私有地で自分で行うか、散骨業者に依頼することになります。

愛するペットの冥福のためにどような供養を選ぶかは個人の自由です。
あなたの思いが伝われば、天国のペットもきっと喜んでくれるに違いありません。

今回「終活ねっと」では、「ペットの遺骨」に関して解説しましたが、他にも終活に関する記事を多数掲載していますのでそちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。

以上、ここまでご拝読頂きありがとうございました。

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