夫婦で入るお墓の最新事情!別々のお墓に入りたい人が増加?

生きている間は仲良し夫婦でも、死後は別々のお墓に入りたいという人が増えているようです。それはなぜなのでしょうか?夫婦で別々のお墓に入ることは可能なのでしょうか?夫婦で入るお墓の最新事情についてご紹介していきます。

目次

  1. 夫婦で入るお墓について
  2. お墓は夫婦で入るものなのか
  3. 夫婦で同じお墓に入りたくない場合
  4. 夫婦だけのお墓がある?
  5. 夫婦で入るお墓のまとめ

夫婦で入るお墓について

お墓

女性は結婚したら嫁ぎ先のお墓に入る、というのが従来の考え方だと思います。
今もそのように考えている人が多いでしょう。
しかし、最近夫とは別のお墓に入りたいと思う女性が増えているのをご存知ですか?
夫婦どちらも別々のお墓がよいと考えている場合もあるようです。
そこで今回は、

  • お墓は夫婦で入るものなのか
  • 夫婦で同じお墓に入りたくない場合
  • 夫婦だけのお墓がある?

の3つについて詳しくご紹介していきます。
これを読んで、夫婦のあり方やお墓についてぜひ考えてみてくださいね。

お墓は夫婦で入るものなのか

人々

結婚したら妻は夫の家のお墓に入る、というのがこれまでの一般常識でした。
しかし、必ずしも夫婦は同じお墓に入らなければならないという決まりはないのです。
同じ宗教でも宗派が違う場合や、そもそも夫婦で宗教が違う場合などその状況は様々です。
また、個人の意思で同じお墓に入るのを拒む場合もあるようです。

宗派が違う場合

お墓を建てる場合、夫婦で宗派が違うと埋葬が不可能なことがあります。
寺院墓地の場合はその宗派でないとお墓を建てることができません。
もしどうしても寺院墓地で同じお墓に入りたい場合、どちらかが改宗する必要があるのです。
民間や公営の墓地などであれば宗教を問わない所も多くあります。
しかし、法要の際などに流れや作法が違ってくる可能性もあります。
使う仏具に違いがある場合もあり、トラブルになりかねません。

仏教・キリスト教のように宗教が違う場合

「信仰の自由」という言葉を耳にしたことがありますか?
日本国憲法ではどんな宗教を信じるのか、また信じないのか、どのような宗教活動を行うのか等についてこれを自由であると定めています。
誰もが信じる宗教などについて他の人に強制されるようなことがあってはならないのです。
これを「信仰の自由」と言います。
つまり、必ずしも夫婦で同じ宗教である必要はないわけです。
仏教・キリスト教のように夫婦で宗教が違う場合、同じお墓に入らないこともあります。
どちらの宗教も大切にした上で、お墓をどうするのか事前に夫婦で話し合っておくとよいですね。

夫婦で同じお墓に入りたくない場合

困った人々

では、夫婦の意思、またはどちらかの意思で同じお墓に入りたくないと考える場合はどうでしょうか?
結婚すると姓を変えることが多いのは圧倒的に女性です。
そのせいもあり、配偶者と同じお墓に入りたくないと考えている人の割合は、女性が圧倒的に多いようです。
ではその理由にはどのようなものがあるのでしょうか?

夫とは別のお墓に入りたい理由

ある保険ショップが2015年に40歳以上の既婚者250人を対象としてアンケートを取りました。
その結果、配偶者と同じお墓に入りたくないと考えている女性は4人に1人の割合だったそうです。
男性は10人に1人の割合でした。
この結果を見ても明らかなように、配偶者と同じお墓に入りたくないと考える人は圧倒的に女性が多いのです。
男性は配偶者と死後も一緒にいたい、と考える人が多いのですね。

一概に同じお墓に入りたくないとは言っても、その理由は様々です。
夫の実家と仲が悪い、長い夫婦生活で夫に愛情がなくなっている、死後まで一緒にいたくない、などが一般的に多いようです。
しかし配偶者と特に仲が悪いわけではないのに、お墓は別々の方がよいと考える人もいます。
自分の実家の家族と一緒にお墓に入ることや、個人のお墓を希望するのです。
生きている間の仲の良し悪しにはあまり関係がないと言えるのかもしれません。
中には生前に自分専用のお墓を購入しておくというパターンもあるようです。
そうすれば必ずそのお墓に自分が入ることを決めていけますね。

死後離婚というものもある

お墓や死後の義両親との付き合いなどの問題から、死後離婚を選択する女性も増えています。
しかし、「死後離婚」というのは正しい表現ではありません。
法律上では、配偶者が亡くなってしまうと離婚することはできないからです。
正式に離婚するわけではなく、義理の両親や兄弟、親族との関係を断つという意味なのです。
これには「姻族関係終了届」という書類が必要になります。
年間3,000件くらいは提出されているようです。
夫が亡くなった後、義両親の介護が残されていたり、親族との付き合いに不安を感じている女性が多いのです。

義両親の立場からすると、「裏切られた」「情が薄い」「失礼だ」という感が方もあるようです。
この世代の人たちは、結婚すれば夫の家庭に入って尽くすのが当然、という考えが常識のようになっています。
自分たちがお嫁に行った時も相手の家に対して尽くしてきたのだから、子どもの配偶者も同じようにしてくれて当たり前、という思いでいるのです。
しかし、最近では「結婚=家庭に入る」という意識が薄くなってきています。
共働きや子どもを持たない夫婦も増えているのが現状です。
「家族」「結婚」という考え方自体が変わってきている時代なのかもしれませんね。

死後離婚した場合、子どものお墓は?

では、夫婦が死後離婚して別々のお墓に入った場合、その子どもはどちらのお墓に入るのでしょうか?
基本的には子どもがどちらのお墓に入るのかを選択することができます。
しかし、苗字などの問題もありますから、話し合いが必要な場合があります。
トラブルになるのを防ぐためにも、可能であれば生前に意思を聞いておくとよいですね。

夫婦だけのお墓がある?

人々

一方、夫婦のみのお墓というものも存在します。
先祖や子孫が入らず、夫婦2人のためだけに建てるお墓のことです。
「一緒のお墓に入るのは嫌だ」と考える人が増えている中、「2人で一緒に入りたい」と深い絆を持っているのは素晴らしいことですよね。
そんな方々のために、夫婦だけのお墓についていくつかご紹介していきましょう。

夫婦だけしか入らないお墓もある

通常であれば、お墓はその家の子孫が代々受け継いでいきます。
しかし、子どもがいなかったり、何らかの理由で夫婦墓を選択する人もいます。
先述したように、夫婦墓は2人のためだけのお墓です。
自分の子孫など、誰かがお墓を継いでくれることを想定していません。
お墓の彫刻も、○○家という従来のものではなく、夫婦2人の名前を刻んでくれる場合もあります。

一方、個人墓というお墓も存在します。
これは代々の家族が一緒にお墓に入るのではなく、自分1人のお墓です。
有名な歴史上の人物などの名前が刻まれているお墓を見たことがある方も多いと思います。
個人墓は昔から存在していたのです。
少子高齢化などによってお墓を継いでくれる人がいない、でも夫婦で同じお墓には入りたくない、という場合、個人墓を選択するという方法もあります。

しかし、継いでくれる人がいないとなれば、誰がお墓の管理をしていくのか気になりますよね?
次は夫婦墓は誰が管理するのかについて触れたいと思います。

夫婦墓は誰が管理するの?

夫婦墓は誰が管理するのかという問題ですが、基本的には永代供養型になっていることが多いです。
永代供養とは、何らかの理由でお墓の管理が自分ではできない場合や、お墓を継ぐ子孫がいない場合などに、お寺が代わりに供養を行ってくれるシステムです。
いったん料金を支払えば、後々追加料金やお布施が必要になることもなく、どのような宗派でも供養してくれることが多いです。
生前に自ら契約する場合は、生きている間の管理費や手数料が別途かかる場合もあります。
しかし「永代」とは言っても「永遠に」という意味ではありません。
だいたいの場合、何回忌かのタイミングで他の遺骨と合祀されます。
お墓を管理してくれる人はいなくても、友人などがお墓参りに来てくれる可能性がある場合は、夫婦墓という方法を取ることもあるようです。

夫婦墓の予算は100万円~300万円くらいだとされています。
永代供養でも墓石が必要になるため、墓地にお墓を建てるのと同じような費用がかかるのです。
もっと安価に済ませたいと考える場合は、夫婦用の納骨堂という方法もあります。

夫婦用の納骨堂って?

納骨堂の場合、骨壺のみで墓石は不要なので費用をずいぶん抑えることができます。
だいたい1人当たり30万円~50万円が相場とされています。
納骨堂では遺骨をロッカーや仏壇などに納めます。
最近では自動式納骨堂と言って、いつでもお参りができるタイプの納骨堂も人気です。
この納骨堂にも、夫婦2人のみのものが存在します。
永代供養と同じように、一定期間保管された後他の遺骨と合祀されるようです。
納骨堂を希望するけど夫婦同じお墓には入りたくない、という場合は別々の納骨室を利用することもできます。
このように、お墓に対する意識や考え方も多様化してきているのですね。
これまでの常識に従うのではなく、死後どうしたいかも自分の意思で決めていく時代と言ってもよいと思います。

夫婦で入るお墓のまとめ

お墓

いかがでしたか?
今回は夫婦のお墓について詳しく見てきました。

  • これまでは夫婦揃ってお墓に入るのが一般的で常識的な考え方であった。
  • 最近では宗教や考え方の違いから、別々のお墓を希望する人が増えている。
  • 別のお墓を希望するのは女性が圧倒的に多い。
  • 夫婦の不仲や夫の義両親との付き合いに不安を感じていることが主な理由。
  • 不仲でなくても個人の意見で別々のお墓を希望する人がいる。
  • 死後離婚という選択をする人もいる。
  • 夫婦墓や夫婦納骨堂など2人だけのお墓という方法もある。

ということが分かってきました。
今の夫婦関係にかかわらず、配偶者とは別のお墓がよいと考える人が増えているのです。
特に女性に多い傾向があり、それを考えると「終活」に対する意識も女性のほうが強いと言えるのかもしれませんね。
家族やお墓への考え方が多様化している現代、これからますます様々な形のお墓が増えていくかもしれません。
この記事をきっかけに、お墓や夫婦についてのあり方を今一度考えてみる機会にしていただけるとよいかと思います。

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