
室内のお墓を選ぶ!東京・横浜・千葉・大阪の室内墓をご紹介します
室内のお墓とは言葉としてはよく聞くけれど、イメージできないという方もいらっしゃると思います。お墓というと古くから「屋外にあるもの」という考えが先行してしまうからかもしれません。ここでは実はとても身近で、とても訪問しやすい室内のお墓について解説していきます。
最終更新日: 2020年02月27日
室内のお墓について

室内のお墓というと、部屋の中にあるお墓だと言葉の意味からわかると思います。
しかし、室内のお墓が実際にどんな形をしているかというと想像できない方も多いと思います。
終活をしている中で、自分自身のお墓はどのような形にしようと考えることがあっても先に浮かんでしまうのは従来の外にあるお墓です。
そのため、従来の屋外のお墓の情報ばかり集めてしまっているかもしれません。
お墓といっても実はいろいろな種類があることを知ることは自分に一番適したお墓を選ぶのに大切なことです。
今回「終活ねっと」では以下の項目に沿って解説していきます。
室内のお墓って想像できないわ。
そもそも室内のお墓ってどんなところにあるのかしら。
屋外のお墓とはなにか違うところがあるの?
最近、よく聞くってことは室内のお墓は増えてきてるのかな?

「終活ねっと」運営スタッフ
今回は室内のお墓について知りたい方のためにあらゆる情報を集め、解説しています。
皆さんが抱いている素朴な疑問を解きながら、室内のお墓について解説していきます。
室内のお墓に関する終活を考えている方はぜひ参考にして見てはいかがでしょうか。
室内のお墓はどんな形態なの?

室内のお墓は部屋の中にある、屋内にあるお墓ということは想像できると思います。
しかし、室内のお墓は形態はどのような形態なのかをすぐに説明できるかというとなかなかできないものです。
また、お墓を決めたいと思っても、室内のお墓は従来のお墓よりもなじみもないし、候補にもあがらないとおもわれているかもしれません。
そんな室内のお墓を身近に感じるために、室内のお墓の形態について順に説明していきます。
お墓と納骨堂の違い
まずは室内のお墓にとらわれず、お墓と納骨堂の違いについてお話ししていきます。
お墓とは
お墓というと、墓石が立っている下にお骨を収めるところがあり、その小さな土地が外枠で仕切られているというのが一般的な屋外にあるお墓です。
お寺のすぐ隣、または境内の土地にいくつもの墓石が並んでいる姿は想像できると思います。
ひとつひとつのお墓の形は違いますが、構造としては故人の名前を刻む墓石と骨を収めておくところである納骨棺、ほかのお墓との境目をつけるための外柵で構成されています。
墓石には故人の戒名が刻んであり、その前にお供え物をしてお参りをします。
一般的に、その墓石の下に空洞があり、骨壺を収めておく納骨棺があります。
ご先祖様から代々受け継がれている場合にはその中にいくつもの骨壺が入っている場合もあります。
納骨堂とは
納骨堂とは、本来のお墓では墓石の下に空間がありますが、そのように骨を入れた骨壺を収めておくところを指していいます。
特に、骨壺を墓石の下ではなく、施設や建物に集めて供養しているところが納骨堂と呼ばれています。
納骨堂の建物に入ると、棚があり、骨壺がたくさん並べられています。
また、その場所でお参りをするために、お線香やロウソクを立てる祭壇のようなものが置かれているところもあります。
室内のお墓について
お墓と納骨堂の違いについてわかりましたか?
それではここからはお墓と納骨堂の違いを分かった上で、室内のお墓についてお話ししていきます。
室内のお墓の形態には大きく分けて3種類あります。
3種類のお墓の形態についてひとつひとつ解説していきます。
従来のお墓が室内に並んでいるもの
従来の屋外にあるお墓のうち、墓石、納骨棺にあたる部分だけを室内にならべてある室内墓苑です。
お墓のある場所を仕切るための柵はありません。
室内墓苑によっては、墓石がもともと決められた形、墓石を使うようになっているところもあるようです。
小さな箱のような納骨堂が並んでいる
これはロッカー式納骨堂とも呼ばれていますが、四角い箱がならんで、その箱の中に骨壺を入れておくタイプの納骨堂です。
入れられる骨壺の数が納骨堂の空間の大きさによって決められていることが多いです。
骨壺以外にも写真や、生前故人が大切にしていたもの、また家族がぜひお供えしたいと思うものを骨壺と一緒に置いておくことができます。
従来のお墓では墓石の形が違ったり、故人の戒名の文字の字体が違ったりはありますが、大きな見た目としては似かよっています。
そう考えると、納骨堂は故人の好きなもので空間を飾ったりするなど、自分らしい演出のできるお墓と言えます。
お墓をご家族の前まで運んでくる
墓石と納骨棺が一緒になったものが建物の内部に並べられており、その部分は参拝者であるご家族の方からは見えませんが、故人のお名前や、お持ちになっているカードにより参拝のできる部屋までお墓を運んできてもらうことができます。
このタイプのお墓は墓石の形は、室内墓苑ごとに決められています。
その室内墓苑で扱っている墓石の大きさにより骨壺を収められる数が決まっています。
供養方法の違い
では次に、供養方法の違いについて解説していきます。
供養方法には一般供養と永代供養があります。
一般供養
一般供養とは、ご先祖様のお墓に入れていただくか、自分たちでお墓を建て、それを家族または親戚など自分たちの子孫が供養をしてゆくものを言います。
長年にわたって、ご先祖様のお墓を守られている方はこの一般供養を続けておられる方々です。
墓守をしていくご家族がいらっしゃる場合には、皆さんが一般供養をされています。
永代供養
永代供養とは、家族や親類の方に代わって、何代にもわたって永久にお寺さまなどに供養していただくことを指します。
室内墓苑によるのですが、十三回忌、二十回忌などある程度の年数が経つと合同の納骨堂におさめられることがあります。
そのように形がかわっても、永代にわたって供養していただけるのが永代供養です。
室内に本格的なお墓のある霊園紹介

室内に本格的なお墓のある霊園を紹介します。
納骨堂ではなく、従来のお墓が室内に並んでいるものとコンピューターにより制御されている室内墓苑をあげていきます。
東京の室内墓苑
東京にある室内墓苑である正定院の神楽坂御廟です。
東京メトロ東西線 神楽坂駅より徒歩4分の距離にある室内墓苑です。
また、都営大江戸線の牛込神楽坂駅からは徒歩2分ほどです。
東京都新宿区にあり、アクセスが良くお参りにすぐに行くことができる室内墓苑です。
最寄駅からの距離もかなり近く都心にあるのが特徴です。
横浜の室内墓苑
横浜の室内墓苑である尼将の南の丘霊堂です。
これは京急本線の井土ヶ谷駅からも弘明慈寺駅からも徒歩10分以内にある室内墓苑です。
また、乗蓮寺という北条政子にゆかりの深いお寺にある室内墓苑です。
従来のお墓もありますが、室内のお墓の区画も地下一階、地上二階と多くあります。
千葉の室内墓苑
千葉にある室内墓苑である常光閣です。
千葉都市モノレールで作草部駅駅から徒歩2分の近さにある室内墓苑です。
また、JR総武線の西千葉駅からも徒歩15分ほどで行くことができます。
コンピューターで管理されていて、お参りをする際に家族の皆様のところまでお墓が自動的に運ばれてくる形の室内墓苑です。
お参りが一年中可能な室内墓苑です。
大阪の室内墓苑
大阪にある室内墓苑の大阪みやこ霊廟縁凛堂です。
大阪市営地下鉄谷町線の津島駅から徒歩3分の室内墓苑です。
大阪市バスの総合医療センター前または地下鉄津島停留所からも徒歩3分ほどです。
この室内墓苑はコンピューターによって制御されており、ご家族がお持ちになっているカードによりご遺族のお墓が参拝室に運ばれてくる形のお墓です。
また、墓苑全館がバリアフリーとなっており、建物の各階への移動にエレベーターも完備されています。
こちらの室内墓苑も一年中お参り可能になっています。
室内墓苑の注意点

室内墓苑のよいところを並べてきましたが、注意しなくてはいけないこともあります。
ここからは従来の屋外のお墓とは違う点をあげながら、室内墓苑の注意点を並べていきます。
法要や供物に自由がない場合も
室内墓苑は法要のための施設や会場を併せ持っているところがほとんどです。
もちろん、お墓のあるところで法要を行えるいうことは、お墓を持つ家族としてはよい環境ともいえるかもしれません。
しかし、室内墓苑によっては法要や供物に自由がない場合もあります。
室内墓苑をもっているお寺などはお墓を紹介する際、「宗派は問いません」としているところが多いのですが、実際の法要となると、そのお寺の宗派以外の法要はしないという場合もありえるようです。
お墓は近くがいいが、自分自信の宗派ではないお寺の場合の法要はどのようにするのかも家族の方と話し合う機会が必要かもしれません。
また、お供え物についても、注意が必要な場合があります。
手ぶらでもいけるということが利点として書いてあることが多いのが室内墓苑ですが、言葉をいいかえるのなら、あまりものを持ち込むことを望んでいない場合もあるのです。
やはり室内ということで、火気厳禁となりロウソクやお線香など、屋外のお墓では普通にお供えできたものができないこともあります。
果物や生花など、日持ちのしないようなものはお参りが終わった際、持ち帰るようにと言われる施設もあるようです。
ほとんどが永代供養
お墓を継承していくことは、言葉では簡単ですが、実際には難しいことだと思います。
現在は子供のいない家族も増え、また家族も核家族化しているのでお墓を守っていくことが難しくなってきています。
室内墓苑とは、そのような家族のお墓を守っていくことができるひとつのお墓の形だと思います。
それは室内墓苑のそのほとんどが永代供養であるからです。
永代供養となりますと、ご自分の家族に代わり、そのお墓を守ってくださるお寺の方々に将来にわたって供養していただけます。
そのため、お墓の継承者がいなかったり、高齢となってお墓の管理が難しくなったりしても室内墓地で永代供養をすることでいつまでもお墓を守っていくことができます。
ペット用の室内墓苑もご紹介!

次に、ペット用の室内墓苑についてもご紹介します。
ペットを飼っていらっしゃるご家庭は増えてきています。
きっとご家族の一員としてペットを大切にされていることと思います。
最近はそんな家族であるペットのお墓を立てる人も増えてきています。
また、ご自身がペットと一緒のお墓に入りたいと思うこともあるのではないでしょうか。
室内のお墓でもペットのお墓を建てることのできる室内墓苑もあります。
それは、経堂 ゆいの御廟(きょうどう ゆいのごびょう)です。
小田急線の経堂駅または豪徳寺駅から徒歩6分ほどの室内墓苑です。
東京都世田谷区にあり、この墓苑ではペットと同じお墓に入ることができます。
ペットと同じお墓に入りたいと考えている方は参考にして見てはいかがでしょうか。
なぜ室内のお墓が増えたのか

増えつつある室内墓苑ですが、ただ室内にあるということ以外、屋外のお墓との違いがあるのでしょうか。
なぜ室内のお墓は増えたのでしょうか。
実は従来のお墓ではみられない現代にあった特徴があるからなのです。
生活者のニーズの変化
お墓を継承していくことは、たいへんなご苦労が伴うと思います。
自分たちが今までお墓を守ってきた中で、お墓を守っていてくださるお寺様とのつきあい、また経済的なご負担やご苦労ももしかしたらあったかもしれません。
また、ご家族が代々受け継がれていく中で、もともとの出身の場所から住まいが離れていき、ご先祖様のお墓が遠方になってしまった場合もあると思います。
そんな経験をしている方々は自分たちがお墓に入ることになったあと、子供たちの代にはそのような負担をかけたくないと思われる方もいらっしゃると思います。
また、継承していくお墓がなかったとしても、自分たちのお墓を建てると考えたときに、管理も大変だし、経済的にも負担になることを思うと簡単にお墓を建てようとはなかなか決断できないことかもしれません。
そうは言ってもお墓は必要なものであるため、どうしても自分の生活スタイルに合った形のお墓を見つけ出さないといけません。
このように、お墓は建てる費用や管理費、そしてお墓参りの行きやすさなどの問題があります。
その点、室内墓苑というのは建物の一画を使用するものであるため、都心であっても従来のお墓を建てるよりも価格的に安く済むことが多くなっています。
永代供養代も含めて、10万円~100万円ほどのところが多くなっています。
もちろん、いろいろな室内墓苑があるので、それ以上の費用がかかることもありますが、それでも屋外の一般的なお墓を建てるよりはかなり金額が抑えれます。
また、室内にあることで気候による墓石の劣化も防ぐことができます。
将来かかるであろう修繕の費用も考えなくてもいいでしょう。
そんな経済的な負担から考えても、現在の生活者のニーズの変化にあってきているのが室内墓苑なのです。
都心部のお墓不足
都心に人が集まるのは今に始まったことではありません。
どうしても人の集まるところには家でもビルでも立ち並び、土地が減ってきてしまいます。
お墓も従来のお墓では家ほどの大きさはないとはいえ屋外の土地がいるものです。
そのため都心部ではお墓不足が起きています。
その中で、この室内墓苑は建物の中にお墓を持つことになり、従来のお墓が並ぶ土地の大きさに対し、何倍の数ものお墓を並べられることになります。
室内墓苑はお墓を建てる土地がない都心のお墓事情にあっているのです。
特に室内墓苑は、土地のない都心に建っていることが多いため、駅からは近い場所に建っていることがほとんどです。
そのため、お参りにはすぐ行けるという長所もあります。
景観の問題
室内墓苑は、その名のごとく建物の中にあります。
外から見れば大きなビルと何ら変わりはありません。
従来、屋外のお墓が並んでいるところでは、夜になると明かりもなく真っ暗になることも多いため、雰囲気からいって怖いというイメージはぬけません。
室内墓苑はそんな気になる景観の問題も心配ありません。
室内のお墓まとめ

この記事では室内のお墓について解説しました。
それでは今回のことから、わかった室内墓苑の特徴や良さを並べてみます。
室内のお墓は墓石が並んでいる、納骨堂が並んでいるなどの形態がある。
一般供養と永代供養があるが、室内のお墓は永代供養がほとんどである。
室内のお墓の供養や供え物には決まりもあるが、自分らしくアレンジもできる。
室内のお墓は駅に近いところに多く、行きやすい。
屋外のお墓よりも経済的な負担が軽くなることがある。
この記事を通して室内のお墓がより身近に感じられるようになったと思います。
もちろん先祖代々のお墓を守っていくことはとても大切なことです。
しかし生活や家族も多様化している現在の社会において、室内のお墓はご自身のお墓としてのひとつの選択肢になっていくと思います。
ご自身の終活の中でも大切な選択のひとつにお墓があると思います。
そんなお墓の候補をあげてゆく中で、今回の室内墓苑の良い点から、従来のお墓よりも自分にあってると思えるのであれば、ぜひご検討することをおすすめします。
今回「終活ねっと」では、「室内のお墓」について解説しましたが、他にも終活に関する記事を多数掲載していますので参考にして見てはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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