
善光寺でやってもらえる永代供養ってどんなもの?
全国から参拝客が訪れる善光寺。その善光寺で永代供養を行ってもらえることをご存知ですか?善光寺は無宗派であるため、人を選びません。そんな珍しい特徴を持った善光寺での永代供養がどんなものなのか、調べてみました。
最終更新日: 2020年02月22日
善光寺の永代供養について

そもそも永代供養とは、寺院や霊園が承継者の代わりに故人のご遺骨を預かり、管理・供養を行う供養形態です。
生前契約が可能であり、一般的に他の人との共同墓であることが特徴です。
では善光寺で行う永代供養とはどのようなものなのでしょうか?
ここでは、
善光寺は他のお寺とどう違うのか
善光寺での永代供養とはどんな方式か
永代供養のメリット・デメリットは?
以上のような点について説明していきたいと思います。
善光寺での供養をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

「終活ねっと」運営スタッフ
善光寺は無宗派なので、どの宗派の方での供養をお願いできるのが特徴です。
今回は、そんな善光寺でお願いできる永代供養について解説します。
ぜひ最後までお読みください。
長野県で有名な善光寺

まず、善光寺の特徴からみていきましょう。
「一生に一度は善光寺参り」で有名な善光寺。
日本最古の霊仏、「一光三尊阿弥陀如来」を本尊とし、現在の本堂は300年の歴史を誇る国宝とされています。
全国でも珍しい無宗派の寺院
善光寺は日本に宗派が生まれる前に創建され、初めて仏様を御本尊に迎えたお寺です。
そのため、日本仏教の根源と考えられ、宗派、性別の差別なく受け入れる珍しいお寺であると言えるでしょう。
管理を行っているのは二つの宗派
本堂こそ無宗派ではあるものの、善光寺の管理や運営は現在2つの宗派、天台宗と浄土宗が担当しています。
善光寺山内には天台宗である大勧進と浄土宗である大本願の二大寺があり、法要等の行事を交代で行っています。
天台宗
天台宗は宗派を代表とする、ご貫主様がお勤めになります。
日本の天台宗は延暦25年(806年)に伝教大師、最澄によって開かれました。
法華経を根本経典とし、そのため天台法華宗とも呼ばれます。
本山は比叡山の延暦寺です。
浄土宗
浄土宗は宗派を代表とする、お上人様がお勤めになります。
日本の浄土宗は承安5年(1175年)に法然によって開かれました。
阿弥陀仏を本尊とする仏教宗派です。
本山は京都の知恩院です。
善光寺の永代供養は合葬納骨で行う

善光寺では、本堂から1キロ北にある雲上殿納骨堂にて供養を営んでいます。
建立以来、無宗派であるお寺として様々な人々を受け入れてきたため、納骨・永代供養は古くから行われてきました。
その風習は現在も続いており、宗旨・宗派を問わず、日本全国の方々を対象に永代供養を行っています。
善光寺の永代供養を利用すると、お盆、春、秋のお彼岸の年3回、住職による法要が行われます。
合葬納骨とは
善光寺でいう合葬納骨は合祀墓と同義です。
合祀墓とは、端的にいうと文字そのまま「合同で祀られる墓」のことで、合同というのは血縁のない複数の人を意味します。
つまり、一般的な納骨は故人一人が一つの骨壷に、合祀墓では故人を骨壷から出し、御遺骨をそのまま合祀墓にお入れする形をとります。
そのため、原則故人を合祀墓に祀った場合、取り出すことはできません。
しかしながら個別の墓石や手入れが不必要であるため、安価であることがメリットだといえるでしょう。
費用はどれくらいかかるの?

安価とは言いましたが、費用がどれだけかかるか気になりますよね。
では、次は具体的な値段をご紹介します。
わかりやすく、個別納骨の場合と比較してみましょう。
合葬納骨(分骨)……納骨料50,000円以上、管理奉納料なし
合葬納骨(全骨)……納骨料100,000円以上、管理奉納料なし
個別納骨(分骨)……納骨料100,000円以上、管理奉納料5,000円/年
個別納骨(全骨)……納骨料250,000円以上、管理奉納料10,000円/年
このように、合葬納骨では管理奉納料を必要とせず、永代にわたり預かってもらえます。
そのため年間の支出がなく、他の納骨方法に比べ安価です。
永代供養を行うメリット・デメリット

では、永代供養という供養方法についてのメリット・デメリットをそれぞれまとめてみましょう。
メリット
永代供養のメリットは以下3点です。
費用があまりかからない
お墓を親族が管理する手間がない
宗派を気にしなくても良い
永代供養の最大のメリットは一般的なお墓より、費用と労力が軽減される点でしょう。
特に承継者がいない場合、お墓の管理を寺院が代わりに行ってくれることは安心できるのではないでしょうか?
デメリット
永代供養のデメリットは以下2点です。
合葬の場合、他人のお骨と一緒に納めるので、二度と取り出せない
一般的なお墓のように代々守っていくことはできない
合葬で行う永代供養の最大のデメリットはお骨を取り出せないことです。
これは、一般的なお墓のように故人一人に骨壺一つではないためです。
永代供養に関する記事をご用意したので、こちらもご覧ください。
善光寺で永代供養のまとめ

いかがでしたか?
今回は、善光寺での永代供養について説明させていただきました。
その結果、
善光寺は無宗派で誰でも納骨できること
善光寺の永代供養は合葬納骨で行われること
合葬納骨のため、費用が安価であること
以上のようなことが分かりました。
近年、供養方法もさまざまなものが生み出されています。
その中で、無宗派であることから馴染み深い、善光寺での永代供養も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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