納骨袋を作り方をすぐに知りたい!

納骨の際、納骨袋が必要になることがあります。
ですが、突然そんなことを入れても準備できない方がほとんどです。
しかし、納骨袋は自分で作ることができることをご存知ですか?しかもそんなに難しくはないのです。
今回は納骨袋について作り方から、何故使うのかなどをひも解いていきましょう。
まずは、納骨袋を何故使うのかから紹介します。
そもそもなぜ納骨袋を使うのか

何故納骨袋が必要なのかご存知ですか?
「骨壺があれば必要ない」と思っていませんでしたか?
実は納骨袋は重要な役割を持っているのです。
納骨袋が何故必要なのか考えていきましょう。
骨壺のままだと…
遺灰は骨壺に保管しておけば良いと考えていませんか?
故人の遺骨をいつまでも骨壺の中に入れておくと、湿気などによってカビが生えたりします。
そのような理由から骨壷を利用しない方もいらっしゃいます。
また、宗派によっては遺骨を骨壷に入れない場合もあります。
しかし、直接土に遺灰を撒くのも故人を冒涜しているように感じますよね。
こういうときに便利なのが納骨袋なのです。
遺骨を納骨袋に入れて、土の上に置くという形で使用されます。
土に還す
納骨袋に入れるのには遺骨を土に還すという側面もあります。
納骨袋は素材がさらし布なので長期の時間がかかりますが、土に帰ります。
個人の遺灰も土に帰っていくので転生もうまくいくと考えられているようです。
宗教によっては、納骨袋に入れることでゆっくりと自然に還っていくことが重要視される場合もあるそうです。
納骨袋の作り方

では納骨袋を作っていきましょう。
実際に作ってみるとそんなに難しいことはありません。
急ぎの時が多い納骨ですのでぜひ作り方を覚えておきましょう。
用意するもの
納骨袋を作るのに用意するものは以下のものです。
①さらし布
呉服屋さんや手芸屋さんでも取り扱いがあります。
さらし布は比較的簡単に手に入るものです。
金額も1000円位なので準備しやすいですよね。
②はさみ
宗派によっては布を手で裂く場合があります。
金物を使うと縁起が悪いと忌み嫌われているためです。
しかしそれ以外の場合はあると便利なのではさみを用意しておきましょう。
③針と糸
金物を使って良い場合は針と糸で布を縫っていきます。
④接着剤
金物熨斗用が嫌われている場合は接着剤が便利です。
布用の接着剤を用意しましょう。
⑤あや織りテープ
布をくっつけるのに綿のあや織りテープを準備しましょう。
手順
それでは作り方を紹介していきます。
- さらし布を用意します。150㎝くらいの長さにしてそこ部分が「わ」になるように中表で二つ折りにします。
- 片側を耳から5㎜くらい内側を縫います。(金物を嫌う場合は接着剤で止めます)
- 袋の口になる部分を2つか3つ折りにして紐が通せるように縫います。(又は接着剤で止めます)
- 縦の反対側を縫います。そのときに上20㎝くらいを残して縫います。(又は接着剤で止めます)20㎝もこしておくのは袋の口が大きく開くので遺骨を入れやすくするためです。
- 表に返して紐(綾織りテープかさらしを紐上にしたものでも良い)を通します。
(巾着型になっているのは遺骨を入れる場合に便利なためです)縫う際に玉止めをしない、返し縫いは縁起が悪いなど風習もあるようですので必ず確認してから塗ってください。

写真は小さいサイズですが、実際は縦長のものが出来ますよ。
作っている暇がない場合
作り方が簡単でも作っている時間がない場合は購入するのが一番です。
何処で購入できるのか?と思う方も多いと思います。
石材店に頼む
石材店で納骨袋を作成していらっしゃることは多いです。
お世話になっている石材店にまず問い合わせてみましょう。
どの宗派でも使えるように納骨袋を扱っている所は多いですよ。
もし作っていらっしゃらない、販売していないようでしたら、通販でも購入が可能です。
通販で買う
作り方が簡単な納骨袋ですが、最近はネットでも購入できます。
時間に余裕があれば自分で作る方よりも購入なさる方の方が多いようです。
通販を調べると色々な納骨袋がありますよ。
ここでは代表的なものを3つご紹介していきます。
自分の宗派にあったものを準備なさってくださいね。

商品価格1200円
どの宗派でも使えるように無地のさらしで作られているので便利ですよね。
手作りしている心の余裕が無く、準備に時間がかけられるのならば通販で購入するのも良いですよね。

商品価格1200円
必要ならお経が入っているものもあります。
これは浄土宗や浄土真宗などではお経が書かれているものが必要になることがあります。これは阿弥陀仏への帰依を表す定例句でもあります。

商品価格1200円
こちらもお経が入っていますが、細かく見えるものはお経です。
般若心経のお経が書かれた納骨袋になります。
お経が書かれていることで遺灰になっても心安らかに眠ることが出来そうですよね。
納骨袋の作り方まとめ

今回は納骨袋の作り方をメインに紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
宗派によっても違いますが、最近は納骨袋を使って納骨する所も多いようです。
ぜひ作り方を覚えて自分の気持ちの入った納骨袋で故人をお見送りされてはいかがでしょうか?
手作りの品でお見送りできる機会はそんなにありません。
ですから、せめて納骨袋は、手作りして温かい気持ちで故人をお見送りなさってくださいね。
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