
納骨式のお布施、表書きはどうやって書く?|四十九日・一周忌
いきなり身近な人がなくなると、納骨式まであわただしく過ぎていきます。 納骨式でお渡しするお布施の表書きは、どう書けばいいのでしょうか? 納骨の意味、お布施の表書きなども一緒にまとめました。
最終更新日: 2020年12月16日
納骨式のお布施の表書きってどう書く?

故人とお別れし、気持ちにも生活にもひと段落着いてくるのが納骨式です。
けれども納骨式なんてあまり聞き馴染みのない式ですし、その作法などもわからないことが多いと思います。
お通夜でもお葬式でもない納骨式で、お布施を渡すときの表書きはどうしたらいいのでしょうか。
今回は、納骨式のお布施の表書きの書き方を中心に、納骨式のお布施について色々とご説明いたします。
これを読んで、正しいマナーでお布施をお渡ししましょう。

「終活ねっと」運営スタッフ
今回「終活ねっと」では、納骨式のお布施の表書きについて以下の点を中心にして解説していきます。
- お布施に関する様々な知識やマナーについて
- 表書きの書き方
- 宗教・宗派による違い
納骨式でお渡しするお布施の表書きで悩まれている方に、とても役立つ内容となっています。
僧侶の方に失礼のないよう、この記事を最後までお読みいただき、正しいマナーを身に付けておきましょう。
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表書きを書く前に
お布施とは
お布施とは、僧侶の方へのお礼です。
戒名を付けていただき、お経を読んでもらったお礼でなので、これだけの金額を包まなければならないという決まりはありません。
気持ちを渡すという考えがあるため、お寺も「戒名はこの金額です。
読経はこの金額です。
」という表現はしません。
袋について
納骨式でのお布施は、亡くなるという不幸はもう終わっているので、黒い水引の袋は使いません。
納骨式のお布施だけでなく、基本は白い封筒か奉書紙に包んでお渡しします。
地域によって違いがありますが、水引はつけないのが基本です。
宗教ごとに
お布施という表書きは、仏教で使われる表書きです。
仏教以外の、神道やキリスト教でも謝礼を渡します。
神道では、お布施の表書きの代わりに、御玉串料や御祭祀料と表書きします。
キリスト教ではお布施の表書きの代わりに、献金や御礼と表書きをします。
お布施を渡すときのマナー
葬儀や納骨などでは、お経を読んでもらう機会があります。
葬儀や納骨は、家や葬儀場以外で行う場合もあります。
しかし、納骨をどこで行うにしても、お布施はお盆に乗せるとより丁寧です。
お盆がない場合は袱紗をひいてお渡しするなど、臨機応変に対応します。
金額の相場は?
納骨のお布施は、地域によって違います。
近所の葬儀会社に聞くか、来ていただくお坊さんに直接聞くと、地域での平均を教えてくれます。
全国的な平均は、3万~5万円程度です。
お坊さんに納骨式のお布施を聞く時には、「皆さんどのくらい包まれますか?」と一般的な話として伺います。
一周忌などの法要時に納骨を一緒にするとき
納骨式を別日ではなく、一周忌などの法要を一緒に行うこともあります。
納骨式と法要を一緒にしてもらうからといって、倍の金額をお布施の表書きで包むということはありません。
地域差やお寺によっても考え方が違うので、金額についてはそれぞれお寺に直接聞くと答えてくれます。

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お布施の袋の書き方
お布施の袋の表書きは、普通の墨で書きます。
よく間違えがちなポイントは、薄墨を使わないということです。
薄墨は、悲しみで墨が薄れてしまいましたという意味が込められているので、お布施には使いません。
封筒はシンプルなもの
封筒は、シンプルに白いものを使います。
注意すべきポイントは、2重になっている物は使わないということです。
2重になっている物は、不幸が重なるという考えにつながります。
葬儀や法要や納骨式などの席で使うことは縁起が悪いとされているのです。
表書き
表書きには、お布施もしくは何も書かずにお渡しします。
より丁寧に書く場合は、表書きの上側にお布施・御布施として、下側に施主の名前になります。
施主の名前は苗字だけを書いても、フルネームで書いても問題ありません。
裏面はどうする?
裏側のすみに、住所・氏名・金額を書きます。
長いお付き合いのお寺の方なら、フルネームだけで連絡先などもわかっています。
しかし、住職の方が変わったばかりのお寺だったり、葬儀会社の方の紹介など初めての方の場合は、住所・連絡先・氏名を書いておくとより親切です。
御車代
納骨式をお寺以外の場所でおこなってもらった場合、足を運んでいただいたための御車代も必要になります。
地域差がありますが、費用の平均は5000円~1万円とされています。
表書きは御車代と記し、御布施と一緒にお渡しします。
御膳料
会食を召し上がられた場合は必要ありませんが、会食を用意してない場合や食べないで帰る場合に御膳料もお渡しします。
地域差と、葬儀や納骨式によっても違いますが、5000円~2万円ほどを包みます。
表書きは御膳料と記し、御布施と一緒にお渡しします。
御膳料の相場についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
宗教・宗派による違い
表書きの書き方は、納骨や葬儀などの違いのほかに、宗教・宗派によっても違いがあります。
それぞれの宗教・宗派によって葬儀や納骨に対する考え方が違うので、御布施という表書きを使わないことがあります。
また、御布施としか書かない宗教もあります。
浄土真宗
浄土真宗での葬儀や納骨でお渡しするお礼は、御布施と書きます。
特に、お礼、志、寸志、読経御礼などは書かないように注意が必要です。
理由としては、浄土真宗には僧侶に対するお礼ではなく、阿弥陀如来に対するお礼という考えがあるためとされています。
納骨をしていただいたことに対する報酬ではないので、気持ちでお渡しするためのものという意味があります。
納骨のお布施の表書きまとめ

ここまで、納骨式にお渡しするお布施についてご説明してきました。
白い封筒の表側には宗派に応じた表書きを、裏側には住所・氏名・金額を書きます。
めったにない事だからこそ、納骨の時に渡すお布施の表書きはどうしたらいいのか悩みます。
大切なことは、報酬としてお支払いをするのではなく、お経をあげてもらった事への気持ちとしてお渡しするということです。
地域差や宗派・宗教によって違いがありますが、その気持ちは同じです。
「終活ねっと」ではお墓に関する様々な記事を紹介しています。
まだお墓を建てていない方や、お墓の建立を考えている方は参考にしてみてください。
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