日本とは違う?韓国のお墓事情はどうなっているのか!

韓流ドラマ・韓流アーティストなどが流行り、韓国旅行をする方が増えています。 日本は、韓国や中国から様々な文化が入ってきました。 韓国の先祖・一族を大事にする気持ちが大きいということが、韓国のお墓を見ることで伝わってきます。 韓国のお墓は、どういうものでしょう。

目次

  1. 韓国のお墓事情はどうなっている?
  2. 韓国で昔から続く歴史ある土葬
  3. 韓国ではロッカー式納骨堂が増加
  4. 世界遺産になっているものも
  5. 韓国のお墓のまとめ

韓国のお墓事情はどうなっている?

韓国は日本と非常に近く、旅行で行く人も多いと思います。

歴史では中国や朝鮮から様々なものが、日本に入ってきたと言われています。
仏教や儒教など、多くの宗教や思想なども伝わりました。

そんな韓国ですが、お墓事情は日本とは少し違うようです。
朝鮮王朝時代から続く伝統的な埋葬方法とお墓、そして現代の韓国のお墓事情を調べました。

韓国で昔から続く歴史ある土葬

韓国の埋葬方法は「土葬」が主流でした。
これは韓国の大切な教えである「儒教」の考え方から来ています。

韓流ドラマでも、そのお墓が見ることが出来ます。

儒教的慣習

韓国人は李氏朝鮮(朝鮮王朝)の時代から「儒教」を重んじるようになりました。

儒教とは「孔子」を始祖とする、その思考・信仰の体系です。
紀元前の中国で生まれ、2000年以上に渡る現代まで東アジアにおいて強い影響力を持っている教えです。

現代の韓国でも儒教の考えが根付いています。
儒教での埋葬方法は、土葬です。

「人間は死ねば体は土に還り、魂は空に飛んでいく」
「1度亡くなった故人の遺体を燃やすことは、もう1度亡くなるということだ」
という考えがありました。

そのため儒教を大切にする韓国では、土葬で故人を埋葬していました。
しかしそれは富裕層のみが出来たと言われています。

お金のない人たちは、仏教の火葬方法である「火葬」を行っていました。
土葬の方法が、韓国独自の大がかりのものだからです。

墓地となる山の入手

韓国の土葬の仕方は先祖代々、子から孫。
子孫に至る世代まで同じ土地で眠れるように山を1つ購入して、そこにお墓を作りました。

1つの山に先祖代々が眠るお墓があり、子孫はその山を守っていくというのが昔からの韓国のお墓です。

韓国の土葬によるお墓

韓国

韓国の土葬方法は「土饅頭型」のお墓が主流です。

山の斜面を開き、穴を掘り土葬します。
土が丸く盛り上げるようにかけて埋葬します。
平地から盛り上がって見えるのが饅頭に似ているため、土饅頭と呼ばれています。

また土饅頭型のお墓の周りには、緑の芝生が生い茂っていて自然と一体化したお墓になっています。

最近のお墓事情

伝統的な土饅頭型のお墓ですが、維持するのが凄く大変と言われています。

山一つを保有し、そこに代々の先祖のお墓があるので、手入れは一族全員がやらないといけないくらい大変です。

またお墓の周りに芝生があるので、草刈など、非常に維持が難しいと言われています。

トラブルもあります。
山を一つ買っているのですが、知らない人のお墓があったということもあります。
その方は風水でその場所が良かったからということでお墓を作ったそうです。

土葬のための土地が不足

1番の問題が山を購入することができないということです。

韓国全土の面積は、北海道より少し広いくらいしかありません。
昔から山が買われ、墓地が作られていますので土地が少なくなっているのです。
山の入手が困難になりました。

韓国ではロッカー式納骨堂が増加

韓国では土地の不足、墓地維持の難しさにより2000年に「葬事等に関する法律」が見直されました。
火葬での納骨の普及を、国と地方自治体が積極的に行うことを義務付けました。

火葬の後、ロッカー式納骨堂へ

国や地方自治体が火葬を義務付けることにより、韓国人が火葬を行う比率が飛躍的に上昇しました。
病気で亡くなった方は、病院に出入りしている霊園で火葬を行い、納骨堂に納骨する人が増えているそうです。

見た目がロッカールームのようなので、ロッカー式納骨堂と呼ばれています。
骨壺を納められる程度の大きさですが、別の場所に献花台があり、花を供えるなど設備が整っています。

また霊園の納骨堂は、大きな建物です。
そこに沢山の人が出入りしているので、使用している人が多いと思われます。

自然と一緒に「樹木葬」

また韓国では、法律で許可を得た墓地や霊園に埋葬し、周辺にある樹木を墓標とする、または自身で新しい樹木を1本購入して墓標とする埋葬方法も行われています。

また花葬や、芝生などに火葬した遺骨を埋めるという方法もあるそうです。

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御影石を使った大きなお墓

韓国は白御影石の産地で、もちろん石づくりのお墓も作られています。

一族が一緒に眠られるように大きなお墓を造り、埋葬しています。

サイズは日本のお墓よりも大きいそうです。

世界遺産になっているものも

儒教での埋葬方法である土葬を行っていた韓国ですが、世界遺産になったお墓があります。

朝鮮王陵40基には歴代の王様が

2009年6月にユネスコ文化遺産に登録されたのが「朝鮮王陵」です。

1392年から518年続いた、朝鮮王朝(李氏朝鮮)の歴代の王様が眠る歴代のお墓です。
ソウル近隣に、40基あります。

1番大きいのはソウルの東にある「東九陵」です。
文字通り、9つの陵が集まっていて公園などもあります。

朝鮮王陵のお墓は、どの場所も自然と調和されたお墓です。

韓国のお墓のまとめ

中国・韓国から仏教などが日本に入ってきたので、同じ火葬をしお墓に埋葬していると思っていました。
しかし韓国では儒教を昔から大切にし、先祖・家族をとても大事にする土葬を行っていました。

現在の形は変わってきていますが、儒教を現在も重んじている韓国人の先祖を敬う気持ちは変わっていないと思います。

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