神道式の正しいお墓参りの作法は?適したお供え物やマナーも解説!

神道式の正しいお墓参りの作法は?適したお供え物やマナーも解説!

お墓参りの作法が宗教によって異なることはご存知ですか?日本は多宗教の国なので、馴染みのない宗教のお墓参りに行く機会もあると思います。神道式のお墓は馴染みがない方が多いのではないでしょうか。今回は神道式のお墓参りの正しい作法について、マナーと共に解説します。

最終更新日: 2020年02月11日

神道式のお墓参りについて

お墓参りの正しい作法が宗教によって異なることはご存知ですか?
日本は多宗教の国なので、馴染みのない宗教のお墓参りに行く機会もあると思います。

日本は仏教式のお墓の割合が高いので、神道式のお墓には馴染みがない方が多いのではないでしょうか。

今回「終活ねっと」では、神道式のお墓参りの正しい作法について、以下のことを解説します。

  • 神道ってどんな宗教?

  • 神道式のお墓参りの正しい作法について

  • 神道式と仏教式のお墓参りの違いは?

  • 神道式のお墓参りではお花はお供えしない?

  • お墓参りに適した時期について

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「終活ねっと」運営スタッフ

神道のお墓参りに関して理解を深めたい方に向けて、あらゆる情報をまとめております。

時間がないという方やお急ぎの方も、知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。

仏教式のお墓参りとの違いについても詳しく解説しているので、最後までお読みいただけたら幸いです。

神道とは?

お墓

神道とは、日本古来の神様を信仰する多神教のことです。
遠い昔、耕作や漁などを中心として、自然と密接な暮らしの中で生まれたと言われています。

日本各地至る所にある神社は神道信仰の表れです。
私たちが当たり前のように参加している初詣や厄除、初宮参りや七五三も神道の行事なのです。
このように、日ごろ意識されていないところで、日本固有の民俗信仰である神道は私たちのの生活に溶け込んでいます

日本に仏教が伝来してからは、日本古来の神道と仏教は共存して信仰され、「神仏習合」とされていました。
明確に「神道」と「仏教」を異なる宗教として分けるようになったのは、明治維新以降です。

お墓を建てるという行為は宗教的な行為ではなく、日本古来の習慣から来ています。
そのため、仏教と神道では墓石の形やマナーなど似ている部分が多いですが、失礼のないようにそれぞれの宗教に合わせて正しい作法でお参りしたいところです。

「終活ねっと」では終活に関する様々な記事を紹介しています。
仏教・神道・キリスト教のお墓参りのマナーについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

神道式のお墓参りの正しい作法

神道式のお墓は、仏教式のお墓と良く似ているものが多いです。
明確に異なるのは刻む文字の違いです。

仏教式の墓石には「〇〇家之墓」と刻まれていることが多いですが、神道式の墓石には「〇〇家奥津城」「〇〇家奥郡城」と刻まれていることが多いです。
また、神道式のお墓では、「居士」「大姉」といった戒名も使いません。

このような神道式のお墓であれば、神道式のマナーでお墓参りをしたいですね。
それでは神道式のお墓参りの正しい作法を解説していきます。

拝礼方法

神道式のお墓参りでは、神社の時と同じように、二礼二拍手一礼をして合掌礼拝をすることはご存知でしたか?
神道では故人は神様と同じ扱いとなるため、神社の前でもお墓の前でも同じように拝礼します。

神道式のお墓参りの手順や正しい拝礼方法は以下の通りです。

  • お墓を清める

    墓石に水をかけて洗います。
    必要があればスポンジで汚れを落としたり周りの雑草を抜いたりしましょう。

  • ロウソクに火をつけ、榊をお供えおする

    神道式のお墓では、線香の代わりにロウソク、お花の代わりにお榊(さかき)をお供えします。

  • お供え物をお供えする

    水、お神酒、塩、洗い米などををお供えします。

  • 二礼二拍手一礼する

    神社に参拝するときと同じように合掌礼拝します。
    拍手は音を立てて行います。

静かな墓地で拝礼するとき、拍手で音を立てることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、これが正しい作法だと言われているので問題ありません。
音を立てないのは、神道式のお葬式のときとお葬式から五十日祭までの間に拝礼するときのみです。

持ち物

仏教式のお墓参りと共通して持っていくべきものは、お墓をきれいにするためのほうきや雑巾、軍手などです。
お墓を清める方法は仏教式と違いはありません。

墓石を綺麗に拭き、お水をかけて清めましょう。
目立つ汚れがあれば、スポンジなどでこすると良いです。
そしてお墓周りを掃き掃除し、雑草なども抜くようにしましょう。

お供えするために持参するものは、榊、お神酒、塩、お水、お米、ロウソクなどです。
ロウソクに火を灯すためのライターなども持っていくと良いです。
お花や線香を持っていかないように気をつけましょう。

服装

お供え物や拝礼方法は仏式と神道式で大きく違いがありましたが、服装に関しては特に違いはありません。

露出の激しい服や、明るい色の服装は避けるようにしましょう。
夏の場合は暑いかもしれませんが、なるべく露出の少ない方が望ましいです。
色合いも、白や黒など落ち着いた色の服が適しています。

神道式のお墓は霊園にある場合が多いと思いますので、足元も安全に気を配り、スニーカーもしくは黒のパンプスなどを履くようにしましょう。

「終活ねっと」では終活に関する様々な記事を紹介しています。
神道のお墓の特徴について詳しく知りたい方は以下のリンクをご覧ください。

神道式と仏式のお墓参りの主な違い

お墓

ここでは、日本で一般的な仏式のお墓参りと神道式のお墓参りの違いを見ていきましょう。

お花を供えるのではなくお榊を

仏式のお墓参りではお花をお供えします。

お花をお供えすることになったきっかけは、お釈迦様が修行時代に出会った仏様にお花をお供えしたことと言われています。
一方神道式ではお釈迦様は関係ありませんので、お花はお供えしません

神道式ではお花の代わりに榊(さかき)という植物をお供えします。
神道において、神と関わりが深いといわれている植物で、先端のとがった濃い緑色の葉が特徴的です。

お墓だけでなく、祖霊舎(みたまや)という仏式で言う仏壇にも榊をお供えします
最近では神道式でも故人の好きだった植物をお供えする方もいらっしゃるようですが、基本的には榊をお供えするものと覚えておけば間違いありません。

線香はお供えしない!?

仏式ではお墓参りの際には線香をお供えします。
神道式では地域によって違いがありますが、ほとんどの場合線香のお供えはしません
拝礼する前にロウソクに火を灯すことが多いです。

神道式では線香ではなく玉串と呼ばれる、榊の葉に麻や紙などを貼り付けたものを奉納します。
奉納の仕方にも地域により違いがありますので、心配な時はその地域の神社に問い合わせを行うのが一番です。

神道のお墓参りをする時期について

お墓

神道式ではお墓参りをするのに適切な時期はあるのでしょうか。

お盆は関係あるのか

お盆は仏教徒のものでは?と思われがちですが、神道でも古くからお盆の時期はお祭りを行います。
仏式で初盆や新盆と呼んでいる行為は、神道式では新盆祭・新御霊祭(あらみたままつり)と呼びます。

神道では故人は神様となると教えられていて、家族や子孫を守る祖霊になるとされています。
そして祖先はみな神様であり、私たちを守護してくださっています。

私たちを守ってくださる祖霊となる故人に対して失礼のないように丁重に、そして祖先に対しても感謝の気持ちを込めて盛大にお盆を執り行うのが特徴です。

霊祭とは

仏式では法要と呼ぶ行為を、神道式では霊祭と呼びます。
仏式で言う四十九日法要は五十日祭、一周忌は一年祭と呼んでいます。

神道では故人の霊は神となり、家族や子孫の祖霊になるとされているため、遺族はこの祭をとても大切にしています。
特に五十日祭や一年祭は盛大に執り行います。

このように、先祖を敬う気持ちを大切にしているのが神道なのです。

神道のお墓参りについてのまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では、神道式のお墓参りについて以下の点を解説してきました。

  • 神道とは日本古来の神様を信仰する、多神教のこと。

  • お墓を建てるという行為は宗教的な行為ではなく、日本古来の習慣から来ているため、日本の仏教と神道では墓石の形やマナーなど似ている部分が多い。

  • 神道式の墓石には「〇〇家奥津城」「〇〇家奥郡城」と刻まれていることが多い。

  • 神道式のお墓には、お花の代わりにお榊をお供えし、線香をたく代わりにロウソクに火を灯す。

  • 神道では故人は神様と同じ扱いになるため、神道式のお墓参りでは、神社と同様に二礼二拍手一礼で拝礼する。

  • 仏式で初盆や新盆と呼んでいる行為は、神道式では新盆祭・新御霊祭(あらみたままつり)と呼ぶ。

  • 仏式では法要と呼ぶ行為を神道式では霊祭と呼ぶ。

仏式と共通する部分もありますが、神道式ならではのお墓参りの作法が存在しています。
どの宗教においても、先祖を敬い、また大切にする気持ちが一番重要です。
神道式のお墓参りに行く際にはぜひご参考にしていただけると幸いです。

「終活ねっと」では終活に関する様々な記事を紹介しています。
神道式の法事のマナーについても知りたい方は以下のリンクをご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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