ペンダントで故人を偲ぶ

ペンダントという形で故人と常に共に在り、その存在を偲ぶ。
昨今、遺骨や遺灰などを入れたり、写真を収めたり、遺骨を宝石に加工するなどの方法で手元供養を行うケースが増えています。
ただ、そのような形での供養を行いたくても、特別な手続きや倫理面での問題などが気になる方も多いかと思います。
ここでは、ペンダントという形で手元供養をする際の注意点や、オススメの遺骨ペンダントなどについてご紹介します。
遺骨の手元供養方法
手元供養に必要な手続き
手元供養に必要な手続きですが、実は特にこれといった特別なものは必要ではありません。
遺骨や遺灰などを家で保管、供養することは公に認められているのです。
ただ、将来お墓に納骨する(お墓から取り出した場合元に戻す)ことが考えられる場合、分骨証明書と呼ばれる証明書が必要となります。
後々お墓に納骨する可能性を考え、手元供養をする場合は分骨証明書を発行しておくのが無難でしょう。
倫理的な問題点を考える
倫理的な問題点ですが、日本ではお骨はお墓に納骨するものという考え方が一般的なため、地域の風習や個人の感情面で受け入れ難く思っている人が居るという点でしょうか。
昨今では社会の様式の変化や従来の形式での供養を望まない方が増加し、樹木葬などの自然に還る自然葬など、供養の形式も変化してきています。
手元供養はその新しい形式の供養の一種であり、社会でも認められている供養方法です。ただ、従来の形式での供養を良しとする地域や人に強制して良いという訳ではないので、周囲の人とよく話し合った上で手元供養の準備を進めましょう。
遺骨ペンダントについて
遺骨ペンダントは、手元供養の中でも代表的な供養方法です。
故人の遺骨を何らかの方法で小さなペンダントの中に入れることで、常日頃から身に着け故人を身近に感じる事ができるため、人気があります。
また、ペンダントの形状にもよりますが、遺骨や遺灰を加工して宝石類に合成する方法とは異なり後々遺骨を元の形で取り出すことも可能です。
オススメの遺骨ペンダント
防水の遺骨ペンダント
遺骨ペンダントは構造上、あまり安価なものでない限りある程度の防水性はあります。
ただ、お風呂でも着用したい、雨の日が不安などといった場合は、完全防水タイプの遺骨ペンダントをお勧めします。
安い遺骨ペンダント
遺骨ペンダントは高価なものが多いため、少し敷居が高く感じてしまいがちですが、安価なものも売られています。
金属アレルギーの方向けの遺骨ペンダント
金属アレルギーを持っていたり発症が怖い方にお勧めなのが、チタンやシルバー、革紐を組み合わせたタイプのペンダントです。
金属アレルギーを避けたい場合は、汗をかきやすく皮膚が弱い首回りにこれらの素材を使っているものを選びましょう。
故人の写真をペンダントに収める
故人の写真をペンダントに収める、といった形での手元供養もあります。
これはロケットペンダントと呼ばれ、ペンダントの部分が開き中に写真などを収められる造りになっています。
また、カプセルタイプの遺骨ペンダントに小さな写真を巻いて入れたり、遺骨も写真も両方収められるタイプの遺骨ペンダントを使うなどの方法もあります。
遺骨ペンダントが故人そのものとそばにいるのに対し、ロケットペンダントは故人との思い出や笑顔と共に過ごすイメージとも言えますね。
故人とどのような形で寄り添いたいかによって、遺骨ペンダントかロケットペンダントのどちらを身に着けるか選びましょう。
ペンダントでの手元供養についてのまとめ
ペンダントでの手元供養についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
時代と共に移り変わってきている、供養の方法。
それとは別に、故人と一緒に居たい、そばに居ると実感したいという思いから、ペンダントとして身に着ける方も増えています。
故人や親族の意向も踏まえて、手元供養やペンダントでの供養も検討してみて下さいね。
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