
人生で最後の大きなお買い物?お墓の値段の相場について
皆さんは将来自分のためのお墓はお持ちでしょうか。また、いくらくらいの値段のお墓を誰とどう使うのか、その備えはありますでしょうか。人生設計の一つとして、お墓の購入に役立つお墓の値段相場について紹介します。
最終更新日: 2020年02月27日
お墓の値段の地域ごとの相場

お墓を新たに買った方は、その値段について十分ご存知だと思います。
葬儀業者から紹介された方、お寺やその住職から紹介された方、葬儀に訪れた親戚など参列者から、多岐にわたると思います。
しかし、主に長男長女でない方や個人墓・夫婦墓などを新たに建てようと考えている方は、お墓の値段がいくら位するのか、見当もつかないのではないのでしょうか。
どんな商品にも相場があるように、お墓の値段にも相場があります。
ここでは、その相場についていくつか都道府県(地域)を挙げて紹介します。
東京
日本で人口が最も多く、人口密度が最も高い東京都ですが、全国的な平均相場から鑑みると最も高いです。
理由としては、人口の割に墓地や霊園数が少ないことが第一に挙げられます。
後述しますが、ここでいうお墓の値段は、「永代使用料(土地代)+墓石代(彫刻費+工事費含む)(+管理費)」とします。
さて東京都のお墓の値段ですが、290万円~390万円が平均とされています。
お墓に占める区画面積が狭い割に土地代が高いため、必然的に永代使用料が高くなり、人件費が高いため墓石代に含まれる施工費用が高くなると考えられます。
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東京都にある人気の墓地・霊園のランキングをご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
千葉
東京都を含む首都圏の中でも、神奈川県と埼玉県に次いで四番目に人口が多く人口密度も高い千葉県について紹介します。
千葉県の相場は、170万円~230万円と一般的には言われています。
全国平均が145万円~205万円なので若干費用はかかることになります。
大阪
西日本の首都的都市で人口が日本第3位、人口密度が日本第2位の大阪府ですが、お墓の値段は実は千葉県と大差ありません。
大阪府の費用相場は185万円~260万円と言われています。
全国平均よりも高めになっています。
京都
大阪府に続き、歴史と伝統の都市京都府について紹介します。
京都府は全国でみれば人口密度が高い場所ですが、歴史ある寺院が管理する墓地や古くからある霊園などが数多く存在するため、土地代が安いと考えられます。
しかしながら、墓石代は全国的に見て高い傾向にあります。
これは、伝統ある老舗の石材店や施工業者が工事を担っているために、必然的に技術費用があがるためだと思われます。
費用相場は185万円~230万円と言われています。
大阪府に非常に近い費用相場になっています。
北海道
日本で土地面積が圧倒的に広い北海道について考えてみましょう。
北海道のお墓の値段は、端的に土地が広い分永代使用料がかなり安く、石の輸送費や人件費が比較的高いため墓石代が安くはない、という感じです。
費用相場は100万円~155万円と言われています。
これは全国平均と比較するとかなり安い設定になっていることが分かります。
沖縄
さて、ここでは島々からなる沖縄県について紹介します。
周知のように、沖縄県は日本の中でも特に独特の琉球文化をもち、葬儀やお墓もある種の特性があります。
全国的に考えても、沖縄県の墓石はとても小さかったり、とても大きかったり様々です。
画像のような御廟所や古墳のような家造りの破風墓(はふばか)と、亀甲墓というやはり古墳のような出で立ちで屋根部分が亀の甲羅柄なのが特徴です。
なおその費用ですが、琉球文化的な墓を建てるとすれば数千万円かかると言われています。
ただし特段高いお墓を除いて考えると費用相場は125万円~330万円と言われています。
他の地域に比べると費用の差が大きいことが特徴です。
熊本
沖縄を除く九州地方のお墓事情ですが、相場として値段は高い傾向にあります。
特に熊本県などでは、墓石代が高いようです。
というのも、墓石のスタイルの中に熊本型という花立ての外側や外柵に灯篭がついているものがあります。
一見一般的な和型より、だいぶ華美に見えます。
費用相場は185万円~240万円と言われています。
群馬
本土に戻り、群馬県を含む北関東のお墓の値段ですが、145~190万円前後と言われています。
全国平均と比較すると平均にかなり近いと言えるでしょう。
お墓の値段は何で決まる?
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お墓にかかる費用についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

これまでお墓の値段相場について紹介してきましたが、実際「お墓の値段」と言われたら何にお金がかかるのでしょうか。
画像に表したように、お墓代は、「永代使用料という土地代」+「竿石を含む石碑や付属品などの墓石代」から成ります。
永代使用料は、区画の広さによって変わり、広ければ広いほど高くなる傾向にあります。
墓石代は、墓石のメインとなる石の素材、ランク(希少度など)や原産地などにより変わってきます。
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お墓の値段について更に詳しく知りたい方はこいらをご覧ください
お墓の値段を安くするためには

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お墓の値段は、果たして安くなるのでしょうか。
もちろん、注文発注先と値引き交渉すれば安くなるケースもあるでしょう。
永代使用料は、都市部から離れたところだったり、墓の区画を小さくしたりすれば自ずと値段は下がります。
また、墓石代は、石の素材ランクを下げたり、彫刻を多く施さない、または既製品タイプを選ぶなどすれば安くなるでしょう。
なお、意外と思いつかないケースですが、図のように「カタログ通販」で注文するという方法もあります。
余計なマージンが発生しないので、安く上がるのも当然です。
現在では、インターネット注文出来るところも少なくありません。
こちらも店舗に注文するよりは安くなる傾向にあります。
安いお墓の値段相場

インターネットで何かを検索するのが当たり前になった昨今、お墓の値段を探すことは容易です。
お墓の見積もりをとることも簡単です。
口コミを参考に、安価な石材店や施工業者を探すことも同様です。
また、石材店などの新聞広告チラシでも「数十万円~」等の記載があり、値段はっきりしないこともあります。
ご覧になった方は考えたことがあるでしょうが、値段が安い高いの相場については、個人の価値観により変わってきます。
どのような買い物をしたいか、それが個々人のお墓の値段相場となるでしょう。
お墓の値段まとめ
いかがだったでしょうか。
お墓の値段は、おおよそ東日本の方が高く、西日本の方がやや安いことがわかりました。
今後お墓を建てるときの参考になれば幸いです。
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