
お墓参りの必需品!知っておきたいお線香の意味と使い方
お線香はお墓参りに欠かせないアイテムの一つです。何のためにお線香はあるのか、お墓参りでどうやって使うのかをお墓参りの方法と合わせてご紹介します。
最終更新日: 2020年02月23日
お墓参りについて
お盆やお彼岸など、誰もが一度はお墓参りをしたことがあると思います。
お墓参りについてのマナーなどは、身につけておいて損はないものです。

「終活ねっと」運営スタッフ
今回、「終活ねっと」では、お墓参りやお線香について以下の内容を中心にご紹介いたします。
- お墓参りの意味
- お線香の種類
- 宗派ごとのお線香の本数
お墓参りやお線香について、関連する情報を幅広くまとめています。
時間がないという方やお急ぎの方も、知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。
ぜひ最後までお読みください。
お墓参りの意味
お墓参りは墓石に向かってご先祖様を敬い感謝の意味を込めて手を合わせてご冥福を祈ることをいいます。
いつお墓参りへ行くか
一般に春秋の彼岸やお盆、故人の命日や正月、年忌法要の時期にお墓参りします。
進学、就職、結婚など人生の節目にご先祖様にご報告に行く、悩みがあるときや精神的に落ち着きたいときにお墓参りに行くという人もいます。
お墓参りに必要な物
お墓参りに必要となる基本的なものを以下にまとめました。
お線香
お花
お供え物
数珠
ろうそく
マッチ/ライター
ほうき
スポンジ
雑巾
バケツや柄杓が必要になりますが、お寺や墓地で借りることができる場合もあるので確認が必要
お墓参りの手順とマナー
お墓参りの方法と作法について簡単にご説明します。
ご紹介するものは、あくまでも一般的な手順です。
宗派によって決まりが異なる場合があるので一度ご自身でもご確認することをお勧めします。
お墓の前で合掌
まずはじめに、お墓の前で手を合わせます。
お墓の掃除
墓石に水をかけてスポンジや歯ブラシなどで優しく汚れを落とします。
枯れた花は取り除きます。花立てが汚れていたら洗います。
お墓の周りをほうきで掃きます。雑草があれば抜きます。
ほうき、ちりとり、バケツは借りられる場合があります。打ち水で墓石を清める
墓石に水をかけて清めます。
お供えをする
お花、線香、お菓子、お水などをお供えします。
お線香をあげ合掌
何人かで行った場合、故人と縁が深かった者から順に手をあわせます。
後片付け
最後にお供え物などの後片付けをします。
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お墓参りの時の掃除の仕方について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
お墓参りの服装
法事法要などでお墓参りをする場合は礼服や準礼服を着用しますが、お彼岸などで行く場合、決まった服装はありません。
あまり派手な服装や強い香水は避けるようにします。
お墓参りの順番
同じ墓地にいくつかのお墓がある場合、どのお墓からお参りするか悩みますね。
お墓参りは基本的には自分の姓のお墓からお参りします。
自分の父方のお墓に参ってから、母方のお墓にお参りします。
絶対という決まりはないので、わからない場合は年長の方などに相談して決めましょう。
「終活ねっと」では、関連する記事を多数公開しています。
お墓参りのあれこれについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
お墓参りでお線香をあげる意味

お墓参りに欠かせないお線香には何の意味があるのでしょうか。
ご先祖様と心を通わす
お線香の煙を通してご先祖様と対話します。
ご先祖さまを敬い感謝の気持ちを伝えます。
近況を報告したり、生前に話せなかったことなどを伝えてたりしてもいいですね。
故人の食事
お線香は故人の食べ物と考えられています。
亡くなった人は49日間が過ぎるまでこの世からあの世へ旅に出るとされています。
旅の途中で迷わず無事に辿り着けるようにと願いを込めてお線香をお供えします。
自分の身を清める
お線香をあげる人の世俗に汚れた心と身体をお線香の香りで清める意味があります。
お線香の種類
大きく分けて二つの種類があります。
杉線香
杉の葉を乾燥させて粉末にしてから糊を加えて練った線香です。
煙がたくさん出るので屋外の仏教行事やお墓参りに適しています。
匂い線香
タブの樹皮を粉末にしたものを糊状に加工して、白檀(ビャクダン)や伽羅(キャラ)などの香木や香料を加えて練ったお線香です。
家庭や寺院で広く使われています。
お線香は束で立てる?本数は何本?
お線香の供え方は宗派や地域などによって異なります。
こちらに、一般的なものをご紹介します。
宗派に関係ないお墓をお参りする場合、お線香は束のままお供えします。
よくわからない場合はご遺族やお墓の管理者にそのお墓の宗派や作法について聞いておきましょう。
浄土宗
一本から三本のお線香を香炉の真ん中にまとめて立てます。
浄土真宗
一本のお線香を二つか三つに折って寝かせて置きます。
これを寝線香といいます。
禅宗(曹洞宗)
一本のお線香を香炉の真ん中に立てます。
天台宗
三本のお線香を逆三角形になるように三本それぞれ離して香炉に立てます。
真言宗
三本のお線香を逆三角形になるように三本それぞれ離して香炉に立てます。
日蓮宗
一本のお線香を香炉の真ん中に立てます。
日蓮正宗
一本から三本のお線香を寝かせて置きます。
臨済宗
一本のお線香を香炉の真ん中に立てます。
お線香の火のつけ方
マッチやライターでろうそくに火をつけてから線香に火を移します。
風が強いとき
風が強いとき火をつけようとしてもなかなかつかなくて困る場合がありますよね。
風防ライター
そんなときは風防ライターがあると便利です。
お線香の火を始末する
拝礼が終わったらお線香の火を始末します。
手を使って火を消す
口は不浄であるので、息を吹きかけて消してはいけません。
手であおいで消すことが一般的ですが、束になったお線香は垂直に持って一気に下におろすと簡単に火が消えます。
まとめ
いかがでしたか?
色々なマナーがありましたが、大切なのはご先祖様を供養する気持ちだと思います。
お気に入りのお線香を持って、穏やかな気持ちでご先祖様に会いに行きましょう。
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