四華花の意味とは?四華花とは何か、解説いたします
最終更新日: 2018年10月07日
四華花とは
読み方 しかばな
別名 死花 紙花
四華花とは葬具の一つで、白い紙を細い棒や竹串にらせん状に巻き付け、横向きに細かくハサミを入れたものを言います。
親族はこれを木の台などに刺して葬儀に参列していましたが、最近ではあまり見られなくなっています。
四華花の由来

四華花の「花」は沙羅双樹の花に見立てられた装具です。
仏話によれば、お釈迦様が入滅されたとき、樹々草花もこれを悲しみ、沙羅双樹の花は白く変化したといわれています。
この逸話に由来し、故人の往生を願い沙羅双樹の花に見立てた四華花を装具として用いるようになったといわれています。
四華花の作り方は?
材料として、白い半紙と竹ひごを用意します。
基本的には半紙を縦半分に切り、横に切れ込みを入れた後に竹ひごに巻き付けていけば完成です。
地域によっては白い半紙ではなく金色・黄色の紙を用いたり、折り方や切れ込みの入れ方にも様々あるため確認が必要です。
四華花は販売してるの?価格は?
四華花の完成品も販売されていますが、葬儀社など事業者向けの販売が主です。
どうしても個人で買いたい場合には、仏具店などに相談すると良いでしょう。
四華花が単品で販売されていることはあまりなく、位牌などの小物とセットで販売されるケースが多いようです。
その場合の価格は1万円~1万5000円が相場です。
浄土真宗では四華花が禁止されている?
浄土真宗は仏教諸派の中でも独特の教義体系を持ち、お葬式の作法にもそうした独自の考え方が反映されています。
装具にも違いがあり、浄土真宗では一般的には四華花は用いられないと言われます。