夜伽の意味とは?夜伽とは何か、解説いたします
最終更新日: 2019年05月18日
夜伽とは
読み方 よとぎ
夜伽とは、通夜が終わった後に故人の近くで遺族や故人と親しかった人が一晩を過ごすことを言います。
昔は弔問客も多く、身近な人だけで故人を偲ぶ時間がなかったために夜伽が行われました。
ですが、最近は弔問客の人数も減ってきているので夜伽を行わないことが増えています。
夜伽をする意味は?

夜伽(よとぎ)には、一晩中近くにいるという意味があります。
一般的には、お通夜が終わった後、故人の近くで親しかった人々が夜通し過ごす事を言います。
かつてお通夜は、夜通しで行うものとされていました。
お通夜ではご遺体の近くで故人を偲び、お線香やろうそくの火を絶やさぬように番をしました。
このように、お通夜の後に一晩中寝ないで番をすることを夜伽といいます。
しかし近年では、自宅ではなく斎場で通夜が行われるケースも増えており、夜通しで寝ずの番をすることも少なくなってきています。
夜伽の間は線香やろうそくの火を絶やさない?
一般的に夜伽の際には、通常線香やろうそくの火を絶やさないよう番をします。
線香やろうそくを絶やさないようにして故人を弔うといった風習に関しては、諸説あります。
故人が寂しくならないようにといった説や、魔除けの意味、あの世に行く道を照らすようにいった説もあります。
また、かつては死臭によって獣が集まって来ることを防ぐ目的や、線香によって死臭を消す役割もあったのではないかとも言われています。