御母堂の意味とは?御母堂とは何か、解説いたします
最終更新日: 2019年03月12日
御母堂とは
読み方 ごぼどう
別名 ご母堂 ご母堂様
御母堂とは第三者の母親のことを敬った呼び方です。
本来は「母堂」だけで敬語として成立するのですが、御母堂と呼ぶことが多いです。
弔辞を読む際には御母堂という表現がよく使われます。
また、第三者の父親の敬称は御尊父と言います。
御母堂という言葉はいつ使われる?

御母堂とは、「母堂」からさらに敬意を加えた呼び方です。
一般的に相手の母を敬う呼び方として「お母様」が挙げられますが、「母堂」「御母堂」の順にさらに敬った呼び方となり、ビジネスマナーとしても使用されます。
弔辞・弔電を読む時
弔辞を読むときには、「御母堂」ではなく二人称・○○さんなどが使用されます。
一般的に呼び始めはフルネームで語り掛けることから始まります。
弔電の場合は、葬儀の司会者もしくは親族の代表者が弔電を読み上げます。
弔電は一般的に選んだ数通の全ての本文を読み上げるため、呼び方は変えず弔電の内容通り「御母堂様」と読みましょう。
遺族にお悔やみの言葉・メールを送る時
お悔やみの言葉やメールを送る際にどの程度の丁寧な言葉遣いをすべきか悩むことがありませんか?
弔電では敬称として「御母堂様」を使用するのが一般的ではありますが、言葉やメールの場合は故人や言葉を送る遺族との関係性に応じた敬称を使用するのが良いでしょう。
葬儀などで直接お悔やみの言葉を掛ける場合、「この度はご愁傷様でございます。
心よりお悔やみ申し上げます。
」などを手短に伝え、遺族と長時間話すことを避けましょう。
最近ではLINEやメールが普及していることから、メールなどで訃報が入ることも多いでしょう。
メールでお悔やみの言葉を伝えても良いものか?と考える人もいると思います。
メールでお悔やみの言葉を伝えることは正式なマナーではありませんが、相手への想いと寄り添う言葉を送るツールとしてビジネスでも使用されています。
メールでお悔やみの言葉を送る場合も相手との関係性によって敬称を変える必要性はあります。
友人の場合は「お母様」、上司や取引先の相手などの場合は「御母堂様」とし、お悔やみの言葉を送りましょう。
また、メールで送る場合はタイトルに「○〇より、お悔やみ申し上げます」と内容が示唆できるようにすると良いでしょう。
ビジネスマナーとしても使われます
お悔やみの場で使用される印象が強いですが、親の敬称「御母堂」「御尊父」はビジネスマナーとしても使われます。
通常は「お母様」「お父様」と呼ぶことが多いですが、取引先やあらたまるような場で「御母堂様」「御尊父様」と使用することもあります。
御母堂と御岳母の違いは?
御母堂は、実母を言います。
御岳母は妻の母を御岳母と呼びますが、一般的に妻の母は「御丈母」と使用されることのほうが多いです。
祖母・義母・実母の敬称は?
訃報で用いられる敬称として、祖母は「御祖母様」。
夫にとっての義母(妻の母)夫の母は「御丈母/御岳母」、妻にとっての義母(夫の母)は「御母堂」。
実母は「御母堂様」です。