祭壇と後飾り祭壇の基礎知識|意味・費用・種類・宗教・葬儀・画像

祭壇をなんとなく知っている方は多いかと思います。ただ、費用や種類、祭壇を設置する意味まで知っていますか?知識があることで実際の葬儀を円滑に進めることが出来たり、意味を理解した上で葬儀に参列することが出来ます。また後飾り祭壇と一般の祭壇の違いも解説していきます。

2019-10-27

祭壇と後飾り祭壇の基礎知識!

葬儀

「祭壇の前まで進み出られて、ご焼香ください。

「祭壇に向かって合掌、礼拝をお願いいたします。

葬儀の際には、葬儀社のスタッフによって「祭壇」という言葉がよく使われます。
さらに、一般の人はあまり耳にしませんが、後飾り祭壇というのもあります。

葬儀用語として使われている言葉ですが、故人を弔う立場になった場合は、知識として持っておくべきです。
そこで今回終活ねっとでは、葬儀と後飾り祭壇について以下の項目に沿って解説していきます。

  • 葬儀の祭壇と後飾り祭壇とは何?

  • 葬儀の祭壇にはどんな種類があるの?

  • 祭壇を選ぶ際のポイントとは?

  • 祭壇には何をお供えするの?

  • 祭壇の値段はどうなっているの?

  • 祭壇は写真撮影はOK?それともNG?

  • 後飾り祭壇にはどんな種類があるの?

知らなければ非常識な大人だというレッテルを張られてしまう可能性がある話題です。
実際の場面で恥ずかしくない行動を取るためにこの記事を読んでいただき、知識を蓄えていただけたらなと思っています。

また祭壇の基礎的は知っているよという方もいらっしゃると思います。
しかし、葬儀関連は誤った知識を持っている場合が多々あります。
再確認だと思ってお読みいただければ必ず有益になると確信しています。
最後までお付き合いいただければありがたいです。

葬儀の祭壇と後飾り祭壇って何を指すの?

葬儀

まず、祭壇・後飾り祭壇とは何なのかということについて確認しておきます。
祭壇は大きく分けると常設の祭壇と仮設の祭壇とに分けられます。

寺院にある、仏像を祀った扉付き箱のような「厨子(ずし)」、同じく仏像を祀った仏壇「須弥壇(しゅみだん)」、さらに各家庭にある「仏壇」などは常設の祭壇です。

ここで中心的に取り上げるのは仮設の祭壇です。
では、仮設の祭壇にはどんなものがあるのでしょうか。
具体的に見てみましょう。

葬儀の祭壇の定義と意味は?

祭壇というのは本来は、神様、精霊あるいは故人にお供えを捧げてお祀りするための壇のことを言います。
現実では、葬儀の際に葬儀会場や自宅に急遽、葬儀社スタッフによって飾り付けられる、葬儀専用の祭壇のことを指します。

仏壇と違って故人だけをお祀りし弔うものです。
葬儀が終われば片づけられてしまう、仮設の祭壇なのです。

祭壇は元々、棺と葬送に必要な物を置く役割でした。
しかし、時の変化とともに、祭壇には故人を偲ぶための物が多く置かれるようになり、祭壇が故人の人となりを表すという考え方まで出てきました。

後飾り祭壇とは?

後飾り祭壇は、葬儀が終わり火葬が済んだ後、遺骨を自宅に持ち帰り、納骨の日まであるいは四十九日までお祀りしておくための祭壇のことです。
四十九日までの期間を中陰とするため、中陰壇(ちゅういんだん)とも呼ばれます。
やはり故人だけをお祀りして弔うものです。

通夜や葬儀に足を運ぶことが出来ずに後に自宅に弔問してくださる方々には、後飾り祭壇に挨拶をしていただきます。

後飾り祭壇わざわざ設ける理由は、成仏するまでご先祖様がいらっしゃる仏壇に入れるわけにはいかないからです。

英語で祭壇はどう表現する?

祭壇に該当する英語は altar です。
発音は「オルター」です。
仏壇はBuddhist altarとなります。

  • 葬儀用の祭壇: altar for funeral

  • お寺の祭壇: altar in a temple

  • 神社の祭壇: altar in a shrine

  • 教会の祭壇: altar in a church

次にalterを使用した例文をいくつか挙げておきたいと思います。

例文 祭壇にお供えする offer to the alter
   祭壇に 近づいて焼香する approach the alter to insence

後飾り祭壇となると、英語では少々説明的な言い回しになります。

  • たとえば、post-funeral ashes-placing Buddhist altar (葬儀後に灰を置くための仏教の祭壇)。

  • あるいは altar for placing ashes after the funeral という言い回しになります。

葬儀での祭壇

葬儀

長い歴史の中では、もともと葬儀用の祭壇というのは持ち運びできるくらいの小さな壇に、香炉、線香立て、花、お供えを置いた程度の小規模のものだったようです。
それが特に1950年代の高度経済成長以降に段数が2段、3段と増え、大きな輿が付けられるようになってきました。

現在では葬儀の際の祭壇と言えば、3段~5段となり、会場の壁一面を覆いつくすほど大きく飾られるのが普通となっています。
実際に現代の葬儀では、どのような種類の祭壇が祀られているのでしょうか。
一つずつ見ていきましょう。

祭壇の種類

現代では、仏式だけでなく、それ以外の,例えば神式やキリスト教式の葬儀をする例も増えてきています。
さらに宗教や形式・習わしにとらわれない新しいやり方の葬儀も増えつつあります。
そういった状況に合わせて、祭壇の種類もいろいろあるようです。

白木祭壇

一部の宗派を除いて、仏式の葬儀でお祀りされる祭壇です。
日本の葬儀の中では最も伝統的な祭壇と言えます。

白木を使って組み立てられる小さな寺院のような祭壇で、落ち着きの中にも荘厳さが感じられます。
3段、4段、5段と壇が重ねられ上部に輿が飾られます。
これは,その昔、土葬の時代に輿にご遺体を入れて、野辺送りで墓場まで運んでいたころの風習を象徴しています。

祭壇の中央あたりに遺影が置かれ、一番手前に棺が置かれます。
祭壇前には僧侶が読経を行う経机が置かれます。
遺影周辺には白い花が飾られます。

白木祭壇の場合は、使いまわしのレンタルであるにもかかわらず、祭壇組み立てなどの人件費などとして高額の料金が請求されるなどの例などが報告されていて、注意も必要です。

神式祭壇

神道による葬儀の際の祭壇でも、白木が使われることが多いようです。
ただし仏教の白木祭壇とは飾り方が違います。
祭壇の上段中央には、三種の神器(みくさのしんき)の一つである「八咫鏡(やたのかがみ)」のレプリカが置かれます。

「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)と「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」のレプリカは、五色旗に吊るして祭壇の両側に置きます。
遺影は「鏡」の下の壇に置きます。
仏式における焼香にあたるものは、神式では玉串の奉納となります。

キリスト教祭壇

キリスト教の葬儀は教会で行われるのが原則で、教会内の祭壇を使います。
祭壇奥の中央に遺影を飾り、両脇にキャンドル、祭壇手前に棺を置きます。
遺影の周りを、菊、ユリ、カスミソウなど白い花の生花を飾ります。

時には色のついた花を使う場合もあります。
どちらかというとシンプルな雰囲気の祭壇になります。

日蓮正宗祭壇

日蓮正宗では「花はいずれ枯れてなくなってしまうもの、その美しさは永久に続くものではない」という思想の元、生花は飾りません。
冬でも緑の葉を絶やすことのない常緑樹で、枯れることもなく、良い香りを持った「樒(しきみ・しきび)」を飾ります。

日蓮が書き残した経典の中で、樒には邪気を払う力があるとされているのです。
ただし、食べると死に至る危険性のある毒を持っているので注意が必要です。

創価祭壇

創価学会では「友人葬」と言う名の葬儀が行われることになっています。
その際、「樒(しきみ・しきび)」か白い生花を供えた祭壇が選ばれます。
最近では両方飾ることも多いようです。

花祭壇

白木祭壇と並んで、現在日本における葬儀用祭壇の主流になりつつあるものです。
造花祭壇と生花祭壇があります。

造花祭壇と聞くと、何か物足りないような感じを受けるかもしれません。
しかし実際は、生花と見間違うほどの精巧な作りの造花も登場していて、「アートフラワー祭壇」とよばれるほど素晴らしい出来栄えとなっています。

生花祭壇は、葬儀用としてよく使われる菊だけではなく、故人の好きだった花や、故人のイメージに合わせて選ばれた花などが飾られます。

花祭壇は宗教・宗派に関係なく自由な感じが演出でき、故人に対してオリジナルな弔い方ができる魅力で、関心を呼んでいるようです。
また、白木祭壇は業者によっては、百万円前後あるいはそれ以上の費用が掛かる場合もあり、それを避けて花祭壇を選ぶ場合もあるようです。

なお終活ねっとでは、以下のページで近年人気が高い葬儀の花祭壇について花の種類や、金額相場、献花の作法などを具体的に紹介しています。
ぜひご覧になってください。

折衷祭壇

折衷祭壇とは、白木祭壇と花祭壇それぞれの要素を融合させた祭壇です。
白木祭壇の伝統や格式・厳粛さと、故人の気持ちを尊重した花祭壇の自由な雰囲気が見事に調和した祭壇となっています。

キャンドル祭壇

生花の祭壇にキャンドルを灯して、伝統や宗教・宗派にとらわれない新しい雰囲気を醸し出す祭壇です。
伝統的な祭壇より低い費用でできる場合が多いです。

オリジナル祭壇

故人の生前の趣味や好み、仕事などを偲ぶことができるデザインを取り入れた祭壇を祀ることもできます。
たとえば、故人が集めていたコレクションを祭壇に展示したり、故人が取り組んでいたことをパネルで展示したりというようなこともできます。

故人の気持ちにできるだけ寄り添いながら、オリジナリティーあふれる祭壇で弔いをすることができるのです。
ただ、葬儀社のほうに素材などの在庫がない場合多く、ゼロから作成する必要が出てきます。
そのため、現実的には時間的、経済的な負担が大きくなる可能性もあります。

祭壇にランクはあるの?

白木祭壇には大きく分けると本式と略式という二つのタイプ(ランク)があります。
本式のタイプは「本輿(ほんごし)」と呼ばれます。
略式の方のタイプは「半輿」「三つ屋根」の二つのタイプ(ランク)に分かれます。

  • 本輿

    かつて日本では野辺送りの風習がありました。ご遺体が入った棺を輿に載せて葬列を組んで墓場へ運んでいました。
    現代ではその風習は、ほぼ消滅しかけていると思われますが、本輿の構造は野辺送りの時代の伝統を再現したものです。

    普通祭壇の後面は平面になっているものが多いのですが、本輿は後面にも屋根や装飾が施されています。
    祭壇のランクで言えば最高位にあるものと言えます。

    重量がかなり大きいため、設営には5~6人が必要です。
    大規模な葬儀やテレビドラマの撮影など、利用は限られるようです。

  • 半輿

    半輿は、祭壇の後面は平面になっていて装飾は前面だけ、そして一つ屋根構造になっています。

    野辺送りなどで輿を動かす必要がないため、人の目に触れない部分の装飾を省き、現代のニーズに合わせた合理的な祭壇と言えるでしょう。
    葬儀でも最も多くみられるタイプです。
    設営には2~3人必要です。

  • 三ツ屋根

    三ツ屋根も、祭壇後面は平面になっていて前面だけの装飾で、屋根は小さく三つに分かれた簡易構造の祭壇です。
    そのため、一人でも設営が可能なタイプになっています。
    費用も一番低く抑えられるため、ランクとしては三番目ということになります。

なお、終活ねっとでは以下のページで、葬儀の祭壇や戒名、霊柩車のランクについて解説しています。
ぜひご覧ください。

祭壇を選ぶ際のポイントは何?

葬儀

上でご紹介した通り葬儀の祭壇にはいろいろな種類がありますが、実際に選ぶとしたらどのように考えたらよいのでしょうか。
考慮すべき重要ポイントを具体的に確認しておきます。

宗派に従うかオリジナリティを出すか

まずは、宗教・宗派のしきたりに則った祭壇を使用するか、宗教・宗派の色を排除して、オリジナリティを前面に打ち出したデザインの祭壇にするかの選択が大事なポイントとなるでしょう。

故人や遺族の考えが、伝統や格式を重要視する方向性であり、厳粛さのある弔いの儀式をしたいという場合もあります。
その場合は仏式の白木祭壇や、神式、キリスト教式など、宗教・宗派専用の祭壇を選ぶべきでしょう。

宗教・宗派のしきたりなどに縛られたくないという考え方であれば、花祭壇やオリジナル祭壇など、伝統色・宗教色がなく、遺族の意向が反映されやすいタイプのものを選べばよいでしょう。

重要なのは心を込めて故人を送りだすことができる祭壇を選ぶということです。

希望デザインと乖離しないように注意する

故人や遺族の希望が反映させたオリジナル性あふれる祭壇の場合、その意向が忠実にくみ取られたデザインになっているか入念なチェックが必要になります。

使いまわしの材料で組み立てる伝統的な祭壇であれば、完成形がわかっているので、それほど心配する必要はないものと思われます。
しかし、オリジナル性の高い祭壇であれば、製作・組み立てから完成に至るまでの過程での確認は遺族の負担になりますが、大切な作業と言えます。

故人の好みを最大限汲み取る

故人の生前の仕事や趣味・好みなどを含めた「故人の思い」を尊重することも大切です。
葬儀は故人を弔い、故人の冥福を祈る儀式です。
葬儀の祭壇も、多くの先祖をまとめた形でお祀りする仏壇と違って、故人だけのために飾られるものです。

故人に喜んでいただくことがまず大切ですし、故人の「思い」に応えることで、遺族側の心がそっと満たされることもあるでしょう。
故人の思いに寄り添うような祭壇のデザインや、祭壇を飾る展示物を考えることは遺族にとっても大変意義のある作業となることでしょう。

葬儀の規模を考慮する

葬儀の祭壇を考える時、葬儀の規模によって祭壇のサイズやデザインを考慮することも大事です。
参列者数が50人~60人程度やあるいは100人を超えるような大きな規模の葬儀になるのか、家族葬・密葬など、小さな規模になるのか、確認が大事です。

そして葬儀の規模に合わせて、バランスを取る形で祭壇のサイズを決めるのがよいでしょう。
具体的には葬儀社のスタッフに尋ねることをおすすめします。

祭壇にはどんなものをお供えすればいい?

葬儀

故人を弔い、冥福を祈るためのお供え物ですが、宗教によって考え方やしきたりに違いがあり、注意が必要な点もあるようです。
ここでは四十九日まで置いておく後飾り祭壇のお供えについて確認しておきましょう。

仏式の場合

仏教において、お供えとしてそろえるべきものを表す言葉に「五供(ごくう)」というものがあります。
五供とは「お香」「お花」「お灯明」「お仏飯(飲食 おんじき)」「お水」のことです。

  • 「お香」はお参りする側の心と体を清めて穢れを払うためのものです。
    さらに香りが部屋全体に広がることで、仏様の慈悲が広く行き届くことにもなると言われています。

    葬儀や法事の焼香の際は粉末状の抹香が使われますが、仏壇での日常のお参りには線香が選ばれることが多いです。

  • 「お花」は「供花(くげ)」と呼ばれ、仏様や故人に喜んでもらうと同時に、お参りする側の心に花のように清らかな仏心を伝えるものとされています。
    仏様とお参りする側が向き合うという意味で、お参りする側に花が向くようにお供えします。

    造花やドライフラワーもお供え用として販売されているようですが、諸行無常という仏教の観念に沿う意味でも、いずれは枯れてしまう生花がおすすめかもしれません。
    菊、ユリ、胡蝶蘭などがよく選ばれているようです。
    詳しくは花屋さんで聞くと安心です。

  • 「お灯明」は仏様や故人のいる場所を明るく照らす役目と、お参りする側の煩悩を取り除き、心に安らぎを与える役目があるとされています。
    多くの場合、お灯明としてはろうそくが選ばれます。

    火を消すとき、息で吹き消すのはよくないこととされています。
    息には穢れがあるという考え方があり、手で扇いで消すのが仏教でのマナーとなっています。

  • 「仏飯 飲食」は基本的には日常生活で必要なもの、主食としているもの、つまりご飯をお供えします。
    ご飯に箸を立ててお供えしますが、宗派によって1本の場合と2本の場合があります。
    また、浄土真宗では箸は立てないのが普通です。

    その他の飲食物として、果物、五穀、和菓子・洋菓子などのお菓子、缶詰、ジュースなども供えられます。
    その際、葬儀後のことを考慮して、重すぎず、かさばらず、小分けしやすい、そして常温でもある程度日持ちがよいものを選ぶのがよいでしょう。

    殺生を禁じる仏教の教えに反するため、生ものである肉魚は避けるべきです。
    お酒に関しては仏教では禁止となっていますが、故人が好きだったものとしてお供えすることもあります。

  • 「お水」は「浄水」という言い方もされ、お参りする側の心も清めるという働きがあります。
    本来は自然水がお供えされるものですが、実際は水道水の一番水をそなえるのが一般的です。

    お茶が供えられる場合も多く、その際も一番茶を供えます。
    ただ、浄土真宗では水を供えないという考え方があります。
    浄土真宗では、浄土に「八功徳水」(はっくどくすい)と呼ばれる水があるため、浄水のお供えはしないことになっています。

なお終活ねっとでは、以下のページで仏式葬儀の特徴や流れ、香典袋その他知っておきたいマナーなどについて解説しています。
ぜひご覧になってください。

神式の場合

まず、神式の場合、線香・抹香・ろうそくといった仏教のみで使うお供えは、使いません。
果物、五穀、日持ちの良いお菓子がよく選ばれます。
海産物は、仏式では「殺生」として避けられますが、神式では神の恵みとして受け入れられます。
お酒も神聖なお供えとして考えられますので大丈夫です。

なお終活ねっとでは以下のページで、神式葬儀の流れや費用、マナーや仏式との違いなどについて解説しています。
ぜひご覧になってください。

キリスト教の場合

キリスト教の場合は、日本の仏式・神式の考え方と違って、祭壇にお供え物をするという概念がありません。
したがってあえてお供えするとすれば生花を飾るということになります。
キリスト教では祭壇に飾る花は白い花ということでユリや胡蝶蘭などがよく選ばれているようです。

菊は白であっても仏式用・神式用ということで、キリスト教ではあまり受け入れられていないので注意が必要です。
また、とげがあるため、バラも葬儀用の花としては避けるべきです。

なお、終活ねっとでは以下のページで、キリスト教の葬儀について、さらにその費用や仏式との違いなどについて解説しています。
ぜひご覧になってください。

祭壇の値段はどれくらい?

葬儀

一般葬

平均的な相場は約50万円と言われています。
ただし、祭壇と一口に言っても、白木祭壇や花祭壇など様々な種類が存在していてまたサイズもまちまちです。
そのため選んだ祭壇によって費用は大幅に異なってきますので、選ぶ際には注意が必要です。

ちなみに、一般葬にかかる費用の平均がだいたい195万円あたりとされています。
ただこれは地域によってかなり差があるようです。
高い地域だと200万円を超え、低い地域だと150万円以下のところもあります。

重要なのは葬儀の規模ではなく、故人を偲ぶ気持ちです。
ご家族の経済状況などを十分考慮した上で、故人のことを心を込めて見送りましょう。

家族葬

家族葬の場合、祭壇の平均相場は20万円~30万円あたりとなる場合が多いようです。
家族葬の場合は一般葬に比べて規模の小さい葬儀となる場合が普通ですので、葬儀全体にかかる平均費用も100万円あたりになるようです。

なお終活ねっとでは以下のページで、家族葬のかかる費用の相場や、あるいはその費用を抑えるコツや香典相場などについても解説しています。
ぜひご覧になってください。

社葬

社葬の場合、祭壇の平均相場は100万円を超えて200万円~数百万円となる場合があります。
社葬となるとかなり大規模な葬儀となるのが一般的で、葬儀費用も高額になります。
たとえば

  • 参列者300名程度の葬儀で、費用は300万円~900万円

  • 参列者500名程度の葬儀で、費用は500万円~1000万円

  • 参列者1000人程度の葬儀で、費用は1500万円~3000万円

  • 参列者1200人程度の葬儀で、費用は3000万円~

というようなデータもあります。
葬儀の場所や内容によってはこれを超える高額になることも考えられます。

なお、終活ねっとでは以下のページで、葬儀の祭壇の費用や祭壇の選び方、周りの飾り方などについて解説しています。
ぜひご覧になってください。

祭壇のレンタルで費用を抑える

既にある使い回しの祭壇をレンタル利用するとなると、出費はかなり軽減できます。
新しく作るオリジナル祭壇など、葬儀社に保管されていない祭壇を使うとなると、時間もかかりますが、製作のために費用がかなりかかることになります。
葬儀社としては白木祭壇は葬儀ごとに廃棄するのではなく、使い回ししています。

ただ、葬儀のたびに白木の美しさを落とさないように、かなり念入りなメインテナンスをしています。
新品でなくともその維持費などを含めて祭壇の費用が高額になる場合もあるようですので、確認が必要です。

祭壇の写真撮影はしていいの?

葬儀

心を込めて飾り付けられた祭壇。
日常生活の中で簡単に見られるような光景ではありません。
遺族としては、後になってゆっくりと落ち着いて故人を偲ぶためにも、この大事な儀式を写真に残しておきたいと思われることでしょう。

また、スマホ撮影やSNSへのアップロードが気軽に行われる風潮となった昨今では、その荘厳にして格調高い光景を撮影したいという人がいても不思議ではありません。

さて、祭壇を撮影するという行為、どう考えたらよいのでしょうか。
注意点はどんなことでしょうか。
確認しておきましょう。

祭壇をバックに集合写真を撮ることもある

葬儀の場で写真撮影をする事は基本的には悪いことでありません。
血のつながった家族・親族が一堂に会する機会はこういう時しかないということで、祭壇の前で記念撮影をする事はよくあることです。

たとえ悲しみごとであっても、家族が歩いてきた道として記録を残しておいて、後日気持ちが立ち直った時に見直したいと思う遺族もいることでしょう。
葬儀のオプションとして葬儀社のスタッフが撮影を担当することもあるでしょうし、遺族・親族などの中からカメラ操作の得意な人が撮影を任されることもあるでしょう。

そういう風にして、現実的に葬儀の場で写真撮影は行われています。
その際に大事なことは、遺族の意に添っていること、許可を得ていることです。
さらに、参列者の気持ちや肖像権もしっかり認識して撮影することです。

何かのイベントのスナップ写真を撮るような軽々しい気持ちや態度で撮影するのは許されません。
あくまでも葬儀の場であることを忘れてはいけません。

許可なく撮影する人も増えている

ただ、昨今の傾向として身の回りのちょっとしたことをスマホ撮影して、インスタグラムなどSNSにアップする風潮が社会的にも大きく広がっています。
そうした人たちの中には、もしかしたら場をわきまえない、状況判断力が幼稚な人もいるかもしれません。

遺族が望まない、常識から逸脱した行為は、遺族の心の大きな傷となりかねません。
そうしたことにならないよう、あらかじめ禁止事項をきちんとアナウンスしておく必要があります。

なお、終活ねっとでは以下のページで葬儀の集合写真撮影はいいのか、撮影の意味やマナーなどを解説しています。
ぜひご覧になってください。

後飾り祭壇の種類は?

仏壇

後飾り祭壇の種類などについて具体的に見ていきましょう。

後飾り祭壇にはどんな種類があるの?

後飾り祭壇には基本的に、仏式、神式、キリスト教式のものがあります。

  • 仏式後飾り祭壇

    素材としては白木が使われて、基本的に2段~3段の構造になっています。
    白木ではない場合は白い布をかぶせます。
    使う仏具は仏壇で使われているものとほとんど同じなので、仏壇がすでにある場合は、新しい仏具を準備する必要はありません。

  • 神式後飾り壇

    正式には、片方に脚4本、合計脚8本が付いた「八足の祭壇」という台を使います。
    場合によっては仏式と同じ壇を使うこともあります。
    仏式の仏壇に該当するのが、神式では「御霊屋(みたまや)」あるいは「祖霊舎(それいしゃ)」と呼ばれます。
    御霊屋がすでにあれば、神具の準備は不要です。

  • キリスト教式飾り壇

    特に決まりはありませんが、小さめの台に白い布を敷くという場合が多いようです。
    キリスト教信者であれば、すでに祭壇はあるということで、必要なのは遺影と遺骨のみです。
    仏式、神式のものと比較するとシンプルです。

何を供えればいいの?

後飾り祭壇のお供えについて、3段と想定して確認します。

  • 上段

    向かって右から遺骨、位牌、遺影をお祀りします。

  • 中段

    向かって右からお菓子や果物などのお供え物、茶湯、仏飯をお供えします。

  • 下段

    線香立て、燭台(ろうそく台)、リン、香炉、花(一輪指し)を置きます。

後飾り祭壇はどこに安置させておくべき?

まず、お参りがしやすい部屋ということを優先した方がよいでしょう。
基本的には後飾り祭壇は、部屋の西側か北側がよいとされています。
ただ、どうしても適切な場所が見つからない時は、方角にこだわる必要はないともされています。
最低限、直射日光が当たるところや、水場付近など湿気の多い所を避けるようにはすべきです。

仏壇との位置関係はどうするべき?

自宅に仏壇がある場合は、仏壇のすぐ前か傍らに仏壇と同じ向きに置きます。
仏壇と同じ方向に向かってお参りするようにしたらよいでしょう。
もしよくわからない時は、葬儀社のスタッフに聞くとよいでしょう。

なお、終活ねっとでは以下のページで、後飾り祭壇の飾り方や片付け方などについて解説しています。
ぜひご覧になってください。

祭壇についてまとめ

葬儀

以上のように今回終活ねっとでは

  • 祭壇には、葬儀のときの祭壇と、四十九日までお祀りする後飾り祭壇がある。
    葬儀の祭壇は葬送に必要なものや故人を偲ぶためのものが置かれる。
    一方、後飾り祭壇は成仏していない故人を祀るために置かれるもの。

  • 葬儀の祭壇には宗教や宗派によっていろいろな種類がある。
    代表的な祭壇は白木祭壇と花祭壇が挙げられる。

  • 祭壇を選ぶ際には宗教的しきたりに従うかオリジナリティを求めるか・希望のデザインと乖離していないか・故人の意図を汲み取れているか・葬儀の規模と釣り合っているかに注意すると良い。

  • 祭壇にお供えするものは、宗教によって異なる。
    仏教の場合は「五供」とよばれる供物。
    信教の場合は果物、五穀、日持ちするお菓子などが供えられる。
    キリスト教の場合は供え物の概念がない。供えるなら生花。

  • 祭壇の費用は規模によって異なる。
    一般葬の場合の相場は50万、家族葬は20~30万、社葬は100万を超えることもある。

  • 祭壇での撮影は基本的には問題ない。
    ただし、あくまでも葬儀の場なので最低限のマナーは問われるので注意が必要。

  • 後飾り祭壇にも宗教ごとの違いがある。
    安置場所を選ぶ際はお参りしやすい場所かどうかを優先する。
    仏壇がある場合、仏壇と並べるかつ同じ向きに置く。

このような内容で話を進めてきました。
祭壇には様々なタイプがあり、規模やデザインや、費用も幅広い範囲に渡っています。
故人の思いと遺族の希望にしっかりと沿うような祭壇を選ぶことが大事なようです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
なお、終活ねっとでは終活に関する様々なテーマに関する記事が満載です。
ぜひご覧になってください。

以下のリンクから葬儀費用を節約するポイントについて解説した記事をお読みいただけます。
葬儀費用は今回の記事のテーマであった「祭壇」とも深い関りがあるので、ぜひ目を通していただけると幸いです。

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