葬儀場の基礎知識(種類・費用相場・マナー・選び方など)を全て解説

葬儀を行う葬儀場についてはふだんはなかなか知る機会がないものです。そこで今回は葬儀場にまつわる基本の知識を幅広い角度から解説いたします。葬儀場の種類によるメリットや費用相場などのほか葬儀場でのマナーについてもご説明いたします。

目次

  1. 葬儀場に関する基礎知識について
  2. 葬儀場とは?
  3. 葬儀場の種類と特徴について
  4. 葬儀場の費用相場について
  5. 葬儀場での流れについて
  6. 葬儀場でのマナーについて
  7. 葬儀場が休みの日について
  8. 葬儀場の選び方について
  9. 葬儀場に関する基礎知識まとめ

葬儀場に関する基礎知識について

葬儀

葬儀について考えることは終活のテーマの一つです。
終活では、葬儀の形式・規模・会場などについてご自分らしい選択を行います。
かつては葬儀を自宅で行うケースもありましたが、現代の葬儀はほとんどの場合で葬儀場や葬祭ホールを借りて行われます。

そこで今回の終活ねっとでは、葬儀場について意味や特徴などの基礎知識を解説いたします。
今回の記事は次の項目にそってご説明いたします。

  • 葬儀場とはどんなところか
  • 葬儀場の種類とそれぞれの特徴とは?
  • 葬儀場の費用相場はいくら?
  • 葬儀場での流れ・マナーについて
  • 葬儀場の休み・選び方・混雑について

今回の記事は葬儀場についての知識を幅広く解説しています。
皆様の終活に役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

葬儀場とは?

葬儀場は全国各地にあります。
ここでは葬儀場の意味や設備について詳しくご説明していきます。

葬儀場の読み方と意味について

葬儀場は「葬儀場」と読みます。
一般的には通夜・葬儀・告別式など一連の葬送儀式が執り行われる場所を指します。
また、葬儀場はその施設の運営主によって、葬儀式場や斎場・斎苑、セレモニーホール、会館など様々な呼ばれ方をすることがあります。

斎場・火葬場との違いについて

葬儀場のほかにも葬儀施設を指す用語はあります。
斎場あるいは火葬場という用語です。
まぎらわしく見えますが、葬儀場と斎場・火葬場の違いはは次のとおりです。

  • 斎場

    葬儀を行う会場、火葬場が併設されていることもある。

  • 葬儀場

    葬儀を行う会場、斎場とほぼ同じ意味である。

  • 火葬場

    火葬を行う火葬炉がある場所。

実際、斎場と葬儀場には明確な違いはありません
また、最近では葬儀場に火葬場を併設した施設があり、それらを斎場と呼ぶ場合もあります。

葬儀場の設備について

ここでは葬儀場の設備について、近年増加している火葬場を併設している葬儀場の場合も含め解説していきます。

食事ができる施設

葬儀場の中には、通夜振る舞いや精進落としとして食事ができる部屋があります。
和室の場合とテーブルと椅子があるホールの場合があります。
多くの葬儀場では調理施設はないものの、仕出し料理やお寿司などを運んで食事ができるようになっています。

宿泊施設

遠方から葬儀に訪れる方やお別れの前に故人と一緒に過ごしたい方にとって、葬儀場の中に宿泊施設があると助かります。
すべての葬儀場ではありませんが、宿泊施設を備えた葬儀場もあります
宿泊施設にはお風呂もあり、葬儀の前日に泊まることができます。

待合室

お通夜・葬儀の開始前などに参列者が過ごすことができる部屋です。
家族用には専用の控室があります。

また火葬場を併設した葬儀場の場合、火葬の待ち時間を過ごすための待合室があります。

安置施設

かつては亡くなった方のご遺体を自宅で安置して、お通夜を迎えました。
しかし、住宅事情などで自宅での安置が難しいケースがあります。
そこで葬儀場にはご遺体の安置ができる部屋を備えられています。

また、葬儀場併設の火葬場にある安置施設では、葬儀後から火葬までのご遺体を安置する部屋を指す場合もあります。

火葬施設

葬儀場と火葬場が別の場合、霊柩車とマイクロバスなどで火葬場に移動をします。
しかし葬儀会場である葬儀場に火葬場を併設することで、火葬場への移動の必要がなくなります。

以上のように葬儀から火葬までの流れがスムーズになることから、近年では火葬施設を併設した葬儀場が増えています。
葬儀場の予約をする際は、火葬場が併設されているかをまずは確かめることも大切です。

葬儀場の種類と特徴について

葬儀場には公営と民営とがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
公営の葬儀場と民営の葬儀場それぞれの特徴を知っておけば、葬儀場を選ぶ時に役立ちます。

公営の葬儀場

公営の葬儀場とは市区町村などの自治体が運営する葬儀場です。
たとえば東京23区内では、公営の葬儀場として臨海斎場と瑞江葬儀所があります。

メリットとデメリットは次のとおりです。

公営の葬儀場のメリット

一番に挙げられるのは、葬儀費用が安く済む点です。
民営斎場に比べてだいたい5分の1の費用です。
そして、公営斎場は先ほど説明した火葬場が併設されている場合が多く、葬儀後の移動の手間や費用を抑えることが出来ます。

また、公営斎場ではすでに祭壇がある所が多く、一から祭壇を組み立てるよりも費用を抑えることができます。

公営の葬儀場のデメリット

公営斎場のデメリットは費用が安いため混雑することが多く、時期によっては葬儀の予約がなかなか取れないことです。
また、民営に比べて設備が充実しておらず、設備自体が古い場合もあります。

民営の葬儀場

民営の葬儀場の運営は民間企業を中心にさまざまですが、ここでは主な運営先とメリットやデメリットについて解説していきます。

葬儀社所有の葬儀場

民営の葬儀場の中で最も多いのが葬儀社が所有する葬儀場です。

貸斎場

葬祭ホールに特化した企業が運営しています。
小さめの会場から大型ホールまで、いくつものタイプから会場を選べることも多いようです。

寺院運営

寺院が運営する葬儀場もあります。
利用者を檀家の方に限っている場合と、どなたでも利用できる場合とがあります。

民営の葬儀場のメリット

公営の葬儀場に対し数が多いため、予約が取りやすいのがまず挙げられるメリットです。
そしてバリアフリー設計や夜間受入れの実施など、施設の機能面やサービスが充実しています。
駅から近い、駐車場が広いといったアクセスのよさも民営斎場のメリットです。

民営の葬儀場のデメリット

民間が運営するので費用が高くなることが一番のデメリットです。

また葬儀社が運営する葬儀場では、その葬儀社を利用する方だけが会場を借りられるとされています。
こうした制約も民営の葬儀場のデメリットの一つです。

葬儀場の費用相場について

公営の葬儀場と民営の葬儀場では、同じ規模の葬儀を開いた場合でも費用が異なります。
ここでは葬儀費用の違いを見ていきましょう。

公営の葬儀場の費用

全国の平均では5万円から10万円が目安です。
公営の葬儀場は設立にあたって税金が使われていますので、費用が低く抑えられています。

なお該当の市町村に住民登録がない場合は、約2倍の費用がかかるケースもあります。

民営の葬儀場の費用

全国の平均では、葬儀社が運営する葬儀場で10万円から15万円、貸斎場が運営する葬儀場で約30万円が相場です。
公営の葬儀場に比べると民営の葬儀場の費用は高くなっています。

費用の内訳

葬儀場に支払う葬儀費用の内訳は次のようになります。

  • 会場使用料

    お通夜・葬儀の会場の使用料です。待合室や控室の使用料も含みます。葬儀費用の約半分が相当します。

  • 火葬料

    火葬の費用は5千円から2万円の地域がほとんどです。

  • 祭壇などの使用料

    民営の葬儀場では祭壇を組み立てる費用が葬儀費用に含まれます。

以下の記事では葬儀場を利用する際の費用について詳しく解説しています。
こちらもあわせてお読みください。

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葬儀場での流れについて

葬儀場の利用は、具体的にはお通夜・葬儀・法事の場面です。
葬儀場には食事ができる部屋があり、参列者の方々が仕出し料理や会席料理を食べることができます。

葬儀場でのお通夜の流れ

通常のお通夜は午後6時から約1時間ほど行います。
以下は全国でほぼ共通の流れです。

  • 会場受付

    喪主から依頼を受けた方が受付を担当します。参列者の方から香典を受け取って記帳をしてもらいます。

  • 一同着席・僧侶入場

    参列者全員が着席して僧侶を迎えます。

  • 読経・焼香

    読経を開始して5分から10分ほどたつと司会役が焼香の案内をします。焼香はご遺族・親族・参列者の順で行います。

  • 法話・僧侶退場

    法話の後に僧侶の退場を見送ります。

  • 喪主挨拶

    ご遺族を代表して喪主が挨拶をします。

地域によっては、この後に通夜振る舞いがあります。

終活ねっとでは、葬儀場に着いてからのお通夜についてさらに詳しい解説を掲載しています。
ぜひそちらの記事もご参照いただければ幸いです。

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葬儀場での葬儀・告別式の流れ

葬儀・告別式はお通夜の翌日に同じ葬儀場にて行われます。
流れは次のとおりです。

  • 会場受付

    喪主とご遺族は葬儀開始の一時間前には斎場に到着します。受付は開始30分前頃に始めます。

  • 一同着席・僧侶入場

    参列者全員が着席して僧侶を迎えます。

  • 読経・弔辞の読み上げ

    読経を始めてほどなく司会役が弔辞を読みます。

  • 焼香

    順番はご遺族・親族・参列者となります。

  • 僧侶退場・出棺

    僧侶退場後に喪主が挨拶をしてから出棺となります。

以下の記事では葬儀場での葬儀の流れについてさらに詳しく解説しています。
こちらもあわせてお読みください。

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葬儀場でのマナーについて

葬儀場を訪れる時は、悲しみの場にふさわしいマナーを守ることが必要です。
ここでは主なマナー3つを見ていきましょう。

服装について

葬儀場に足を運ぶのは、お通夜・葬儀・告別式・法事なので、服装は喪服を着ることがほとんどです。
格式でいうと準喪服が一般的な喪服にあたります。
男性はブラックスーツ女性はブラックフォーマルを着用します。

以下の記事では葬儀場での服装マナーについてさらに詳しく解説しています。
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葬儀場で着替えはできるのか

葬儀場には控え室が用意されており、そこで着替えることが可能です。
しかし、そこは原則喪主やご遺族の方々のみが利用できる部屋となるので、参列者はふさわしい服装で葬儀場に向かうようにしましょう。

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香典について

お通夜・葬儀・法事のいずれの場面でも参列者は香典を持参します。
香典の額は故人との関係性やご自身の社会的な立場などで決まります。
喪主から「香典を辞退します」と言われない限り、香典は必ず持っていきましょう。

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弔電・供花について

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葬儀場が休みの日について

現在では火葬場を併設した葬儀場が多くなっていますが、葬儀場に休業日はあるのでしょうか。
お通夜と葬儀の日にちを決める時は、火葬場の休業日に気を付ける必要があります。

友引の日

友引の日の火葬は避けられるため、友引きでは火葬場は基本的に休業しています。
そのため、火葬場を併設している葬儀場では友引の日を休業日にしていることが多いです。

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年末年始

大晦日からお正月の三が日にかけて休業する葬儀場が多いです。
あまり休まない葬儀場でも、やはり元旦は休業日となります。

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葬儀場の選び方について

公営・民営の違いを踏まえた上で、葬儀場はさまざまな角度から考えて選びます。
選び方の基準は主に次の3つです。

予算で選ぶ場合

予算を抑えたい場合は公営の葬儀場がおすすめです。
その際に知っておきたいのが、故人の住民登録がどこにあるかです。
住民登録がある自治体の公営の葬儀場を利用すると、予算を最も抑えられます。

宗教で選ぶ場合

菩提寺が葬儀場を運営している場合は、その葬儀場を選ぶとスムーズです。
菩提寺でなくても宗教宗派が一致していると、より納得のいく葬儀を行えるでしょう。

場所で選ぶ場合

民営の葬儀場には駅から近くアクセスのよい立地のものがあります。
参列者の利便性を考えて、立地のよい葬儀場を選ぶのもおすすめです。

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葬儀場に関する基礎知識まとめ

今回終活ねっとでは、葬儀場についての基礎知識をご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事は次の点がポイントでした。

  • 葬儀場は葬儀の会場を意味する。斎場も葬儀場と同じ意味。火葬場は火葬を行う所。
    葬儀場の設備として食事の施設・宿泊施設・待合室・安置施設・火葬施設がある。
  • 葬儀場には公営と民営がある。公営の葬儀場のメリットは費用が安い、デメリットは混雑しがちで予約が取りにくい点である。住民登録の有無で費用が変わる場合がある。
    民営の葬儀場のメリットは設備が充実していて交通アクセスがよい、デメリットは費用が高い点である。
    費用の内訳は会場使用料・火葬料・祭壇などの使用料である。
  • 葬儀場での流れは、お通夜は受付・僧侶入場・読経・焼香・僧侶退場・喪主挨拶である。葬儀では焼香の前に弔電を読む。
  • 葬儀場での服装は喪服が一般的、参列者は香典を持って行く。参列できない時は葬儀場に弔電やお花を贈る。
  • 葬儀場は年末年始は基本的に休みである。
    火葬場が併設されている場合は友引きが休みとなることもある
  • 葬儀場を選ぶ時は予算・宗教・場所を基準にするとよい。

葬儀場を選ぶ時はさまざまな基準から検討する必要があります。
今回の記事が皆様の葬儀場選びのお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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