お通夜とは?|服装・マナー・髪型・香典・流れ・時間・段取り

葬式の中でも最初に行われるお通夜は悲しみの中で準備をしなければなりません。今回はお通夜についてご遺族側と参列者側の両方の立場から解説いたします。服装やご香典などお通夜で守らなければならないマナーについて徹底的にご説明いたします。お通夜がよくわかる決定版です。

目次

  1. お通夜の流れやマナーとは?
  2. お通夜とは?
  3. お通夜はいつ行われる?
  4. 遺族側はお通夜前どんな段取りで進めるの?
  5. お通夜の服装・持ち物について
  6. お通夜の髪型について
  7. お通夜で持っていく香典について
  8. お通夜当日の流れについて
  9. お通夜参列者の注意点って何?
  10. お通夜で遺族に面会した際かける言葉
  11. お通夜についてのまとめ

お通夜の流れやマナーとは?

葬儀

家族葬や一日葬など時代に合わせて葬送の方法は多様化しつつありますが、ほとんどの場合はお通夜と葬儀を行って亡くなった方を見送ります。

葬儀の前日に行うお通夜は、本来は一晩中灯りをつけてお線香をお供えする儀式でした。
しかし現在では、ご遺族や参列者の方の負担を軽くする意図もあって午後6時頃から約2時間ほどでお通夜を執り行います。

変化を伴うお通夜ですが、多くのしきたりやマナーがあります。
なんとなくは理解していても、いざ自分がお通夜に足を運ぶ場面が訪れた際、周囲に失礼がないよう振舞うことはできますか。
実際かなり難しいかと思われます。

そこで今回終活ねっとでは、通夜のしきたりや流れなどお通夜に関することについて、以下の項目を解説していきます。

  • お通夜とは?
  • お通夜はいつ行われるか
  • お通夜が始まる前の遺族側の段取りについて
  • お通夜での服装と持ち物ついて
  • お通夜での髪型について
  • お通夜に持参する香典について
  • お通夜当日の流れについて
  • 参列者の注意点はある?
  • お通夜でご遺族の方にかける言葉について

お通夜に関する知識は、遺族側・参列者側の両方の立場に必要です。
今回は長い記事ですが、お通夜についての知識を網羅した役に立つ記事となっております。

ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

お通夜とは?

葬儀

お通夜は仏教式または神道式の葬儀において行われます。
夜通し灯りをつけて、お線香の灯を絶やさないようにしたのがお通夜の由来です。

お通夜は邪霊を防ぎ、亡くなった方を一晩中見守る目的がありました。
かつてはご遺体を安置した自宅でお通夜を行なうことが一般的でしたが、現在は葬儀の会場と同じ葬祭ホールなどでお通夜を行うことがほとんどです。

現在のお通夜では、葬儀・告別式の前日の夜に近しい親族や友人が集まり、お坊さんに読経をあげてもらってご焼香をします。
お通夜は午後6時頃から始まって1~2時間ほどで終わります

お通夜の翌日に葬儀と一緒に行われるお別れの儀式が告別式です。
告別式では親族・友人知人・仕事での関係者・近所の方が参列して、故人と最後のお別れをします。

現在では、友人知人・仕事での関係者などの方はお通夜または告別式のいずれかに参列すればよいとされています。
午前中に行われる告別式よりも、夕方から始まるお通夜の方が都合がつきやすいことから、お通夜のもつ意味は以前より増していると言えます。

お通夜には仏教式と神式(神道式)があり、神式でのお通夜は通夜祭と呼ばれます。
今回の解説では、日本の葬儀で約9割を占める仏教式でのお通夜についてご説明していきます。

お通夜はいつ行われる?

葬儀

現在のお通夜は亡くなった次の日の夕方に行われるのが一般的です。
お通夜の日時を決める際は、葬儀・告別式の日時も同時に決めます。

ここでは、お通夜の日程を決める上で重要な点についてご説明していきます。

仮通夜と本通夜とは?

本来お通夜には、仮通夜と本通夜があります。

仮通夜は亡くなった当日の夜に、ご家族と近しい親族の方だけで行います。
ご自宅にご遺体を安置して、夜通しお線香をお供えします。
地域によっては、仮通夜にお坊さんに読経を依頼することもあります。

一方の本通夜には、近しい血縁関係以外の親族・友人知人・仕事の関係者・取引先など大勢の方が参列します。
一般にお通夜と呼ばれているのは、こちらの本通夜を指します。

葬儀全般が簡素化する中、現在は仮通夜を省略して本通夜だけを行う場合がほとんどです。
また、仕事や家事などで忙しい方が増えた現在は、お通夜の方が告別式よりも時間帯が参列しやすいとしてお通夜だけの参列が増えています

日程を決める

お通夜の日程は、ご遺体の搬送を依頼した葬儀社の方と打ち合わせをして決めます。
通常の場合、亡くなった翌日にお通夜、その翌日に葬儀・告別式を行います。

ただし、火葬場が混み合っている場合や友引に重なる場合などは、1日または2日間待ってからお通夜とします。
お通夜の日時を決める前に、火葬場の予約を済ませておくことが大切です。
火葬場の予約の当日に葬儀、その前日にお通夜となります。

菩提寺がある場合は、お坊さんに連絡をしてお通夜の日時を早めに伝えます。
また、親族の方一人ずつに都合を確認する必要はありませんが、もし必ず参列してほしい親族がいる場合はお通夜の日程を調整する連絡を入れてもよいでしょう。

お通夜友引は極力避ける

六曜には先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口があり、友引は葬儀を避けた方がよい凶日とされています。
不祝儀に友を引くと考えられるためです。

ではお通夜の場合はどうでしょうか。
葬儀と違ってお通夜は友引の日でもよいとされていますが、ほとんど場合お通夜も友引を避ける傾向にあります。
もしどうしても友引を避けたい場合には、2日間ずらしてお通夜と葬儀の両日が友引に重ならないように日程を決めることになります。

遺族側はお通夜前どんな段取りで進めるの?

葬儀

喪主の方を中心にご遺族の方は、お通夜の開始までに決まった段取りを踏む必要があります。
悲しみの中で事務的な手続きをするのは大変なことですが、ご遺族の方には最期のお別れの準備をする役目があります。

ここでは、亡くなった後のお通夜までの流れについて解説していきます。

臨終後の流れ

ほとんどの方は病院で亡くなります。
亡くなった後、ご遺族の方はお通夜までに次のような手続きを行います。

  • 死亡診断書を病院から受け取ります。死亡診断書は市町村の役所に死亡届を出す際に必要です。
  • 葬儀社にご遺体を運ぶ手配を依頼します。ご自宅または専用の安置所にご遺体を運びます。
  • 病院で会計を済ませます。
  • 市町村の役所に死亡届を出し、火葬許可証を受け取ります。
  • 各所に連絡してお通夜と葬儀・告別式の日程を決定します。この時には喪主も決定します。

ご自宅に運んだご遺体は、最期のお別れの準備をします。
これらの準備は葬儀社の専任スタッフが行う場合がほとんどですので、ご遺族はお見送りの準備として見守るとよいでしょう。

  • 末期の水

    読み方はまつごのみずです。家族の方が一人ずつ故人の唇を湿らせて最後の水とします。新しい割り箸の先を脱脂綿でくるみ、少量の水を含ませて故人の唇に当てるようにします。のどの渇きを癒して安心してあの世へ旅立ってほしいという気持ちが込められています。

  • 湯灌

    湯灌(ゆかん)はご遺体を清めて死化粧を施します。本来は入浴させて身体を清めるものでしたが、現在は清拭(せいしき)としてお湯できれいに拭いてひげを剃ったり髪を整えます。身体を清めた後には死装束に着替えさせます。
    死装束は左前に着せる「逆さごと」というしきたりがあります。

  • 安置

    ご遺体は顔を白い布で覆って北枕にして寝かせます。ご遺体の横に白い布をかけた小机を用意して、お線香・お花・ろうそくを供えます。これらのお供えは枕飾りと呼ばれます。

  • 忌中札

    自宅の外に忌中札を掲示します。また自宅に神棚がある場合は、神棚封じとして神棚を白い紙で覆います。

  • 枕経

    納棺する前にお坊さんにあげてもらうお経ですが、省略する場合もあります。

  • 納棺

    身支度を整えたご遺体をお棺に移します。納棺は家族全員の立ち合いのもとで行われます。お棺には金属類を除いて故人の好物や愛用していた物を一緒に納めることができます。

お通夜に関しての知らせを出す

納棺までの手順を行いながら、ほぼ同時に進めておきたいのが親戚や知人への連絡です。
連絡ではお通夜・葬儀の日時と会場を全員に伝えます。
連絡先から漏れる方がいないように気を配る必要があります。

ここでは、お知らせする際に気をつけたいポイントを3つご紹介いたします。

故人の終活ノートに沿ってあげる

終活では自分らしい最期を迎えるためにさまざまな準備を行います。
終活の成功の鍵を握るのが、専用の終活ノートです。

終活ノートには、万一のことがあった場合に連絡してほしい人がすべて書かれています。
ご家族としては故人のご意向を最大限に尊重して、終活ノートのリストに沿って各方面に連絡を行いましょう。

なお多くの場合終活ノートには、連絡先以外にもお通夜や葬儀などの希望が書かれています。
お通夜の打ち合わせではノートの内容を取り入れて、故人の希望にそったお見送りができるよう心がけるとよいでしょう。

終活ノートについてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

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親戚や友人に当日の受付・案内係を依頼

お通夜の当日には会場での受付係が必要です。
お通夜の規模にもよりますが、親戚や友人の方から2名または3名ほどに受付係を担当してもらいます。
同様に当日の案内係も3名ほどに依頼しておきます。

受付係と案内係はお通夜の受付開始より30分ほど早めに来てもらう必要があります
当日の依頼になってお互いに慌てることがないように、係の依頼はお通夜のお知らせと同時に済ませておきましょう。

弔問してほしい方のリストを作成する

お通夜の参列者は親族・友人知人・同僚・仕事関係者など多岐にわたります。
喪主の立場としては、故人との関係をすぐに把握できる参列者のリストがあるととても便利です。

お通夜の準備を進めるにあたって、もし時間的な余裕がある場合は参列してほしい方のリストを作成しておきましょう。

なお、もし故人の終活ノートに連絡先がリスト化されている場合は、そのまま使うことができます。

お通夜の服装・持ち物について

葬儀

お通夜の当日は、ご遺族側・参列者側ともに服装のマナーを守る必要があります。
現在は葬儀全般がシンプルな傾向ですが、お通夜での服装はやはり喪服となります。
また子供が参列する際、何を着せるべきか悩むかと思います。

ここでは、お通夜当日の喪服の着こなしについてマナーの面からご説明していきます。

お通夜の服装

葬儀・告別式よりも時間帯が行きやすい、仕事に支障がない時間であるといった理由からお通夜が占める意味は年々増しています。
お通夜での服装については遺族側と参列者側で次のようなマナーがあります。

遺族側の服装

喪服は格式の違いによって正喪服・準喪服・略喪服があります。
遺族として気を付けたいのが、参列者と同格または参列者より格式の高い喪服を着るという点です。

したがって慣習に沿うと、ご遺族は正喪服を着ることになります。
具体的には、男性はモーニングコートか紋付羽織袴、女性は丈が長めの正式なブラックフォーマルか黒無地五つ紋つきの着物が正喪服です。

ただし、近年では参列者より格下にならなければよいという考えが主流になってきています。
喪主の方も含めて、ご遺族の方も準喪服でお通夜に参列する場合がほとんどです。

なお準喪服とは一般的に喪服と呼ばれます。
男性の場合ブラックスーツ、女性の場合ブラックフォーマルが準喪服にあたります。

参列者の服装

お通夜に参列する時は、準喪服または略喪服を着るのがマナーです。
男性の場合黒やグレーなど地味な色のスーツ、女性の場合黒や紺色などのワンピースなどが略喪服にあたります。

ただし、実際のお通夜では参列者の方は準喪服を着ているのがほとんどです。
着替えに戻る時間がなかった、地域の風習で略喪服を着るといった場合に限り、地味な平服である略喪服を着て参列します。

子供の服装

親族のお通夜などに子供を連れて参列する場合、学校や幼稚園の制服があればそれを着用します。
制服は正装の扱いです。

制服がない場合は、白い襟付きシャツに黒・紺色のズボンやスカートを合わせます。
女児は紺色やグレーなどのワンピースを着てもよいでしょう。
学校の制服に準ずる服装ならば問題ありません。

子供の服装では、靴と靴下にも気を配ります
白・黒・紺色の無地の靴下を選び、靴はできれば地味なデザインの物を汚れを落として履くようにします。

なお、通夜に参列する際は細かい服装のしきたりを知っておく必要があります。
お通夜に参列するときの服装についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

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お通夜の持ち物

お通夜に参列する際は、ご香典と数珠を忘れずに持って行きます。

ここでは喪服に関するマナーと合わせてぜひ知っておきたい、お通夜の持ち物について解説していきます。

アクセサリーや小物類

お通夜では悲しみの場にふさわしい地味で落ち着いた着こなしが求められます。
華美なアクセサリーや小物を身に着けるのはマナー違反です。

例外として着けてもよいアクセサリーは、女性の場合結婚指輪のほかに真珠のネックレスとイヤリングです。
男性は結婚指輪以外は着けず、派手な腕時計も外して参列します。
カフスとネクタイピンはマナー違反となるので着けません。

また、お通夜の会場では靴も目立ちます。
男性は黒い無地の革靴、デザインは内羽根式のストレートチップかプレーントゥを履くのが正しいマナーです。

女性の靴とバッグはかつては殺生を連想させることから革製はタブーとされていました。
ただし最近では黒い無地の地味なデザインに限り、革製のパンプスとバッグでもよいとされています。
もちろんその場合も飾りのついていないシンプルなデザインを選ぶようにしましょう。

数珠

ご香典と並んでお通夜に必ず持って行くのが数珠です。
数珠は古代インドが発祥で、煩悩をなくして仏様と向かい合う効果があると言われています。

数珠は男性用と女性用があり、さらに宗派を問わない略式数珠と宗派別の本式数珠とがあります。
原則として数珠の貸し借りはタブーとされるため、お通夜には自分用の数珠を持って参列します。

また、数珠はご遺族の方も持つようにします。
数珠を持ち歩く際は、ふさを垂らした状態で左手で持つのが正しいマナーです。

通夜の持ち物やマナーについてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

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お通夜の髪型について

葬儀

お通夜に参列する際は服装だけでなく髪型にも気を配ります。
おしゃれをする必要はありませんが、常識的で清潔感のある髪型に整えます。

ここでは、通夜の男女の髪型について解説します。

男性の髪型

お通夜では顔や耳に髪がかからないすっきりとした髪型が基本です。
ジェルやワックスなどの整髪料は控えめにして、おしゃれになりすぎないナチュラルな髪型を心がけます。

受付やご焼香の時などお通夜ではお辞儀する機会が多いものですが、その度に目に前髪がかかるのはうっとうしいものです。
お通夜の前に散髪を済ませるほどではありませんが、前髪が長すぎる場合は自分でカットしてもよいでしょう。

女性の髪型

男性の場合と同じように、女性の髪型も清潔感を中心に考えます。
長い髪はすっきりとまとめて、お辞儀した時に顔に髪がかからないことがポイントです。

髪をまとめる時は、華美なおしゃれは避けて低い位置で地味な髪留めを使ってまとめます
前髪が長い場合は黒いピンで顔にかからないように留めましょう。

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お通夜で持っていく香典について

葬儀

お通夜にはご香典を用意して持って行きます。
ご香典はお線香代として故人にお供えする意味のほか、ご遺族の経済的な負担を軽くする相互扶助の意味があります。

ここではお通夜でのご香典について、金額の相場や表書きのマナーを見ていきましょう。

適切な金額は?

お通夜でのご香典の金額は、故人との関係や持参する方の社会的な立場によって決まります。
故人との血縁関係が近いほどご香典の金額は高くなります

主な相場は次のとおりです。

  • 故人が親または義理の親の場合 5万円から10万円
  • 故人が兄弟姉妹の場合 3万円から5万円
  • 故人が叔父叔母の場合 1万円から3万円
  • 故人が友人の場合 5千円から1万円

相場に幅があるのは、ご香典を持参する方の年齢と社会的な立場、そして故人との関係性によって具体的な金額が決まるためです。
故人に特にお世話になった場合などは、相場より高い金額を包むこともあります。

表書きはどうすればいい?

香典袋の表書きは御霊前と書くのが一般的です。
御霊前は仏教式のお通夜に限らず、キリスト教式や神道式の場合にも使うことができます。
また参列するお通夜の宗教がわからない場合も、御霊前としておけば問題はありません。

表書きの下段には名前をフルネームで書き入れます
薄い墨を使って筆で書くのが正しいマナーです。

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熨斗(のし)は?

熨斗とは正式な贈り物に巻き付けて贈る掛け紙です。
香典袋には熨斗は付けませんが、熨斗から派生した水引きが付いています。

お通夜での香典袋の水引きは、黒と白または銀色を使うのがしきたりです。
不祝儀での水引きの結び方は、結び切りまたはあわび結び(あわじ結び)とされています。
なお関西地方では黄色と白の水引きが使われます。

お通夜と告別式どちらで持っていくべき?

お通夜の翌日には葬儀・告別式があります。
両方に参列する場合、ご香典は両方に持っていくのでしょうか。

結論から言うと、ご香典はお通夜にだけ持っていき、告別式では受付で記帳だけを行います。
お通夜と告別式の両方にご香典を持っていくことは、不幸が重なると受け取れるためマナー違反になってしまいます。

近しい親族などでお通夜と告別式の両方に参列する場合は、初めにあるお通夜だけでご香典を渡すようにしましょう。

香典のマナーについてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

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お通夜当日の流れについて

葬儀

お通夜ではお坊さんの読経やご焼香などで故人をご供養します。
ひと通りの流れを知っておくと、参列する際にも役立ちます。

ここでは、お通夜当日の流れについて、ご遺族と参列者の両方の立場からご説明していきます。

お通夜はどの時間帯に催される?

元々のお通夜は夜通しのご供養だったことから、現在のお通夜も夜に催されます
実際には午後6時からのお通夜がほとんどですが、午後7時からの場合もあります。
6時からという時間帯ということもあって、仕事帰りにそのまま足を運ぶ方が多くいらっしゃいます。

お通夜の所要時間は約1時間です。
また地域によっては、通夜振る舞いと呼ばれる会食の場を設ける風習があります。
午後6時からお通夜が始まり、その後に通夜振る舞いがあった場合は午後8時すぎにお開きとなります。

遺族のお通夜当日の流れ

喪主をはじめとするご遺族の方は、お通夜の開始まで何かと慌ただしく過ごします。
前もって当日の流れを知っておけば、葬儀社とのスタッフの打ち合わせがスムーズです。

ここでは、ご遺族の方の動きに注目してお通夜当日の流れについて解説していきます。

斎場への到着は早めに

現在のお通夜は斎場や葬祭ホールなどの貸会場で行うことがほとんどです。
開始前の会場では、葬儀社のスタッフが祭壇を組んだり椅子の準備などを行っています。
準備にあたってスタッフが喪主の方にすぐに確認ができるよう、ご遺族は開始時間に余裕をもって会場に到着しましょう。

また、参列者の中に遠方から足を運ぶ方がいる場合があります。
もし参列者の方がお通夜の会場に早く着いた時は、ご遺族が応対する必要があります。

そうした準備のためにも、会場には時間に余裕をもってできればお通夜開始の1時間前には到着するようにします。

受付・記帳

会場では事前に依頼しておいた方に受付と記帳の係を担当してもらいます。
受付係はご遺族の代わりとして、参列者の方々を迎えます。
参列者の方からご香典を受け取り、記帳をしてもらいます。

お通夜の会場には開始前から参列者が集まってきます。
受付はお通夜の開始時間の1時間~30分前には開ける必要があります。

着席・僧侶入場

お通夜の開始時刻前には着席します。
遺族席は祭壇に近い位置にあり、着席した状態で参列者が席に着くのを待ちます

全員が着席すると司会進行役の言葉でお通夜が始まります。
お坊さんが入場したら参列者全員または遺族が起立して迎えます。

読経・焼香

お通夜でのお坊さんの読経は全部で30分間から40分間続きます。
読経の間にご焼香を行います。

読経を始めて約5分ほどたった時点で、司会進行役からご焼香を始める合図が出されます。
ご焼香の順番はまず遺族から、続いて親戚・友人知人などの参列者というように、故人と近しい順にご焼香を行います。

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法話

全員のご焼香が終わって読経に区切りがついたら、お坊さんからの法話を聞きます。
宗派によって、またお坊さんの個性によって法話の内容は異なりますが、いずれの場合もお通夜・葬儀の意義などをわかりやすく説いてくれます。

また法話では「○○様の通夜式に大勢の方にお参りいただき、ありがとうございます」というお礼がお坊さんから述べられます。
法話自体は数分間で終わります

僧侶退場・喪主挨拶

法話を終えるとお坊さんが会場を後にします。
続いて遺族の代表として喪主の方が挨拶をします。

司会進行役に呼ばれたら喪主の方はマイクの前に立って、参列者の方々にお越しいただいたお礼を述べます。
挨拶の場面で慌てないように、事前に挨拶の言葉をメモしておくと安心です。

喪主の挨拶に関してより詳しく解説した記事をお読みいただけます。
ぜひ一度目を通していただけると幸いです。

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通夜振る舞い

お通夜の後に参列者の方々を飲食で接待するのが通夜振る舞いです。
簡単な食事と飲み物を取りながら、故人の思い出話などをします。

本来は通夜振る舞いの料理は精進料理とされていましたが、現在はこだわりはなく肉や魚などが振る舞われます。
お寿司や食べやすいサンドイッチなどのオードブル料理を出す場合が多いようです。

通夜振る舞いの有無は地域によっても異なります
飲食の代わりにお弁当やお寿司の折り詰めなどを参列者に渡す地域もあります。

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退場

通夜振る舞いの最後は、喪主の挨拶で締めくくります。
挨拶ではお通夜への参列の感謝の気持ちを述べて、翌日の葬儀の開始時間を伝えましょう。

翌日に葬儀・告別式があるので、通夜振る舞いは適度な頃合いで終了します。
全員が通夜振る舞いの席に着席してから30分から1時間ほどで終えるのが目安です。

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お通夜参列者の注意点って何?

葬儀

訃報からお通夜の開始までは、あまり時間がありません。
十分な時間が取れない中でお通夜の準備をすることになります。

ここでは、お通夜に参列する際に迷いやすい4つのポイントについて解説します。

参列の基準って何?

故人の遠縁にあたり現在は離れた場所に住んでいる場合、お通夜に参列するか迷うことがあります。

一般にお通夜に参列する基準は、親族の範囲(配偶者・6親等内の血族・3親等内の姻族)が目安です。
6親等内の血族とはいとこの孫まで、3親等内の姻族とは配偶者の叔父叔母までということになります。

友人知人や仕事関係の場合には特に明確な基準はありません。
弔いたい気持ちがあればお通夜に参列できます

会社の代表者は受付で名刺を出す

故人の勤務先あるいは仕事の取引先など、会社の代表としてお通夜に参列するケースもあります。
その場合会場の受付で、ご香典と一緒に名刺を提出します。

名刺があることで遺族の方はわかりやすく、参列者名簿を作りやすくなります。

会社代表者以外は告別式のみでいい

会社の同僚の親族が亡くなって参列する場合、お通夜と告別式の両方に参列する必要はありません
その場合は会社の代表者だけがお通夜・告別式の両方に参列して、それ以外の方々は告別式のみに参列します。

もしお通夜の方が時間の都合がつきやすいならば、お通夜だけに参列します。
お通夜だけ、または告別式だけといった参列の仕方でも失礼にはあたりません。

どうしても参列できない場合は?

都合がつかない場合や遠方で行けない場合などで、お通夜に参列できないケースも考えられます。

その場合遺族の方に参列できない旨を伝えてから、弔電・ご香典を送る・供花を送るといった方法を取ります。
これらの方法では参列の代わりにお悔やみの気持ちを伝えることが可能です。

お通夜の流れについてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

お通夜で遺族に面会した際かける言葉

葬儀

お通夜では悲しみの場にふさわしい落ち着いた挨拶が求められます。
時間にあまり余裕がない中でも、お悔やみの気持ちを伝えて遺族の方を励ます丁寧な挨拶を心がけるようにします。

ここでは、お通夜で遺族に面会した際かける言葉について解説します。

遺族にかけるお悔やみの言葉の文例

お通夜の当日は遺族の方とゆっくりと話す時間はなかなか取れないものです。
シンプルな言葉でお悔やみの気持ちを伝えるようにします。

お通夜の当日にかけるお悔やみの言葉は、次のような例文となります。

この度は誠にご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げご冥福をお祈りいたします。
この度は突然のことでさぞやお力落としのことと存じます。私にできますことがありましたら何でもお手伝いいたしますので、何なりとお申し付けください。

かけてはいけない言葉ってあるの?

お悔やみの挨拶では、重ね言葉と忌み言葉を避けるのがマナーです。
重ね言葉とは度々やまたまたなど不幸が重なることを連想させる言葉、忌み言葉とは浮かばれないといった縁起が良くない言葉を指します。

これらのタブーを避けて、故人を弔い遺族を励ます気持ちを挨拶の言葉とします。

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お通夜についてのまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか。
今回、終活ねっとではお通夜について以下の事柄を解説していきました。

  • お通夜は夜通しお線香の灯を絶やさずに故人を見守ったことが由来である。
  • 通常では亡くなった翌日にお通夜、その翌日に葬儀・告別式を行う。火葬場が混んでいる時などはその限りではない。友引を避ける。
  • 遺族の段取りとしては、臨終・死亡診断書の受け取り・遺体を運ぶ・病院の会計・死亡届の提出・お通夜と葬儀の日程を決定する。お通夜までの準備としては、末期の水・湯灌・安置・忌中札・枕経・納棺がある。
  • お通夜の服装は遺族・参列者ともに準喪服を着るのが一般的で、男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルである。持ち物はご香典と数珠。結婚指輪は問題ないが、アクセサリーは基本的に付けない。
  • お通夜では男女ともに清潔感のある髪型を心がける。
  • ご香典の金額は故人との関係と自身の社会的立場で決まる。香典袋の表書きは御霊前で、お通夜または告別式の両方に参列する場合はお通夜だけに持参すればよい。
  • お通夜は午後6時からの開始が多い。お通夜当日の流れは受付・僧侶入場・読経とご焼香・法話・僧侶退場・喪主挨拶・通夜振る舞いである。
  • 参列者の範囲は親族(配偶者・6親等内の血族・3親等内の姻族)が目安。会社の代表として参列する時は受付で名刺を出す。
  • お通夜当日は遺族にシンプルな言葉でお悔やみの挨拶をする。挨拶は文例を参考にする。

お通夜をするには様々な準備が必要になります。
早めに準備をしておき、備えておくことでいざという時に慌てずに済むでしょう。

葬儀の後の告別式の準備についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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