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通夜や葬式を1日でおこなう一日葬をわかりやすく紹介

「一日葬とは」から「一日葬の施主のマナー」まで、一日葬に必要な情報を詳細に解説しています。

葬儀の準備に必要な情報や、一日葬のメリットとデメリット、費用や施主のマナーについて知りたい方には、この記事がおすすめです。

一日葬とは

一日葬とは、大切な人の死から葬儀・告別式・火葬まで、1~2日の期間で行われる葬儀のことを指します。

一日葬という名前でありながら、火葬式は死後24時間以内に行わなければならないと法律で決められていることから、亡くなった翌日に火葬式までおこなえないことがあります。

このタイプの葬儀は、通常、故人と関係のあった近親者、直系親族、仕事関係者、友人、隣人などが参列します。

ただし、通夜式がないため、参列者の人数は限られており、通常1~40人程度です。

葬儀・告別式は通常、午前9時から午後12時までの間に行われるため、仕事のある方は参列できないこともあります。

家族葬との違い

一日葬とは、通夜を行わず、葬儀・告別式・火葬の全てを一日のうちに行う葬儀のことです。葬儀の参列者は、故人と関係のあった友人、家族、隣人、会社関係者など、さまざまな人が含まれます。

近親者を主に招く家族葬とは異なり、一日葬の参列者は遺族の判断で自由に決めることができます。

一日葬にかかる時間

一日葬は、従来の葬儀を凝縮したものです。通夜式は省きますが、告別式と火葬の流れは変わりません。告別式の開始から納骨までの所要時間は約3時間です。

火葬は法律上の制約から、亡くなってから24時間後に行わなければなりません。そのため、午前中に亡くなられた場合でも、それ以前の時間帯に告別式を行うことはできません。

このスケジュールは、一日葬でも一般葬でも同じです。

午前9時頃に斎場に集合して、告別式に参列する場合は、告別式と火葬が終わるのは午後1時〜2時頃になると思われます。

1日葬がおすすめのケース

一般的に50万円から70万円程度の低い予算で行うことができます。

ご高齢の方がいらっしゃるご家庭や、遠方からお越しのご親族、お仕事が忙しい方など、少ない費用で故人を偲びたい方におすすめです。

また、通夜は行わないけれども、葬儀の前日にはゆっくりと故人を偲ぶ静かな時間を過ごしたいという方にも適しています。

一日葬のメリットとデメリット

一日葬のメリット

費用を抑えられる

通夜がないため、通夜ぶるまいも必要なく、葬儀の費用を抑えることができるのも特徴です。

多くの会葬者をお招きする従来の葬儀に比べ、一日葬は会場や祭壇の規模が小さくて済むため、費用を抑えることができるのです。

遺族・親族の負担が少ない

一日葬では、お別れの一連の流れを1日に凝縮して行うため、葬儀の準備などご遺族の負担を軽減することができます。

参列できる遺族にとっては、故人との時間をより充実させることができる葬儀形態です。また、宿泊の必要がないため、親族はより早く帰宅することができます。

一日葬のデメリット

訃報を聞いた弔問者への対応に追われる

一日葬は、遺族の負担軽減や故人の遺志が目的であり、参列者の気持ちまで考慮できないケースが多いようです。

参列者の気持ちを大切にするのであれば、訃報に「四十九日法要にお越しください」というメッセージを添えておくとよいでしょう。

一日葬に良い印象を持たない家族や親族がいたとしても、参列者への配慮を忘れなければ、穏やかな葬儀を行うことは可能です。

そのため、一日葬を行う場合は、弔問客への対応を考えておく必要があります。

菩提寺にお断りされてしまう可能性がある

一日葬という形式が人気を集めています。

しかし、通夜の翌日に葬儀を行う伝統的な葬儀を好む寺院を中心に、すべての寺院がこの形式での葬儀に同意するわけではありません。

日頃から通っているお寺がある場合は、一日葬を依頼する前に相談することをお勧めします。

一日葬の流れ

逝去・搬送・安置から葬儀社との打ち合わせ

法律上、火葬を行うには、人が亡くなってから24時間安置しておく必要があります。

つまり、病院には遺体を長時間安置する設備がないため、故人の遺体を葬儀社や霊安室に移動させる必要があるのです。

注意すべきは、遺体を搬送する前に医師による死亡診断書を取得する必要があることです。

ご遺体が葬儀社に到着したら、葬儀社との打ち合わせを行い、葬儀の詳細を決めます。

故人が葬儀に何か特別な要望を持っていた場合は、この時に大切な人がそれを伝えることが重要です。

納棺から葬儀・告別式

葬儀の当日は、葬儀社との打ち合わせをまずおこないます。通夜式の前に出棺する従来の葬儀とは異なり、一日葬では告別式の前に親族が出棺を行います。

告別式と火葬を1日で行うため、告別式は通常午前中に行われます。葬儀社のスタッフが執り行います。

お坊さんの読経、弔辞、焼香、出棺準備、喪主挨拶、出棺といった通常の葬儀と同じ流れで行われます。

火葬

告別式が終わると、火葬作業に入ります。葬儀社に火葬場がある場合は、現地で火葬を行います。葬儀社に火葬場がない場合は、外部の火葬場へ搬送し、火葬を行います。

火葬の際には、火葬炉の前で最後のお別れの儀式が行われます。お坊さんの読経、参列者の焼香、故人との最後のお別れをする儀式です。

伝統的な葬儀では、告別式の後に精進料理などの食事をすることもありますが、一日葬の場合は必ずしもそうではありません。葬儀は、火葬の後、遺骨(遺灰)を回収して終了します。

一日葬の費用の内訳と費用相場

一日葬の費用は、一般的に50万円から70万円程度です

。この金額には、葬儀を行うための費用、式場の使用料、会葬礼や返礼品などの参列者へのおもてなし、読経料や戒名料、お車代などのお布施が含まれています。

また、葬儀社の料金のほか、食事にかかる費用もあります。必要なお布施の額は、故人が「戒名」をつけているかどうかで変わることもあります。

一日葬の費用の注意点

一日葬の場合、葬儀当日とは別に準備のために1日必要です。

そのため、通常午前中に行われる告別式の前日に祭壇などの設置・配置を行う必要があるため、葬儀ホールの使用料は2日分となります。

ただし、葬儀ホールによっては、1日分の利用料しかかからない場合もあります。

一日葬の施主のマナー

お坊さんや親族の了解を得ておく

葬儀というと、通夜を行わない一日葬は、人によっては型破りな選択と映るかもしれません。

故人を見送る儀式は似ているものの、友人や家族の間では「ふさわしくないのでは」と懸念されることもあるようです。

一日葬を検討する場合は、自分の意思を伝え、葬儀の司会者や親しい人に了解を得てから行うことが肝心です。また、葬儀を行う理由や気持ちを理解してもらいましょう。

香典および弔電の辞退をなるべく早く伝える

葬儀の案内状を送る際には、香典や弔電についての希望を明記することが大切です。

混乱を避けるためにも、故人の親族や友人にははっきりと意思を伝えましょう。

メールや電話でも構いませんが、やはり招待状にも詳細を記載することが肝心です。

必要な情報をすべて提供し、招待状をわかりやすくすることで、誰もがあなたの意思を理解することができます。

一日葬についてよくある質問

一日葬とはなにか教えてください

一日葬とは、大切な人の死から葬儀・告別式・火葬まで、1~2日の期間で行われる葬儀のことを指します。一日葬という名前でありながら、火葬式は死後24時間以内に行わなければならないと法律で決められていることから、亡くなった翌日に火葬式までおこなえないことがあります。

家族葬との違いを教えてください

家族葬と違って、通夜を行わず、葬儀・告別式・火葬の全てを一日のうちに行う葬儀のことです。葬儀の参列者は、故人と関係のあった友人、家族、隣人、会社関係者など、さまざまな人が含まれます。

1日葬がおすすめのケースを教えてください

ご高齢の方がいらっしゃるご家庭や、遠方からお越しのご親族、お仕事が忙しい方など、少ない費用で故人を偲びたい方におすすめです。

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