友引の日に葬儀場の休みが多いのはなぜ?葬儀の日程やマナーをご紹介

友引の日に葬儀場の休みが多いのはなぜ?葬儀の日程やマナーをご紹介

「友引は葬儀をお行なわないほうが良い」と言われています。友引には休みとなる葬儀場も数多くあります。なぜ友引に葬儀場がお休みなでしょうか?葬儀の日程や暦との関係、さらには葬儀の際のマナーなども詳しく解説します。

最終更新日: 2020年11月10日

友引に葬儀場の休みが多いことについて

葬儀

家族や親族が亡くなることはとても悲しいことです。
葬儀を怠りなく準備することは故人を温かく送りだすためにも大切なことですね。

葬儀の日程を決定する上で六曜について考える必要があります。
特に六陽の中でも「友引」は葬儀場の休みが多いといわれています。

今回「終活ねっと」では葬儀と友引の関係について以下のポイントで解説します。

  • 友引と六曜ってなに?

  • 友引に葬儀場の休みが多い理由は?

  • 友引の日に通夜は大丈夫?

  • 葬儀場でのマナーについて

加えて葬儀場での服装や持ち物などに関するマナーも簡潔にご説明します。
ぜひ最後までお読みください。

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友引とは?

人々

そもそも友引とはどのようなものなのでしょうか。
まずは友引とともに六曜の考え方についてご紹介します。

友引とは?

カレンダーを見ると日付と曜日のほかに「大安」や「先勝」といった言葉も書かれています。
「友引」もその一つで元々は古代に中国から伝えられた六曜という暦の一つです。

友引には以下の二つの意味があります。

  • 凶事の影響が友人に及ぶ方角

  • 勝ち負けの勝敗決まらない日

日本では友を引くという漢字の組み合わせから、良いことも悪いことも友人に影響を与える日として認識されるようになりました。

そのため特に葬儀などをこの日に行なうと「友を引く」すなわち、凶事が友人に影響を与えるとしてできるだけ避けるという風習が定着しました。

逆に結婚式などの慶事では「大安」についで人気のある暦になっています。

六曜とは?

「ろくよう」または「りくよう」と読みます。
「六曜星」とも言われ、定かではありませんが古代中国の陰陽五行説から生まれた暦で、日付や方角の吉凶を占う指標として用いられてきました。

もともとは1日の時間を区切るための考え方で日が昇ってから落ちるまでを三つに区切り、日没から日の出までを同じく三つに区切ったため、合計6個の時間帯に分けられそこに六曜が当てはめられました。

また六曜の「曜」とは星をあらわす漢字で星=金色に光るということから賭け事の占いにも利用されてきました

日本には鎌倉時代に伝承されましたが一般的に利用されるようになったのは江戸時代の頃です。
行事などの日程を決める際に運勢が気になるようになったことが背景にありました。

明治時代になって政府から六曜は迷信だとして暦への記載を禁止されましたが、戦後にはそういった規制もなくなったために暦に再度利用されるようになりました。

日本では「暦注」とも言われ日取りを決める際などには現在でも気にする方は多いです。

六曜の順番

六曜は暦なので順番があります。
基本的な順番は先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順ですが、月の始まりの暦は決まっていて月初にはリセットされる仕組みになっています。
月初の暦は以下のとおりです。

1月・7月 先勝
2月・8月 友引
3月・9月 先負
4月・10月 仏滅
5月・11月 大安
6月・12月 赤口

これはあくまでも旧暦(太陰暦)の暦に対応した決め事で、現在の暦(グレゴリオ暦)には対応していません
月の半ばで六曜の順番が突然変化している日がありますが、その日は旧暦の1日という事になります。

ただ「大安」や「仏滅」などはよく耳にしますが、実際には六曜の暦を全て意味までご存知の方は意外と少ないのではないのでしょうか。

六曜暦のそれぞれの意味

六曜暦のそれぞれの意味を解説しましょう。

  • 先勝(せんしょう、せんがち、せんかち)

    先んずれば勝つという意味で、この日は何事も早く行なうことが良いとされ午前中は吉、午後は凶となります。
    店舗の開店や車の納車などを午前中に行なうには良い日とされています。

  • 先負(さきまけ、せんぷ)

    先勝とは真逆の考え方で先んずれば負けるという意味になります。

    ただしもともとは「小吉」といわれ吉日とされています。
    急いで事を成そうとせずにゆっくりと過ごすのに適しているとされています。

  • 仏滅(ぶつめつ)

    仏も滅するほどの災厄日という意味になります。
    もともとは「空亡」(くうぼう)と呼ばれていた暦で、全てが滅するということから「物滅」に転じ、その後仏教的な考え方が融合して仏滅となったといわれています。

    仏の文字が使われていますが仏教から由来した言葉ではありません。

    凶日とされていますが、反面、物事と別れたり悪縁を切るには良い日とされています。
    新たに始まる日という解釈から引越しなどには適しているという考え方もあります。

  • 大安(たいあん)

    大いに安しという意味から、やってはいけない事が何もない日とされ大吉日となります。
    結婚式や新装開店、地鎮祭などには最も適した日として多くの慶事が行なわれる日です。

    たとえば、日本政府の内閣の組閣なども大安の日を選んで発表されています。
    大安吉日という熟語にもあるとおり、何をしてもうまくいく日とされています。

  • 赤口(しゃっこう、しゃっく)

    魔物が巣くうといわれている丑寅の刻(午前2時~4時)を表す六曜で最も不吉な時間帯とされていましたが、暦となっても一番の凶日となっています。

    陰陽道での赤舌日が由来とされていて、羅殺神という暴虐な神様が支配している日になります。
    また「赤」の文字が着くことから火や血に気をつけなければならない日と解釈されています。

    基本的には一日中が凶日ですが、丑の刻(午前11時~午後1時)はかろうじて吉となります。
    この日は一日何もせず静かにすごすことが無難とされています。

どうして友引に葬儀場は休みが多いの?

困った人々

一般的に友引には葬儀場の休みが多いといわれています。
では、なぜ友引には葬儀場が休みになることが多いのでしょうか。

友引の日の葬儀は避けられるため

「友引」とは、もともとは「共引」と漢字で表されていました。
先勝と先負の間の暦で、共に引き分けという意味になります。

本来は共に引き分けるという事から争いのない吉日なのです。
しかし、漢字が共引から友引に転じたことにより、友を引くという語呂で解釈されるようになり葬儀などを行なうことは避けられるようになりました。

友引に葬儀をしてはいけないという考え方には以下の二つの説があります。

  • 十二支の暦で「友曳方」と混同した

    決まった方角で葬儀をすると友が引かれるという方角を示した言葉と混同されました。

  • 陰陽道の「友引日」と混同された

    決まった日に特定の方向で起こした事すと友に災いが及ぶという言葉と混同されました。

日本では葬儀は仏教式で行なわれる場合が大半ですが、六曜とはそもそも仏教と関係がありませんので、葬儀を避けたほうが良いという理由には当てはまりません。

しかし、長い歴史の中で習慣として定着したために友引には葬儀を避けたほうが良いと考える方が現在でも多数いらっしゃいます。

こうした習慣から葬儀が少ないために葬儀場も友引を定休日としている場合があります。

友引には火葬場も休みになる

友引の日には火葬場も休みになります。
これは、同じ友引の日に休みになる葬儀場に合わせて休みにしているためです。

そのため、友引の翌日には火葬場が非常に混み合うことが多いです。
火葬場で火葬できないとなると日程に変化が生じてしまう可能性あるので、葬儀の日程を決める際には火葬場の予約がとれるかどうかということも重要になってきます。

以下の記事では、葬儀の日程の決め方について詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧になって参考にしてみてください。

通夜は友引の日にしてもいいの?

葬儀

それでは、友引に通夜は行っても良いのでしょうか
まずは、通夜と葬儀そして告別式の違いをご説明します。

  • 通夜

    故人を葬る前に家族や親しい友人で本来は夜通し傍にいて故人の思い出などを語りながら別れを惜しむ儀式です。
    「殯」(もがり)と呼ばれる日本に古来からある死を惜しみつつも死を最終確認するための風習の名残です。
    現在では夜間に3時間ほどで行なわれるのが通例となり「半通夜」といいます。

  • 葬儀

    故人のご冥福を祈りつつ送り出す儀式です。
    葬儀場での火葬も葬儀の中に含まれます。
    葬儀の流れは宗教・宗派によって異なりますが、最近では故人や家族の意向が尊重され家族葬や一日葬など様々な形態があります。

  • 告別式

    葬儀と同じ意味合いで捉えられることが多いですが、葬儀が弔い送り出す儀式に対して告別式は別れを惜しむための儀式です。
    以前は葬儀を行なった後にお墓に埋葬をするまでの間に行なわれていましたが、火葬が一般的となった現在では告別式の後に葬儀場で送り出すという流れが一般的になりました。
    告別式を同時に行なわない葬儀を「密葬」といいます。

上記の違いでわかるように通夜は死者を送り出す儀式ではないので、友人が冥土に引かれることもありません

このことから通夜を友引に行なうことは問題ありませんが、先勝に通夜を行なうと翌日の葬儀が友引になってしまいますので、むしろ先勝での通夜は控えたほうが良いと言えるでしょう。

葬儀場でのマナー

葬儀

つづいて、葬儀場での服装や持ち物などの基本的マナーに関して簡潔にご説明します。
なかなか人には聞きづらいという方はここで確認してみてください。

服装

男性、女性共に喪服が基本になります。
特に親族にあたる方は喪服で出席しましょう。
一般の列席であれば平服でも問題はありませんができるだけ色の濃い地味な服装を選びましょう。
ネックレスやアクセサリーなど光るものは避けたほうが無難です。

以下の記事では、葬儀の服装のマナーについて詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

持ち物

葬儀の際の持ち物は以下のとおりです。

  • 香典

    故人に供養としてお供えするお金です。
    袱紗(ふくさ)に包んで用意しましょう。

  • 数珠

    仏教式の葬儀の場合には必須です。
    厳密には宗派・宗旨によって数珠の形態は違いますがそれほど気にする必要はありません。

  • ハンカチ

    白いフォーマル用のハンカチが無難です。
    色柄ものは厳禁です。

葬儀会場には多くの方が訪れますので、持ち物は最低限にして大きなカバンなどを持ち込むのは会場の迷惑にもなりますので避けましょう。

香典

香典とはお花などの代わりに故人にお供えするお金です。
遺族の金銭的な負担を軽減するための相互扶助のような意味合いもあります。

香典は通夜・葬儀のどちらで渡しても問題ありません。
本来は通夜は急いで駆けつけるものでしたので、香典を持参すると準備していたように思われてしまい良いことではありませんでした。
しかし、現代ではお通夜に参列する人が増加しているので、お通夜で香典を渡す人も増えています

また、香典の金額についてもマナーがあります。
香典の一般的な相場は以下のとおりです。

関係 金額
家族 5万円~10万円
親戚 1万円~5万円
会社の同僚、友人 5000円~1万円
隣人、知人 3000円~5000円

葬儀場に香典を持参したけどいつ渡せばいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。
以下の記事では、香典を渡すタイミングについて詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧になって参考にしてみてください。

友引に葬儀場の休みが多いことのまとめ

葬儀

いかがでしょうか。
今回「終活ねっと」では友引と葬儀場に関してご説明しました。

まとめると以下のとおりです。

  • 友引とは古代中国の陰陽五行説から生まれた六曜という暦の一つで、日付や方角の吉凶を占う指標として用いられてきた。

  • 友引はもともと勝ち負けのない「共に引き分け」の日であったが「友」の字が当てられることにより、凶事が友人に影響を及ぼすという意味に転じた。そのため、友引に葬儀を行うと友人が引かれるとされ、友引の日の葬儀が避けられている。

  • 友引などの六曜は仏教とは無関係なので、仏教式の葬儀では本来六曜は関係ない。しかし、暦として気にする方も多いため一般的には葬儀は避けたほうが無難である。

  • 友引の日に葬儀が避けられているので、葬儀場が休みになっていることが多い。また、友引の日には火葬場も営業していないことが多いので注意が必要である。

その他にも葬儀場での服装や持ち物などのマナーに関してもご紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

「終活ねっと」ではその他にも葬儀に関する記事を数多く掲載しています。
以下の記事では、葬儀にかかる費用の相場について詳しく解説しているので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

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