葬儀とお葬式の意味の違いは?葬儀の流れや服装・香典マナーをご紹介

葬儀とお葬式の意味の違いは?葬儀の流れや服装・香典マナーをご紹介

大切な方が亡くなったときに挙げることになる儀式が葬儀ですが、ほかにも「お葬式」や「告別式」といった呼び方もあります。葬儀もお葬式も大した違いはないように見えますが、実は大きな違いがあるという点は知っておくと葬儀に参列する際にも役立つでしょう。

最終更新日: 2019年04月06日

葬儀とお葬式の違いについて

葬儀

大切な方が亡くなると、私たちは葬儀を通じて故人を見送るのが一般的です。
ところで葬儀の呼び方ですが、ほかにも「お葬式」や「告別式」といったものもあります。
いずれにしても故人の冥福を祈り弔うための儀式という意味では同じであるため、どの呼び方にも大した違いはないように見えるでしょう。

しかし実際のところは、葬儀とお葬式には大きな違いが存在します。
この違いを知っておくことで単に知的とみなされるだけではなく、葬儀の際に何かと役に立つでしょう。

そこで今回「終活ねっと」では、葬儀とお葬式の違いについて見ていきます。
また葬儀の一般的な流れやマナーについても一緒にご紹介していきましょう。

  • 葬儀とお葬式の意味の違いとは?

  • 通夜と葬儀の流れとは?

  • お葬式で守るべきマナーとは?

  • 葬儀で持参する香典にまつわるマナーとは?

  • 弔電は通夜と葬儀のどちらに送ればよいのか?

  • 最近話題になっているペット葬儀とはどのようなものなのか?

葬儀とお葬式の違いが気になる方や葬儀にまつわるマナーについていろいろと知りたい方にとって、非常に有益な内容となっています。
ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

葬儀とお葬式の意味の違いとは?

困った人々

葬儀とお葬式、ともに人を弔うための儀式という意味がありますが、両者にはそれぞれどのような意味や違いがあるのでしょうか。
ここでは葬儀とお葬式の意味について見ていくとともに、両者にはどのような違いがあるのかについて見ていきましょう。

葬儀の意味は?

まず葬儀について見ていきますと、現代では広く通夜と葬儀・告別式、火葬までをも含む、故人を弔うための儀式全体を指した言葉を意味します。
同時に人を弔う儀式のうち、当日に告別式に先立って行われる儀式を指す場合も多いです。

広い意味を持つ葬儀の場合は「葬送儀礼」の略語として使われる意味があります。
これに対して告別式に先立って行われる場合の葬儀は、葬儀・告別式の中でも僧侶がお経を唱える中で故人の冥福や成仏をご遺族が祈る宗教的な儀式のことです。

お葬式の意味は?

一方お葬式については、宗教的儀式としての葬儀に告別式を加えて言い表したものを指します。
よく葬儀当日に行われる儀式のことを「葬儀・告別式」と表記しますが、実は「葬儀・告別式」がお葬式と同じ意味です。
言い換えると、当日に行われる故人を弔うための儀式全体を意味した言葉と考えてよいでしょう。

なおお葬式の中でも告別式は、一般参列者がご遺族やご親族と一緒に参列している中で故人に寄せられた弔辞や弔電を読み上げたり、焼香を全員で行ったりする場のことです。
ご遺族やご親族以外の方も故人にお別れの気持ちや弔意を示したりする場であるため、社会的な儀式という意味合いがあります。

言葉を区別して使うことは少ない

ただ現代では基本的に葬儀とお葬式は明確な区別を意識して使われることはあまり多くありません。
葬儀もお葬式も故人の冥福や成仏を祈り、心の底から故人を弔うための儀式であるためそこまで厳密に区別する必要はないといえるでしょう。

それでも当日に行う葬儀とお葬式に違いはあるという点は、知らないよりも知っておいた方がよいでしょう。
大切な方をお見送りする際に、いつも以上に気持ちや意識を持って臨むことにつながるためです。

通夜・葬儀の流れとは?

葬儀

葬儀は当日に行う儀式のほかにも、前夜に行う通夜も行うのが一般的です。
ここでは通夜と葬儀のおおよその流れについて、順を追って見ていきましょう。
なおここでは、日本で最も多く行われる仏式葬儀の例でご解説いたします。

通夜の流れ

通夜は基本的に葬儀前夜の夕方6時か7時ごろから始まります。
以下のような流れで行われるのが一般的です。

  • 僧侶の入場・開式の辞:読経を行う僧侶が入場し、司会が開式を宣言する。

  • 読経:僧侶が故人の冥福を祈る意味でお経をあげる。

  • 焼香:僧侶のお経が流れる中で、喪主を先頭にご遺族・ご親族・一般参列者の順に焼香を行う。

  • 僧侶の説法:5分から10分程度の時間で僧侶が説法を行う。

  • 喪主挨拶:ご遺族を代表して喪主が参列者に対して挨拶する、

  • 閉式の辞:司会が閉式を宣言する。

  • 通夜ぶるまい:別室にて参列者や僧侶をもてなす会食を行う。

  • 通夜の番:故人のご遺体をご遺族やご親族が一晩中番をする。
    番をしている間は、故人にまつわる思い出話などを語り合う。

以上が通夜の主な流れです。
最近では葬儀の簡略化傾向があり、説法を省略したり通夜の番も2時間から3時間程度で切り上げて翌日に備えるといった変化も見られます。

葬儀の流れ

葬儀当日の儀式は午前10時か11時ごろからお昼ごろにかけて行われます。
主な流れは以下のようなものです。

  • 僧侶の入場・開式の辞:読経を行う僧侶が入場し、司会が開式を宣言する。

  • 読経:僧侶が故人の冥福を祈る意味でお経をあげる。

  • 弔辞・弔電の紹介:故人に寄せられた弔辞や弔電が読み上げられる。
    なお弔辞については故人と特にゆかりのあった方が1人につき3分から5分程度で読む。

  • 焼香:僧侶のお経が流れる中、喪主を先頭にご遺族やご親族、一般参列者が焼香を行う。

  • 喪主挨拶:ご遺族を代表して喪主が挨拶する。

  • 閉式の辞:司会が閉式を宣言する。

  • くぎ打ちと出棺:ご遺体を納めた棺のくぎを打った後、霊柩車に載せて火葬場に向けて出発する。

  • 火葬:火葬前の儀式を経てからご遺体を火葬する。
    火葬が終わった後はご遺骨を骨壺に納める。

  • 精進落とし:料理店などで僧侶やご親族などをもてなす。

お葬式のマナー

葬儀

お葬式に参列する際には、いくつか守るべきマナーを理解しておく必要があります。
ここではお葬式に参列する際に必要なマナーを見ていきましょう。

服装

お葬式での服装はよく黒系の服を着るといわれますが、厳密には喪主と参列者では着用すべき服装が異なります。
これは喪主が葬儀を主催する立場であることを示すために、参列者が喪主以上に格式の高いものを着用してはいけないとされるためです。

喪主はいわゆる喪服を着用することが作法とされています。
具体的な服装として男性の場合は黒のモーニングコートに縞柄のズボン、女性の場合は黒系のスーツとワンピースが基本です。

一方参列者の場合は、男性であれば黒系のスーツやワンピースに、黒ネクタイを締めた白ワイシャツ、女性であれば黒系のスーツとワンピースを着用します。
靴下やストッキング、靴、パンプスも黒系のものを用意しましょう。

持ち物

お葬式での基本的な持ち物として数珠やハンカチ、袱紗(ふくさ)、バッグが挙げられます。
数珠については焼香や僧侶に対する挨拶の際に不可欠です。
特に宗派に関係なく使える、珠の数が少なめの小さいサイズのものがよいでしょう。

次にハンカチは白色か黒色のものがよいとされています。
このため黒や白以外の色がついたハンカチは持ってこないようにしましょう。

さらにバッグは黒色でかつ光沢が目立たないものを持参しましょう。
光沢のあるものは葬儀の場では慎むべきとされているため、特に材質に気を付ける必要があります。

最後に袱紗は香典袋を包んで持参するために使われます。
袱紗も色に決まりがあり、紫色や暗色系のものを持参するのが作法です。
特に紫色のものは結婚式などの慶事用でも使えるため、持っておくとよいでしょう。

身だしなみ

服装と同時に身だしなみも重要です。
まず髪については色は黒色で、長さなどがきちんと整った状態にしましょう。
もし髪が長い場合はピンなどでひとまとめにまとめます。

さらに女性の場合はメイクも重要です。
あまり派手にならない自然さを心掛けることがポイントといえます。
なお顔色よく見えるように血色にも気を配りましょう。

お寺へのお布施

喪主の場合は僧侶への謝礼であるお布施を用意することも重要です。
お布施は白無地の封筒に包みますが、表書きなどは香典の場合と異なり濃い墨できちんと記しましょう。

なおお車代や御膳料も必要に応じて用意しますが、こちらは読経や戒名に対する謝礼とは別々の封筒に包みます。
お渡しするタイミングは葬儀前の挨拶の際や儀式が終わった後などを選びましょう。
なおお渡しする際には感謝の一言などを伝えながら袱紗などに載せた状態で差し出します。

葬儀の香典のマナー

葬儀

葬儀では香典を持参することがごく一般的です。
香典についての作法もいくつかありますので見ていきましょう。

香典の相場金額

香典で多くの方が気になることに包む金額が挙げられます。
一般的に香典の金額は包む方と故人との関係が大きなポイントです。

特に故人がご家族などのように血のつながりがある方であれば、血のつながりがない方の場合以上に包むべきとされています。
具体的には故人が親の場合は5万円から10万円またはそれ以上、兄弟姉妹であれば3万円から5万円程度、祖父母であれば1万円から5万円ほど、叔父・叔母であれば1万円から3万円が相場です。

そして知人・友人のように血のつながりがない方の場合は、基本的に5千円から1万円程度が相場とされています。
ただ知人・友人やご親族で親しい関係である場合は、相場以上の金額を包んでもよいでしょう。

香典の金額相場についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

香典袋の表書きの書き方

香典のマナーとして、ほかにも表書きの書き方も挙げられます。
表書きを書く際には相手方の宗教や宗派に合わせて、適切なものを選んで書くようにしましょう。

例えば仏教のほとんどの宗派や神道であれば「御霊前」、浄土真宗や曹洞宗であれば「御仏前」と記すのが作法です。
いずれにせよ事前に相手方の宗教や宗派、それに合わせた表書きは調べておくようにしましょう。

なお香典の表書きなどは薄墨で書くようにするのが作法です。

香典の書き方についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

香典の渡し方

香典を葬儀会場に持参したら、受付の際のお渡ししましょう。
もし受付がない場合は焼香の際に焼香台にお供えする形でお渡しします。

受付でお渡しする際には、正しい香典の渡し方があります。
まず袱紗から香典袋を取り出し、受付係が見やすい向きに載せしましょう。
そして故人に対するお悔やみの言葉や御霊前にお供えしていただきたい旨を伝えながら差し出します。

弔電は通夜・葬儀どちらに送る?

葬儀

葬儀に参列したいと考えていても都合が悪くて参列できない方の場合、弔電を送る形で弔意を示す方も多いです。
ここで問題となるのが弔電を送るタイミングとして、通夜に送るか葬儀に間に合うように送るのかというものでしょう。

弔電は葬儀当日に読み上げれるため、可能であれば通夜のタイミングで届くようにするのがよいです。
当日に届くようにすると間に合わずに読み上げられないこともあります。
このため時間に余裕を持つという意味でも、通夜に届くようにするのがよいでしょう。

最近話題のペット葬儀とは?

猫

空前のペットブームを反映して、最近ではペット葬儀も多く行われるようになってきました。
具体的には個別のペットを火葬する段取りを決めたうえで、決めた日にペットのご遺体をおもちゃなどと一緒に火葬するというものです。

火葬については会場で飼い主の方が立ち会って行うやり方と、業者にすべてお任せする形で行う方法があります。

葬儀とお葬式の違いのまとめ

葬儀

今回「終活ねっと」では、葬儀とお葬式の違いや通夜・葬儀の流れなどを見てきました。
内容をまとめますと、以下のようになります。

  • 葬儀は広い意味であれば故人を弔う儀式全体を、狭い意味であれば葬儀・告別式のうち僧侶の読経を行う宗教的な儀式を持つ。
    一方お葬式の場合は、葬儀当日に行う葬儀・告別式のことを指す。
    ただし最近では葬儀とお葬式の違いを意識して区別するケースは少ない。

  • 通夜は葬儀前夜の夕方から始まり、読経・焼香・説法・喪主挨拶・通夜ぶるまい・通夜の番という流れで行われる。
    ただし最近では一部省略することもある。

    葬儀は当日の午前中からお昼にかけて行われ、読経・弔辞や弔電の紹介・焼香・喪主挨拶・出棺・火葬・精進落としの流れで行われる。

  • お葬式の際に着用する服装は喪主と参列者で異なり、喪主は参列者よりも格式のある格好で参列する。
    参列者は黒系のスーツやワンピースが基本である。

    持ち物として数珠やハンカチ、バッグ、袱紗が挙げられるが、色や光沢については特に気を付ける。
    身だしなみについては髪型は葬儀にふさわしい色遣いや長さにし、メイクは自然に見えるように心がける。

    喪主は僧侶への謝礼としてお布施を用意する。
    包む際に使う封筒や墨の色、お車代などは別の封筒にするという点に注意する。

  • 葬儀で持参する香典の金額は、故人との関係性によって決まっている。
    特に血縁関係があるかどうかや、生前に親しかったかどうかで金額が変わってくる。
    表書きは薄墨で相手方の宗教や宗派に適したものを書く。
    お渡しの際は受付などで、袱紗に載せた状態でお悔やみの言葉などを掛けつつ差し出す。

  • 弔電は葬儀当日の読み上げに間に合うように、可能であれば通夜に間に合うように送るとよい。

  • ペット葬儀は具体的には個別のペットを火葬することで、打ち合わせの上でペットゆかりの品と一緒に火葬する。

葬儀とお葬式は、実際のところあまり区別はされません。
ただし実際には、葬儀当日の儀式で僧侶の読経を通じて故人の冥福を祈る儀式が葬儀、葬儀と告別式をまとめた言葉がお葬式です。
このため厳密には大きな違いがあると考えてよいでしょう。

葬儀では費用の問題で悩む方も多いです。
以下の記事では葬儀費用の相場について詳しく説明されていますので、ぜひとも故人に心からの葬儀を挙げるうえでお役立てください。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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