葬儀でご遺体を焼く場所の名称は?火葬の前後にすることや直葬も解説

葬儀の流れの中には、葬るためにみんなで見守りながらご遺体を焼く、「火葬」という工程があります。本記事では火葬について、ご遺体を焼く場所の名称、火葬前後や火葬中にすることをご紹介するほか、新しい葬儀の形「直葬」についてもご紹介します。

目次

  1. 葬儀でご遺体を焼く場所について
  2. 葬儀でご遺体を焼く場所の名称
  3. 葬儀で火葬の前後にすること
  4. ご遺体を焼くだけの葬儀
  5. 葬儀でご遺体を焼く場所についてまとめ

葬儀でご遺体を焼く場所について

葬儀

大切な方を弔うために行われる葬儀。
昔から葬儀というと、厳格で静かな空間の中で行われるというイメージがありますが、葬儀の方法が多様化しているのをご存知でしょうか。

葬儀の中には、亡くなった方をご遺体を親族が見守りながら焼く段取りがあります。
海外で主流の土葬など、文化により様々な方法で葬られますが、日本ではおよそ99%の割合でご遺体を焼く、火葬が行われています。

今回終活ねっとでは、葬儀でご遺体を焼く場所について、

  • ご遺体を焼く場所の名称
  • 火葬の前後、火葬中にすること
  • ご遺体を焼くだけの葬儀

以上のことを主にご紹介します。
最後までお読みいただけると幸いです。

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葬儀でご遺体を焼く場所の名称

困った人々

葬儀では、亡くなった方のご遺体をみんなで見守りながら焼く工程があります。
土に埋めて葬る土葬など、文化により様々な方法がありますが、日本ではおよそ99%の割合で火葬が行われています。

では、亡くなった方のご遺体を焼く場所、火葬を行う場所の名称は何というのでしょうか。
以下にご紹介します。

火葬場

亡くなった方のご遺体を焼く場所のことを火葬場と言います。

斎場と併設されているところが多いため、斎場=火葬場と認識している方もいるかもしれませんが、火葬場は火葬するだけの場所、斎場は葬儀式場の名称なので、意味が異なります。

かつては火葬場から斎場まで距離があったために、斎場から霊柩車やマイクロバスで火葬場に移動するのが一般的でした。

火葬までの葬儀の流れ

葬儀・告別式が終わったあとは、火葬場へ出棺する準備をします。
その際、ご遺体が眠る棺の中に故人と縁のある品々を納めたり、生花を飾ったりします。
亡くなった方との最後の挨拶としての行いです。

その後棺は霊柩車、もしくは寝台車に載せられ、火葬場へと向かうことになります。
なお出棺の際、喪主が位牌を、喪主の次に故人とつながりが深い方が遺影を持つようにしましょう。

因みに亡くなった方の遺体・魂が家に帰って来ないようにという願いを込めて、棺は足側から霊柩車に載せるという習わしがあります。
念のため、覚えておくようにしましょう。

火葬場までは、喪主は霊柩車に同乗、もしくは後続を走る予定の車に乗るようにしましょう。
喪主以外の遺族の方、親族の方は自家用車やタクシーを利用してついていきます。
大勢の場合だと、マイクロバスなどを借りておいたほうがいいかもしれません。

葬儀で火葬の前後にすること

葬儀

大切な方のご遺体を弔うため火葬を行いますが、火葬にはしなければならない手続きや習わし、注意すべきことなどがあります。
大切な方を快く送り出すためにも、しっかりと把握・理解して臨むようにしましょう。

火葬前、火葬中、火葬後の流れを以下にご紹介します。

火葬前

火葬が行われる前に、いくつか理解し把握しておきたいことがあります。
把握してないと火葬が執り行われない可能性もありますので注意しましょう。

埋火葬許可証

火葬場で火葬をする際は、事前に市区町村が発行する「埋火葬許可証」が必要になります。
火葬場に「埋火葬許可証」を提出しなければ火葬ができないので、非常に大切なものです。

「埋火葬許可証」は役所に「死亡届」を提出することで発行してもらうことができます。
きちんと発行しておくようにしましょう。

ご遺体と一緒に火葬できるもの

ご遺体と一緒に火葬できるものは、きちんとご遺体とともに燃えるものです。
本などの紙製のものや、煙草やお菓子など水分の少ないものを、棺の中に入れることができます。
故人の趣味のモノ、ぬいぐるみやおもちゃなど思い出の品々も、燃えるものであれば一緒に入れてあげるのがいいと思います。

主流となりつつあるのは故人の別れの挨拶、故人への想いを綴った手紙です。
ありったけの想いを込めることができるので、葬儀の参列者の方にも、この世を旅立つ故人の方にもきっと嬉しいものだと思います。

一方、ガラスや金属などの不燃物がご遺体と一緒に火葬できないものになります。
眼鏡や腕時計、指輪や入れ歯等が例としてあげられます。

故人が身に着けていた、思い出の品だからといって入れたいものもあるかと思いますが、場合によっては有害物質がでるなど、火葬に支障をきたす恐れがあるので、やめましょう。
不燃物の思い出の品々は棺の中ではなく、骨壺に納めるなどするのが良いと思います。

火葬中

火葬はある程度時間がかかりますが、火葬中にもすることがあります。
以下に火葬中の過ごし方についてご紹介します。

かかる時間

火葬場に到着するとお棺は焼却炉の祭壇の前に安置され、祭壇前にて僧侶による読経が行われます。
読経が終わり焼香をした後、お棺は火葬炉の中に入り、火葬が行われます。

火葬にかかる時間は棺に入れたものやご遺体の大きさでも変わりますが、およそ1時間30分から2時間です。

火葬に参列できる人

一般的に火葬場まで同行するのは、遺族、親族、故人と親しくしていた友人などです。

火葬場へ向かう際、喪主は位牌を持って寝台車で火葬場に向かい、遺族や親族は自動車、もしくはバスやタクシーなどを利用して同行します。
因みに、火葬場へ向かう際は喪主が位牌を、遺族が遺影を持つのが一般的です。

また、関係が深かった人全員が火葬場に行くのではなく、留守番役として斎場に数名残る場合もあります。
その際斎場に残った方は遺骨を迎える準備や式場の片づけを行います。

過ごし方

火葬が終わるまでの間は控室で待機となりますが、喪主の方は火葬場まで参列してくださった方々に御礼の挨拶回り、お茶菓子などでのおもてなしをします。

また、火葬炉の前には祭壇が設けられていることが多いですが、待機している間も時々祭壇にお参りし、線香などの日を絶やさないようにしなければなりません。

参列者のおもてなしに加え、祭壇のお参りなど、喪主の方は中々気を休めることができないかもしれません。

そのため、少しでも負担を減らすためにも遺族の方や親族の方は手伝えるところを率先して手伝うようにすると円滑に進めることができると思います。

なお、火葬中の火葬炉のカギを喪主や遺族に預ける火葬場などもあるので、火葬場のルールを理解して注意するようにしましょう。

火葬後

火葬が完了してもそれで終わりではなく、火葬後にもしなければならないこと、注意したいことがあります。

以下にご紹介します。

骨上げ

火葬が終わると、参列者全員で「骨上げ」を行います。
「骨上げ」とは、火葬の後に遺骨を拾い、骨壺に納めることです。

喪主の方が骨壺を持ってご遺骨の頭部に立ち、参列者は故人と縁の深かった順から2人1組になり、竹の箸で一緒に遺骨を挟み拾い上げていきます。
拾い上げた後、次の2人組に箸を渡し、渡された側は同じように遺骨を挟み拾い上げていきます。

なお、拾う骨の箇所は火葬場の係員の指示に従うようにしましょう。

この行為を繰り返していき、最後に一番亡くなった方と縁があった人が咽喉を拾い、骨上げ完了となります。

なお、骨上げは地域や宗派によって様々な様式が取られています。
男女で2人1組になり男性が左、女性が右に箸を持つという決まりがある所や、2人1組ではなく1人で骨を拾い上げていく形式を採用している所など、火葬場によって異なることが多いです。

ルールを逐一把握するのは難しいので、お世話になる火葬場のルールにきちんと従って骨上げを行うようにしましょう。

骨壷・遺影・位牌を持ち退出

拾骨・骨上げが終わったら、骨壺に納められた遺骨を受け取り、火葬場を退出します。
その際、遺骨は喪主が胸に抱え、喪主の次に故人と縁の深い遺族が位牌と遺影をそれぞれ持つようにします。

なお、火葬前に提出した埋火葬許可証は、火葬後に火葬済み印が押された状態で返されるので、きちんと受け取り、紛失しないようにしましょう。

ご遺体を焼くだけの葬儀

葬儀

葬儀は火葬だけでなく、火葬をする前に行うお通夜・告別式など、亡くなった方を弔うために行うことがたくさんあるイメージがあります。

一方で、ご遺体を焼くだけの葬儀である「直葬」という形をとる方も増えてきています。

「直葬」とは一体何なのでしょうか。
直葬のメリットやデメリットも合わせて以下にご紹介します。

直葬

直葬とは、お通夜や葬儀式、告別式を行わず、故人の関係者数名で火葬のみを行う葬儀のことです。
亡くなった場所からご遺体を直接火葬場へ運び遺体を焼くため、直葬と言われます。
火葬式と呼ばれることもあります。

メリット

直葬には、以下のようなメリットが挙げられます。

  • 費用を抑えられる
  • 参列者への対応が不要になる

一般的な葬儀で行われるお通夜や告別式を行わないため、費用を抑えることができます。
2017年度の調査では、葬儀費用の平均が121万である一方、直葬の平均費用は20~30万円前後という結果が出ています。

また、直葬は遺族や故人と親しい方など少人数で行うことが多いため、通常の葬儀で行う参列者への案内やおもてなし、挨拶回りなどの対応が最小限になります。

その結果、火葬を執り行う側の負担が身体的にも精神的にも軽くなるのも直葬の利点です。

デメリット

上記でメリットを挙げましたが、一方で直葬にはデメリットも考えられます。
考えられる直葬のデメリットは以下の通りです。

  • 親族の理解を得る必要がある
  • 参列を希望している方への配慮をする必要がある
  • 菩提寺へ納骨できない可能性がある

直葬は利点もありますが、従来の一連の葬儀に比べると、どうしても簡略化しているイメージが出てきてしまいます。
そのため、直葬に良いイメージを持ってない方もいるかもしれません

直葬をする場合は、後日トラブルにならないためにも親族に対して直葬を行う旨をしっかり説明し、理解を得るようにしましょう。

また直葬をする場合は親族だけでなく、参列を希望していた方々への配慮も必要になります。
故人と関係があった人の中には、葬儀に参列できなかったことを悔やまれる方もいるかと思いますので、葬儀後に弔問の機会を設けるなど、対応するようにしましょう。

かねてより関係がある菩提寺がある場合は、事前に相談しておくようにしましょう。
相談せずに直葬を行うと、菩提寺の方との関係を損ない、場合によっては納骨できない可能性があります。

直葬のメリットとデメリットをご紹介させていただきました。
メリットとデメリットを考え、直葬という方法も頭に入れながら、亡くなった大切な方にとって一番良いと思う葬儀を行うようにしましょう。

葬儀でご遺体を焼く場所についてまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。
今回終活ねっとでは、葬儀でご遺体を焼く場所の名称について、

  • 亡くなった方のご遺体を焼く場所の名称を火葬場という
  • 火葬をするためには、市区町村が発行している「埋火葬許可証」を火葬場に提出する必要がある
  • およそ1時間30分から2時間かかる火葬中の間、喪主や遺族の方は参列者に御礼の挨拶回りやお茶菓子でのおもてなし、祭壇のお参りなどを行う
  • 火葬が終わった後は、参列者で遺骨を拾い、骨壺に納める「骨上げ」という行為をする
  • お通夜や告別式を行わない「直葬」という方法がある

以上のことを主にご紹介させていただきました。

葬儀の方法は多様化し、様々な工夫を凝らされた中で行われています。
しかし、亡くなった大切な方を弔う文化、人を思う気持ちは昔から変わっていません。
そして、今後もその文化は変わらないと思います。

昔からある葬儀のイメージに囚われず、環境や状況、亡くなった方の意向などを考慮して、亡くなった方にとって一番よいと思う葬儀を計画しましょう。

計画するにあたって多くの方が考えるのは、費用に関することだと思います。
下の記事では、葬儀の費用について詳しくご紹介しています。
お時間のある方はぜひ読んでみてください。

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その他、葬儀に関する記事を終活ねっとではたくさん掲載しているので、気になる方はぜひ読んでいただければと思います。

それではこのあたりで失礼します。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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