葬儀でのお焼香マナーや宗派による違いは?遺族・親族マナーも紹介

葬儀でのお焼香マナーや宗派による違いは?遺族・親族マナーも紹介

葬儀での重要な作法の一つに、お焼香があります。しかし、お焼香は宗派によって回数やマナーに違いがあることを知っていましたか?今回は宗派別に葬儀でのお焼香の回数を紹介すると同時に、遺族や親族のマナーについても解説していきます。

最終更新日: 2020年02月28日

葬儀のお焼香マナーについて

葬儀

日本では多くの人が仏教徒で、葬儀もほとんどが仏式で行われますが、もちろん他にも宗派は沢山有り、それによって葬儀の形も違ってきます。
そのなかでもお焼香の作法や回数は宗派によって様々になっています。
お焼香の際は、故人の信仰する宗派によって作法や回数を変える必要があるのです。

そこで今回「終活ねっと」では、葬儀でのお焼香マナーや宗派による違いに加え、遺族・親族がお焼香をする際のマナーなど、以下のポイントを中心に解説していきます。

  • そもそもお焼香にはどのような意味がある?

  • それぞれのお焼香のやり方にはどのようなマナーがある?

  • 宗派ごとのお焼香の回数は何回?

  • 遺族や親族がお焼香をする際のマナーややり方にはどんなものがある?

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葬儀でのお焼香の意味とは?

困った人々

葬儀の際にするお焼香の意味は、基本的には故人の冥福を祈るためです。
故人への感謝の気持ちやお悔やみの気持ちなどの弔意を表すためにお焼香を行います。
また、お焼香の香りによって精神や肉体の穢れを取り除き、清らかな心身で成仏ができるようにするために行われる作法でもあります。

他にも、仏様に対する敬意の献上や、お焼香の香りによって極楽浄土を思い起こすためなど、お焼香だけでも様々意味が込められています。
お焼香はいずれは亡くなって灰になっていく人間の姿をたとえているとも言われており、諸行無常を表しているというような意味合いも込められています。

お香は古くからインドなどで腐敗や臭気を防ぐために生活に取り入れられており、自然と葬儀にも取り入れられるようになったのですが、日本には生活にお香が浸透しなかったため、葬儀をする時のみに取り入れられるようになったと言われています。

また、以下の記事では葬儀のマナー全般に関して解説しておりますので、合わせてご覧ください。

線香による焼香のマナー

葬儀

お焼香のやり方にはいくつかありますが、まずは線香によるお焼香の作法やマナーについて解説していきます。
線香によるお焼香では、故人の祭壇の前に用意された香炉にお線香を立てるという形でお焼香をします。

手順は以下のとおりです。
まず、祭壇前に座り、僧侶やご遺族の方々と、故人の祭壇に向かってそれぞれ一礼します。
次に線香を右手で持ち、火をつけます。
左手では持たないようにしてください。
火が付いたら左手で仰いで消すか、線香を軽く振って火を消しましょう。
息を吹きかけて火を消すのは大変失礼に当たるのでやらないようにしてください。

火を消したら線香を香炉に立てて、合掌します。
線香を複数個立てるときは、ひとつずつこの手順を繰り返して行うようにしますが、基本的に立てる線香は一つで大丈夫です。

この回し焼香は主に畳敷きの会場や自宅で葬儀やお通夜を行う際に多く行われる方法です。
特に自宅で行うことが多いお通夜では、線香によるお焼香をすることも珍しくありません。

回し焼香のマナー

葬儀

回し焼香は線香による焼香と同じく畳敷きの会場や自宅で葬儀などの行う場合に多く行われます。
座ったまま葬儀を行う会場では、基本的に線香による焼香か、回し焼香になります。
回し焼香では、抹香のの入った香炉を隣の人に回していくという形で行います。

手順は以下のとおりです。
順番に香炉が回ってくるので、自分のもとに来たら簡単に会釈をして受け取りましょう。
香炉を自分の前に起き、一礼をします。
お香を右手の親指、人差し指、中指の3本の指でつまみ、おしいただきます。
その後、香炉に静かに落とします。
お香を落とし終わったら合掌して、一礼しましょう。
終わったら次の人に香炉を回します。

自宅などで行う場合は広さの関係上、自分の前に香炉を置けないこともあります。
その場合は自分の膝の上に香炉を乗せてお焼香をしても構いません。

また、指でつまんだお香を目や額の高さまで持ち上げることをおしいただくといいます。
葬儀になるとよく聞く言葉なので覚えておくといいと思います。
回し焼香も線香による焼香と同じように、自宅などのあまり大きくない会場で葬儀やお通夜と行うときに多く用いられている方法です。

お焼香の順番は故人との血縁関係や交友が深い人が先に行うとされています。
会場では座ってお焼香をすることになりますので、座る前に血縁関係などの順番を考えて、できるだけ自分に合った位置に座れるとさらにいいでしょう。

抹香による焼香のマナー

葬儀

抹香によるお焼香はおそらく一番有名なお焼香のやり方だと思われます。
抹香によるお焼香では、粉末状のお香を香炉に落とすという形でお焼香を行います。

手順は以下のとおりです。
祭壇前まで来たら、数珠を左手に掛けてから故人の祭壇に向かって一礼し、合掌します。
抹香を右手の親指、人差し指、中指の3本の指でつまみ、おしいただき、香炉に静かに落とします。
抹香を落とす回数は宗派によって異なるため、後ほど詳しく解説します。
抹香を落とし終わったらもう一度祭壇に向かって一礼し、ご遺族の方々にも一礼をして自分の席に戻りましょう。

抹香によるお焼香は立礼焼香とも呼ばれ、主に椅子に座る形で葬儀を行う会場で行われます。
基本的な作法は回し焼香とあまり変わりません。

お焼香は宗派によって回数が異なる?

葬儀

お焼香を行う回数は、実は宗派によって異なります。
故人の宗派に合わない回数のお焼香をしてしまうとマナーとしてはあまり好ましくないため、事前に確認しておきましょう。
同時に、それぞれの宗派でお焼香をする際のマナーについても確認していきます。

天台宗

天台宗ではお焼香の回数は3回が基本的な回数になっています。
線香による焼香ならお線香は3本立てることになります。
しかし、葬儀によっては回数が特に指定されなかったり、多少回数がバラバラであるときもあります。
その場合は3回お焼香をしておけば問題ないでしょう。
また、最初のお焼香の際にはおしいただくことになりますが、2回目以降はこの手順を省略して、お香をそのまま落としてもらっても構いません。

真言宗

真言宗では天台宗と同じくお焼香の回数は3回になっています。
線香による焼香の場合も同じく3本立てるようにしましょう。
しかし、近年では参列者の数や会場の規模によってお焼香の回数が2回や1回に変わる場合もあります。
天台宗と同じく、2回目以降はおしいただく必要はありません。

浄土宗

浄土宗ではお焼香の回数は特に決まりはありません。
1回~3回程度行えば大丈夫と言えるでしょう。
ただ、浄土宗ではつまんでいるお香を落とす際の右手に左手を添えるようにします。
また、線香による焼香の場合は、線香は立てても寝かせても特に指定はないのでどちらでも構いません。

浄土真宗

浄土真宗では、本願寺派か大谷派によって作法が変わってきます。
本願寺派の場合は1回、大谷派の場合は2回お香を落とします。
浄土真宗のお焼香で最も重要なのは、お香を落とす際におしいただかないという点です。
1回目のお焼香でもおしいただかずにお香を落とします。

また、浄土真宗ではお焼香の前の合掌はしません。
本願寺派、大谷派のいずれの場合でも同じです。
線香による焼香の場合は、本願寺派、大谷派のいずれも線香を二つに折って横にしてお供えします。

臨済宗

臨済宗では、お焼香の回数は1回~2回となっています。
ただし、2回目以降のお焼香ではおしいただく必要はありません。
線香による焼香でも立てるお線香の数はお焼香の数と同じです。

曹洞宗

曹洞宗では、お焼香の回数は2回となっています。
曹洞宗も他の宗派と同じく、2回目のお焼香ではおしいただく必要はありません。
また、線香による焼香の場合は1本~3本を目安に立てるといいでしょう。

宗派がわからない場合はやむをえないので周りの人と同じようにお焼香をしても構いません。
ただ、人によってもお焼香の回数が違うことがあるので、基本的にお焼香の回数を宗派別に簡単に理解しておくといいと思います。

また、葬儀会場の規模や時間の関係上、お焼香の回数をスタッフから指示されることもあります。
その場合は指示に従い、その回数分お焼香を行うようにしてください。
お焼香の際はもちろん回数やマナーも大切なのですが、一番大事なのは心を込めてお焼香をすることです。
故人が成仏できるように、心を込めて行うことが何よりも大切です。

遺族・親族のお焼香のマナー・やり方とは?

葬儀

一般の参列者と、ご遺族の方々や親族がお焼香をする際のやり方はすこし違います。
喪主や親族はお焼香をする前に僧侶と参列者に向かって一礼をします。
基本的に遺族や親族は会場では故人の祭壇に一番近い場所に座ることになるため、必然的にお焼香の順番も最初になります。
葬儀業者によっては案内をしてくれることもあるので、その時は案内に従うようにしましょう。

また、一般の参列者の方々がそれぞれお焼香が終わると、親族に向かって一礼をする場面があります。
この際も親族はお返事として一礼をするようにしましょう。

葬儀のお焼香マナーのまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、葬儀でのお焼香マナーや宗派による違いに加え、遺族や親族のマナーについて解説しました。
今回の記事の内容を簡単にまとめると、以下のようになります。

  • お焼香には故人への感謝やお悔やみなどの弔意を表すとともに、穢れを取り除いて成仏することへの祈りが込められている。

  • お焼香にはいくつかやり方があり、線香は手で仰ぐか線香を軽く振って消すといったことや、お焼香はおしいただくなどのマナーや作法も守るようにする。

  • お焼香の回数は、浄土真宗本願寺派は1回、臨済宗は1~2回、浄土真宗大谷派と曹洞宗は2回、天台宗と真言宗は3回、浄土宗には決まりがない。

  • 親族はお焼香の前と後に僧侶と参列者に一礼し、他の参列者がお焼香をしたあとはその人に向かって一礼する。

お焼香は故人への弔意を表す、とても大切な作法になっています。
故人が成仏できるためにも、故人の宗派によってお商工のの回数やマナーをわきまえておくことが大切になってきます。
失礼に当たらないよう、事前にマナーを頭の中に入れておくようにしましょう。

また、以下の記事では葬儀の費用について、費用の内約や費用をできるだけ抑える方法も解説しています。
よかったら合わせてお読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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