葬儀後のお供え物の渡し方とは?金額相場やのしの包み方も解説!

葬儀後のお供え物の渡し方とは?金額相場やのしの包み方も解説!

親しかった方の訃報を後から知り、すでに葬儀後だった、ということもあるのではないでしょうか。では、葬儀後にお供え物を渡す際はどのように渡せばよいのでしょうか。お供え物の相場やのしの包み方まで詳しく解説いたします。

最終更新日: 2020年11月02日

葬儀後のお供え物について

仏壇

近年は葬儀の簡略化が進み、家族葬など少人数で最低限の葬儀を行う方が増えてきているようです。
弔問客が多ければ多いほど、喪主やご遺族の方々の負担は大きくなります。
そのため葬儀が終わってから、故人の親しかった方に訃報をお知らせする方も増えてきているようです。
親しかった方やお世話になった方の葬儀に参列できなかった場合は、葬儀後にお供え物や香典を渡すことになります。
ですが、通夜や葬儀の際に渡すのと違い、葬儀後に渡す際のお供え物はどのようにして渡せばよいのでしょうか。

今回「終活ねっと」では、葬儀後のお供え物について、以下のような点を中心に解説いたします。

  • お供え物とは

  • 葬儀後のお供え物の渡し方

  • 葬儀後のお供え物の包み方

  • 葬儀後のお供え物のお返し

お供え物を渡す側だけでなく、お供え物を受け取るご遺族のお返しについても解説いたします。
ぜひ最後までお読みください。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

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お供え物とは

仏壇

まず、そもそもお供え物がどういうものなのかご説明します。

お供え物とは、神仏やご先祖様、故人に捧げるための差し出すもの、供えるものと言われています。
仏教では、香・花・水・灯明・飲食のことを「五供(ごくう)」といい、これが基本となります。
簡単に言うと、線香・お花・水・ろうそく・御仏飯です。

お供え物は、相手先が喜ぶものや貰って困らないものを選ぶようにしましょう。
一般的には、「あとに残らないもの」や「分けやすいもの」が好まれます。
葬儀後に渡すお供え物は仏壇に供えた後はご遺族で飲食し、分けます。
そのことを前提にお供え物を選ぶようにしましょう。

葬儀後のお供え物の渡し方

葬儀

訃報を受けたものの、遠方に住んでいて葬儀に間に合わない場合やどうしても外せない用事がある場合、すでに葬儀が終わっていた場合があります。
葬儀の前に訃報を受けた場合は弔電を打ち、香典を郵送する方法がありますが、葬儀後に訃報を受けた場合はどうすればよいのでしょうか。
葬儀後のお供え物の渡し方を詳しく解説いたします。

直接訪問をして渡す

葬儀に参列できなかったがどうしても弔問したいという場合は、後日直接弔問することもできます。
自宅に直接弔問する際は、必ず事前に連絡して了承を得るようにしましょう。

特に葬儀後間もない場合、ご遺族は通夜・葬儀や葬儀後の手続きなどで疲れてしまいますから、ご遺族の都合を確認し、無理をさせないように配慮が必要です。

また、自宅に直接弔問する際に大切なのは「長居しない」ことです。
ご遺族との関係性などにもよりますが、長居することは避けましょう。
ご遺族は通夜・葬儀を終えて疲れていることでしょうし、葬儀後も様々な手続きや準備があります。

迷惑にならないよう、線香を手向けて、故人との思い出などを話したら、早々に引き上げるようにするのが良いでしょう。
また場合によっては、ご遺族がお供え物を辞退されることもあります。
その際はそのまま持って帰りましょう。

なお、服装は喪服や黒い服ではなく、普段着が良いでしょう。
ご遺族は葬儀が終わり、日常に戻り始めています。

葬儀後は喪服などの葬儀を連想させる黒い服装は避けるのがマナーです。
とはいえ、派手な服装やアクセサリーは避けましょう。

香典を送る

遠方である場合やご遺族との都合が合わない場合は、お悔やみの手紙を添えて香典を送るのが良いでしょう。
お悔やみの手紙には、ご不幸があったことを知らずにいたことを詫びる内容を添えるようにしましょう。

また、香典を葬儀後に送るので、ご遺族にとっては新たに香典返しを用意することになります。
負担を増やさないように、香典返しを辞退することも添えておきましょう。

金額相場

葬儀後に送る香典の金額の相場は、葬儀の時と変わりません。
一般的に香典に包む金額は、故人との関係性で決まり、1万~5万円が相場と言われています。

送るタイミング

後日香典を送る場合はいつが良いのでしょうか。
遅いと失礼になりますが、早すぎてもご遺族の迷惑になります。
ご遺族は葬儀前後は大変忙しいから、葬儀の一週間後が良いと言われています。
それよりあとの訃報を知らされた場合は、その都度送れば問題ありません。

なお香典の表書きは、一般的に「御霊前」「御香料」「御仏前」などの表書きが使われます。
しかし、香典を送る時期によって、表書きは使い分けなければなりません。
葬儀から日にちが経っている場合は注意が必要です。

通常は四十九日を境に香典の表書きを使い分けます。
仏教では、人は亡くなってから四十九日までは「御霊(みたま)」としてこの世にとどまっており、四十九日の法要により成仏して「仏」となり、極楽浄土へ行くと考えられています。
そのため、四十九日の前までは「御霊前」を、四十九日後は「御仏前」を使います。

ただし、浄土真宗では四十九日前から「御仏前」を使います。
浄土真宗では「人は亡くなってすぐに成仏する」と考えられているためです。

以下の記事では香典の金額相場について紹介していますので、よろしければこちらもお読みください。

葬儀後のお供え物の包み方

葬儀

お供え物を渡す際、そのまま渡すのは失礼になります。
では、お供え物は何に包めばよいのでしょうか。
一般的な形式やマナーをご説明します。

のし紙に包む

葬儀後にお供え物を渡す際には、のし紙で包んで渡します。
のし紙は、お供え物を受け取る方への敬意を示すためのものです。
そのため、慶弔の際にはのし紙が用いられます。

ちなみに、「のし」とは「のしあわび」の略です。
もともとは慶事の際に、不老長寿を象徴し、縁起物とされていたアワビを添えていました。

現在、一般的に「のし紙」と呼ばれるものには、のしが印刷されていません。
弔辞の際はのしの無いのし紙を選びましょう。

お供え物を渡す際は、ただ単にのし紙で包めば良いわけではありません。
お供え物に想いを添えるように、水引や表書きにも気を配りましょう。

表書き

表書きは「御供」や「御供物」、「御仏前」などが使われます。
「御仏前」は四十九日後に使う表書きですから注意が必要です。
表書きに迷った場合は、「御供」を選べば間違いありません。

名前の書き方

名前は水引の下の「のし下」と呼ばれる部分に書きます。
渡す相手が、誰からもらったものか分かりやすいようにフルネームを書くのが無難でしょう。

濃い墨で書く

葬儀や通夜の際の香典やお供え物は薄墨で書きますが、葬儀後の場合は濃い墨で書きます。
薄墨はお悔やみの気持ちを表すものですが、ご遺族は葬儀が終わり、日常に戻り始めています。
そのため葬儀を連想させる薄墨ではなく、濃い墨を使います。

水引きの選び方

のし紙には水引を付けますが、弔辞のときは「結び切り」という水引を選びます。
結び切りは、弔辞や結婚などの一度きりで同じことを繰り返したくない出来事の際に使われます。
現在では弔辞用ののし紙に既に印刷されているものが多いため、間違えることはないでしょう。

水引には様々な色がありますが、弔辞のときは「黒白」の水引が一般的です。
しかし地域により慣習があり、関西では四十九日後は「黄白」を使うことが一般的です。
相手の地域の慣習に従って水引を選べば間違いないでしょう。

葬儀後のお供え物へのお返し

困った人々

ここまではお供え物を渡す側について説明してきましたが、続いてはお供え物をもらうご遺族側について説明させていただきます。

お供え物や香典をいただいたらお返しをしますが、お返しの品は何にするのが良いのでしょうか。
お返しの品を送る際のマナーも含めてご説明します。

お返しの品物

お返しの品物は、置物や器などのずっと形に残ってしまうものや、生物やお酒などの嗜好品はタブーとされています。
一般的には、賞味期限の長い食品や消耗品、日用品などの最終的に消えてなくなるものが選ばれています。

金額相場

お返しの品物の金額は、お供え物として頂いた物の金額で決まります。
一般的には、お供え物の金額の半額〜三分の一程度の額とされおり、2,000円〜3,000円程度のようです。
しかし、複数の人にまとめてお返しの品物を送る場合、それぞれから頂いた品物の金額に合わせてお返しの品物を用意するのは大変です。
そのような場合は、頂いた物の金額に関わらず、全員に同じものを用意しましょう。

おすすめの品物

お返しの品物として人気なのは、お菓子、調味料、そうめん・うどん、缶詰などの食品や洗剤、入浴剤、タオル、寝具などの消耗品や日用品です。
最近では、自由に選べるようにカタログギフトを選ぶ方も多いようです。
カタログギフトは掲載されている商品も多く、生活に必要なものや好みによって自由に選ぶことができるのでより喜ばれるでしょう。

お返しをするタイミング

香典返しや葬儀の際のお供え物のお返しは四十九日の法要が終わった後に送ります。
四十九日以前に頂いたお供え物のお返しは、合わせて四十九日後に送りましょう。

四十九日後にお供え物を頂いた場合は、その都度お返しをすれば良いでしょう。

お礼状を添える

お返しの品物を送る際には、感謝の気持ちを込めてお礼状を添えて送りましょう。
ただし、感謝の気持ちを記せばなんでも良いというわけではありません。
お礼状の書き方にも以下のようなマナーがあります。

  • 繰り返しの言葉は使わない

  • 基本的に「縦書き」

  • 句読点を使わない

不幸を繰り返さないという意味で、繰り返しの言葉は使ってはいけません。
また、句読点は文章を止める意味があることから、葬儀や法要などの行事がつつがなく進むように、句読点を使わないとされています。

お礼状の例文をご紹介させていただきます。
お礼状の文言にお困りの際は参考にしてみてください。
なお、実際には縦書きにすべきですが、こちらでは横書きにより記載させていただきます。

例文謹啓
亡母 〇〇〇〇儀 永眠の際は御多用中のところ遠路お運びいただき
誠に有り難く 厚く御礼申し上げます

ささやかではございますが 感謝の気持ちをこめて
心ばかりの品をお届けさせていただきました
何卒お納めください
略式ながら書中をもちまして 御礼のご挨拶とさせていただきます

敬具
〇〇年◯月◯日
終活 太郎

お礼状はあくまでも略式のお礼ですから、必ず「書面での挨拶となって申し訳ない」という内容の文章を記載するようにしましょう。

葬儀後のお返しについては、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

葬儀後のお供え物についてまとめ

仏壇

いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では、葬儀後のお供え物について以下のような点を中心にご説明しました。

  • お供え物とは、神仏やご先祖様、故人に捧げるための差し出すもの、供えるものと言われている。
    仏教では、線香・お花・水・ろうそく・御仏飯などの「五供(ごくう)」が基本とされる。

  • お供え物は「あとに残らないもの」や「分けやすいもの」を前提に、相手先が喜ぶものや貰って困らないものを選ぶようにする。

  • 葬儀後に直接訪問してお供え物を渡す場合は、必ず事前に連絡をして了承を得るようにする。
    訪問した際は、ご遺族の迷惑にならないように長居はしない。

  • 香典を送る場合は、お悔やみの手紙を添えて現金書留により郵送する。
    香典袋の表書きに注意し、お悔やみの手紙には香典返しを辞退する旨を記載する。

  • お供え物は弔辞用ののし紙に包み、表書きは「御供」などを使う。
    表書き・名前は濃い墨で書く。
    水引は一般的に「黒白」のものを使う。

  • お返しの品物は頂いた物の半額〜三分の一程度の金額のものを選ぶ。
    後に残らないものや生物、嗜好品は避ける。
    品物は、食品や消耗品、日用品、カタログギフトが好まれる。

お供え物・お返しには様々なマナーがあります。
相手に気持ちをきちんと伝えるためにも、失礼のないようにマナーに注意しましょう。

最後まで御拝読いただき、ありがとうございました。
皆様の疑問や不安を少しでも取り払えましたら幸いです。

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