
葬儀での娘の服装は?格式ごとの服装や靴・髪型についても解説!
葬儀に参列する際は、服装についても気を配る必要があります。娘の立場で参列するにしても立場に応じて適切な服装を選ぶことが重要です。今回は葬儀に参列するときに娘が着用すべき適切な服装について詳しく見てきましょう。
最終更新日: 2019年10月15日
葬儀での娘の服装について

誰の葬儀であっても、参列する際は適切な服装を着用していくことが大切です。
基本的に葬儀の服装は、黒色のスーツやネクタイを着用していくのが一般的ですが、それでも立場によって微妙な違いがあります。
そして娘の立場で葬儀に参列する際も、当然ながらきちんとした服装で参列するのがマナーです。
はたして娘が葬儀に参列する際に適している服装とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
そこで今回「終活ねっと」では、娘が葬儀に着用していくべき服装を立場別に詳しく見ていきます。
葬儀で着用する喪服とは?
葬儀に参列する際の娘が心がけるべき服装や身なりとは?
葬儀に参列する際に娘が身に着けてよいアクセサリーとは?
葬儀の場に適した男性の服装とは?
大人の方の葬儀の服装に比べて、子供の葬儀の服装のマナーは知られていないことが多いです。
娘を葬儀に連れていく際に、きちんとした服装のマナーを教えてあげたいですよね。
娘の服装に関するマナーを中心にまとめた記事になっていますので、参考にしていただければ幸いです。
また、記事の後半には男性の正しい服装についてもまとめていますので、もう一度自分の服装マナーを確認するのにぜひご活用ください。
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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。
葬儀で着る喪服とは

最初に葬儀の場に着用すべき喪服として、どのようなものがふさわしいのかについてを簡単に見ておきましょう。
基本的には黒などの暗色系のスーツやワンピースを着用するのが望ましいです。
格式によって黒色の喪服を着用することが特に求められる場合もあるため、黒色のものを着用するのが無難でしょう。
注意点としては、喪主やご遺族以上に格式の高いものを着用しないという点が挙げられます。
このほか葬儀の案内などで服装の指定がある場合は、その内容に従うようにしましょう。
「終活ねっと」では、他にも喪服に関する記事を多数掲載しております。
以下の記事では、喪服とリクルートスーツの違いを解説していますのでぜひご覧ください。
葬儀での娘の服装・身なり

葬儀の場で着用すべき服装について簡単に見てきたところで、ここからは娘が葬儀で着用するべき服装について詳しく見ていきましょう。
一言で娘が葬儀の場で着用すべき服装といっても、大きく分けて正喪服と準喪服、略喪服の3種類があります。
正喪服
葬儀で正喪服とは、喪主など故人のご遺族が着用すべき喪服の種類を指します。
喪服の中で最も格式があるものですが、これは故人のご遺族と一般参列者とが立場で違うことを服装という形で示すためです。
娘が喪主か直接のご遺族の場合に着用する場合、和装か黒色のフォーマルな洋装を用意します。
和装の場合は染め抜きになっている五つ紋のついた、黒無地のものが一般的です。
帯や草履さえも黒色のものを着用しますが、布製のような光沢が目立たないものを準備しましょう。
一方洋装の場合は、黒色のスーツやワンピースを基本として、脚部分に黒のストッキングを身につけます。
この時スカートの丈が短くならないように気を付けましょう。
準喪服
準喪服とは、故人に近いご遺族以外の一般参列者が着用する喪服で正式なもののことです。
特に葬儀の本式である告別式では、より着用する必要のある服装といえます。
娘の立場で準喪服を着用する場合は、基本的には正喪服と同じようなものですが、デザインや材質の面で正喪服よりも格式が低くなるように選びましょう。
具体的には黒系のスーツやワンピースで、やはり足の部分には黒色のストッキングを身に着けて参列します。
準喪服の場合も材質の点で光沢が目立たないように、布製のものなどを準備しましょう。
略喪服
略喪服とは葬儀で着用される喪服の中で、最も格式が低い喪服のことです。
よく葬儀の案内で「平服でお越しください」という文言が入っていることがありますが、「平服」を意味するのが略喪服です。
娘が略喪服で葬儀に参列する場合、まず色は黒系や紺のような暗色系で問題ありません。
ただし基本的には正喪服や準喪服の場合と同じように、スーツやワンピース、ストッキングという組み合わせで参列します。
靴
葬儀で女性が履くべき靴は、パンプスのような目立たずに歩きやすいものが望ましいとされています。
また黒色で光沢が全く目立たないものを着用するのがマナーです。
ほかにも動物由来の材質でできた履物は、仏教で説かれている殺生を禁じる教えに反するため避けます。
ハイヒールについてはパンプスに比べて転倒しやすいうえに、カジュアルさが目立って葬儀の場にふさわしくないと思われることもあるため、極力避けましょう。
髪型は?
髪型についても葬儀の場にふさわしいように、清潔に見えるようにすることが重要です。
もし髪が長ければ、ヘアゴムなどを使って短くまとめましょう。
この時ヘアゴム自体が見えないように工夫が必要です。
なお長い髪をまとめておくことは、単に外見上清潔に見えるようにするだけではなく、焼香の際に邪魔になったりやけどを防いだりするうえでも大切といえます。
化粧はどうする?
女性の場合は、葬儀に限らず儀式の場に出るときに化粧は欠かせません。
葬儀に参列する場合は、どのような化粧をするのが望ましいのでしょうか?
一言で言い表すならば、葬儀の場にふさわしい自然に見えるような化粧がよいでしょう。
具体的には血色がよく、葬儀の場で見苦しくない程度の化粧を施します。
俗にいわれるナチュラルの化粧よりは少し地味な程度がちょうどよいです。
特に血色については体調不良などで顔色が悪い場合、はた目から見て体調が良好そうに見えるくらいに化粧を施しましょう。
葬儀での娘のアクセサリー

娘に限らず女性が葬儀の場に参列する際は、服装だけでなくアクセサリーにも気を使う必要があります。
ここでは葬儀の場にふさわしいアクセサリーについても、詳しく見ていきましょう。
ネックレス
葬儀の場でのネックレスについては、真珠製のものであれば一連だけ身に着けてよいことになっています。
真珠は外見の点が故人のために流す涙のように見えるためです。
ちなみに二連以上の着用は、不幸の繰り返しを連想させるため避けましょう。
またネックレスの粒の大きさも、あまり大きいものは選ばないようにします。
加えて1粒だけのネックレスもマナーに反しますので、着けないようにしましょう。
ただしネックレスを着用してよいとされるのは洋装のときだけで、和装の喪服を着用している場合は逆にネックレスを着けないのが一般的です。
なお派手さが目立つネックレスは、逆に葬儀の雰囲気を壊しかねないため、控えるようにしましょう。
イヤリング・ピアス
イヤリングやピアスは、揺れるデザインのものや光沢が著しいものは避けるべきです。
理想的なのは真珠製で一粒のもの、粒も大きくて中くらいのものまでを選ぶのが望ましいとされています。
そして材質については光沢が著しいゴールド製よりも、ある程度地味に見えるシルバー製のものがおすすめです。
指輪
指輪については結婚指輪や婚約指輪以外はつけてこないのがマナーです。
基本的に指輪類は光沢が目立つ光りものであるため、夫婦であることを示す結婚指輪以外は着けるべきではないとされています。
なお指輪の中でも色遣いや大きさの面で目立つ宝石が埋め込まれているものは、葬儀の雰囲気を壊すことにつながるため着けてこないようにしましょう。
葬儀での男性の服装

今回は娘が葬儀の場で着用すべき喪服を取り上げていることから、女性の喪服を主に見てきましたが、ここでは男性が着用すべき喪服についても簡単に見ておきましょう。
男性が着用すべき喪服は、基本的には黒系の上下スーツと黒ネクタイを締めた白ワイシャツの組み合わせが基本です。
ただし正喪服の場合は黒のモーニングと縞柄のズボンが、略喪服の場合は暗色系の上下スーツの着用が作法とされています。
アクセサリーについては、女性の場合と同じように結婚指輪や婚約指輪以外はつけないようにしましょう。
男性にとっての葬儀の場にふさわしい服装については、以下の記事でより詳しく説明されています。
葬儀での娘の服装についてまとめ

今回「終活ねっと」では、娘の立場として葬儀に参列する際の適切な服装についていろいろと見てきました。
内容をまとめますと、以下に挙げる各ポイントのようになります。
葬儀で着用する喪服は、黒や暗色系のスーツやワンピースなどが基本とされている。
なお喪主などのご遺族より格式の高い服装は着ないようにする。娘が葬儀で着用するべき服装は、正喪服と準喪服、略喪服の場合で若干異なる。
正喪服の場合は和装であれば染め抜きになっている五つ紋のついた、黒無地のものを、洋装の場合は黒系のスーツやワンピースを着用する。
準喪服の場合も黒系のスーツやワンピースが一般的だが、デザインや材質の面で正喪服よりも格式の低いものを選ぶようにする。
略喪服の場合は黒系のほか暗色系のものを着用してもよい。
靴についてはパンプスなど控えめで動きやすいものを履く。
髪型は清潔差が感じられるように心がけ、特に長い場合はヘアゴムなどでまとめる。
化粧については葬儀に参列した時に、自然で健康そうに見える程度に施す。アクセサリーでイヤリングは、故人に対して流す涙をイメージさせる真珠製のものであれば一連だけ着けてよいとされている。
イヤリングやピアスについては一粒タイプの真珠製のものが望ましく、逆に揺れるデザインや光沢の著しいものは避ける。
指輪については、結婚指輪や婚約指輪以外は着けてこないようにする。
また宝石の部分は目立つ色や大きさのものははめないようにする。葬儀で男性が着用すべき服装は、基本的に黒系の上下スーツと黒ネクタイを締めた白ワイシャツの組み合わせである。
しかし正喪服の場合は、黒のモーニングと縞柄のズボンがマナーである。
アクセサリーについては結婚指輪と婚約指輪以外は身に着けないのが作法である。
女性が娘の立場として葬儀に参列する場合は、喪主といったご遺族として参列することもあれば、一般参列者として参列するケースなどさまざまです。
葬儀は長い一生の間に必ず何度か参列することになるため、参列に当たってのご自身が置かれている立場ごとに着用すべき適切な服装は理解しておきましょう。
葬儀関係では多くの方がさまざまな悩みをお持ちですが、中でもお金にまつわる悩みは大きな課題といえるでしょう。
以下の記事では葬儀を行ううえで頭痛の種になりやすい葬儀費用について詳しくまとめてあります。
もし葬儀費用でお悩みの方はぜひともご活用いただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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