
葬儀にマニキュアはマナー違反?ジェルネイルの隠し方などもご紹介!
葬儀の際の身だしなみはとても重要です。特に女性はマニキュア等にも気を配る必要がありますが、具体的にどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?今回はマニキュアがマナー違反に当たるのかどうかをはじめ、葬儀の際に気を付けるべきマナーについてご紹介します。
最終更新日: 2020年12月23日
葬儀でのマニキュアについて

葬儀に参列する際には、失礼のないようにふさわしい身だしなみをすることが大切です。
女性の中には爪にマニキュアをしているという人も多いですが、マニキュアをしたまま葬儀に参列することはマナー違反になってしまうのでしょうか?
今回「終活ねっと」では、葬儀でのマニキュアに関するマナーについて紹介した上で、ジェルネイルをしている場合の対策や、その他の身だしなみや持ち物に関して女性が気を付けるべきマナーをご紹介しています。
マニキュアをしたまま葬儀に参列するのはマナー違反?
ジェルネイルをしている場合はどうすれば良いの?
髪、化粧、アクセサリーの葬儀でのマナー
服装、持ち物の気を付けるべきポイント
以上の項目を軸に解説していきます。
葬儀の際の正しい身だしなみのマナーでお悩みの方はぜひ最後までご覧いただき、適切な恰好で葬儀に参列ができるよう参考にしてください。
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葬儀にマニキュアはマナー違反?

葬儀の際は故人や遺族の方に対して失礼にならないように、目立つようなおしゃれはせず、いつもより地味な恰好をする必要があります。
普段おしゃれの一環でマニキュアをしている人にとっては、実際に葬儀に参列する際にマニキュアをどうすれば良いのか迷う方も少なくないのではないでしょうか。
女性は服装だけでなく爪やアクセサリーなど気を配らなくてはいけないことが多いため、それぞれについて正しいマナーをしっかり把握しておく必要があります。
まずは葬儀でのマニキュアに関するマナーについて以下に見ていきましょう。
マニキュアは基本的にとるのがマナー
葬儀に参列する際の身だしなみは、全身控えめにまとめるよう心掛けることが基本となります。
そのため爪に関してもマニキュアやネイルはしていない状態が望ましいとされています。
特に赤色など派手な色のマニキュアをしているという場合は必ず取るようにしましょう。
またラメが入ったものや光沢が目立つものも控えましょう。
爪の長さがあまりにも伸びている場合にはなるべくある程度短く切ったほうが好ましいでしょう。
長さをきれいに揃えることも大切です。
マニキュアはコンビニやドラッグストア等で売っている除光液を用いることで、自分でも容易に落とすことができます。
また靴を脱いだ際にストッキングから透けて足の爪が見える可能性があります。
足の爪にペデキュアをしている場合も、念のため派手なものはしっかり取っておいたほうが良いでしょう。
通夜での目立たない透明、ベージュならOK
人によってマナーに関する捉え方は異なるため、すべてのマニキュアをマナー違反と考える人もいれば、中には派手でなければマニキュアをしていても問題ないと考える人もいます。
例えば透明なものや、あるいはベージュや薄いピンク色など、目立ちにくい色のマニキュアであれば気にする必要がない場合もあります。
どうしてもマニキュアをしたまま参列するという場合には、ラメなどの入っていない地味で肌の色に近い色のものにしましょう。
葬儀の際ジェルネイルはどうする?

マニキュアよりも長持ちするジェルネイルはとても人気です。
普段ジェルネイルでおしゃれを楽しんでいるという女性も多いのではないでしょうか。
当然ながらマニキュアと同様にジェルネイルも葬儀にはマナー違反となり、参列の際には落とす必要があります。
上記に述べたように、マニキュアであれば自宅でも比較的簡単に落とすことが可能です。
しかしながらジェルネイルは除光液では落ちないため、マニキュアのように自分ではすぐに取れません。
そこでジェルネイルをしている場合の対処法を以下にご紹介してきます。
黒い手袋をはめる
葬儀用の黒の手袋を着用することで、ジェルネイルをしている爪を隠すことができます。
黒い手袋の着用自体はマナー違反にはなりません。
しかしお焼香や式の後の食事の際には手袋は外す必要があるので、ずっと隠し続けるというのは難しいかもしれません。
上から目立たない色のポリッシュを塗る
ネイルポリッシュとは爪に塗るカラー剤のことを指します。
皮膚の色に近いベージュやブラウン等のポリッシュをジェルネイルの上に塗ることで、目立たなくすることが可能です。
ポリッシュは100円ショップなどで手に入ります。
また葬儀の後にはポリッシュリムーバーという専用の液を用いることで落とすことができます。
ネイルサロンにいって落としてもらう
葬儀までに時間があるのであれば、ネイルサロンへ行ってジェルネイルを落としてもらいましょう。
ネイルオフの価格はどこのサロンでも数千円かかってしまいますが、専門のネイリストによって爪を痛めずにきれいに落としてもらうことができます。
自分で落とすためにヤスリを使用したり、無理に剥がすといった方法は爪を痛めてしまう恐れがあるので注意しましょう。
場合によっては急な葬儀の予定が入った際など、サロンなどへ行ってネイルの処理をする時間が無いことも考えられます。
そのような場合には、手袋やポリッシュを用いると良いでしょう。
葬儀での身だしなみのマナーは?

葬儀に参列する際に、女性は爪以外にも髪型や化粧、アクセサリー等の身だしなみについてもマナーをしっかり守るように気を配らなくはいけません。
具体的にどのようなことに注意する必要があるのか、葬儀での身だしなみのマナーについて以下で説明していきます。
髪型
まずは葬儀に参列する際の髪型です。
ショートの髪の場合には、耳を出して顔がはっきり見えるようにしましょう。
必要に応じて髪留めを使用すると良いでしょう。
セミロングまたはロングの髪はお焼香の際に邪魔になってしまうので、耳より下の位置でひとつにまとめると良いです。
前髪は目にかからない程度の短さが適しています。
使用するヘアゴムや髪留めは飾りなどの付いていないシンプルな黒色のものにしましょう。
また髪の色は黒い色がよいとされます。
多少茶色い程度であればあまり問題ないですが、明るく目立つ髪色の場合には黒色に染め直すか、一時的にスプレー等で暗い色にするようにしましょう。
髪の毛をセットをする際にスプレーやワックスを使用する場合は、無香タイプのものを選びましょう。
化粧
葬儀の場では派手な化粧はマナー違反となります。
華やかな色のものやラメなどの入った化粧品は避け、「方化粧」と呼ばれるような薄い化粧を意識しましょう。
アイシャドウなどはベージュやブラウンといった色の地味なものを選び、口紅やチークをする場合はは極めて薄い色のものを使用します。
カラコンやつけまつげなど必要のない化粧は控えます。
またノーメイクでの参列もマナー違反になってしまいます。
一般的な社会人の女性の身だしなみとしての化粧は必要です。
全くメイクをしないままではなく、ナチュラルで品のあるメイクをするように心掛けます。
当日慌てることのないように、前もって葬儀用のメイクの知識を持っていると良いでしょう。
アクセサリー
ピアスやイヤリングなどのアクセサリー類は基本的に何も装着しないようにします。
特にゴールドやシルバーなど輝いてしまうものは葬儀の場では不適切になります。
しかし真珠のアクセサリーであれば付けても問題ありません。
色は白色が一般的ですが、黒色あるいは黒色に近いグレーでも良いとされています。
真珠のネックレスを着用する場合は中粒で一連のものにしましょう。
二連のものは不幸が重なると考えられておりマナー違反となります。
一粒のみのものもマナー違反です。
ピアスまたはイヤリングは中粒で一粒のものを選びましょう。
また結婚指輪は着用しても良いとされています。
下の記事では葬儀の際の髪型のマナーについて紹介していますので、よろしければこちらもお読みください。
葬儀の服装・持ち物のマナーは?

女性特有のマナーについて見てきましたが、ここでは身だしなみの基本となる服装や持ち物に関するマナーについてもしっかり確認しておきましょう。
女性の喪服
女性の喪服は全身を黒色で統一し、ワンピースやセットアップ、フォーマルスーツを選びましょう。
どのようなタイプの服の場合でも、肌の露出はなるべく控えるべきです。
胸元が大きく開いているものは避けましょう。
袖は長いものが原則ですが、夏には五分または七分のものでも良いとされています。
スカートの丈は、膝下からふくらはぎ程度のものが適しています。
短くても最低限膝が隠れる長さのものを選びましょう。
喪主など葬儀を主催する側でなければ、ごく控えめなレースや飾りはあまり問題無いですが、なるべくシンプルで地味なデザインのものが良いでしょう。
スカートの下に着用するストッキングは、黒色のものを選びます。
30デニール以下の肌が薄く透ける程度の厚みのものが良いとされています。
また殺生を連想させるものは着用してはいけません。
動物の毛皮や皮革は身に付けないようにしましょう。
真冬や寒い地域での葬儀に参列する場合には防寒対策も重要になりますが、その際に着用するコートは黒色であってもその点に注意が必要です。
靴
靴は黒色のシンプルなパンプス等を選びましょう。
サンダルや光沢のあるエナメルの靴、もしくはスニーカーやローファーなどは、たとえ黒色であってもマナー違反となります。
また派手な装飾があるものも避けましょう。
パンプスの中でも、ピンヒールなどヒールが極端に高いものはふさわしくありません。
おおよそ3センチから5センチ程度のものにしましょう。
ヒールが無い靴はカジュアル過ぎる印象を与えてしまう可能性があるため、喪服とのバランスも考え、ある程度のヒールはあったほうが良いかもしれません。
カバン
カバンは黒色の布製のハンドバッグが適しています。
ショルダーバッグは控えましょう。
基本的に革製のものは避けたほうが良いですが、爬虫類系の素材でない地味なものであればあまり問題ないでしょう。
光沢や派手な飾り、金具が付いていないシンプルなものを選びましょう。
ハンカチ
ハンカチは黒色か白色で無地のものが良いでしょう。
もしくは紺色やグレーなどの地味なものにしましょう。
赤色や緑色など派手な色のものはふさわしくありません。
同色であれば多少刺繍やレースが入っていても問題ありません。
数珠
数珠は日本において仏教に伝わる重要な法具のひとつです。
実際の葬儀では、数珠はお焼香の際に必要になります。
本来数珠は宗派によって異なり、「本式数珠」と「略式数珠」のどちらかを選ぶことになります。
基本的には、いずれの宗派でも用いることのできる「略式数珠」を用意しましょう。
数珠には種類が豊富にあり、色や大きさ、素材などがそれぞれ異なります。
女性の場合は珠のサイズが小さいものを使用します。
色や素材は特に決まっていないため、自分で好きなものを選ぶことが可能です。
数珠に関しては派手な色のものでも問題ありません。
種類によって値段も数千円から数十万円までと幅広く存在します。
数珠の貸し借りは良しとされていないため、ひとつ自分のものを持っていると良いでしょう。
もしも自分のものを持っていない場合には、基本的には仏教徒でなければ数珠は使用しなくても良いとされています。
下の記事では葬儀でのマナーについて詳しく紹介していますので、よろしければこちらもお読みください。
葬儀でのマニキュアのまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では葬儀でのマニキュアを中心に、葬儀に参列する際の身だしなみについて以下のことを解説してきました。
葬儀に参列する際はマニキュアやジェルネイルは控える。
特に派手な色のものやラメや光沢の入っているものはマナー違反にあたる。透明やベージュなど目立たない色のマニキュア及びジェルネイルは構わないが、基本的にはしっかり落とすか、もしくは隠す必要がある。
髪や化粧に関しては派手にならないように気を配り、アクセサリーは真珠のものや結婚指輪以外は付けないようにする。
服装や持ち物に関してはいずれも黒を基調とした地味でシンプルなものを選択する。
数珠はなるべく自分のものを用意しておく。
葬儀は決しておしゃれをする場ではないため、全身を地味な恰好にそろえるよう心掛けます。
派手な目立つ恰好は故人や遺族に対して失礼になります。
女性は男性と比べて注意しなくてはいけない身だしなみのマナーが多く大変かもしれません。
必ずそれぞれについてのマナーを確認し、正しく理解した上で、故人との別れの場にふさわしい身だしなみで葬儀に参列できるようにしましょう。
「終活ねっと」では、他にも法事や法要に関する記事を多数掲載しております。
ぜひそちらもご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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