
友人の母親の葬儀には参列すべき?香典・供花の金額相場や服装を解説
友人の母親が亡くなったら、葬儀に参列するべきか悩みませんか?参列するならば通夜と葬儀のどちらに参列するべきなのでしょう。今回は友人の母親の葬儀には参列するべきかと、香典や服装など参列する際に抑えておきたいポイントを解説していきます。
目次
最終更新日: 2020年12月21日
友人の母親の葬儀について

友人から、「母が亡くなった」と報告を受けたことはありますか?
もしくは「今は入院していて、そろそろ…」という話を聞いた方もいるかもしれません。
そんな時、親しい友人であれば自分も葬儀に参列するべきか悩みませんか?
友人の母親と直接面識があれば、贈りたい言葉があるかもしれません。
面識がなくても、友人に声をかけてあげたいと思う方もいるでしょう。
今回「終活ねっと」では、友人の母親の葬儀について参列するべきかどうかを解説した上で、香典や供花の相場と着ていく服、ご親族や友人にかける言葉の例を紹介していきます。
友人の母の葬儀に参列したほうがいい?
参列するべきなのはお通夜かお葬式か?
葬儀に着ていく服装と香典・供花の相場
友人にかけてあげるといい言葉
いざ参列するとなれば、服装や香典、供花についても気になりますよね。
参考になる他の記事と合わせて紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。
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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。
友人の母親の葬儀は参列すべき?

まず最初に、友人の母親の葬儀に参列するべきかどうかを解説していきます。
ここでは「葬儀の案内があったか」がポイントです。
あなたが友人から母親が亡くなったことを直接聞いたとしましょう。
母親が亡くなって忙しい最中、直接連絡がきたということは、あなたと友人は親しい関係にあったことが窺えます。
あなたに葬儀に出てほしいという友人の気持ちの表れかもしれません。
お悔みの言葉をかけた後に、お通夜や葬儀の日時と場所、宗派を確認しておきましょう。
もし親族のみで家族葬を行うのであれば、この時に教えてもらえるはずです。
ですが直接ではなく、人づてに亡くなったことを知った場合やお通夜や葬儀の日時など具体的な情報がない場合は、参列を控えたほうがいいかもしれません。
人づてであっても、詳しい日時などの案内があった場合は参列しても良いでしょう。
案内があれば参列すべき
お通夜や葬儀の具体的な案内があった場合、できる限り参列しましょう。
生前故人と面識がなかったという方も、葬儀はご遺族を慰める場でもあります。
いくつになっても、親を亡くすというのは悲しいものです。
特に親しい友人であれば、駆けつけて慰めの言葉をかけてあげましょう。
参列する際の服装や香典については、のちほど解説していきます。
通夜と葬儀のどちらも参列する?
友人の母親が亡くなった際、参列するのはどちらか一方で構いません。
お通夜は元々親族のみで行うものでしたが、最近では日程の都合で親族以外でもお通夜に参列することが増えてきています。
どちらも参加できる日程なのであれば、葬儀または告別式に参列しましょう。
仕事や遠方で参列できない場合
案内があった場合はできる限り参列したいですが、仕事や遠方で駆けつけられないこともあります。
お通夜や葬儀に参列できない場合は弔電を打つか、香典や供花を贈りましょう。
弔電はお通夜や葬儀に間に合うことが前提です。
間に合わないのであれば、香典をお悔みの手紙を添えて現金書留で喪主の自宅に郵送します。
郵送はお通夜や葬儀直後は避け、葬儀後1週間から1か月以内にしましょう。
香典の額や供花の贈り方については、のちほど詳しく解説します。
友人の母親の葬儀での香典

友人の母親の葬儀となると、参列するかどうかの他にも悩むことはあります。
その一つが香典です。
そもそも香典とは、葬儀に持参する不祝儀袋に入れた金品のことです。
故人にお供えするだけでなく、遺族に対する助け合いの意味も込められています。
香典辞退の葬儀があることもありますが、一般的には参列者は香典を持参し受付に預けます。
香典を用意することは決めていても、「一体いくらぐらい包むのが一般的なのか」、「表書きはどうするべきなのか」というような悩みは、多くの方が抱えるものだと思います。
また、参列できずに香典を贈る際も同じことを悩むと思います。
ここでは友人のお母さんの葬儀で贈る香典の金額と表書きについて解説します。
香典に包む金額相場
香典に包む金額は、故人との関係性によって異なります。
今回は故人が友人の母という立場ですので、3000~5000円が相場です。
4という数字は避けられますので、実質的には3000円か5000円の二択です。
あまり多くの金額を包むと、かえって失礼になりますので気を付けましょう。
香典の金額相場についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
香典袋の書き方
香典袋の書き方は、葬儀の形状や宗教の種類によって異なります。
故人の宗派が分からない場合は『御香典』と書けば問題はありません。
よく『御霊前』という表書きが使われますが、宗教によっては失礼になることがあります。
仏式だから問題ないだろうと思っても、浄土真宗では認められていませんので注意が必要です。
香典袋の書き方に関しては、以下の記事がとても参考になります。
合わせてお読みください。
友人の母親の葬儀での供花

供花とは、故人に供える花の総称です。
故人への哀悼の意を捧げるのと同時に、花を飾ることにより遺族の悲しみを和らげる意味合いがあります。
供花は祭壇の両側に対になるように2基贈るのが習慣でした。
最近では会場の広さの関係などから、1基ずつ贈ることもあるようです。
供花は故人と親しかった人や親族、遠方で駆け付けられなかった人が贈ります。
葬儀に参列する場合でも、故人である友人のお母さんに生前お世話になったのであれば、故人のために贈っても良いかと思います。
供花も宗教によって形式が異なります。
仏式や神式では、白い菊や蘭、ユリなどをメインの供花を贈ることが多いです。
キリスト教式ではユリやカーネーションがよく贈られます。
仏式や神式では会場に直接手配しますが、キリスト教の場合はご遺族の自宅に贈ります。
ただし供花に関しては、会場の広さによってはお断りされる場合もあります。
供花を贈る際は、必ず友人に贈っても良いか確認しておきましょう。
また、供花を贈ることはできても担当葬儀社でしか手配できないこともあります。
手配が葬儀社を通すのか、直接でいいのかも確認しておくべきでしょう。
では友人の母親の葬儀での供花の金額相場や贈り方をご紹介します。
供花の金額相場
供花の金額の相場は、1万5千円~3万円ほどです。
1対で贈ると金額が倍になるため、対で贈る場合は1対2万円のものを選ぶのが主流なようです。
金額が大きく相場を上回ってしまうと、ご遺族である友人にも気を使わせてしまうため相場に合ったものを選ぶようにしましょう。
家族葬の場合の供花の贈り方
家族葬の場合は香典や参列はもちろん、供花や供物もお断りされることがあります。
家族葬が選ばれる背景には、金銭的・時間的に苦労を掛けたくないという故人の思いもあります。
友人から招待を受けていない場合は供花は贈らないようにしましょう。
家族葬に参列する方や、招待はされたが遠方で駆け付けられない場合は友人の意向を確認した後に手配をするのがいいでしょう。
家族葬での供花の贈り方は、下の記事で詳しく解説しています。
友人の母親の葬儀で友人にかける言葉

友人の母親の葬儀に参列する前に、ご遺族や受付でかける言葉も決めておいた方がいいでしょう。
いざという時に言葉が出ず、失礼なことを言ってしまう心配がなくなります。
まずは葬儀で避けたい言葉について確認しておきましょう。
よく言われるのが『忌み言葉』です。
忌み言葉の中には「ますます」「くれぐれも」のような重ね言葉や「再び」や「繰り返す」など不幸が続くことを連想させる言葉、「浮かばれない」「さまよう」などの不吉な言葉があります。
忌み言葉の他にも、生死に関する直接的な言葉も避けなければいけません。
「死ぬ」→「亡くなる」「ご逝去」
「急死」→「突然のこと」
「生きていた頃」→「生前」
といったように、柔らかな表現に置き換えましょう。
「大往生」や「天命を全うした」というような言葉はご遺族自身が使うものです。
間違っても参列者の立場で口にしないようにしましょう。
また宗教上避けたほうがいい言葉もあります。
よくお悔みの言葉として使われる「冥福」という単語は仏教だけのものです。
キリスト教や神道、そして仏教でも浄土真宗の場合は「冥福」は使わないようにしましょう。
「頑張って」や「元気出して」のような安易な励ましの言葉も注意が必要です。
友人やご遺族の気持ちに寄り添って、言葉を選びましょう。
それでは具体的な例を見ていきましょう。
ご遺族・受付にかける言葉
ご遺族や受付の方には手短に心を込めてお悔みを申し上げます。
ここではご遺族・受付にかける一般的なお悔みの言葉をご紹介します。
この度は急なことで驚いております。
ご愁傷さまでございます。
こちらでは「ご愁傷様」という言葉を使いました。
近年では皮肉を込めた使い方もされますが、本来は身内を失った方に対する言葉です。
心を込めてお伝えすれば不快に思われることもないでしょう。
また、自己紹介は必ず行いましょう。
友人にかける言葉
葬儀の場で友人と言葉を交わす時間は、そう長くないでしょう。
友人の気持ちを聞いたり、昔話に花を咲かせるのは別の機会にし、葬儀の場ではできるだけ手短にあなたの思いを伝えましょう。
友人にかける言葉としては以下のようなものがあります。
もし何かできることがあれば声をかけてね
友人が気を落としている様子を見て、励ましの言葉をかけたくなるかもしれません。
しかしまだまだ友人は悲しみの最中でしょう。
励ましの言葉をかけることよりも、寄り添う気持ちを大切にしましょう。
友人の母親の葬儀に参列する際の服装

葬儀に参列する際に着ていく服は、故人との関係性では左右されません。
友人の母親の葬儀の参列する際の服装も、当然喪服を着用します。
喪服は礼服の中でも、冠婚葬祭の葬に着用する服のことです。
ブラックフォーマルと呼ばれることもありますが、ブラックフォーマル=喪服ではありません。
ブラックフォーマルにはお祝いの席に着るような光沢のある生地のものもあります。
光沢のある生地は葬儀にはふさわしくありません。
ブラックフォーマルなら良いというわけではありませんので、覚えておきましょう。
また女性であればお化粧も悩むポイントでしょう。
ノーメイクである必要はありませんが派手にならないよう注意が必要です。
キラキラと光るパウダーやラメが入っているものは使用しないようにしましょう。
葬儀に着ていくのに適した喪服に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
友人の母親の葬儀に関するまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、友人の母親の葬儀について以下のことを解説していきました。
友人の母親の葬儀には、案内があれば参列するべき
基本的には葬儀に参列するが、予定が合わない場合は通夜でもよい
遠方でかけつけられない場合は香典や供花を贈るが、供花はご遺族に確認しておく
香典は3000円~5000円、供花は1万5千円~3万円が相場
葬儀では使ってはいけない言葉を避け、心をこめて声をかける
友人の母親の葬儀に参列する際の服装は喪服で、持ち物や化粧も派手にしない
友人の母親の葬儀であっても、その他の葬儀に参列する際とマナーは変わりません。
もし友人の母親の葬儀の案内を受けて迷った場合は、できる限り駆けつけてあげましょう。
今回は参列者の立場で葬儀について見ていきました。
「終活ねっと」では遺族や親族の立場で葬儀について解説している記事もあります。
ぜひあわせてご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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