葬儀後の香典返しの金額相場は?送るタイミングやお礼状の文例も解説

葬儀後の香典返しの金額相場は?送るタイミングやお礼状の文例も解説

葬儀後の香典返しは、生前親しかった方に故人に代わって感謝を伝えることです。そのため失礼のないようにしたいですね。今回は葬儀後の香典返しの金額相場について解説します。また、香典返しにおすすめの品物や香典返しに活用できるマナーをご紹介します。

最終更新日: 2019年10月27日

葬儀後の香典返しについて

葬儀

葬儀後に香典返しをすることは、故人をしのんでくれた方へ感謝の気持ちを表すものなので、きちんと選んでおきたいですよね。

しかし、香典返しをするときに「具体的な金額はいくらなんだろう?」と迷ってしまいます。
また「贈るときに気をつけることはあるの?」と様々な疑問が出てきます。

今回「終活ねっと」では、葬儀後の香典返しをする金額相場や香典返しのマナーについて、以下の点に沿ってご紹介します。

  • そもそもなぜ香典返しをするの?

  • 香典返しの金額相場はいくらなの?

  • 葬儀後の香典返しに選ぶ品物は何がいいの?

  • 香典返しのタイミングの時期はいつがいいの?

  • 香典返しに添える挨拶状は何を書けばいいの?

  • 香典返しを送るのし紙はどうするの?

以上について解説します。
いざという時に、故人の大切な方へ失礼なく対処できるように、ぜひ参考にしてみてください。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

香典返しとは

困った人々

「香典返し」とは、葬儀後に香典をいただいた方にお礼の品物を贈ることです。
香典返しをする理由に「法要が無事に終わりました」という報告も含まれています。
]

香典をいただいた方の中には、遠方や急用で葬儀に出席されない場合もあります。

香典返しは、その方々にとって報告を兼ねた大切な行事です。

葬儀後に送る香典返しの金額相場

お金

いただく香典の金額は、立場や故人との関係性によって違います。
おおよそ一般的な香典の金額は、3千円~1万円程度です。
また、親族や故人と親しかった方などは1万円以上になることもあります。

そこで、香典返しを送るときに悩んでしまうのが金額相場ですね。
ここでしっかり確認しておきましょう。
まず大事なことは、葬儀後の香典返しは「現金ではなく品物」で返すことです。

香典返しの品物は「半返し」とい言われていて、いただいた金額の3分の1~半額程度で返すことが通例とされています。
例えば1万円を香典としていただいた場合、約5千円相当の品物を贈ります。
したがって、いただく香典の額によって贈る品物の額も変えることになります。

香典返しの品物の選び方

仏壇

葬儀後の香典返しで贈る品物は一般的に「消え物」がよいとされています。
その理由は、「不幸を長引かせない」ことや「悲しみを引きずらない」という意味が込められています。
そのため、「すぐに使ってなくなる物」が選ばれます。

ただし消えてなくなる物でも贈ることがタブーなものもあります。
例えば「肉」や「魚」のような食品です。
これらの食品は昔から「四つ足」と呼ばれて、「殺した獣をお返しすることは避けたほうがよい」と言われてきました。

また「お酒」もNGなのをご存知でしたか?
「お酒」は結婚式や神事の祝い事などによく使われるため不幸事には不向きです。
意外にあまり知られていない物なので注意しましょう。

普段のお食事であれば喜ばれるものばかりですが、香典返しの品物を選ぶ際は気をつけましょう。
昔のしきたりを守ったほうが、年配の方にも失礼に当たらないでしょう。

金額相場

葬儀後の香典返しに贈る品物の金額相場は、いただいた金額の3分の1~半額程度です。
さらに配送の場合は送料がかかることも考慮して、送料込みで品物を選ぶようにしましょう。

香典の額によって贈る品物の金額も変わるため、金額の段階で3種類ほど用意しておくとスムーズでしょう。

また最近は葬儀へ参列してくれた方、全員に渡す「当日返し」をするケースも増えています。
この場合は、香典の金額に限らず、同じ金額の香典返しの品物を渡すことになります。

もし「当日返し」の金額が、いただいた香典の額の3分の1に満たっていなかった場合は、忌明け法要後(四十九日)に残りの金額を品物で贈りましょう。

おすすめの品物

お返しした品物は、せっかくなら相手に喜んで使ってもらいたいですよね。

香典返しの金額によって金額の違う品物を、だいたい三段階ほど用意しておくとよいでしょう。
せっかくお渡しするなら、相手に喜ばれる物がいいですね。

そこで香典返しによく選ばれている品物をご紹介します。

  • カタログギフト

    最近はカタログギフトの人気が高いです。
    カタログギフトは、選べる楽しさがあるため大変喜ばれます。

  • お茶やコーヒー、紅茶などのドリップセット

    こちらもよく選ばれる一品です。
    会社の場合であれば職場の方に配ることもできることが選ばれる理由です。
    また、家庭でも種類があるものならいつもと違う味を楽しむことができるので喜ばれます。

  • タオルセット

    タオル類は日常生活では欠かせないものです。
    もらっても困ることがない物なので、こちらも安定な一品です。

  • 洗濯用洗剤や石鹸などの日用品セット

    洗濯用洗剤や石鹸などの日用品も、一般的に送られる品物のひとつです。
    普段使っていないタイプの匂いが楽しめることがよいところです。

  • 乾物、お菓子などの詰め合わせセット

    海苔などの乾物や、せんべいなどのお菓子類は日持ちするため喜ばれます。
    また普段の物よりも高級感が味わえるためおすすめです。

商品券はNG?

ギフトカードや商品券は、贈り物のひとつとして選ばれることがあります。
しかし葬儀後の香典返しで商品券は一般的にNGとされています。

香典は関係性によっていただく金額が異なるので当然、商品券の金額も異なります。
人によっては、それを不快に感じる場合もあるので商品券を贈ることは避けたほうがよいとされています。

葬儀後の香典返しの送り方

葬儀

葬儀後の香典返しは、本来は一軒ずつ回り手渡しで直接届けることが基本でした。
ただ、現在では宅配便や郵送でお渡しする場合が一般的になってきました。

その際は必ずお詫びとして「挨拶状またはお礼状を添えて郵送する」ことが通例になっています。

もちろん近所や会社などで直接渡せる場合は手渡しでも構いません。
また職場では社長や上司に個人でいただく場合と会社名や連名など団体でいただく場合があります。
その場合は品物もそれぞれに合ったものを選び、金額も人数別で割って送るようにします。

また会社名で香典をいただいた場合、会社の慶弔費から出ていることが多いためこういう場合は、香典返しは不要とされていることもあります。

また、上司や同僚などに個人的にいただいたり、所属部署やチームなど「連名」でいただいた場合は通常の香典返しと同じようにお返ししましょう。

また基本的には、香典返しの品物と挨拶状は自分ですべて準備することができます。
ただ、最近は香典返しの専門店があり品物選びから挨拶状の準備や郵送も行ってくれるサービスもあります。

少し金額はかかるかもしれませんが、急ぎの場合や忙しくて準備が進まない場合は活用するのもひとつの方法です。

香典返しを送るタイミング

香典返しを送る時期は、一般的に「忌明け法要後」とされています。
仏式では「四十九日」、神式では「五十日」が忌明けとされています。

そのため、だいたい香典返しは忌明け法要後1か月以内で贈るように事前に手配しておいたほうがよいでしょう。

また香典返しを送る場合は「送る日時」に注意しましょう。
例えば、相手の誕生日、結婚式などの祝い事の場合や年始早々などは避けましょう。

そういった場合は、相手の誕生日や結婚式の日前後以外にし、年始の場合は1月4日以降に送るようにしましょう。

香典返しに添えるお礼状・挨拶状の文例

香典返しと一緒に添えるお礼状・挨拶状の文例をご紹介します。
文体の都合上、横書きですが本来は「縦書き」になります。

例文
拝啓 皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます (①頭語)

さて <続柄><故人の俗名>の葬儀に際しましては

ご丁重なるご厚志を賜り 厚く御礼申し上げます (②会葬や香典に対するお礼)

お陰をもちまして 先般四十九日の法要を滞りなく済ませることができました (③忌明け法要が終わったことへの報告)

つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたします (④香典返しを贈ったお知らせ)

何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます

本来であれば拝眉の上ご挨拶申し上げるところ 

略儀ながら 書中にてご挨拶申し上げます(⑤喪主が直接挨拶できないことへのお詫び)

敬具 (⑥結語)

平成〇年〇月〇日 (⑦日付け)

<〇〇> (⑧差出人の名前)

会社に送る場合の宛名は?

個人で香典返しを送る場合の宛名は氏名+様で送ります。
会社名で送る場合の宛名は、まず会社名を書いて部署名や所属名まで書き、最後に「御中」をつけましょう。

どこの誰にいただいたかを明確にして、個人名か会社名や部署、所属名まできちんと書きましょう。

香典返しを包むのし紙

困った人々

香典返しを贈る際には「のし紙」をつけましょう。
慶事では「のしあわび」を起源として永遠に続くという意味で弔事とは反対の意味になります。

弔事の際は正式には「掛け紙」と言われていて、祝儀用の六角形で描かれた「のし」が入っていないものになります。

また「水引き」とは、のし紙に印字されている帯紐が結ばれた部分を言います。
弔事の水引きは「不幸を二度と繰り返さないように」という意味で端を引っ張ってもほどけないような「結び切り」という作りになっています。

したがって慶事用と間違わないように気をつけましょう。

そして最後に差出人の名前は「水引き」の下に入れましょう。

差出人の名前は「フルネーム」または「姓のみ」で書くか「喪主名+家」のいずれかにしましょう。
相手に感謝の気持ちや敬意を表すためにも、のし紙の包み方にも気を配りましょう。

表書きは?

一般的に宗教や地域を問わない場合は「志」が使われます。
また関西地方では「満中陰志」、神式やキリスト教では「偲び草」が使われるなど宗教や地域によって違いがあります。

そして、水引きの下に書く名前は「フルネーム」または「姓のみ」で書くか「喪主名+家」のいずれかにしましょう。

水引きの選び方

水引きは、宗教や地域を問わないものであれば一般的に「黒白の結び切り」が使われます。

また、関西地方の一部では「黄白の結び切り」であったり、仏式では水引きの下に「蓮の花」が描かれています。

水引きも地域や宗教によって違いがあるので、送る際には改めて確認しておきましょう。

のしは内のし?外のし?

品物の上にのし紙を掛けてから包装する「内のし」と品物を包装した上にのし紙を掛ける「外のし」があります。

「内のし」は贈る相手に控え目な印象を与えることができたり、配送時に紙が破れたりすることを防ぐことができます。

どちらで贈っても失礼にはなりませんが、最近は郵送で送ることが多くなったため「内のし」が好まれています。

葬儀後の香典返しについてまとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回、「終活ねっと」では葬儀後の香典返しについて以下のことを解説しました。

  • 「香典返し」とは、葬儀後に香典をいただいた方に「感謝と報告」を兼ねてお返するし品物のことである。

  • 一般的に香典返しの金額相場は「半返し」といい、いただいた香典の「3分の1~半額」で返す。

  • 高額の香典返しをいただいた場合も基本的には半返しだが、相手のご厚意を受け取り半額より少額で返すこともある。

  • 香典返しに贈る品物のおすすめは食品や日用品などの「消え物」と言われる消耗品を選ぶが、肉や魚やお酒はタブーである。

  • 香典返しは通常、忌明け法要後に挨拶状・お礼状を添えて送る。

  • 香典返しの挨拶状・お礼状は「頭語→会葬や香典に対するお礼→忌明け法要後の報告→香典返しを贈ったお知らせ→直接挨拶できないお詫び→結語→日付→差出人」の順に書く。

  • 香典返しに送る「のし紙」の表書きは「志」で水引きは「黒白の結び切り」だが、宗教や地域により異なる。

香典返しのマナーはたくさんありますが、一番大切なことは故人に関わりのあった方への感謝の気持ちだと思います。

その気持ちをきちんとした形で伝えるためにも、ぜひ参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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