
葬儀で渡す会葬御礼品の選び方や金額相場って?挨拶状の例文も解説!
葬儀の際には会葬御礼の品を用意する場合があります。会葬御礼品とはどのようなものがふさわしく金額の相場はどのくらいなのでしょう?そこで葬儀で渡す会葬御礼品について解説します。会葬御礼品につける挨拶状の例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
最終更新日: 2020年02月09日
葬儀の会葬御礼について

葬儀を行うという機会はあまりあるものではありません。
初めて葬儀を取り仕切る立場になったという方も多いことでしょう。
葬儀には参列したことがあっても、葬儀を行う時に必要な内容というものは当事者にならないとわからないものです。
葬儀を行う時は色々な決まりごとがあるものです。
身内の方が亡くなられてから、葬儀を行うまではあまり時間がないものです。
喪主や遺族は短時間でいろんなことを決めなければいけません。
そこで今回、「終活ねっと」では葬儀の時に渡す会葬御礼品に注目したいと思います。
この記事では以下のような事柄について解説しています。
会葬御礼と香典返しの違い
葬儀での会葬御礼品の選び方
会葬御礼に添える挨拶状
会葬御礼の渡し方
会葬御礼は家族葬などでは使わないこともありますが、一般的な葬儀では用意することが多いです。
地域や風習によって多少は会葬御礼の品が変わる場合もありますが、基本的なことを覚えて置いても損はありません。
いつ葬儀を取り仕切る立場になるかわかりませんので、この機会に学んでおきましょう。
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葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。
葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。
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会葬御礼と香典返しの意味の違いは?

葬儀のお礼の品と言えば香典返しのことを思い出される方もいるでしょうが、香典返しと会葬御礼は違います。
ここでは香典返しと会葬御礼の違いを解説します。
会葬御礼
会葬御礼とは葬儀に参列してくださった方へお礼を渡すことを言います。
香典を持参してくださった方へ渡すことが多いですが、香典の有無にかかわらず葬儀に参列してくださった全員に渡すこともあります。
受付で用意していることが多く、香典を預かった時に会葬御礼品を渡すことが多いです。
祭壇にお参りをしていただいた後で退席してきた時に受付で会葬御礼品を渡す場合もあります。
香典返し
香典返しとは香典をいただいたことへのお礼の品物を贈ることを指します。
一般的には四十九日法要が終わった時点で香典返しを贈ることが多いです。
本来は香典をいただいた家を訪ねて、お礼の言葉とともに香典返しを贈るものなのですが、最近では挨拶状と共に郵送することが多いです。
香典返しはいただいた香典額の半分、あるいは三分の一相当の品を選ぶのが一般的です。
消費期限の長い、タオル・洗剤・インスタントコーヒーなどを選ぶ方が多いです。
最近では好きな品物を選ぶことができるカタログギフトも人気です。
葬儀での会葬御礼品の選び方

ここでは葬儀の際の会葬御礼品の選び方について解説します。
会葬御礼品とは葬儀に参列してくださった方へのお礼の品になります。
葬儀にはどのくらいの方が参列されるのかを把握することが難しいです。
自分で品物を購入して用意することも可能ですが、多くの葬儀社では会葬御礼の品を用意しています。
値段と品物を選び大体の数を伝えるだけで、品物と挨拶状・紙袋などを準備してくれます。
余った分は買取になることが多いですが、葬儀後に家にお参りに来られる方もいるかもしれませんので少し多めに注文しておきましょう。
あまりに大量に余った場合は、葬儀社の方で引き取ってくれる場合もありますので相談してみましょう。
品物の選び方
一般的には、お茶の葉・洗剤・タオル・ハンカチ・コーヒーセット・海苔などの加工品など、消費期限の長く残らないものから選びます。
葬儀社の方でカタログなどが用意されていますので、自分が良いと思うものを選ぶようにしましょう。
品物の金額相場
会葬御礼品は一律で1,000円前後のものが良いでしょう。
香典に対するお礼の香典返しは、受け取った香典額の半返し、あるいは三分の一とされていますが、会葬御礼は葬儀に参列してくださった方へのお礼です。
香典の額も人によって違いますしその場で確認することもできませんので、参列してくださった方の立場や年齢にかかわらず一律で同じ品物を用意するようにしましょう。
会葬御礼に添える挨拶状

会葬御礼品には挨拶状をつけるのが一般的です。
葬儀社の方で文例がいくつか用意されていますので、故人の年齢や親族の名前だけを伝えればすぐに用意してくれます。
挨拶状・手紙の例文
挨拶状は会葬御礼品と一緒に入れられることが多いです。
葬儀の日程が決まったら、挨拶状を印刷してもらうために内容などを葬儀社の方と打ち合わせしましょう。
葬儀社でいくつか文例が用意されていることが多く、名前だけを伝えるだけですぐに用意してくれます。
喪主は親族の名前など、どの人を挨拶状に入れるかなどを検討しましょう。
一般葬の場合
一般葬の挨拶状の例文をご紹介します。
最近では故人のエピソードを盛り込んだオリジナルのやわらかい挨拶状の文例もあります。
生存中は一方ならぬご厚情を賜り 心から厚く御礼申し上げます
葬儀に際しましては ご多忙中にも拘わらず早速ご鄭重なるご弔詞並びに過分のご香料を賜り態々ご会葬下さいまして 皆様方のご芳情に有難く感謝申し上げます
略儀でございますが 書中をもって厚く御礼申し上げます 敬具
住所
喪主 長男 ○○○○
外 親族一同
平成三十年一月十二日
社葬の場合
社葬の場合は故人の役職名・会社名・会社の住所・自宅の住所などを入れるようにしましょう。
葬儀委員長と喪主が別にいた場合はそれぞれ記載する場合もあります。
家族葬・密葬などで先に葬儀を済ましている場合はその旨を文の中に入れるようにします。
おかげを持ちまして葬儀告別式を滞りなく相済ます事を得ました
当日は式場の混雑に取り紛れ失礼の段がございましたかと存じますが 取り込み中のこととご寛恕くださいますようお願い申し上げます
早速参上しご挨拶申し上げるべきところ 略儀ながら書中をもって御礼申し上げます 敬具
会社の住所
株式会社○○○○
代表取締役社長 ○○○○
葬儀委員長 ○○○○
自宅の住所
喪主 ○○○○
外 親族一同
平成三十年一月十二日
メールでお礼をしてもいい?
メールでお礼の文を送るのはなるべく避けるようにしましょう。
普段からメールのみのお付き合いをしている方なら例外的に送ってもいい場合もあります。
メールでの挨拶は略式になりますので、送る場合は簡単で分かりやすい文章を心がけます。
後に正式な挨拶状・手紙を送るようにしましょう。
会葬御礼品の渡し方

会葬御礼品はどのタイミングで渡すのが良いでしょう?
葬儀当日はどのくらいの方が参列するか把握することはできません。
残りが少ないと感じたなら、追加注文をしておきましょう。
会葬御礼は受付で渡すことが多いので、受付での渡し方について解説します。
会葬御礼品を渡すタイミング
会葬御礼品は受付で用意していることが多いです。
参列者はまず、受付で芳名帳に記載したうえで香典を差し出すことが多いです。
受付の人は葬儀場の中に入る前に会葬御礼品を渡すことが多いです。
中には受付で芳名帳に記載後、香典を差し出し祭壇に進んでお参りした後で退席したタイミングで渡す場合もあります。
受付で手渡しする
会葬御礼品は受付で手渡しすることが多いです。
受付を引き受けた方は、参列者がくる前に会葬御礼の品と挨拶状が入っている紙袋を用意してすぐに渡せるようにしましょう。
複数の香典を預かって来ている方は、人数分だけ持ち帰ることもありますので確認するようにしましょう。
受付のマナーとして、参列者が来られたら立ち上がり芳名帳の記載の間も立ったまま応対します。
香典が差し出されたら「お預かりします」と言って、「こちらをお持ちください」と会葬御礼品の袋を両手で差し出します。
受け取る側は「ありがとうございます」とは言わず、無言か「恐れ入ります」と返事するようにしましょう。
通夜でも御礼品を渡すの?
基本的には会葬御礼というのは葬儀に参列してくださったことへのお礼ということになります。
しかし最近では通夜に香典を持ってくる方や通夜のみ参列するという方もいますので、一般的には香典を持ってきた方に対して御礼品を渡すというのが主流になっています。
したがって通夜でも会葬御礼の品を用意しておかなければいけない場合もあります。
葬儀の会葬御礼についてまとめ

いかがでしたでしょうか?
葬儀の会葬御礼について解説しましたが参考になりましたでしょうか?
この記事では以下のようなことをご紹介しています。
会葬御礼と香典返しは全く別物。
会葬御礼は葬儀当日に参列してくださった方へのお礼の品のことです。
香典返しは四十九日が過ぎてから香典をいただいたことへのお礼の品のことです。
会葬御礼は葬儀当日に渡しますが、香典返しは四十九日法要後に郵送することが多いです。葬儀の際の会葬御礼は香典の額にかかわらず一律で1,000円前後の品を用意することが多いです。
葬儀社に注文することもできますが、自分で準備しても構いません。
消費期限の長いタオル・ハンカチ・海苔やコーヒー・お茶の葉などが人気です。会葬御礼には挨拶状を添えます。
葬儀社の方で文例をいくつか用意していることもありますし、故人のエピソードを盛り込んだオリジナルの文章でも構いません。
最近はパソコンで処理してくれるためすぐに印刷してくれます。会葬御礼は受付で参列者が芳名帳に記帳後、手渡しで渡すことが多いです。
祭壇にお参りした後で退席するタイミングで渡すこともあります。
受付の人は「お持ちください」と言って渡し、受け取る方は「ありがとう」とは言わずに無言か「恐れ入ります」と言って受け取るようにしましょう。
葬儀を取り仕切る側になることはあまりあることではありません。
喪主は葬儀の際には色々決めごとがあり、大変忙しくなります。
また葬儀の行い方はなかなか人に聞ける話でもありません。
葬儀はリハーサルもやり直しもできません。
後で後悔しないためにも、今から少しずつでも葬儀について学んでおきましょう。
「良いお葬式だった」と言ってもらえるようにすることが、故人の供養になりますよ。
「終活ねっと」では、葬儀の服装のマナーや喪主の心得や葬儀に費用などについても詳しく解説している記事が多数あります。
他の記事もあわせてご覧いただき参考にしてくださるとうれしく思います。
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