
葬儀と告別式はどう違うの?葬儀の流れや服装・持ち物マナーを解説
あなたは葬儀と告別式の違いをご存知ですか?故人を弔う儀式のことを「お葬式」と呼ぶことが一般的ですが、それぞれにどのような違いがあるのでしょうか。今回は葬儀と告別式の意味合いの違いや告別式の服装・持ち物のマナー、流れやタイムスケジュールを解説してきます。
目次
最終更新日: 2020年03月03日
葬儀と告別式の違いについて

人が亡くなったあと執り行われる弔いの儀式のことを、あなたは何と呼んでいますか?
一般的には「葬式」と総称する方が多いようですが、同じ儀式を指す言葉としては「葬儀」や「告別式」といったものも挙げられます。
また、お葬式の他にも「お通夜」を執り行うこともあるでしょう。
では、これらの儀式にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回「終活ねっと」では、葬儀と告別式の違いについて詳しく解説していきたいと思います。
葬儀と告別式の違いとは?
葬儀とお通夜、葬式との違いとは?
告別式の流れ・タイムスケジュールは?
お通夜と告別式どちらに参列する?
告別式に参列する際の服装・持ち物のマナーとは?
以上の項目を軸に話を進めていきます。
どんな方も今後葬儀に参列する機会があるでしょう。
そういったときに、それぞれの儀式の指す言葉の意味を理解していると、きっと役に立つと思います。
ぜひ最後までお読みください。
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葬儀と告別式の違い

まずは、葬儀と告別式との違いはどこにあるのでしょうか?
ここでは、それぞれの言葉の意味を解説していきます。
葬儀とは
葬儀とは、一般的に人が亡くなったあとに執り行われる葬りの儀式のことを言います。
しかしながら、葬儀は2つの意味を持つために、しばしば混乱を招くことがあります。
葬儀の1つ目の意味は、いわゆる葬式のことです。
お通夜の翌日に行われる、僧侶に読経してもらったり参列者が順々にお焼香をしたりする儀式のことを葬儀と呼ぶことがあります。
葬儀の2つ目の意味は、故人が逝去してから火葬までに行われる一連の儀式のことです。
後者の意味での葬儀は、お通夜も葬式も出棺や火葬もすべて含めて表わす言葉になっています。
葬儀自体に2つの意味があるので、どちらの意味で使っても間違いということではありません。
しかし、葬儀社などでは混乱を防ぐために、葬儀という場合には2つ目の意味である「逝去してから火葬までの一連の儀式」を総称して使うことのほうが多いのです。
告別式とは
それでは、告別式とは何なのでしょうか?
告別式は、故人との最後のお別れの場として開かれる式のことです。
告別式はお葬式と同じ意味で使われる言葉ですが、告別式は宗教的な儀式を行わないことが最大の特徴です。
このため、告別式では弔事や弔電の紹介、喪主の挨拶などといった参列者が故人とお別れをするための式次第になっており、僧侶の読経やお焼香などの宗教的な儀式はありません。
葬儀と告別式の違いって?
葬儀とは告別式も含めて故人が亡くなってからの一連の葬りの儀式を指す言葉です。
一方の告別式は、葬儀の中でも故人と最後のお別れをする式典のことを指します。
葬儀とお通夜、お葬式との違いは?

ここまで葬儀と告別式の違いについて解説してきました。
葬儀に関係する儀式には、他にお通夜や葬式という言葉があります。
お通夜は、他の言葉に比べてわかりやすい言葉ではありますが、葬式は混同しやすい言葉ではないでしょうか。
ここでは、お通夜と葬式の言葉の意味についてご紹介していきます。
お通夜とは
まず、お通夜とは故人と最後に過ごす夜であり、亡くなった当日か翌日の夕方から行われるものです。
参列者は夕方から故人への別れの挨拶にやって来て、多くの場合はその後に通夜振舞いといった会食があり、ご遺族と一緒に故人を偲びます。
一般の参列者は帰宅しますが、ご遺族はそのまま寝ずの番をして、線香の火が絶えないようにします。
その寝ずの番までを指してお通夜という言葉使われることもあります。
近年では、寝ずの番はあまり行われません。
葬式とは
葬式とはお通夜の翌日に行われる、故人との最後のお別れの儀式です。
恐らく、多くの方が思い浮かべる葬式のイメージの通りだと思われます。
葬式は、宗教的な儀式がある場合でもない場合でも使うことができる言葉です。
宗教的な儀式がない葬式の場合、無宗教葬とも言いますが、どんな形式のものでも総称して葬式という言葉を使うことができます。
葬式には、故人に縁のある参列者が訪れ、僧侶が読経し、参列者は順にお焼香をします。
また、弔事や弔電の紹介などが行われ、喪主の挨拶もあります。
告別式の流れ・タイムスケジュールは?

以下は告別式の流れ、タイムスケジュールの一例です。
10:00〜 喪主・遺族準備開始
喪主や遺族は式が始まる1時間前くらいには集合し、打ち合わせを行います。
10:30〜 受付開始
受付が開始されたら記帳、香典の受け渡しなどを行います。
11:00〜 僧侶入場、告別式開式
式が始まる5分前には着席し、時間になると僧侶が入場します。
11:15〜 読経、弔辞・弔電奉読
僧侶による読経、届いた弔辞・弔電の奉読が行われます。
11:40〜 焼香、喪主挨拶
遺族、参列者ともに席順に焼香を行います。
12:00〜 告別式閉式・出棺
式はおよそ1時間で閉式し、出棺となります。
受付時にかけるお悔やみの言葉や挨拶など告別式に参列する際に身につけておきたいマナーについて以下の記事で詳しく紹介しておりますのでぜひご覧ください。
お通夜と告別式どちらに参列する?

ここまでの解説をまとめると、「葬儀」=「お通夜」+「葬式(告別式)」+「火葬」となります。
様々な儀式がある中で、葬儀に参列する場合にはどの儀式に参列すればいいのでしょうか。
基本的にはお通夜、告別式に参列するのが望ましいですが、近年ではお通夜にのみ参列する方も増えてきています。
日中に行われる告別式には仕事の関係で、参列するのが難しい方などが夕方に行われるお通夜にて故人との最期のお別れをします。
また、香典などは参列されたタイミングでお渡しするのが無難です。
どちらの儀式にも参列される場合は、お好きな方でお渡しして問題ありません。
香典のことのついてお悩みの方は、以下の記事をご覧ください。
告別式での服装・持ち物マナーとは?

それでは、告別式に参列する場合の服装や持ち物について紹介します。
服装について
告別式に参列する際は、喪服を着用します。
男性
男性は、準喪服であるブラックフォーマルなど黒のスーツスタイルにします。
お通夜の場合はビジネススーツでも許容範囲ですが、告別式に参列する際にはきちんと喪服を準備しましょう。
ネクタイやベルトは必ず黒色で無地のデザインで、靴は黒のビジネスシューズがふさわしいです。
以下、告別式にふさわしいスーツの例です。
(告別式でのネクタイは黒にします)
女性
女性もブラックスーツや黒のワンピースなどのアンサンブルスーツを着用します。
スカート丈は座ったりかがんだりできるように、膝丈より少し長めのを選び、ストッキングは黒の30デニール以下を着用します。
靴は飾りがない黒のパンプスで、でヒールの高さが3cm~5cm程度の物を選びましょう。
以下が告別式参列時におすすめのブラックフォーマルのスーツとなります。
持ち物について
告別式の参列する際の持ち物は以下の通りです。
数珠
通常の仏式の葬儀に参列する際には数珠を持参する。
ハンカチ
白色の無地のハンカチを用意する。
バッグ
女性は黒の布地のハンドバッグを持参する。男性は手ぶらでいくことが一般的。
葬儀と告別式の違いについてまとめ

ここまで葬儀と告別式の違いについて、お通夜や葬式の言葉の意味も含めて解説してきました。
葬儀は「お葬式」の意味で使われる場合と、故人が亡くなってから火葬までの「一連の葬りのための儀式」と指す場合があります。
告別式はお通夜の翌日に行われる、故人との最後のお別れの会のことを指します。
告別式は一般的に宗教的な儀式を含まないお別れの会のことを言います。お通夜は、故人が亡くなられた当日、もしくは翌日の夕方に行われる故人と最後の夜を過ごす時間です。
葬式とはお通夜の翌日に行われる、故人とのお別れの会のことです。
「葬儀」=「お通夜」・「葬式(告別式)」+「火葬」と表わすことができます。
告別式はお通夜とは違い、平服での参列はできないのでふさわしい喪服を必ず準備する。
以上が、葬儀と告別式の違いについてのまとめとなります。
葬儀という言葉が2つの意味を持つために、聞く人が混乱することもあります。
「葬儀」と見聞きしたときには、一連の儀式の総称なのか、それとも最後のお別れのことを指しているのかを見極める必要があるのです。
「終活ねっと」では、葬儀についてより詳しく解説した記事を掲載しています。
以下の記事では、葬儀にかかる費用についてわかりやすく解説しています。
ぜひ「終活ねっと」の記事を参考に、終活を進められてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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