葬儀で着る喪服のマナーは?喪服がない場合や子供の服装について解説

葬儀では喪服を着ますよね。様々な種類がある喪服ですが、喪服とはどんな服なのか、男性・女性の違い、子供には何を着せたら良いのかなど、喪服についての疑問は多いでしょう。今回は、葬儀での喪服のマナーについて、喪服がない場合や夏の喪服などについてもあわせて解説します。

目次

  1. 葬儀で着る喪服について
  2. 喪服と礼服の違いは?
  3. 葬儀での女性の喪服マナー
  4. 葬儀での男性の喪服
  5. 葬儀での子供の喪服は?
  6. 葬儀に着る喪服がない場合
  7. 夏の葬儀での喪服は?
  8. 斎場で喪服に着替えてもいいの?
  9. 葬儀に参列する際の持ち物
  10. 葬儀での喪服についてまとめ

葬儀で着る喪服について

葬儀

葬儀にはどんな服装で参列したらのよいのかと悩まれる方も多いと思います。

葬儀に着て行く服を一般に喪服と言いますが、具体的にどのような服を着て行けばよいのでしょうか。
そもそも喪服とはどんな服なのか、男性と女性で違いはあるのか、子供にはどんな服を着せればよいのか、など実際に葬儀に出席することになるとどうしたらよいのかと戸惑うことも多いでしょう。

最近は簡略な服装で葬儀に出席される方も見かけますが、葬儀は亡くなった方を弔う大切な場ですから、参列された方にも不快感を与えない失礼のないきちんとした服装にしたいものですね。

そこで今回終活ねっとは、葬儀で着る喪服のマナーについて、以下の事項を解説します。

  • 喪服と礼服の違いはなにか?
  • 葬儀での女性の喪服マナーはどんなことがあるのか?
  • 葬儀での男性の喪服はどのようにしたらよいのか?
  • 葬儀での子供の喪服はどうすればよいのか?
  • 葬儀で着る喪服がない場合はどうしたらよいか?
  • 夏の葬儀での喪服はどのようにしたらよいのか?
  • 斎場で喪服に着替えてもいいのか?
  • 葬儀に参列する際の持ち物はなにがあるのか?

喪服のマナーについて、喪服がない場合や女性・子供の喪服を含めて分かりやすく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

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喪服と礼服の違いは?

葬儀

礼服という言葉を聞いたこともあると思いますが、喪服と礼服は違うのでしょうか、違いがあるとすればその違いはどういうことなのでしょうか。

お葬式に参列するときなどに、喪服と礼服がどう違うのか違いが分からずに戸惑った方もおられると思います。

ここでは、喪服と礼服の定義について説明し、違いを見ていきます。

礼服

礼服は、冠婚葬祭の際に正装として着用する服です。

冠婚葬祭とは、お葬式や法事・法要などの弔事・お悔やみと、結婚式・入学式・祝賀会などの慶事・お祝いの儀式のことです。
礼服には、正礼服・準礼服・略礼服の3種類のランクがあり、また昼と夜で着用する服が異なることもあります。

基本的に冠婚葬祭の主催者は格式の高い正礼服を着用しますが、招待された方や一般の参列者が着用する礼服は、ケースにより異なります。

喪服

喪服は、葬儀や法事・法要などの弔事の際に哀悼の気持ちを表すために着用する礼服です。


本来は亡くなった方の喪の期間に着用する衣服の意味があり、亡くなった方のご遺族などの近親者が着用するものでした。

しかし、現在ではご遺族か参列者かにかかわらず、葬儀や法事などの弔事に参列する際の礼服を一般的に喪服と言います。

つまり喪服と礼服の違いは、慶事・弔事にかかわらず広く冠婚葬祭の際に着用するものか(礼服)、弔事のときのみ着用するものか(喪服)です。
喪服は礼服の1つということです。

葬儀での女性の喪服マナー

葬儀

葬儀での女性の喪服はどのようなものがよいのでしょうか。

葬儀で着る喪服にも正喪服・準喪服・略喪服のランクがあります。
また身に着けるアクセサリーや履く靴、髪形や化粧の仕方などのマナーがあります。

まずお通夜やお葬式に参列する時の女性の喪服のマナーについて、まとめて説明しておきましょう。

正喪服・着物

正喪服はその名の通り最も格式が高い正式な喪服で、洋装ですと昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスが正式なものになります。

アフタヌーンドレスやイブニングドレスは黒無地で光沢感がないワンピースが基本です。
ですが、一般的にブラックフォーマルと言われるアンサンブルやツーピースでも構いません。

ブラウスと組み合わせるときはブラウスも襟を詰めた肌の露出の少ない長袖で黒色にしましょう。

スカートも膝下からふくらはぎがしっかり隠れる長めのものにし、光沢のある華やかなものは避けましょう。

着物のときは、黒無地の染め抜き5つ紋付のいわゆる黒喪服を着用し、羽織はつけずに、帯揚げ・帯締め・帯も黒にします。
足袋は白で黒の草履を履きます。

正喪服は、喪主やご遺族など故人に近い方が、通夜・葬儀・告別式・一周忌までの法要などに着用します。

準喪服

準喪服も同様ブラックフォーマルで、袖丈は5分から7分で肌の露出を控えたワンピース、アンサンブル、スーツが基本です。
スカートの丈は、やや長めのものを着用しましょう。

葬儀・告別式は黒が基本になりますが、通夜などのときは濃紺やダークグレーでもよく、地味なレースや織り柄が入っていても差し支えないとされています。

準喪服は、通夜・葬儀・告別式をはじめ一周忌・三回忌など多くの場面で、喪主やご遺族、その他の参列者が着用することができます。

略喪服

お通夜などで、平服でお越しくださいと言われた場合に着ていくのがこの略喪服になります。

略礼服は、黒もしくは紺やグレーなど地味な色のワンピース、アンサンブル、スーツになりますが、
無地に近い織り柄、チェックストライプなどでも許容されます。

組み合わせるシャツやブラウスは黒が好ましいですが、白でも落ち着いた感じであればよいでしょう。
略礼服とは言え肌はなるべく露出しないことがマナーで、夏場でもミニスカートやノースリーブはNGです。

略喪服は主に参列者が着るもので、お通夜などに急遽駆けつける時や三回忌以降の法事で着用します。

しかし最近では、家族葬などであまり服装にこだわらない葬儀のやり方も増えてきており、ご遺族でも略喪服を着用されることもあるようです。

パンツスーツはNG?

スーツといってもパンツスタイルは略喪服に該当すると考えられています。

ですから、喪主やご遺族の方は基本的には葬儀の席ではパンツスーツの着用は控えたほうがよいでしょう。

ただ最近は女性も和装ではなく洋装にする方が増えており、パンツスーツもブラックフォーマル用に作られたものもありますので、こちらを選ばれる方も多くなっています。

ご遺族側は一般的にはパンツスーツはNGですが、小さなお子様がいらっしゃったり、葬儀場でお手伝いをされる方は、動きやすいパンツスーツを着用されても問題はないでしょう。

また、高齢者の方や特に冬などで防寒対策が必要なときは、無理をせずに状況に応じてパンツスーツの着用を考えた方がよいこともあるでしょう。

靴は、色は黒にし、エナメルなど光沢のある素材は避け金具がないものにしましょう。

かかとが高くないパンプスなどが無難ですが、革製でも光沢の無いものであれば問題ありません。
また、ワニ皮やヘビ皮など生き物の皮は殺生を連想させるので、葬儀の場にはふさわしくないとされています。

ストッキングは黒の無地にします。
網タイツのようなものはもちろんで履かないようにします。

化粧はどうする?

お化粧は控えめにしますが、全くノーメイクにすると失礼になりますので、派手にならないような薄化粧にします。

例えば、眉を太くしたり、つけまつげをするのはNGです。

アイシャドウや口紅も控えるか、使うとしても目立たない抑え目のものにし、香水も極力控えましょう。
また爪もきれいに整えマニュキアもできるだけ落としましょう。

亡くなった大切な方の葬儀の場ですから、それにふさわしい落ち着いた身だしなみを心掛け、心を込めてお見送りするようにしましょう。

葬儀の時の化粧の仕方や身だしなみのマナーについてさらに詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

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髪型は?

髪型は、華やかさを避けた清潔感のある雰囲気が大切ですので、長い髪は耳元より下側で1つにきちんとまとた方がよいでしょう。

髪の色も基本的には黒にするのが望ましいです。
ナチュラルな茶色系など落ち着いた色の場合はまだ良いかもしれませんが、赤毛などの派手な目立つ色は控えましょう。

ヘアアクセサリーについても黒を基調にしたものを用います。

アクセサリーは身に付けてもいいの?

葬儀の時にアクセサリーをつけている人をよく見かけますが、葬儀の時にアクセサリーは身に着けてもよいのでしょうか。

葬儀の席は亡くなった方を弔い供養する場ですから、何事も控えめにするのがマナーです。
アクセサリーは、常に身に着けている結婚指輪や葬儀の場にふさわしいネックレス・イヤリング以外は基本的に身につけない方がよいでしょう。

葬儀の際に身に付けてもよいアクセサリーとはどんなものなのか、具体的に見ておきましょう。

イヤリング

和装の場合はアクセサリーはつけないのがマナーですが、洋装の場合のイヤリングも身につけない方が無難です。

ただ「涙のしずく」とも言われる真珠は、華やかさを表すものではなくお悔やみの席にふさわしいとして、身につける方もおられます。

ただ真珠でも、華やかで目立ちすぎるものは避けた方がよいでしょう。
あまり大きくないシンプルなデザインのもので、色も黒か白と落ち着いたものにしましょう。

ネックレス

弔事では不幸が重なることを連想をさせるとして二連や三連以上のネックレスはNGとされており、厳禁です。

ネックレスを身に着ける場合は、黒か白の一連の真珠が良いでしょう。
真珠の珠が大きすぎるものは目立ちすぎ派手になりますので大粒でないものがよく、珠の形もカジュアル感のないできるだけ丸いものを選ぶとよいでしょう。

指輪

指輪は、つけていてもおかしくない結婚指輪のみにした方がよいでしょう。
金や光輝く宝石は避けるのがマナーです。

結婚指輪もあまり派手なものは、場合によっては宝石を内側に回して目立たないようにするなどの気配りもした方がよいでしょう。

葬儀での男性の喪服

葬儀

男性が通夜・葬儀・告別式で着る喪服も、女性の場合と同様に正喪服・準喪服・略喪服があります。

最近はシンプルなスタイルを選ばれる方も増えていますが、故人の死を悼み喪に服す場にふさわしい服装であることが大切です。
葬儀での男性の喪服のマナーについても説明しておきましょう。

正喪服・和装

正喪服は、黒のモーニングコートにレギュラーカラーの白無地のシャツ、ベストは黒、黒・グレーの縦じまストライプのズボンを着用します。

モーニングコートは昼間の正礼装であり、お通夜には着用しませんので、通夜のときはモーニングコートではなくブラックスーツを着ます。

和装の場合の正喪服は、紋付羽織袴で、背・両袖・両胸に5つの家紋を染め抜いた黒羽二重染め抜き五つ紋付を着ます。

正喪服は、ご遺族や三親等までの親族が葬儀で着るものです。
正喪服は、本来ご遺族や親族が葬儀・告別式から一周忌までの法要で着用するものです。

準喪服

男性が着る洋装の準喪服は、ブラックスーツになります。

ブラックスーツには、シングルスーツとダブルスーツの2種類あります。
シングルスーツは前ボタンが1列のもので、ダブルスーツは2列のものです。

黒無地のものになりますが、ただ色が黒いスーツがすべてブラックスーツということではありませんので、注意しましょう。

ブラックスーツを着る機会は、通夜・葬儀・告別式、一周忌までの法要などです。
ご遺族や親族が着ることができ、そのほかの一般参列者も着ることができるので、幅広く着用できる喪服です。

最近は準喪服のブラックスーツで通夜、葬儀・告別式に出席するご遺族や親族も増えています。
ご遺族や親族が準喪服を着るのはマナー違反ではありません

略喪服

略喪服は、通夜の前の弔問や通夜で着用します。
また、三回忌以降の法事でも着用します。

略喪服として着用する服も、地味で控えめにすることが大切で、黒や濃紺・グレーなどのダークカラーでカジュアルでないスーツを選びましょう。

お葬式などで喪主から平服でお越しくださいと言われたときでも、普段着ではなく略喪服を着用するようにしましょう。

靴は?

靴は喪服に合わせて、光沢や飾りのないシンプルな形のストレートチップか、つま先に飾りのないプレーントゥの黒の靴で金具などがついていないものにしましょう。

派手なデザインや光沢のあるエナメルなどは避けます。
色も黒以外の色は、茶・グレーなどの落ち着いた色でもNGです。

喪服のボタンは二つともとめる?

喪服のボタンはとめるのがマナーですが、普段のスーツと同様に一番下のボタンはとめないのが一般的です。

ですから喪服のボタンが2つのときは上のボタンをとめ、3つボタンのときは上2つをとめるのが良いでしょう。

ベストを着用するときはボタンをとめなくてもマナー違反ではないとされていますが、窮屈でなければ1つはとめた方がラフな着こなし感がなく良いでしょう。

カーディガン・ベストを着てもいいの?

正喪服や準喪服にはベストがついていますので、ジャケットの下に黒のベストを着るのが正装です。

カーディガンや喪服でないベストは着用しないほうがよいとの意見もありますので、避けた方がよい場合もあると思います。

しかし寒いときもありますので、そのような場合は無理に我慢せずに、黒系統のものを崩れた感じにならないように注意して着用するとよいでしょう。

ネクタイ・ネクタイピンのマナー

ネクタイは黒い無地のものを着用するようにしましょう。
ネクタイピンやカフスは付けないのがマナーです。

喪服はシングル?ダブル?

男性の喪服には、シングルとダブルがあります。
葬儀のときはシングルでもよいのか、それとも正装のときはダブルにすべきではと迷う方も多いと思います。

まず、シングルの喪服とダブルの喪服の違いを説明しておきましょう。

  • シングルの喪服

    前ボタンが縦1列に並んだデザインで、1つボタン・2つボタン・3つボタンがあります。
    1つボタンはタキシードやモーニングコートなどで使われており、2つボタンは一般的なタイプですが、3つボタンはかなりクラシックな印象になります。

  • ダブルの喪服

    ボタンが2列あり、4つボタン、6つボタンなどのタイプがあります。
    一般にかなりフォーマルな感じになります。

シングルは若者が着用し、ダブルは年配の男性が着用するという受け止め方をされる傾向があります。

ですが、黒の喪服であれば、年齢に関係なくシングルでもダブルでもどちらでも着ることができます。
つまり、喪服のシングルとダブルのどちらを選ぶかは、ご本人の好みや考え方次第です。

ダブルはボタンが2列あり格調高く見えますし、昔はダブルの服が一般的でした。
そのため、正喪服はダブルがよいと思われている方も多いと思いますが、シングルでも格に違いはなく失礼ではありません

最近はシングルが一般的によく使われるようになっていますので、悩まれるのであればシングルを選ぶとよいでしょう。

葬儀での子供の喪服は?

葬儀

子供の場合は、特に何を着せたらよいのかと迷われると思います。
成長も早いので喪服として特別に誂えたり、購入するのも躊躇されるでしょう。

以下に葬儀での子供の喪服について説明しますが、基本は落ち着いた服装であればそれほど気にすることはありません。

幼児~小学生の場合

幼児である場合、奇抜な柄やアニメなどの目立ちすぎるものでなければ、服の色や形はそれほど気にしなくても大丈夫です。

しかしそうは言っても葬儀は厳かな場ですので子供の泣き声なども気になるでしょうから、乳児や小さな幼児は、葬儀に参列しないご家族などに預かってもらうのがベターです。

乳幼児よりやや大きい小学生までの子供は、できるだけ黒や白系統のあまり目立たない色の服を着せるとよいでしょう。

例えば、女の子は黒や紺・グレーのワンピース、男の子も黒や紺・茶などの地味な色の上下にするとよいでしょう。

基本的には無地のものが好ましいですが、地味なものであればチェックなどの柄が多少あっても構いません。

中学生以上の場合

中学生以上の場合は、学校の制服があれば制服を着るのが正装になりますので、制服を着用するとよいでしょう。
制服であれば、色は黒以外の明るい色であっても大丈夫です。

制服がないときは、夏であれば白いワイシャツや白ブラウスなどに黒か紺などの落ち着いた色のズボンやスカート、ワンピースなどを着用するのが一般的です。

冬など寒い季節であれば、ワイシャツなどの上に黒や紺・茶系統の地味な色のジャケットを着るとよいでしょう。

葬儀に着る喪服がない場合

困った人々

葬儀で着るのは喪服がマナーですが、社会人になったばかりで喪服を買ったことがないという方や単身赴任先などで喪服の用意がないということもあるでしょう。

そんな時も喪服でなければ絶対にダメなのでしょうか。
葬儀に着る喪服がない場合は、どうしたらよいのか説明しておきましょう。

レンタルする

喪服は何度も着るものではありませんし、急に必要になったときは親戚や知人から借りたり、お店からレンタルしたものでも構いません。

最近はネットで喪服の低価格のレンタルサービスもありますので、時間的に余裕があれば検討して見ても良いでしょう。

ただし葬儀の際は通常すぐに手配する必要がありますので、ご遺族の方などは手慣れた葬儀社に相談するのが間違いないでしょう。

サイズや形などが合いそうもないときは、最近はデパートなどで低価格の喪服を販売しており、裾直しも短時間でしてくれることもありますので、この際1着購入するのも1つの方法です。

ビジネススーツはNG?

ご遺族は、通夜・告別式のいずれのときも喪服を必ず着用し、ビジネススーツを着ることはありません。

一般の参列者も葬儀・告別式の際は、必ず喪服を着用するのがマナーでビジネススーツはNGです。

喪服のブラックスーツは光沢がない深い黒になるように特別なものですが、ビジネススーツは黒でも光によって色が変わりますので葬儀に参列するとすぐに違いが分かります。

弔問客はお通夜の場合も最近は喪服を着用する方が多いですが、お通夜は急に執り行われることもあり本来平服でよいものですから、平服しかないときは通夜に参列すると良いでしょう。

ただ平服と言っても、黒や茶色系統の目立たない落ち着いた色のスーツにしましょう。
ワイシャツは白で、少なくともネクタイは借りるか購入するなどして黒にし、靴や靴下も黒にするのが最低限のマナーです。

女性の場合は同様に、黒や茶系統の目立たない落ち着いた色のアンサンブルやワンピースなどが良いでしょう。

夏の葬儀での喪服は?

葬儀

喪服は基本的に長袖のジャケットを着用しますが、暑い夏場の葬儀でも長袖のジャケットを着用しないといけないのでしょうか。
ここでは、夏の葬儀での喪服について解説します。

喪服は通常スリーシーズン

喪服は通常は、スリーシーズン用で主に春・秋・冬に着用するものになっています。

ですから冬は喪服でも寒さを堪えることはできますが、逆にスリーシーズン用の喪服を夏に着用するとかなり暑く感じます。

特に最近のように暑い夏場の日中に、冷房の効かない戸外で長時間待つのは大変です。

仮に待ち時間の間は上着を脱いで暑さをしのぐことができたとしても、葬儀場では基本的にジャケットを脱ぐことはできません

ですから、特に夏の暑い時期の葬儀に長時間参列することになる喪主やご遺族の方などは、暑さをできるだけ避けられる夏用の喪服を着ることも有力な対策になります。


スリーシーズン対応の喪服は背中側の全面に裏地が貼ってありますが、夏用の喪服であれば背抜きになっており、ジャケットの背中側の裏地がないので、通気性もよくかなり涼しくなります。

半袖シャツを着用してもよい?

お通夜やお葬式は正式な場所ですので、暑いからと言って上着をとったり、ネクタイを外すことはできませんが、上着の下に半袖シャツを着る人も増えています。

半袖シャツを着用する場合、お通夜やお葬式の間はきちんと長袖のジャケットを着用することが不可欠です。


女性の場合も夏用の喪服として半袖のブラウスに黒いスカートを着用する場合もあると思いますが、
その場合も少なくとも葬儀の間は袖の長い上着を着るようにしましょう。

夏の喪服について、選び方などを詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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斎場で喪服に着替えてもいいの?

葬儀

斎場で喪服に着替えてもいいのでしょうか。
遠方の葬儀の場合などは、自宅から喪服を着て行く方はまずおられないでしょう。

新幹線や飛行機の中での喪服は、堅苦しいだけでなく着崩れてしまうこともありますし、何となく違和感があり、着ている方も周りの方も気になると思います。

ですから、喪服を持って行き葬祭場や斎場で着替えるというのはごく普通のことで、何の問題もありません

葬儀場や斎場には控え室がありますし、着替えができるような場所は必ずありますので、喪服を持って行って葬祭場で着替えるとよいでしょう。

葬儀に参列する際の持ち物

葬儀

最後に葬儀に参列する際の持ち物について、注意すべき点をまとめておきましょう。
葬儀のご準備をされる際はご参考にしてください。

香典

通夜や葬儀に参列する場合は、お香典を持参するのが基本的なマナーです。
香典の金額は、年齢、上司・目上など故人との関係の深さなどによって変わってきます。

近い親族であれば3万円~5万円、場合によっては10万円以上のこともありますが、故人の知人・友人であれば5000円~1万円位が一般的です。

香典は一般に黒と白または銀の水引きが付いた香典袋に入れて持参します。
香典袋の表書きは宗教宗派によって異なりますが、一般的には「御霊前」が使われます。
ただし浄土真宗の場合は「御仏前」か「御香料」とします。

また香典には新札を使わないとか、お札の入れ方にもマナーとされることがありますが、少なくともお札はきちんとそろえて入れるようにしましょう。
香典を渡すときには、ひとことお悔やみの言葉を添えるのもマナーです。

香典のマナーについてさらに詳しく知りたい方は以下のリンクを参考にしてください。

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ハンカチ

葬儀では、大切な人を失った悲しみから涙を流す場面がありますよね。
そんな時に持っていると便利なものがハンカチです。

葬儀の際には、白か黒の無地のハンカチを持っていきましょう。
派手な色や柄のついたハンカチは、葬儀の場にはふさわしくありませんので使わないように注意しましょう。

数珠

仏式の葬儀では数珠を持って行くのが一般的なマナーです。
ただ、神式やキリスト教式の葬式では数珠は使いません。

数珠は必ずしも必要でないという方もいるようですが、仏式の葬儀の場合には持っていた方がよいでしょう。

仏式の葬儀で使う数珠は、亡くなった方の宗派のものではなく、数珠を使う方のご自身の
宗派の数珠
です。

数珠は珠が108個の本連数珠と、珠の数が少ない略式数珠があり、略式数珠であればどの宗派の方でも使用できます

そのほか数珠には形や色の違いもありますが、特に派手な色などでなければそれほど気にすることはないでしょう。

数珠を使うときは、数珠を左手に持ち、合掌するときは数珠をはさむように両手を合わせます。

袱紗(ふくさ)

袱紗(ふくさ)とは、香典袋を包むための風呂敷のような布です。

香典が入った香典袋は、そのままバッグなどに入れて持ってくるのはマナー違反です。
香典袋は、袱紗に包んで持っていくようにしましょう。

袱紗は慶事にも弔事にも使われますが、葬儀に使う場合は紫色や緑・グレーなどの寒色系の色を使います。

葬儀での喪服についてまとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、葬儀で着る喪服について、喪服がない場合や女性・子供の喪服を含めて解説してきました。

記事の要点をまとめると、次のようになります。

  • 礼服は慶事・弔事にかかわらず広く冠婚葬祭の際に着用するが、喪服は礼服の1つで、葬儀や法要などの弔事の際に着用する。
  • 喪服には、正喪服・準喪服・略喪服の3種類がある。
  • ご遺族は正喪服か準喪服を着用し、参列者は準喪服を着用する。
  • 女性は、ワンピースやアンサンブルなどのブラックフォーマル。
    男性の正喪服は和装かモーニングコート、準喪服はブラックスーツ、略喪服はダークス―ツ。
  • アクセサリーは真珠のもので、ネックレスは一連のもの、指輪は結婚指輪のみ。
  • 幼児や子供には、黒や白系統のあまり目立たない色の服を着せる。
  • 中学生以上の学生は、制服を着用する。
  • 葬儀にビジネススーツはNGで、喪服がない場合は親戚や知人から借りたり、レンタルすることができる。
  • 夏の葬儀での喪服は、背中に裏地のない背抜きのものを着ることも有力な対策である。
  • 上着の下は半袖シャツを着てもよいが、上着を脱いだりネクタイを外すことはできない。
  • 喪服を持って行って葬祭場で着替えることは問題ない
  • 葬儀に参列する際は、香典を香典袋に入れて袱紗に包んで持参するほか、白か黒のハンカチ、仏式であれば数珠を持参する。

葬儀で着る喪服のことはお分かりいただけたでしょうか。
通夜や葬儀に参列されるときの服装は、気候のこともあり悩まれることが多いと思いますが、この記事を参考にしていただければと思います。

葬儀の費用や費用の内訳・費用を安くする方法についてご関心のある方は、終活ねっとの以下の記事をご覧ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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