葬儀のマナーについて解説!服装・靴・言葉・香典はどうすべき?

時代の変化にともない家族葬など葬儀の形も変化しつつあります。そのなかで今後も受け継がれていくと思われるのが葬儀でのさまざまなマナーです。今回は葬儀のマナーの全般についてご説明いたします。服装・挨拶・ご香典など葬儀を考えるときに役に立つ、葬儀のマナーの情報です。

目次

  1. 葬儀のマナーを知りたい方へ
  2. 葬儀のマナー
  3. 家族葬のマナー
  4. 会社の葬儀のマナー
  5. 立場で変わる葬儀のマナー
  6. 数珠について
  7. 葬儀のマナーのまとめ

葬儀のマナーを知りたい方へ

葬儀

時代の変化にともなって、葬儀の形は少しずつ変化しています。
しかし、葬儀にまつわるしきたりやマナーは、時代が進んでも脈々と受け継がれています。

従来からの葬儀である一般葬・家族葬・社葬・直葬など、葬儀の形式にかかわらず、葬儀についてのマナーは大切な知識です。

そこで今回の終活ねっとでは、葬儀でのマナー全般についてを解説いたします。
今回の記事は次の項目ごとにご説明いたします。

  • 葬儀のマナー(ご香典・挨拶・服装などについて)
  • 家族葬のマナー
  • 会社の葬儀のマナー
  • 立場で変わる葬儀のマナー
  • 数珠について

葬儀について考えることは、終活のテーマの一つです。
ぜひ今回の記事を、皆様の終活にお役立ていただければと思っております。

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葬儀のマナー

葬儀

葬儀におけるマナーでは、一般葬・家族葬・社葬といった葬儀の形式を問わず、常識とされるマナーがあります。
これらのマナーは、参列者側と喪主・ご遺族側のいずれの立場でも守らなければなりません。
まずは、社会人としての必須項目である葬儀についてのマナーを詳しくご説明いたします。

お金・香典について

ご香典の「香」とは、お香すなわちお線香を意味します。
また、「典」という字にはお供えという意味があります。

ご香典は、本来はお供えとして、亡くなった方にお花やお線香をたむけるところを、それらの代わりにお金をお渡しする風習です。
また、もともとご香典には、ご遺族の方がたの葬儀での負担を経済的に助けるといった意味もありました。

香典袋の表書きは、筆で薄い墨を使って書きます。
お札は、人物の顔を下向きにして、上下の向きをそろえて入れます。
悲しいお知らせを準備していたとされることから、ご香典には新札は使いません。
すでに使われているお札を入れましょう。
もし手元に新札しかない場合は、二回ほど折って折り目を付けてから香典袋に入れるようにします。

葬儀に参列するときは、ご香典を持参して受付で係の方にお渡しします。
このとき、ご香典袋をそのまま持っていくのではなく、袱紗(ふくさ)に包んで持参し、受付で袱紗から取り出すのがマナーです。

言葉・挨拶について

葬儀に参列したときは、ご遺族の方がたにお悔やみの言葉をかけます。
お悔やみの言葉は、マナーに沿ってふさわしいタイミングでかけたいものです。

受付時の挨拶の文例

葬儀の会場に到着したら、まずは受付を済ませます。
受付では、近所の方や仕事関係の方などが受付係をしていて、複数の参列者で混み合うこともあります。
受付係の方に手短に挨拶を述べて、ご香典をお渡しします。

この度はご愁傷様(ごしゅうしょうさま)でございます。
謹んでお悔やみ申し上げます。
この度はご愁傷様(ごしゅうしょうさま)です。
こちらを御霊前にお供えください。

お悔やみの言葉の文例

ご遺族の方にかけるお悔やみの言葉は、亡くなった方とご自分とがどのような関係にあったかによって、変わってきます。
生前の関係に感謝し、気落ちしているご遺族を励ます言葉で、ご自分の気持ちを伝えるとよいでしょう。
文例としては次のようになります。

このたびは、誠にご愁傷さまでございます。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
このたびは、思いもかけないことで本当に残念でなりません。
お慰めの言葉もございませんが、心からお悔やみ申し上げます。
ご家族の皆様、どうぞお力落としのございませんように。

忌み言葉について

葬儀に参列したときは、喪主の方をはじめご遺族の方にご自分の気持ちを伝えますが、そのときに不幸を連想させる言葉は使ってはいけません。
葬儀での挨拶において、忌み言葉(いみことば)を使うことはマナー違反です。
常識のないふるまいとされるので、気をつけましょう。

主な忌み言葉には、次のようなものがあります。

  • 重ね言葉

    わざわざ・たびたび・ますます・いろいろ・いよいよ・またまた・重ね重ね

  • 不幸を連想させる言葉

    数字の四と九(死と苦)・迷う・おしまい・落ちる・なくす・消える

  • 不幸が続くことを連想させる言葉

    続いて・再び・繰り返し・再度・次に

これらの忌み言葉は、あくまで一例です。
葬儀では、忌み言葉を別の言葉に言い換えて使うようにします。
たとえば、生きていたころという言葉は、ご生前・お元気でいらしたころというように言い換えます。

服装・持ち物について

葬儀での服装は、華美なものを避けて、地味な服装でお悔やみの気持ちを表わします。

これまで、お通夜は黒色を中心とした平服でよいとされてきましたが、お通夜だけに出席して告別式の参列は見送る方が増えるなか、お通夜にも喪服で参列する方が主流となりつつあります。

葬儀での服装と持ち物のマナーは次のとおりです。

衣服

男性は、参列者の場合はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルの着用が一般的です。
男性の上着はシングル・ダブルのいずれでもかまいません。
ズボンの裾は、折り目のないシングルにします。

女性は黒いスーツやワンピースなどのブラックフォーマルで、ストッキングも黒にします。
和装の場合は、黒無地に五つ紋の染め抜きの着物で、帯は黒無地です。

気をつけたいのが喪主となる場合です。
喪主は正式喪服を着用するのがマナーです。
男性はモーニングコート、女性は黒無地の和装が喪主としての正式なマナーとなります。

葬儀の服装では靴にも気を配りましょう。

男性は、ツヤのないシンプルな革靴、女性はツヤのない布製のパンプスを履きます。
女性の場合、ヒールの高さは3センチから5センチがふさわしいとされます。

靴と合わせて、男性用の靴下も黒の無地を履くようにします。

バッグ

女性の場合、ご香典や数珠を入れたバッグを持っていきます。
葬儀に持っていくバッグは黒が基本です。
靴と同様に、殺生を連想される革製を避けて、ツヤのない布製のバッグがふさわしいとされます。

ただし、最近ではシンプルで地味なデザインに限り、革製のバッグでもよいとする考えもあります。
その場合は、金具や飾りがついているバッグはマナー違反となるので気をつけましょう。

髪型について

急な訃報を受けて出向く葬儀では、髪型をカットしたりセットする時間はないことがほとんどです。
男女ともに、清潔感のある常識的な髪型で参列するようにします。

ふだん整髪料で髪をセットしている男性は、整髪料を控えめにしてすっきりとした髪型にします。
女性は、低い位置でのまとめ髪またはシニヨンで、顔に髪がかからないようにします。

お焼香について

お焼香の正しいマナーは意外と知られていないものです。
葬儀では、前の列の方がお焼香をする真似をしてお焼香をするという方も多いのではないでしょうか。

お焼香は、清浄な気持ちで亡くなった方をお参りする大切なご供養です。
正しいマナーは次のとおりです。

  • ご自分の列の番が来たら、祭壇の前に進んでご遺族の方におじぎをする
  • 焼香台の前に立って、祭壇の遺影に向かっておじぎをする
  • 右手で抹香をつまむ
    親指・人差し指・中指の3本でつまんだら、右手を目の高さに持ち上げる
  • 右手を香炉に近づけて、抹香を落とす
  • 3と4を宗派によって1回から3回繰り返す
  • 祭壇の遺影に向かって合掌した後におじぎする
  • そのまま2歩下がって、ご遺族の方におじぎをする

終活ねっとでは、葬儀に参列するときのマナーについて、さらに詳しい記事を掲載しています。
よくある質問を解決できるわかりやすい記事となっております。
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家族葬のマナー

葬儀

シンプルが好まれる現代では、家族葬に注目が集まっています。
都市部を中心に、葬儀の形式で増えているのが家族葬です。

家族葬で迷いがちなのが、葬儀に参列するか、参列を辞退するかといった問題です。
これは、喪主の方から参列のお願いがあったかどうかで判断します。

喪主の方から参列のお願いがあった場合は、通常の葬儀と同様に参列します。
基本的には、家族葬でのマナーは、葬儀全般のマナーと変わりません。

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会社の葬儀のマナー

葬儀

会社の葬儀を社葬と呼び、通常はご遺族がつく喪主の立場に会社がつきます。
創業者や経営者など、会社にとって特別な功績を残した方が亡くなったときに、社葬が行われます。

社葬の参列する際のマナーは、基本的に通常の葬儀と同じで、葬儀全般のマナーと変わりません
ただし、取引先や社員など会社関係での参列となるため、受付で名刺を求められる場合がほとんどです。
受付では、ご香典と一緒に名刺をお渡しするようにします。

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立場で変わる葬儀のマナー

葬儀

一般の葬儀・家族葬・社葬など、葬儀ではその形式を問わず、基本のマナーを守って参列することが大切です。
マナーの詳しい内容は、その葬儀にご自分がどの立場で参列するのかがポイントとなってきます。

親族として参列する場合

親族として葬儀に参列する場合に気になるのが、ご香典の額ではないでしょうか。

ご香典の額は、亡くなった方とご自分との続柄、生前の交流の関係、ご自分の年齢によって決まってきます。
たとえば両親や義理の両親の場合、10万円が相場です。
また、祖父母や兄弟姉妹の場合は5万円が相場で、それ以外の親族では3万円が相場と言われています。

親族としての立場で、ご遺族の事情と経済的な負担を考えて、ご香典の額を決めるとよいでしょう。

遺族側として参列する場合

遺族側ということは、喪主側の立場で葬儀に参列することとなります。
参列者の方がたに失礼のないように、また読経していただくお坊さんにも失礼のないようにふるまいます。

また、葬儀では、近所の方や会社関係の方などにお手伝いをお願いすることがあります。
遺族側の立場として、お手伝いの方がたにも目を配り、感謝の気持ちを持って接することが大切です。

数珠について

葬儀

葬儀には、ご自分の数珠を持っていくのがマナーです。
数珠には男性用と女性用があり、持ち主のお守りの意味があるため、貸し借りができません。

数珠は左手で持ち、葬儀の間は数珠を左の手首にかけておきます。
お焼香のときは、数珠を親指と人差し指にかけて使います。

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葬儀のマナーのまとめ

お墓

葬儀でのマナー全般について、ご説明してきました。
いかがでしたでしょうか。

今回の終活ねっとでは、次の点がポイントでした。

  • 葬儀では、ご香典・挨拶・服装などさまざまなマナーがある
    ご香典には新札は使わない、香典袋の表書きは薄い墨で筆書きする
    受付で挨拶をしてご香典を渡す、ご遺族にはお悔やみの言葉をかける、不幸を連想させる言葉や重ね言葉などの忌み言葉は避ける
    服装はブラックスーツ・ブラックフォーマルの喪服、靴とバッグは黒のシンプルなもの
    清潔感のある髪型にして、女性は髪を低い位置でまとめる
    お焼香は遺影におじぎをしてから右手の三本の指で行う
  • 家族葬のマナー・社葬でのマナーも、基本的には通常の葬儀と同じ葬儀全般のマナーと変わらない
  • 親族として葬儀に参列するときは、ご遺族の事情と経済的な負担からご香典の額を決める
    遺族側として葬儀に参列するときは、お坊さん・お手伝いさんにも気を配る

葬儀のマナー全般は、社会人として必ず押さえておきたい知識です。
また、終活で葬儀について考える際に欠かせない知識でもあります。

終活ねっとでは、今回の記事のほかにも葬儀に関するさまざまな解説を掲載しています。
ぜひそれらの記事もご参照いただき、皆様の終活にお役立ていただければと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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