葬儀での芳名帳の書き方は?代理で書く場合や処分方法についても解説

葬儀の受付では芳名帳にご自分の名前を住所を書き入れます。今回はこの芳名帳に注目して詳しく解説いたします。ご夫婦で葬儀に参列する場合や代理で葬儀に参列する場合の書き方、処分する方法など、知っているようで知らない芳名帳に関する知識です。

目次

  1. 葬儀での芳名帳について
  2. 芳名帳とは?
  3. 葬儀での芳名帳の書き方は?
  4. 芳名帳の処分方法は?
  5. 葬儀の受付で行う挨拶
  6. 葬儀での芳名帳についてまとめ

葬儀での芳名帳について

葬儀

葬儀については、さまざまなしきたりがあります。
儀式としての葬儀の流れは地域によって多少の風習の違いがありますが、葬儀の受付での手順は全国共通で行われます。

そこで今回は、葬儀での受付に注目して、特に芳名帳とその書き方を解説いたします。
芳名帳は葬儀の受付に必ず置かれる重要なアイテムです。

今回の終活ねっとでは、次の項目に沿って、葬儀での芳名帳について詳しくご説明いたします。

  • 芳名帳とはどのようなものか?
  • 葬儀での芳名帳の書き方について
  • 芳名帳の処分方法は?
  • 葬儀の受付で行う挨拶について

葬儀で使う芳名帳について知っておくことは、もし喪主の立場となった時や受付の係を頼まれた時に役立ちます。

少し長い記事ですが、今回の記事をぜひ最後までご覧いただければと思います。

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芳名帳とは?

葬儀

芳名帳は、一ページごとに縦書きまたは横書きの罫線が引かれています。
芳名帳には、葬儀に参列した方に氏名と住所を一覧の形で記入してもらいます。

芳名帳の記入は、参列するかたご本人が、葬儀の受付でご香典を渡すタイミングで行います。

参列者の氏名と住所が書かれた芳名帳は、香典返しをする時に使います。
香典返しは、一般的に四十九日の法要の後に行います。
葬儀が終わった後に、ご遺族の方が読みやすいように、芳名帳にはわかりやすい丁寧な文字で記入してもらいます。

芳名帳は葬儀に限らず、結婚式やパーティーなどでも使われます。
なお、芳名帳は芳名録と呼ばれることもあります。
どちらも同じ意味です。

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芳名帳は、儀式などやパーティの出席者の名前と住所を記録するために使用されます。芳名帳は会場の受付に置き、入場前に記入してもらうのが一般的です。このように芳名帳は主宰者が出欠確認と、後日のお礼状やお返しなどを送る連絡先として利用します。

芳名帳には通し番号を書いた方が良い?

芳名帳には、参列者のかたとご香典の金額を照合する役割があります。
葬儀の受付を頼まれた場合、参列する方からご香典を受け取り、芳名帳に氏名と住所を書いてもらいます。

この時、芳名帳に通し番号を書いて、それと同じ番号を受付係のほうで香典袋に書いておけば、どなたからどのご香典をいただいたかがすぐにわかります。

通し番号は、葬儀が終わった後に、いただいたご香典を集計して整理するときにとても役立ちます。
したがって、芳名帳には通し番号を書いた方が良いと言えます。

芳名カードとは?

芳名帳が初めから一冊の本のように綴じられているのに対し、芳名カードは参列者お一人につき一枚ずつのカード型になっています。

すぐに綴じられるように、芳名カードには初めから二つ穴が開いています。
参列者の氏名住所が書かれた芳名カードは、葬儀が終わった後に、紐やリングで綴じて保管します。

なお、芳名カードは葬儀だけでなく結婚式の場面でも使われます。
結婚式で使う芳名カードは、ゲストカードとも呼ばれています。

葬儀会社に依頼して行う通常の葬儀プランの場合、芳名帳あるいは芳名カードは、すでに受付の場所に用意されています。
もしご自分で用意する場合は、文具店や通販サイトにて購入することができます。

葬儀での芳名帳の書き方は?

葬儀

葬儀に参列する方は、亡くなった方のご遺族のお知り合いとは限りません。
葬儀には、亡くなった方だけと交友があったお知り合いや友人の方、仕事関係の方なども参列します。
こういった方々が芳名帳に氏名と住所だけを書いてくださった場合、喪主の方が葬儀の後で見た時に亡くなった方との関係がわからないことがあります。

芳名帳には基本的にシンプルな罫線が引かれているだけです。
後から喪主の方やご遺族の方が見た時に、どなたなのかがはっきりとわかるように、氏名と住所を書いていただく必要があります。

ここでは葬儀での芳名帳の書き方を解説していきます。

名前

亡くなった方とご親戚の場合や親しい友人だった場合など、葬儀にはご夫婦そろって参列するケースも多くあります。
ここでは、ご夫婦で参列するケースを中心に、名前の書き方を迷いやすい3つの事例をご説明していきます。

夫婦で参列する場合は?

芳名帳は、実際に葬儀に参列してくださった方々をもれなく記入しておく名簿です。

ご夫婦でお通夜や告別式に参列した場合、芳名帳にはまず夫の名前を記入し、その横に妻の名前[/emp1]を書くようにします。

ここで問題となるのは、芳名帳の一行の中にご夫婦二人の氏名を連名で書き入れるか、夫と妻を一行ずつ分けて書くかどうかです。

ご夫婦で参列する場合、お渡しするご香典は二人で一つとなります。
もし夫と妻を一行ずつに書いて、芳名帳に付けた通し番号とご香典の番号がずれてしまうと、喪主のかたと受付係のかたにご迷惑をかけることになってしまいます。
お二人の氏名から、ご夫婦であることをわかりやすく記入する必要があります。

葬儀の会場の受付には、必ず受付係が配置されています。
名前の書き方で迷った時には、「夫婦での参列ですが、どのように記帳すればよいでしょうか」と受付係のかたに尋ねてから、芳名帳に記入するのがおすすめです。

妻が夫の代理で参列する場合は?

これは亡くなった方と夫がお知り合いだったものの、何らかの事情で夫がお通夜や告別式に参列できない場合のケースです。
参列できない夫の代理として、妻の立場でお通夜や告別式に参列することになります。

この場合、妻は代理としての参列ですので、ご香典の袋には夫の名前を書き入れておきます。
では、芳名帳にも夫の名前だけを書けばよいのでしょうか。

芳名帳はあくまで実際に会葬した方の一覧ですので、夫の名前だけを書くことはできません。
この場合は、妻が、夫の代理として参列したという事実を書くようにします。
「〇〇〇〇(夫の氏名)」の横あるいは下に、「代理 内〇〇」と書いておくと丁寧です。
内とは家内を意味します。
喪主の方が葬儀の後で見た場合にも、代理での参列ということがすぐにわかります。

ここで気をつけたいのは、来ていない夫の名前を芳名帳の一行に書いてよいかどうかです。
もし前もって芳名帳に通し番号が振られていた場合、ご香典と参列者の番号がずれてしまうおそれがあります。
受付係に夫の代理で来た旨を話して、芳名帳のどの行に書けばよいのかを確かめるとよいでしょう。

上司の代理で参列する場合は?

これは、役職についている方が会社の代表として葬儀に参列することになったものの、何らかの事情で参列できない場合です。
多くの場合、同じ部署の部下の方が、上司の代理としてご香典を預かってお通夜や告別式に参列します。

葬儀の受付では、ご香典をお渡しして、芳名帳に会社名・部署名・上司の役職・「〇〇〇〇(上司の名前)」を記入します。
その横に代理で参列した方の名前を「代理 〇〇〇〇」と書くようにします。

会社の代表としてお通夜や告別式に参列した場合、受付で名刺を求められることも多いようです。
名刺があることで、喪主の方が葬儀の後で芳名帳を見た時に、どなたが参列してくださったのかがわかりやすくなります。
上司の代理でお通夜や告別式に参列する場合は、前もって上司の名刺を預かっておくのがおすすめです。
受付では、実際に参列したかたは上司の名刺と一緒にご自分の名刺も受付係にお渡しします。

なお、代理した方の名前は小さめの文字で書くのが、正しいマナーです。
これは妻が夫の代理として葬儀に参列する場合も同じです。

住所

芳名帳には、名前のほかに住所も書くのがしきたりです。
住所を書くときに迷いやすいのは、主に次の2つの場合と言えます。

会社の代表として参列する場合は?

この事例は、亡くなった方と会社が仕事上のつながりがあった場合です。
会社の代表としてお通夜や告別式に参列した場合、芳名帳には会社の住所と正式な会社名を書くようにします。

この場合、亡くなった方との関係は会社においてなので、参列した方ご本人の個人の住所は書き入れる必要はありません。

会社の住所と正式な会社名を書いた後に、代表と書いてから、部署名・参列した方の名前を書くようにします。
こうすることで、喪主とご遺族の方は、亡くなった方と会社とのつながりがすぐにわかります。

上司の代理の場合は?

では、上司の代理としてお通夜や告別式に参列した場合はどうでしょうか。

この場合の住所は、上司の住所を書くようにします。
上司の住所と名前を書いた横あるいは下に、実際に葬儀に参列した方の名前を記入します。
この時、ご自分の自宅の住所は書かずに、名前だけを書くようにします。

芳名帳には、上司の名前をフルネームで書く必要があります。
ふだん一緒に仕事をしていても、名前の漢字はあやふやであることが珍しくありません。
上司の代理として葬儀に参列する時は、住所と名前の表記について、前もって確かめてから葬儀会場に向かうようにしましょう。

芳名帳の処分方法は?

葬儀

芳名帳は、葬儀に参列してくださった方々ひと目でわかる会葬者名簿にあたります。
受付係は葬儀が終わった後に、ご香典と一緒に芳名帳を喪主の方にお渡しして係の仕事が完了します。
喪主の方は、芳名帳を香典返しの際などに使うこととなります。

会葬者名簿である芳名帳は、亡くなった方、ひいてはわが家とのつながりの方々を示す大切な書類と言えます。
四十九日の法要をもって忌明けとなりますが、芳名帳はそのまま保管しておくのがおすすめです。

なお、葬儀が終わった後に、芳名帳の氏名と住所をパソコンに記録しておく方もいるようです。
その場合にも、芳名帳の現物は10年間を目安に保管しおくとよいでしょう。

10年以上が経過して芳名帳を処分する際は、個人情報が書かれた書類としてシュレッダーなどでの処分をするようにします。

葬儀の受付で行う挨拶

葬儀

お通夜や告別式の会場に着いたら、まず受付を済ませます。
受付では、係の方にご香典をお渡しして芳名帳に記入をします。
その際、受付にいる係の方にお悔やみの言葉を述べると丁寧です。

葬儀の開始前の受付は混み合うこともあります。
「このたびはご愁傷さまです。こちらをどうぞお供えください。」というように、受付でのご香典を渡す時のお悔やみの言葉は簡潔な挨拶にするとよいでしょう。

なお、終活ねっとでは、葬儀の場面で行う挨拶について、さらに詳しい記事を掲載しています。
そちらの記事もぜひ参照にしていただければと思います。

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葬儀での芳名帳についてまとめ

葬儀

今回の終活ねっとでは葬儀での芳名帳について、詳しくご説明してきました。
いかがでしたでしょうか。

本記事では、次の点がポイントでした。

  • 芳名帳には、お通夜や告別式の受付で参列した方が氏名と住所を記入する
    香典袋と共通の通し番号を振っておくとご香典の整理に役立つ
    芳名帳の代わりに芳名カードを使うこともある
  • 葬儀での芳名帳の書き方
    芳名帳には実際に葬儀に参列した方の名前を書くのが原則である
    夫婦で参列する場合、まず夫の名前を記入し、その横に妻の名前を「内 〇〇」と書く
    妻が夫の代理で参列する場合、「〇〇〇〇(夫の氏名)」の横あるいは下に「代理 内〇〇」と書く
    上司の代理で参列する場合、会社名・部署名・上司の役職・「〇〇〇〇(上司の名前)」
    その横に「代理 〇〇〇〇」と書く
    会社の代表として参列する場合、会社の住所・正式な会社名・代表と書いてから、部署名・参列者の名前を書く
    上司の代理として参列する場合、上司の住所・名前の横あるいは下に、参列者の名前だけを書く、参列者の住所は書かない
  • 芳名帳は四十九日の忌明けが終わった後も、10年間を目安に保管する
    芳名帳を処分するときは個人情報のためシュレッダーを使う
  • 葬儀の受付では、係の方にお悔やみの挨拶をする

芳名帳は葬儀の受付で必ず使われる大切なものです。
芳名帳に関する知識は、喪主の立場としても、受付係を頼まれた場合にも役立ちます。

なお、終活ねっとでは、今回の記事のほかにも葬儀についてのさまざまな知識を解説しております。
ぜひそれらの記事もご参照していただければと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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