葬儀の喪主は誰がやる?喪主の役割や服装、挨拶・葬儀の流れも解説

葬儀の喪主は誰がやる?喪主の役割や服装、挨拶・葬儀の流れも解説

葬儀で中心的な役割を果たすのが喪主ですが、喪主は誰が務めるべきなのでしょう?またどうやって喪主を決めるのでしょう?葬儀で喪主がやるべき仕事や葬儀の流れなどと共に、喪主にまつわる疑問を解説していきます。

最終更新日: 2020年03月04日

葬儀の喪主について

葬儀

葬儀の代表者として、葬儀の様々な手配を行うのは喪主の仕事です。
では喪主は誰が務めるものなのでしょうか?
また喪主になったら、どのような仕事をすればいいのでしょうか?

今回「終活ねっと」では、葬儀の喪主について解説してきます。

  • 喪主は誰が務めるのか?

  • 喪主の仕事内容と、葬儀当日の流れとは?

  • 葬儀の際にはどのように挨拶をすればいいのか?

  • 喪主が心得ておくべきマナーとは?

実際に葬儀の場で使える挨拶の例文も記載しているので、どうぞ最後までお読みください。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

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喪主は誰が務めるの?

困った人々

葬儀の中心的な役割を担う喪主は、いったい誰が務めるものなのか、喪主の決め方について解説していきましょう。

遺言で指名された人

誰に自分の葬儀の喪主を務めてもらいたいのか、故人の遺志がはっきりとした形であるのなら、その遺言で指名された人が喪主を務めます。

多くの葬儀では身内の方が喪主を務める場合が多いものですが、故人の遺言がある場合はその限りではありません。
身内であっても、血縁関係がない人でも、故人の遺言があれば優先されます。

故人との続柄

特に故人からの遺言がなく、慣習的に喪主になる人を選ぶ場合に、真っ先に喪主の候補としてあがるのが故人の配偶者です。

しかし配偶者がすでにいない場合や、配偶者の体調が思わしくない場合には、故人との血縁関係が深い人から優先的に選ばれるのが一般的です。
親族の中の血縁関係の深い関係を、順番に並べると以下のようになります。

優先順位 続柄
1 長男
2 直系男子
3 長女
4 直系女子
5 兄弟姉妹

以上はあくまでも、血縁関係の深さからみた喪主の優先順位です。
故人との人間的な関係の深さや、現在の状況によって、喪主を務めるのが必ずしも優先順位通りになるとは限りません。

喪主を務める人がいない場合

もしも故人に家族がいないときは、親戚が喪主を務める場合があります。
家族だけではなく親族もいない場合には、故人の友人が喪主となることもあります。
喪主を務めるのは、必ずしも故人の家族や親族でなくてもいいわけです。

では喪主を引き受けてくれる人がいない場合は、どうなるのでしょう。
喪主の引き受け手がいない場合には、お寺の住職が喪主を代行してくれることもあります。

また近年では、喪主を務める人がいない場合のための、喪主代行サービスも増えてきているようです。
万が一の際にはこのような代行サービスも、ひとつの選択肢として考えに入れておいたほうがいいかもしれませんね。

法律で決まっているわけではない

故人と血縁の濃い人や、法律上の相続人が喪主を務めることが多いものです。
しかし喪主については、これといって法律で決められてはいません
葬儀を行うことや、誰が喪主を務めるかといった事柄は、いわば慣習であって、こうしなければいけないという罰則を伴う決まりがあるわけではないのです。

もしも喪主となる人が未成年であったり、ひとりで行うことが不安な場合は、喪主をふたりで務めることもあります。
葬儀の喪主は責任のある立場ですが、誰が務めるのか、どのような形で行うのかということは、かなり自由度の高いものと言えるでしょう。

喪主の役割・やること

葬儀

続いて喪主の仕事について、具体的に解説してきましょう。

葬儀社を決定する

親しい身内を亡くしたばかりにもかかわらず、喪主は故人が逝去後すぐに、葬儀社を探さなければなりません
特に病院で亡くなった場合、長時間にわたってご遺体を院内に安置できないケースがほとんどです。

だいたい死後2時間程度で、ご遺体を安置する場所を確保しなければならないので、早急に葬儀社を決定することが求められます。
葬儀社は亡くなった病院や施設からも紹介してもらえますが、その場合は一般的に費用が高くなることが多いです。

また亡くなった直後から、驚くほどたくさんの葬儀社からの電話があるかもしれません。
気落ちしているところに、たくさんの情報が入ってくるので混乱するかもしれませんが、葬儀社選びはできるだけ慎重に行いましょう

葬儀社を決定する際には、いくつかの葬儀社を比較してみることが大切です。
基本的にどこの葬儀社も、一年中24時間いつでも対応できるようになっています。
費用が明確であることと、葬儀社スタッフの対応が真摯であること、そしてこちら側の要求をよく聞いてくれる所を選ぶようにしましょう。

費用の見積もりを依頼する

葬儀社が決定したら、葬儀の日時や様式、参列者の想定される人数などを踏まえて、見積もりを出してもらいます
故人の逝去の知らせを、どこからどこまで出すのか、ということによって参列者の数も変わってくるでしょうし、それに伴って葬儀の規模も変わってくるでしょう。

葬儀社からはセットプランなどの提示もあるかもしれませんが、そのプランが当家のプランに相応しいのかどうかも、喪主としてはよく考えなければなりません。
不要なものを省き、必要なものを付け足してもらうなど、細かい点までしっかりと打ち合わせるようにしましょう。

寺院へ依頼する

葬儀の予定が決まったらお寺に連絡しましょう。
既に家族のお墓があり、いつもお世話になっている菩提寺がある場合には、必ず菩提寺に連絡します。
葬儀の相談と共に、枕経もお願いしましょう。

枕経とは、通夜よりも前に故人の枕元で唱えるお経のことです。
故人が死と向き合えるように行うもので、故人が死後に冥界で迷わないようにするもので、死者を仏が導くという、仏教独特の考え方による儀式です。

枕経のお願いや葬儀の相談は、菩提寺の僧侶に連絡するのが基本ですが、近年では菩提寺そのものを持たない人も増えてきています。
もしも菩提寺がない場合には、葬儀社の人に相談するか、僧侶を派遣するサービスを利用することもできます。

葬儀後のお礼をする

無事に葬儀が終わった後でも、喪主にはしなければならない仕事があります。
そのひとつが挨拶回りです。
葬儀後の挨拶回りは、葬儀が済んでから数日の間、遅くとも初七日が来る前までに済ませます。

葬儀に参列してくれた方やお世話になったご近所の方や町内会の方、故人の勤務先や恩人、入院先の病院やお寺など、できるだけ多くの方にお礼を申し上げるようにしましょう。
挨拶回りをする際には喪主一人ではなく、もう一人ご遺族が付き添って行うのが一般的です。

一軒ごとに長居するのではなく、手短にご挨拶をして回るのが基本です。
特に手土産を持って行く必要はありませんが、必要な場合には菓子折りをひとつ持参するようにしましょう。

喪主の妻は何をする?

葬儀

基本的には喪主である夫に寄り添ってサポートすることが、喪主の妻の役割です。
葬儀中は参列者への挨拶や、僧侶や関係者などへのお茶出しなどを行います。
あまり前に出すぎずに、縁の下の力持ちのような役割というイメージでいいでしょう。

親しい人を亡くしたうえに、様々な仕事を遂行しなければならない喪主は、精神的にも肉体的にも多くの負担がかかることが想定されます。
喪主を精神的に支える存在として、夫と共に仕事を協力してこなしていきましょう。

喪主を務める際の葬儀の流れ

葬儀

葬儀前の喪主は準備に追われて大変ですが、葬儀当日にも仕事がたくさんあります。

喪主を務める際の葬儀の流れを確認しておきましょう。

  • 供花の確認

    葬儀の際には、故人が生前お世話になった方から、多くのお花が届くでしょう。
    供花の送り主に後でお礼をお返しするために、送り主の名前と連絡先を記録しておきます。
    また葬儀会場での供花の配列について、葬儀会社のスタッフに指示を出します。

  • 弔電の確認

    弔電が届いた場合は、式で弔電を読み上げる際の順序の指示を出すのも喪主の仕事です。

  • 葬儀中は焼香後に着席

    葬儀が始まったら、焼香はまず喪主から行います。
    自分の焼香が済んだら着席したまま、参列者のお焼香に礼をしながら見守ります。

  • 出棺時には釘打ちと挨拶

    葬儀が済んで出棺を迎えたら、親族と共にお棺の釘打ちを行います。
    そして出棺前には集まっていただいた方々に、謝意を伝えるスピーチをします。

    人前で言葉が自然に出てくる人ならいいですが、そうでない場合は事前にメモなどを用意するようにしてください。

  • 火葬許可証の確認

    火葬許可証とは、役所に死亡届を出した際にもらえる書類です。
    葬儀会社が代行して用意してくれる場合が多いです。

喪主の挨拶について

葬儀

葬儀の準備に加えて、喪主は挨拶をしなければなりません。
参列者と僧侶への挨拶について、具体的な例を挙げながら解説してきます。

参列者への挨拶

喪主から参列者への挨拶は、出棺の際に行われます。
挨拶はあまり長くならないようにしましょう。

基本的な挨拶文の流れは、まず葬儀へ参列していただいたことへの感謝を述べます。
そして故人の生前のエピソードを交えつつ、生前のお付き合いへの感謝を述べ、今後の家族へのお力添えをお願いして結びましょう。

本日はご多忙の中、父○○の葬儀にご会葬いただき、誠にありがとうございました。
おかげをもちまして告別式も滞りなく執り行うことができ、出棺を残すのみとなりました。

父は生前仕事人間で、家にいないことも多かったのですが、自分もこの年になってようやく、父の一生懸命な生き方がわかるようになった次第です。
退職後はなにかと病気がちでしたが、皆様のおかげで心豊かに過ごすことができ、充実した人生だったのではないかと思います。

父に代わりまして、厚く御礼申し上げます。
父の生前と同様に、遺された私共へも皆様のお力添えをいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。

僧侶への挨拶

僧侶への挨拶を行うのは、お出迎えの際とお見送りの際の2回あります。

お出迎えの挨拶の例をあげましょう。

お忙しいところ、ご足労いただき誠にありがとうございます。
何分不慣れなものですので、何卒ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

お見送りの挨拶の例をあげましょう。

おかげ様で無事に葬儀を行うことことができました、どうもありがとうございました。
本日はお心のこもったお勤めをしていただき、本当にありがとうございました。

お布施をお渡しするタイミングの際には、次のような言葉を添えるといいでしょう。

些少ではございますが、どうぞお納めください。
今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

下の記事では葬儀での喪主と参列者の挨拶例について紹介していますので、よろしければこちらもお読みください。

喪主を務める際のマナー・注意点

葬儀

喪主は葬儀の中心的な存在なので、マナーには気をつけたいところです。
服装や立ち居振る舞いなど、注意点も含めて解説しましょう。

服装

喪主は葬儀の主として参列者の方を迎えるために、参列者の方々よりも重みのある服装をすることがマナーとなっています。
そのため喪主の服装は、正喪服または準喪服となります。

男性

和装の場合は、黒羽二重の五つ紋付の羽織と袴が正装です。
いわゆる紋付袴です。

洋装の場合は、モーニングが正式礼装にあたります。
準喪服はディレクターズスーツで、続いてブラックスーツという順番です。
ただし近年では、ブラックスーツでもフォーマルな扱いとする傾向が一般的になってきています。

黒いスーツに白いシャツ、黒いネクタイを着用するようにしましょう。
靴も黒い革靴です。
内羽根のプレーントゥかストレートチップの、飾りのないフォーマルなタイプのものを履くようにしましょう。

女性

和装の場合は、羽二重の袖つきに五つの紋が着いた黒無地を着用します。
帯も黒で統一します。
洋装の場合は、黒い無地のフォーマルスーツかワンピースで、靴は黒の光沢のないものを着用しましょう。

髪が長い場合は短くまとめますが、その際には髪留めも柄や光沢のないシンプルなものを使用します。
アクセサリー類はできるだけ付けないようにするのがいいのですが、着用する場合にはシンプルな真珠のものなど、光沢のない落ち着いたものにするよう心がけてください。

また、「終活ねっと」では、喪主の服装マナーだけでなく参列者の服装マナーについて解説した記事も書いておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

持ち物

喪主が葬儀に持っていくものとしては、数珠とハンカチ、袱紗などがあげられます。
ハンカチは白い無地のものを用意します。

参列者として葬儀に立ち会う際には、香典を包む際に袱紗を使用しますが、喪主の場合は僧侶にお布施を渡す際に使用します。
袱紗の色は藍や紫など、寒色系の落ち着いた色のものを用意するようにしましょう。

喪主は香典を用意する?

通常の葬儀の場合、喪主と施主が同一人物の場合が多いので、葬儀の費用は喪主が負担することになります。
喪主は香典を受け取る立場になるので、香典を出す必要はありません

まれに喪主と施主が異なる場合があります。
その場合には施主に対して香典を包みますが、それ以外は喪主が香典を出すことはありません。

喪主も生花を出す?

葬儀の供花の意味は、故人への弔意と感謝の思いを伝えることです。
その他にも霊を慰める慰霊の意味もありますし、仏様へ贈るという意味合いもあります。
そのため基本的には、供花は誰が出しても問題ないものなのです。

しかし地方によっては、供花の意味に違いがある所もあるかもしれません。
喪主が出すのが当然という所もあるでしょうし、喪主は決して出さない所もあるでしょう。
そのため地元の年長者や葬儀社の人に話を聞いて、相談してから供花の有無を決めるようにしたほうがいいでしょう。

喪主の焼香のやり方

喪主は葬儀の代表なので、焼香は一番最初に行います。
基本的な焼香の仕方は、まずは弔問客に一礼し、次に祭壇に一礼します。
右手の親指・人差し指・中指の三本で香をつまんで、うつむき加減に目線の高さまで持って行き、その後に焼炉にくべましょう。

そして祭壇に向かって合掌し、最後に祭壇と弔問客へそれぞれ一礼します。
焼香の方法には、葬儀会場によって三つのスタイルがあります。

もっとも多いのが、椅子が用意されている会場で行われる立礼焼香です。
畳の会場や自宅の和室などで葬儀が行われる場合は、座礼焼香となります。
また座敷に正座をしている会場で、焼香台が参列者の間を回ってくる回し焼香が行われる場合もあります。

香をつまむ回数は宗派によって異なるので、事前によく確認しておきましょう。
もしも分からない場合は、僧侶に聞けば教えていただけるでしょう。

葬儀の喪主についてまとめ

葬儀

今回「終活ねっと」では、葬儀の喪主について以下のようなことを解説してきました。

  • 喪主は故人と血縁の濃い人がなる場合が多いが、親族でなくても務めることができる

  • 喪主の仕事は葬儀社の決定から打ち合わせ、寺への連絡や供花の配列の指示、当日の挨拶や葬儀後の挨拶回りなど多岐にわたる

  • 葬儀の喪主の挨拶では、参列していただいたお礼と、生前の故人への感謝を伝える

  • 葬儀の際の喪主の服装は、正喪服か準喪服を着用する

喪主は故人と近しい人が務めることがほとんどですが、亡くなってすぐに行動しなければならないことが多いのが特徴です。
あらかじめ喪主の役割を知っておくことで、万一の際に落ち着いて行動できるようにしておきたいものですね。

今回の記事がみなさんのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

また、「終活ねっと」では、葬儀の費用について詳細に解説した記事を書いていますので、ぜひそちらもご覧ください。

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