家族葬は香典なしでも大丈夫?香典を辞退するときの注意点も解説

家族葬は香典なしでも大丈夫?香典を辞退するときの注意点も解説

近年ごく親しい身内のみで執り行う家族葬が増加の傾向にあります。家族葬では香典を辞退するケースが多いようですが、訃報を受けた側からすると香典なしで問題ないのか悩みます。家族葬は香典なしで本当に良いのか、香典のマナーや香典を辞退する際の注意点も交えて解説します。

最終更新日: 2020年02月28日

家族葬は香典なしで良いの?

葬儀

故人の近親者のみで執り行われる家族葬では、香典を辞退するケースが多いようです。
しかし家族葬の時に香典をどうするかについては、明確なルールが定まっていないようにも思われます。

近しい間柄の方の訃報を受け、家族葬にすると伝えられた場合、香典を用意すべきかどうか迷う方は多くおられるのではないでしょうか。

香典を辞退する旨聞いていたとしても、本当に香典なしで大丈夫なのか心配になり、一応香典を持参しようかと悩んでしまいます。

一方でご遺族の側でも、香典なしでお願いしたいことを伝えてあるにも関わらず、弔問客から香典を渡される場合があります。

このような時、やはり重ねて辞退することが正しいのか、それとも弔問客の思いを汲んで受けた方が良いのか、対応に戸惑いますよね。

そこで今回「終活ねっと」では、家族葬は香典なしで大丈夫なのか、また香典を辞退する際はどんな点に注意すれば良いのか、下記の内容を中心に解説していきます。

  • 家族葬はどんな葬儀で誰が参列するのか

  • 家族葬に参列しない場合は香典なしで大丈夫なのか

  • 家族葬の香典はどうしたらよいのか(辞退と聞いている場合、聞いていない場合)

  • 香典辞退する際に注意するポイント

家族葬は必ず香典なしとはっきり決まっていれば迷わずに済むのですが、やはりご遺族の意向や故人との関係性によって異なってくるでしょう。

家族葬における香典の対応について改めて学び、理解を深めていただければ幸いです。

「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

家族葬とは

葬儀

家族葬とは、故人と近しい親族を中心に行う葬儀のことです。

誰が参列するかは、はっきりとした決まりがなく、故人やご遺族の意向によるところとなります。

ライフスタイルの変化や、故人やご遺族の希望により、平成初期のあたりから今の「家族葬」が定着していったと考えられます。

一般の葬儀では、親族は弔問客の対応や、多々ある事務的な作業に手を煩わせることになります。
しかし家族葬にすれば、ゆっくりと親しい者だけで故人とのお別れの時を過ごせます。

また「葬儀は簡素に」と故人が望んでいた場合にも、家族葬は適しているといえるでしょう。

家族葬が人気の背景については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。



家族葬に参列するときは香典なし?

葬儀

訃報を受けて家族葬になると連絡を受けた場合、香典はどうすれば良いのでしょう。

参列するかどうか、香典なしとの連絡を受けているかどうか、それぞれのケースに分けて考えます。

まず参列していいかを相手に確認

家族葬とのことですので、近しい親族なら問題ないのですが、参列者の範囲に明確な基準がある訳ではないため、誰が参列するかはご遺族の判断により決まります。

ですから参列してもいいのか、まず相手に確認する必要があります。

もし参列しないことになれば、香典はなしとします
弔電も辞退している可能性がありますから、必ず確認するようにしてください。

どうしても何か弔意を表したいと思うのであれば、お線香や干菓子など相手の負担にならないものを、後日落ち着いてからお供えさせていただくようにしましょう。

親族として参列するとき

親族として家族葬に参列するときは、香典なしで大丈夫なのでしょうか?
基本的にご遺族の方から、香典を辞退するとの連絡を受けているかどうかで判断します。

香典を辞退しない場合

香典は喪主以外の全員がお渡しするのが基本ルールですので、辞退すると聞いていない場合は、香典を包みます

香典の金額の目安を確認し、親族ですから一般よりは気持ち多めの額を用意します。

ただし、ご遺族が辞退している旨をその場で伝えられることもありますから、その時は無理にお渡しする必要はありません。

香典を辞退される場合

香典を辞退するとの連絡を受けている場合は、ご遺族の意思を尊重し、香典なしとします

本当に香典なしで大丈夫なのか心配であれば、念のため持参して受付の様子を見て判断することもできます。

ですが、基本的にはご遺族の辞退の意向にそのまま従います

供え物や供花も、辞退されるケースがありますから、事前に確認してから行うようにします。

参列するだけで香典もなしで、何もお渡ししないとなると、気が済まないと感じるかもしれません。
ですが、ご遺族の気持ちを汲んで何もしないというのも一つの弔意です。

ご遺族の負担になることは控えて、心ゆくまで最期のお別れができるよう配慮するのが真のマナーといえます。

弔問客として参列するとき

家族葬との連絡を受けたら、近しい親族以外は弔問を控えます
したがって香典もなしとなります。


家族葬への親族以外の参列は、ご遺族から明確にお願いがあった場合のみとなります。

葬儀に参列する際、香典をどうしたらよいのかわからなければ一応持参をし、断られたのであればご遺族の思いを汲んで持ち帰るようにします。

葬儀に参列しなかったけれども弔問したいという場合は、葬儀を終えてご遺族が落ち着いた頃で、四十九日を迎えるまでが、そのタイミングになります。

ただし先方の負担とならないよう、弔問しても良いか必ず確認してからにしましょう。
その際は香典ではなく、お花やお菓子をお供えすると良いでしょう。

家族葬における会社からの香典については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

家族葬での香典のマナー

葬儀

上記のように家族葬に参列する場合、香典が必要なケースと必要ないケースがあることがわかりました。
ここでは香典の金額や表書きなどのマナーについて簡単に説明していきます。

包む金額

香典の包む金額は故人との関係性やご自身の年齢などによって変わってきます
基本的に故人との関係が近いほど、またご自身の年齢が高いほど包む金額は増える傾向にあります。
香典は沢山包めばよいというわけではなく、多すぎてもご遺族に気を遣わしてしまったり、香典返しの負担を増やしてしまったりと迷惑になることがあります。

以下に故人との関係ごとの金額相場の目安をご紹介するので参考にしてみてください。

  • 親族

    祖父母の場合は1万~5万円程度、両親・義父母の場合は3万~10万円程度、兄弟・姉妹の場合は3万~5万円程度、叔父・叔母の場合は1万~3万円程度が相場となります。

  • 会社関係

    上司や同僚、部下など会社関係の方が亡くなった場合の香典は3000~1万円程度が相場となります。

  • 友人・知人

    友人や知人などの香典の金額相場は3000~5000円程度となります。

香典袋の表書き

香典袋の表側には、何が入っている贈り物なのかを示す表書きを書きます。
表書きは個人の宗教や時期によって変わります
また、表書きが予め印刷されている香典袋もありますが、印刷されていない香典袋に表書きを書く場合は筆ペンなどを使い、薄墨で書くようにしてください。

宗教・宗派ごとの表書きは以下の通りです。

宗教・宗派 表書き
仏教 御香典・御霊前・御香料
浄土真宗 御仏前
神式(神道) 御榊料・御玉串料・神饌料
カトリック 御花料・御ミサ料
プロテスタント 御花料・献花料・忌慰料

故人の宗教がわからない場合、御霊前と書くのが一般的ですが、浄土真宗やプロテスタントでは失礼になってしまうため注意してください。

香典返しを辞退することもある

家族葬の場合、ご遺族が負担を少なくするために家族葬という葬儀形式を選択していることがあります。
そのため、香典を渡す場合でもご遺族の負担にならないよう香典返しを辞退することもあります。
その場合は一筆箋や香典袋の中袋にその旨を書き、香典を渡す際に受付の人に伝えるようにしましょう。

香典辞退するときの注意点

葬儀

香典を辞退する側はそれを知らせる時、どんなことに注意する必要があるのでしょうか。

ご遺族は訃報を伝える時に、「香典をお断りします」と家族葬に参列する人が迷わなくても済むようにはっきりと知らせておくことが大切です。

また辞退は「故人の遺志」によるものとすることで、参列者もその思いを汲んで香典なしで良いと納得しやすくなります。

家族葬に参列しない方へは、葬儀を終えてから四十九日までを目途に連絡するようにします。

以下の記事では、家族葬の香典を辞退する際の連絡方法について解説しております。
文例も紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

家族葬は香典なしで良いかについてまとめ

葬儀

いかがでしたか。
家族葬の香典について迷いそうな点を整理し、以下のように説明してきました。

  • 家族葬で香典辞退と伝えられていれば、ご遺族の意思に従い香典なしとする。

  • 香典辞退と聞いていなければ、家族葬の参列者は香典を持参するが、断られた時には持ち帰る。

  • 香典の金額相場は故人との関係性や自身の年齢によって変わり、表書きは故人の宗教によって異なる。

  • 家族葬の場合、ご遺族を気遣って香典返しを辞退することもある。

  • ご遺族側は香典辞退する場合、その旨を誤解のないようはっきりと相手に知らせ、辞退は「故人の遺志」であることを伝える。

最後までお読みいただきありがとうございました。

「終活ねっと」では、家族葬の香典に関する記事を他にも掲載しております。
さらに詳しくお知りになりたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

葬儀をご検討の方へ

安らかに送り、送られる葬儀をするためには、事前の準備が大切です。
終活ねっとでは、葬儀についての疑問・不安のある方や、もしものときのために、24時間365日ご相談を受け付けております。
経験豊富なスタッフがていねいにサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
また、葬儀をするにあたって必要なあらゆる知識を記事にまとめています。
あわせてご覧ください。

終活ねっとのお葬式 keyboard_arrow_right

費用を抑えて満足のいく葬儀をするために必要な知識まとめ

keyboard_arrow_right

関連する記事

こんな記事も読まれています

よく読まれている記事一覧

この記事に関するキーワード

カテゴリーから記事を探す

人気のキーワードの記事一覧

関連する記事

よく読まれている記事一覧

関連する記事