
なぜ葬儀にエプロンが必要?葬儀用の小物や服装についても解説します
葬儀に持参したほうがいいといわれるエプロン。なぜ葬儀用にエプロンが必要なのでしょうか。今回終活ねっとでは、葬儀用エプロンを持参する理由と準備する葬儀用エプロンの注意点、持参したほうがよい小物や服装などもご紹介します。
最終更新日: 2020年03月04日
葬儀用のエプロンについて

訃報は突然のことが多く、亡くなられた方のご遺族は慌しく動くこととなります。
葬儀では、弔問に訪れた方への接待の準備で人手が必要となり、近親者の方や親しい方にお手伝いの声がかかる場合があります。
その時にエプロンを着用するため、持参する必要があるのです。
今回「終活ねっと」では、以下のことを中心に葬儀用のエプロンや、当日の服装、持参する小物についてご紹介していきます。
葬儀にエプロンが必要な理由は?
葬儀用エプロンは何がいいの?
葬儀に必要なものや服装は?
以上の項目を中心に解説していきます。
葬儀にエプロンがどうして必要なのか疑問に感じている方は、どうぞ最後までお読みください。
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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。
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なぜ葬儀にエプロンが必要?

今ではあまり見かけなくなりましたが、以前は自宅で葬儀を執り行うことが主流でした。
今でも自宅で葬儀を執り行う場合があり、その際に葬儀社の手伝いも受けながら、弔問客への対応の準備を急いで行う必要がでてきます。
その準備の中で、食器類の準備や料理の手配、配膳などの台所まわりと、お茶だしを主な仕事とする「接待係」というものがあります。
仕事の内容から、勝手を知っている親族の女性に声がかかることが必然的に多くなってきます。
お手伝い中はとても慌しい時間となり、準備中に生じる喪服の汚れにまで注意を払うことが難しくなります。
喪服が汚れないよう持参した葬儀用エプロンを着用することで、葬儀参列への差支えが出ないようにするのです。
また、葬儀用エプロンを着用することで、ご遺族の関係者だということが誰から見ても分かりやすくなり、スムーズに対応できるようになります。
今では葬儀場でとりおこなわれることが多くなり、お手伝いを頼まれることは少なくなりましたが、頼まれることがあるかも知れません。
また、葬儀後に家へ戻った際にお手伝いを頼まれることもありますので、その際に困らないよう念のため葬儀用エプロンを持って行くとよいでしょう。
葬儀用エプロンのマナー

葬儀でお手伝いを頼まれたとき必要になる葬儀用エプロンですが、何でもいいという訳ではありません。
喪服にもマナーがあるように、葬儀用エプロンにもマナーがあるのです。
数あるエプロンの中で、どのようなエプロンが葬儀用として相応しいのでしょうか。
これからエプロンの色や素材、どのような形のものがいいのかをご紹介していきますので、そちらを参考に、お手持ちのエプロンと比べてみてはいかがでしょうか。
また、地域によって着用するものをそろえる場合がありますので、事前に確認すると安心です。
色
葬儀用エプロンというと、以前は白が一般的でした。
しかし時代の流れと共に、喪服に合わせた黒を身に着ける人が増えつつあり、今では葬儀用の黒いエプロンを販売しているお店も増えてきたようです。
葬儀用のエプロンを選んでいると、白いエプロンか黒いエプロンかで悩むことがあるかと思います。
その場合は下の利点を参考に選ぶのもよいでしょう。
白いエプロン
清潔感があり、遠目に見ても親族(関係者)だと弔問客に分かりやすい。
黒いエプロン
喪服の黒と合わせても浮くことがなく、作業で付いた汚れが目立たずに済む。
また、葬儀用エプロンは地域によって白か黒か身に着ける色をそろえる場合もありますので注意が必要です。
どちらの色のエプロンを持参したらいいのか、事前に確認すると安心ですね。
素材
エプロンの生地は、白か黒の厚めの無地で光沢がなく、葬儀の場で身に着けても違和感のないものにしましょう。
キャラクターや派手な模様、華美な装飾のエプロンは葬儀の場に相応しくないので、持っていないときはこれを機会にきちんとしたエプロンを準備するとよいでしょう。
また、エプロンは清潔なものを持参します。
洗濯をしたものにしっかりとアイロンをかけましょう。
購入するときは、ポリエステルなどの畳んでもしわになりにくい素材を選びましょう。
カバンから出したときにシワだらけ、ということになりにくく、きちんとした格好でお手伝いをすることができます。
割烹着を着る地方も
割烹着は、和装をしている人が着用することが多いようです。
しかし地方によってはエプロンではなく、洋装和装かかわらず全員が割烹着でそろえるところもあります。
こちらに関しては地域ごとに確認してみないと分からないので、注意が必要です。
また、手元まですっぽり覆われ喪服が汚れにくくなるので、エプロンではなく割烹着を持参し着用する人も多いようです。
ただ、慣れていないと着脱が少々しにくいため、事前に何度か脱ぎ着してみるとよいかもしれません。
色はエプロンと同様に、白か黒のどちらかを着用します。
こちらも、白と黒のどちらを着用するのか地方で決まっていることがあるため、
あらかじめ確認しておくと安心です。
エプロン以外に必要な葬儀用の小物

ここからは、エプロン以外で葬儀のときに持っていったほうがよい小物をご紹介します。
詳しくは「終活ねっと」の他の記事でもご紹介していますので、そちらもあわせてご覧下さい。
ふくさ
お香典を入れた袋をを入れて持ち運びます。
替えのストッキング(女性)
特にお手伝いするときは余分に替えの黒ストッキングを用意しましょう。
ハンカチ
白無地を用意します。なければ黒無地か目立たない色のものを用意します。
派手なものはNGです。ビニール袋
使用済みのエプロンなどを入れて帰るのに便利です。
はじめからエプロンを入れていくと、取り出すときにガサガサ音がして悪目立ちしてしまいますので、持ち帰るときにだけ使用しましょう。折りたたみ傘
黒無地か、地味な色の折りたたみ傘にします。なければビニール傘でも構いません。
タオル
濡れた手を拭いたりできるので、お手伝いをするときにあると何かと便利です。
数珠
数珠は必ず必要というわけではありませんが、マナーとして持参したほうがよいでしょう。
葬儀用の服装マナー

会葬者として葬儀で着用する服装のマナーを簡単にご紹介します。
男女共通で、光沢のあるもの、エナメル素材、派手な金具のあるものは場にそぐわないため控えましょう。
また、ハンカチは白無地が基本となりますが持っていなければ黒やグレーでも構いません。
男性
ブラックスーツ(喪服)を着用します。
スーツはダブル、シングル、三つぞろいのいずれでも着用できます。
白いワイシャツ、黒無地のネクタイ、黒の靴下、黒の靴を身に着けます。
女性
洋装の場合は、正座をしたときに膝がしっかり隠れる長さで、肌の露出が少ない黒いワンピースや黒いスーツを着用します。
ストッキング・靴・バッグは全て黒、バッグや靴は光沢がなく派手な装飾のないものにします。
和装の場合は、遺族やその親族(一般に三親等まで)以外は略礼装の、寒色系の無地に一つ紋または三つ紋を着用します。
帯や帯締めは黒、足袋は白、草履は布製の黒、鼻緒は黒のものを選びましょう。
子供
制服がある場合は制服で参列します。
靴は出来るだけ黒、靴下は白や黒など派手ではないものを着用しましょう。
制服がない場合は、制服のような白シャツと黒ズボンといった、シンプルで派手ではない格好になるようにするとよいでしょう。
葬儀用のエプロンについてまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、葬儀用エプロンについて以下のことをご紹介してきました。
葬儀用のエプロンはお手伝いを頼まれたときに使用する。
お手伝いのときに喪服が汚れないために葬儀用エプロンを着用する。
葬儀用エプロンは、色(白無地か黒無地)、形(エプロンか割烹着)がそれぞれ2種類に分けられる。
地域によって着用する葬儀用エプロンの色や形が違うので、事前に確認をする。
持ち物に替えのストッキングやタオルもあると便利。
服装は、肌の露出の多いもの、派手なもの、光沢のあるものは厳禁。
人が亡くなるというのはとても悲しいことです。
その場に相応しい葬儀用のエプロンを持参し、ご遺族の負担が少しでも軽くなるように、頼まれたお手伝いは快く引き受けましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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