喪中での年賀状のマナー|喪中はがき・寒中見舞い・範囲・文例

喪中での年賀状のマナー|喪中はがき・寒中見舞い・範囲・文例

年賀状は日本では新年を祝う大切な行事の一つです。しかし、喪に服す期間である喪中の際の年賀状の対応はどのようにおこなったらよいのでしょうか。今回は喪中の年賀状のマナーについて、喪中はがきや寒中見舞いと共に解説します。

2019-10-13

喪中での年賀状のマナーは?

葬儀

新年の年賀状のやり取りは日本の風物詩ですが、喪中の人は通常通り年賀状のやり取りをするわけにはいきません。
しかし、喪中の年賀状のやり取りについてよく分かっていない方も多いのではないでしょうか?

今回終活ねっとでは、喪中の年賀状のマナーや喪中はがき、寒中見舞いのマナーについて解説します。

  • なぜ喪中に年賀状を出してはいけないの?

  • 喪中に年賀状を受け取ってはいけないの?

  • 喪中はがきを出す必要があるのはどんな場合なの?

  • 喪中に年賀状を受け取った場合、どうすればいいの?

  • 年賀状を送る側は喪中の相手にどう対応すればいいの?

  • 喪中でも年賀状のやり取りがしたい人はどうすればいいの?

  • 喪中の間、会社や取引先にはどう対応すればいいの?

  • 故人が祖父母の場合、喪中はどうなるの?

以上の項目について解説します。
喪中の年賀状のマナーについて知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

喪中の年賀状のマナーは?

困った人々

喪中は一般的に年賀状のやり取りをしてはいけないと思われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
以下で喪中の年賀状のマナーについて解説します。

なぜ喪中に年賀状を出してはいけないの?

「喪中」とは、近親者を亡くした人が祝い事を慎んで喪に服す期間のことです。
年賀状は新年を迎えられたことを祝う挨拶状であるため、喪中に年賀状を出してはいけないとされています。

実は喪中の年賀欠礼はそれほど古い風習ではなく、明治時代に皇室の風習として始まったものです。
この風習が徐々に国民の間に広まっていき、昭和に入って今の形に落ち着きました。
ちなみに年賀状が現在の形(はがき)になったのも明治時代だと言われています。

喪中に年賀状を受け取っていいの?

喪中に年賀状を受け取ってしまっても特に問題はありません
相手に喪中であることを知らせる「喪中はがき」を年賀状をやり取りする全ての人に出すことは難しいため、喪中に年賀状が届いてしまうことがどうしてもあるからです。

差出人は喪中であることを知らず無理もないことなので、相手の非礼をとがめるようなことをしてはいけません。
ただし、年賀状に対するお返事のタイミングには注意する必要があります
喪中に年賀状を受け取った場合の対応方法については、後ほど詳しく解説します。

喪中はがきはどこまでの範囲で出せばいい?

喪中はがきは一般的には故人が二親等内であった場合に出す必要があるとされています。
ただしこれは厳密な決まりではなく、二親等内でも出さない場合もあれば、三親等以上でも出す場合もあるなど、ルールは親族の価値観や地域の風習によってまちまちです。

具体的には家族や親族の関係性によって決める必要がありますが、二親等内に不幸があった場合は確実に喪中はがきを出し、三親等以上に不幸があった場合は喪に服したいという気持ちが強ければ出す、と考えておけば間違いないでしょう。

二親等内の家族・親族とは以下の関係を指します。

  • 一親等

    両親、配偶者、子供、配偶者の両親、子供の配偶者

  • 二親等

    祖父母、兄弟姉妹、孫、孫の配偶者、配偶者の兄弟姉妹、配偶者の祖父母

上記の関係の家族・親族が亡くなった場合は、喪中はがきを出すのが無難です。

喪中側が年賀状を受け取った場合

先に解説した通り、喪中に年賀状を受け取っても特に問題はありません。
ただし、普通の年賀状と同じように返事をすればよいというわけではありません。

以下で喪中側が年賀状を受け取った場合の対応方法について解説します。

喪中に年賀状を受け取った場合

喪中に年賀状を受け取った場合でもお返事を出す必要がありますが、すぐに返事をしてはいけません。
お正月を祝う期間である松の内(松飾りがある期間)が明けた1月8日以降に寒中見舞いを出します

寒中見舞いは何らかの理由で年賀状に対するお返事を松の内に出せなかった人が、お正月明けにお返事として出すものですが、喪中の人が年賀状を受け取ったことに対するお返事として出すこともできます。

寒中見舞いの例文を見てみましょう。

寒中謹んでお見舞い申し上げます

この度は年始状をいただきまして誠にありがとうございます。
昨年10月の母〇〇(故人の名前)の逝去により、新年のご挨拶を控えさせていただきました。
年賀欠礼のご連絡が遅れたことをお詫び申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和〇年1月

喪中の年賀状にお返事は必要ないという意見もありますが、相手が喪中であることを知らない可能性もあるので、できれば出しておきましょう

故人に対して年賀状が届いた場合

お正月に故人に対して年賀状が届いた場合も寒中見舞いで対応します。
年賀状は普段から付き合いのある相手だけでなく、手紙のやり取り程度しか付き合いのない人からも届くため、このような事態は十分考えられます。

故人に対する年賀状に対してはお正月明けに確実に寒中お見舞いを出し、訃報の通知が遅れたことをお詫びします。
具体的には以下のような文面にするとよいでしょう。

寒中謹んでお見舞い申し上げます

この度は年始状をいただきまして誠にありがとうございます。
昨年11月に祖父〇〇(故人の名前)は永眠致しました。
本来であれば真っ先にお知らせすべきところ、ご通知が遅れたことをお詫び申し上げます。
生前に祖父が賜りましたご厚情に深く御礼申し上げます。
皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

令和○年1月

喪中の知らせをしていない方から届いた場合

喪中に年賀状が届いてしまう理由は、ほとんどが喪中の知らせをしていないからです。
喪中はがきは基本的に普段年賀状のやり取りをしている人全員に出しますが、どうしても漏れが出てしまうことも考えられます。

特に、新たに年賀状のやり取りをする関係になった人などに喪中はがきを出し忘れてしまうことは十分考えられます。

喪中の知らせをしていない方から年賀状が届いたら、松の内(1月7日)までに届けることができるのであれば年賀状としてお返事を書き、間に合わないようであればお正月明けに寒中見舞いを出して喪中の知らせをしなかったことを詫びておきましょう。

最初に紹介した例文にも「年賀欠礼のご連絡が遅れたことをお詫び申し上げます」という文章を入れています。
このようなお詫びを書き添えておきましょう

年賀状を送る側の場合

続いて年賀状を送る側の対応方法について解説します。
年賀状を送る側は喪中にも関わらず年賀状を送ってしまったことになるため、丁寧に対応する必要があります。

喪中はがきや寒中見舞いへの返事

喪中はがきが届いた場合は、寒中見舞いか喪中見舞いという形でお返事を出します。
喪中はがきに対して寒中見舞いという形でお返事をする場合、タイミングに気を付ける必要があります。

先に解説した通り、寒中見舞いはお正月明けに出すものですが、喪中はがきは前年に届くため、時期が空いてしまってはがきを出し忘れやすいのです。

寒中見舞いを忘れてしまいそうな人は、時期を選ばない喪中見舞いにするとよいでしょう。
喪中見舞いであれば、喪中はがきを受け取ってからすぐにお返事をしても構いません。

正月明けに喪中の人から寒中見舞いを受け取った場合は、同じく寒中見舞いという形でお返事を出します
出し方は先に解説した通りです。

喪中と知らずに年賀状を出した場合のお詫び

喪中と知らずに年賀状を出してしまい、相手から寒中見舞いなどが届いた場合は、必ずお詫びをしましょう
喪中と知らずに年賀状を出すことは決して失礼ではありませんが、相手を気遣ってお詫びをする必要があります。

寒中見舞いに対するお返事としてこちらも寒中見舞いを出し、年賀状を出してしまったことを一言詫びるとよいでしょう。

喪中側が年賀状を出したい・もらいたい場合

先に解説した通り、二親等以内の親族が亡くなった場合、一般的には年賀状のやり取りは行いません
しかし、中には普段からの習慣である年賀状のやり取りをしたいという人もいるでしょう。

年賀状のやり取りをしたい場合は、その旨を相手に電話やメール、喪中はがきなどでで伝えるとよいでしょう。

ただし、一般的には喪中は年賀状のやり取りはしないと考えられているため、喪中側が年賀状のやり取りを希望するのは不謹慎な行為と思われかねません。

年賀状によるやり取りにこだわらず、寒中見舞いによるやり取りにした方が無難です。

喪中と会社の関係は?

困った人々

喪中の間、会社に出す年賀状やお休みはどうすればよいのでしょうか?
ここでは、喪中と会社の関係について解説します。

喪中でも会社や取引先には年賀状を出す?

一般的に喪中はがきは友人や知人などに出し、会社や取引先には通常通り年賀状を出すと考えられています。

しかし、会社の上司や同僚などの個人宛に出す場合は、年賀状ではなく喪中はがきや寒中見舞いで対応します。

喪中の際休みが認められる期間は?

喪中の際に休みが認められる期間(いわゆる忌引き休暇)は、会社によって異なるため、一概には言えません。

両親や配偶者、子どもなど、血縁が近い人が亡くなった場合は10日程度の休暇という会社が多いですが、各会社の規定によって変わります。
自分から数え、何親等かによって、休暇の期間を決めているという会社が一般的のようです。

より長い期間の忌引き休暇を設けている会社もあれば、短い期間の会社もあります。
中には忌引き休暇制度自体がないという会社もあるため、事前に会社の制度・規定をよく確認しておく必要があります。

忌引き休暇についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクの記事もご覧ください。

喪中に関する疑問

葬儀

喪中の際には事前の準備が重要になります。

ここでは、祖父母と喪中に関する疑問について解説します。

祖父母が亡くなった喪中はいつまで?

喪中の期間は厳密に定められているわけではありません。
明治時代に喪に服すための期間が一応定められており、それによると祖父母は父方が150日、母方が90日です。

この取り決めはすでに廃止されていますが、現在でも大まかな目安として利用されているため、祖父母の喪中期間で悩んでいる人は参考にするとよいでしょう。

祖父母の喪中は何親等まで?

先に解説した通り、一般的に喪に服さなければならないのは二親等内に不幸があった場合です。

祖父母は本人にとって二親等の親族であるため、一般的には喪中に当たると考えられます。
祖父母から見ると、直系血族で孫の世代までは二親等に当たります。

喪中の年賀状についてのまとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、喪中の年賀状のマナーについて解説しました。
最後に記事の要点をまとめておきます。

  • 喪中は故人を亡くした人が祝い事を慎んで喪に服す期間であるため、新年のお祝いである年賀状を出すことはできない。

  • 喪中に年賀状を受け取ってしまっても問題はない。
    受取人が喪中であることを差出人が知らない場合もあるからである。

  • 二親等以内の親族に不幸があった場合、喪中はがきを出す必要がある。
    ただし、厳密にそう決められているわけではない。

  • 喪中に年賀状を受け取る側は、寒中見舞いで対応する。
    故人の訃報の通知などが遅れたことに対するお詫びを書き添えて送るとよい。

  • 喪中の相手に年賀状を出す側は、喪中見舞いや寒中見舞いで対応する。
    誤って年賀状を出してしまった場合は、寒中見舞いにお詫びを書き添えて送る。

  • 喪中でも年賀状のやり取りがしたい場合は、喪中はがきなどでその旨を相手に伝えるとよい。
    ただし、一般的には年賀状ではなく、寒中見舞いを送る。

  • 喪中でも会社や取引先には年賀状を出すことが多い。
    喪中に休める期間(忌引き休暇)は会社の規定による。

  • 祖父母が亡くなった場合の喪中は、父方の祖父が150日、母方が90日とされているが、あくまで大まかな目安である。
    祖父母は二親等の親族なので、亡くなった場合は喪中になる。

今回解説した通り、喪中の年賀状のやり取りの風習は意外に新しく、厳密なルールがあるわけではありません。
記事で解説したことを念頭におきつつ、ケース・バイ・ケースで柔軟に対応していきましょう。

喪中の際のお正月の対応についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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