告別式から出棺までの流れって?知っておきたい出棺時のマナーも紹介

告別式から出棺までの流れって?知っておきたい出棺時のマナーも紹介

亡くなった身内の方を送り出す儀式である告別式ですが、告別式が終わった後に故人のご遺体を納めたお棺を送り出すのが出棺と呼ばれる儀礼です。今回は告別式から出棺までの流れをつかむとともに、出棺の際に気を付けるべきマナーについても見ていきましょう。

2019-08-29

告別式と出棺について

葬儀

亡くなった身内の方などをご遺族や知人・友人でお見送りする葬儀のうち、最も中心となるのが告別式です。
そして、告別式が終われば、故人のご遺体を納めたお棺は霊柩車に載せられて火葬場へと運ばれることになります。

この際にお棺を告別式の会場から運び出す儀礼を「出棺」といいます。
一見するとただ単に会場からお棺を運び出して寝台車に載せるだけというごく単純なもののように見えます。

しかし、実は告別式の出棺にも相応の守るべきマナーがあるため、故人と気持ちのよいお別れをするためにもぜひとも知っておいた方がよいでしょう。
そこで今回は、告別式における出棺までの流れと出棺の際に守るべきマナーについて、以下のポイントで見ていきましょう。

  • 出棺とはどのような儀礼なのか?

  • 告別式から火葬に至るまでの流れと所要時間はどのくらいなのか?

  • 出棺の際に守るべきマナーとは?

  • 出棺してから火葬場まで同行する人たちとは?

  • 出棺の前に告別式の場を退席しても差し支えないのか?

  • 出棺の際の喪主の挨拶の文例にはどのようなものがある?

以上の項目を中心に解説していきます。
出棺に関するマナーについて網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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出棺とは?

葬儀

最初に葬儀における出棺が持つ意味合いや、出棺の際の流れについて具体的に見ていきます。
なかなか一般には知られていない出棺という儀礼にまつわる知識ですが、ここできちんと把握しておきましょう。

出棺の意味

出棺とは、字面通りに見れば「故人を納めたお棺が告別式の会場を出て火葬場に向かうこと」を意味します。
しかし、告別式に立ち会ったご遺族や故人の知人・友人にとってはもっと深い意味を持っています。

それは、告別式が終わりお棺が火葬場に向かう前のひと時が故人のお姿を直接見ることのできる最後の時間であるためです。
このため、出棺は別の呼び方で「お見送り」とも呼ばれています。

出棺の流れ

告別式の式自体がすべて終わってから持たれる出棺の時間ですが、実はその流れは普通にイメージされるよりもやや複雑かつ重要なひと時となっています。

ここでは出棺から火葬場に向けて出発するまでの一連の流れについて具体的に見ていきましょう。

故人とのお別れの時間

故人の葬儀の2日目に告別式が持たれますが、読経や焼香などが一通り終われば火葬場に向かう準備の時間となります。

まず、告別式が終わった段階で故人のご遺体が納められた棺は会場の祭壇に安置されている状態であるため、棺を祭壇から下ろしたうえで会場の真ん中に安置します。
そして、遺族や参列者の方たちで祭壇にお供えした生花を折り取って、棺の中の故人のご遺体の周りを飾る別れ花を行います。

このほかにも、故人が生前愛用していたものや思い出の写真、枕団子や枕飯などの枕飾りも一緒に納めます。
なお、生前の愛用品や写真などを納めるとなると、事前にどのようなものを入れてほしいかを終活の中でご家族の方に伝えておくのがよいでしょう。

別れ花や枕飾りなどを納めたら、棺にふたをして釘打ちと呼ばれる封印を施します。

出棺

釘打ちまで終わったら、いよいよ出棺します。
ただ、故人のご遺体や別れ花などを載せたお棺は非常に重量のある状態となっていますので、遺族や葬儀会社の担当の男性の方が数人で運び出し霊柩車(寝台車)に載せます。

この際に故人の足が先になるように運び出すのがマナーとされています。
これは故人がもう家に帰ってこないようにする意味を伴った作法です。

お棺を載せ終えたら火葬場に向けて出発しますが、この際にご遺族のうち喪主が故人のご位牌を、喪主の次に故人と深い関係のあったご遺族がご遺影を持つのが一般的とされています。
なお、お棺を載せ終えた段階で喪主の方のご挨拶の時間が持たれます。

火葬場へ

火葬場へと向かう際には、ご遺族の中でも喪主は霊柩車に、そのほかのご遺族やご親族は自家用車もしくはバスかタクシーに分乗して移動します。

人数によってはマイクロバスなどの車両をあらかじめ貸し切って行く場合もあります。

告別式から火葬までの流れと時間

葬儀

ここまで出棺にまつわる意味や具体的な流れについて見てきましたが、一言で出棺といっても深い意味があり、また流れについてもあっさりと言いつくせないような過程があるのはご理解いただけたのではないでしょうか。

ここでは、告別式が終わって出棺して火葬するまでの流れと、その中で必要な所要時間についてをより簡潔にまとめておきます。

告別式〜出棺までの流れ

まず、告別式が終わり出棺するまでの流れと所要時間を見ていきましょう。

  • 告別式の開始

  • 僧侶による読経(10分)

  • ご遺族による焼香(10分:告別式開始10分から20分後)

  • 一般参列者による焼香(10分から20分:告別式開始後20分から30分後)

  • 読経の終了と告別式の終了(告別式開始後から40分後)

  • 出棺(10分:告別式開始後から50分後)

出棺〜火葬までの流れ

次に出棺してから火葬するまでの流れについても簡潔に見ていきます。

  • 出棺および火葬場への移動(30分から1時間ほど)

  • 火葬炉の前にて最後のお別れと読経(5分から10分)

  • 火葬(1時間から2時間ほど、ただし火葬場によって前後)

  • お骨上げ(およそ30分)

出棺時のマナー

葬儀

出棺は故人にお別れを済ませることができる最後のひと時です。
だからこそ、わずかな時間であっても守るべきマナーや作法があります。

ここでは出棺の際に守るべきマナーや作法についてご紹介いたします。

釘打ち・別れ花をする順番に気をつける

出棺の際に故人を見送るご遺族や参列者の方々にとって欠かせない儀礼が、釘打ちや別れ花です。
別れ花は先ほども見たように、故人のご遺体の周りを生花で飾る儀礼のことで、釘打ちは別れ花を終えた後でお棺にふたをする儀礼を指します。

しかし、ここで釘打ちと別れ花の順番を間違えると、別れ花をしないで出棺することになりかねないので、故人と気持ちよくお別れをするうえでも注意が必要です。

出棺時はコートを脱いだ礼服で

出棺の際にはお棺を載せた霊柩車が火葬場に向けて出発するため、参列者の方々は式場の外にてお見送りすることになります。

この際の服装としては、コートを脱いだ礼服の状態というのが一般的なマナーです。
脱いだコートは手に持ってお棺の方に体を向けます。

ただし、真冬のようにコートを羽織らざるを得ないような場合はコート着用のうえでお見送りしても大丈夫です。

霊柩車が動き出したら合掌で見送る

霊柩車が出発したら、ご遺族も参列者の方たちも霊柩車の方に体を向けつつ合掌もしくは黙礼をします。
そして、霊柩車の姿が見えなくなったところで、あらためて合掌しましょう。

霊柩車の姿が見えなくなった後もまたなるべく沈黙した状態を保つようにします
よくある間違いとして、逆におしゃべりをしだす方たちがいますが、場の雰囲気も考えてなるべく慎むようにしましょう。

出棺の際は誰が火葬場まで同行するの?

葬儀

出棺後は故人のお棺を載せた霊柩車が火葬場に向けて出発しますが、この際に同行できるのはどのような方たちなのでしょうか?

この際に同行するのは喪主など故人の遺族と親族のほか、故人と生前に特別に親しくしていた人となります。

ただし、ご遺族やご親族の中には留守居役として式場に残り、そこで告別式の後始末や故人のご遺骨を迎える準備にあたります。

出棺の前に退席しても大丈夫?

葬儀

告別式に参列した方の中には、都合が悪くて出棺に立ち会えずに退出するという方もいるのではないでしょうか?
そうなると、はたして出棺の際に退出できるかどうかが問題となります。

結論から先に書けば、地域によっては出棺前に退出できる場合もあります。
しかし、故人との最後のお別れのひと時であるため、できる限りは出棺に立ち会うとよいといえます。

喪主の出棺の挨拶文例

葬儀

出棺の際にはご遺族を代表して喪主の方が挨拶をするための時間が持たれます。

主な挨拶の内容としては、告別式や出棺の場に立ち会ったことへの感謝と、今後とも故人の存命時と変わらぬご指導やご鞭撻をお願いする旨などを盛り込んだものとすれば無難です。
出棺の挨拶の文例は、以下のようになります。

長男の○○でございます。遺族ならびに親族を代表してご挨拶させていただきます。
本日は、お忙しい中、○○の葬儀にご会葬くださいまして、誠にありがとうございます。
このように大勢の方々にご厚情をいただき、さぞ故人も喜んでおることと存じます。
遺された私どもは未熟者ではございますが、今後とも故人同様、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。

なお、より詳しい内容につきましては、以下のリンクでご紹介する記事をご覧ください。
喪主としての挨拶の準備の際に参考になれば幸いです。

通夜・告別式(葬儀)と出棺のまとめ

葬儀

告別式の際に故人とのお別れのひと時である出棺の流れや作法について見てきましたが、いかがでしたか?
今回の内容をまとめますと、以下のようになります。

  • 出棺とは、故人の生前の姿を見ることができるのが最後であることから「お見送り」とも呼ばれている。
    出棺の流れとして、まず告別式が終わった後に故人が眠るお棺を祭壇から下ろしたうえで別れ花や釘打ちなどを行う。
    その後霊柩車にお棺を載せ、火葬場へと向かうことになる。

  • 告別式から火葬に至るまでの流れや時間として、告別式が終わって出棺するまでがおよそ50分、その後出棺してから火葬するまでが移動時間も含めて3時間から4時間ほどとなる。

  • 出棺の際の守るべきマナーは、別れ花と釘打ちの順番を間違えないこと、出棺の際には真冬の時以外にはコートを脱いだ状態で礼服で臨むこと、霊柩車が動き出したら合掌もしくは黙礼で見送ることである。

  • 火葬場まで同行するのはご遺族やご親族、生前の故人と特に親しかった方が主である。さらにご遺族の中でも数名の方は留守居役として式場に残る。

  • 出棺前の退席は地域によっては可能な場合もあるが、できるだけ出棺の場に立ち会った方がよい。

  • 喪主の出棺時の挨拶の文例として、告別式や出棺の場に立ち会ったことへの感謝と、今後とも故人の存命時と変わらぬご指導やご鞭撻をお願いする旨などを盛り込んだものであれば無難である。

告別式の際の出棺の時間は決して長くは取られないことが多いですが、その間に故人への最後のご挨拶を済ませるという意味がある以上、その重要性は決して低いものではありません。
だからこそ、別れ花や釘打ち、さらに出棺の際のお見送りなど悔いのないように気持ちよくお別れができればよいといえるでしょう。

もちろん、この先のご自身の葬儀について考えた場合、気持ちよくお別れをしてもらえるように終活の段階できちんと準備しておくことも大切といえます。

また終活ねっとでは、この記事のほかに葬儀に関する様々な記事を掲載しております。
以下のリンクより、葬儀の費用に関する記事がご覧になれます。
ぜひご一読ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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