香典に御霊前と書くのはいつ?香典袋の書き方についても解説!

葬儀や法要に参列する際には香典袋を包みます。香典袋には表書きを書きますが、表書きには御霊前や御仏前などの書き方があります。表書きで一般的な御霊前は、どのようなときに書くのが正しいでしょうか。今回香典に御霊前と書くのはいつか、について詳しく解説をします。

目次

  1. 香典に御霊前と書くのはいつ?
  2. 香典に御霊前と書くのはどんなとき?
  3. 香典の金額相場
  4. 香典に御霊前と書くことについてまとめ

香典に御霊前と書くのはいつ?

葬儀

葬儀や香典に参列する場合、香典を包むのがマナーです。
香典は個人へのお悔やみの気持ちを金銭に替えて表すものですが、そのままお金を渡すのではなく香典袋に包んで持参します。

香典袋を包む場合には、様々なマナーがありますがその一つに表書きの書き方があります。
表書きは宗教などによって違いがありますが、仏式の葬儀の場合は「御霊前」や「御仏前」が一般的です。

香典を包む際、あまり深く考えずに「御霊前」と書いている方もいるでしょう。
しかし、表書きの「御霊前」や「御仏前」は時期によって正しい書き方があります。
今回終活ねっとでは、香典に御霊前と書くのはいつかということについて、下記の内容を中心に解説していきます。

  • 香典に御霊前と書くのはどんなとき?
  • 香典袋の書き方は?
  • 香典の金額相場は?

香典を包む場合、金額で悩む場合も多いですが表書きもマナーを守って書くことが大切です。
香典の表書きについて不安のある方は、今回の記事を最後までお読み頂き参考にして頂ければ幸いです。

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香典に御霊前と書くのはどんなとき?

葬儀

お通夜や葬儀に参列する場合、香典を包んで持参するのがマナーです。
香典は葬儀を主催する喪主の経済的な負担をすこしでも軽くする目的で、金銭を包むことで遺族に対してお悔みの気持ちを表現するものです。

香典には様々なマナーがありますが、その中の一つが表書きです。
表書きとは、香典袋の表面に書く文字のことです。
古来より日本では、相手に贈り物を贈る際には目録をつける習慣がありました。

目録とは贈り物などの品物を書いたリストのようなものです。
表書きは、目録を直接香典袋に記載したものです。
表書きの書き方は、宗教や宗派によって違います。

日本で多く行われている仏式の葬儀では、「御霊前」などと書く場合が多いです。
表書きの御霊前とはどのような時に使われるのでしょうか。

表書きに御霊前と書く場合とは?

表書きを書く場合に、広く使われている御霊前ですが、どのような場合に御霊前を使うのが正しいでしょうか。
また、御霊前と同じように表書きで使われるのが御仏前ですが、この二つの違いは何でしょうか。

香典を包む場合、あまり気にすることなく御霊前や御仏前を使っておられる方もいるでしょう。
この二つの意味と違いを説明します。

御霊前とは?

御霊前とは亡くなった故人に敬意を表して使う言葉です。
霊とは故人のことを指し、御霊前とは故人の前に捧げるという意味になります。
香典だけでなく、供物や供花も御霊前となります。

御霊前を使うのはいつまで?

表書きでは一般的な御霊前ですが、故人が亡くなってからの期間によっても違いがあるのはご存知でしょうか?
御霊前の表書きを使うのは、四十九日の法要までとなります。
四十九日より後の法要では、「御仏前」と書くのが正しいとされています。

御霊前と御仏前の違いとは?

なぜ、四十九日の法要を境に御霊前から御仏前と変わるのでしょうか。
仏教では、故人はなくなった後も霊となってこの世とあの世をさまよっていると考えられています。
この間、七日毎に七回の裁きを受け、最後の裁きである四十九日を境にして、成仏するとされています。

四十九日の法要は、節目となる最後の裁きの日に、故人の冥福を祈って行われる大切な法要です。
そして、この日を境にして故人は「霊」から「仏」となります
表書きもこれに合わせて、御霊前から御仏前へと変わります

宗教ごとの表書きの書き方

表書きは宗教によって書き方が違います。
これまで説明した、御霊前や御仏前は主に仏式の葬儀で使われる言葉です。
また、同じ仏教でも宗派によって書き方が違う場合もあります。

宗教や宗派による表書きの書き方の違いについて解説をします。

仏教

一口に仏教と言っても、仏教には様々な宗派があり、宗派によっては表書きの書き方は違います。
香典を包む場合は故人の宗派もよく確認しましょう。

浄土真宗

浄土真宗は、仏教における宗派の一つです。
仏教にある数ある宗派の中でも、最も信者の多い最大宗派でもあります。
浄土真宗の特徴は、他力本願にあります。

他力本願というと、現在ではあまり良いイメージはありませんが、浄土真宗の教えは違います。
浄土真宗にける他力とは、阿弥陀如来のことを指します。
他人の力に頼る他力ではなく、阿弥陀所来に祈ることによってお力を頂くことを目的としています。

浄土真宗では、阿弥陀如来に祈ることで、故人は死後すぐに成仏されると考えられています。
そのため、香典の表書きも四十九日の前でも御仏前とするのがマナーです。
御霊前と書くのは正しいマナーではありませんので注意しましょう。

禅宗

禅宗における表書きも独特です。
禅宗とは、禅宗そのものが単一の宗派ではなく、曹洞宗や臨済宗・黄檗宗をまとめて禅宗と言います。

禅宗と呼ばれるのは、座禅を用いた修行を重視する事に由来しています。
禅の教えは鎌倉時代にインドより伝わったとされています。
正しく正座をして、精神を統一する座禅を行って体と呼吸を整えます。

禅宗の教えでは、極楽浄土はないとされており、他の宗派のように極楽浄土へ行くまでの霊である期間もないとされているため、四十九日より前でも御仏前と書くのがマナーです。

神道

神道の葬儀の場合は、仏様ではなく神様になりますから御仏前は使えません。
神道の場合は、御玉串料と書きます
玉串とは、榊に御幣(ごへい)と言われる白い紙をつけたものです。

玉串を捧げる玉串奉奠は、仏式の葬儀における焼香のような意味を持ちます。
その玉串を準備する費用として、御玉串料とします。
また宗教が分からない場合は、御霊前は神道の葬儀でも使えますので活用しましょう。

キリスト教

キリスト教にはカトリックとプロテスタントがあります。
仏教における宗派のようなものです。
それぞれの宗派によって表書きの書き方は違いますので注意しましょう。

カトリックの場合の表書きは、御花料や御ミサ料と書きます。
プロテスタントの場合は、御花料や献花料とします。
キリスト教でもカトリックの場合は御霊前と書くことが出来ますが、プロテスタントの場合はマナー違反となってしまうので気を付けましょう。

葬儀

香典袋を書く際には様々なマナーに気を付ける必要があります。
突然の葬儀だと喪服の準備などで慌ただしく、香典袋まで気が回りにくいですが、香典袋はマナーを守って正しく包むことが大切です。

外袋の書き方

香典袋は外袋と中袋から出来ています
お金は中袋に直接入れて、中袋を更に外袋で包みます。
二重で包むことによって、相手への敬意を表しているためですが、地域などによっては「不幸が重なる」として、中袋を使わない地域もあります。

薄墨の筆で書く

外袋に記入する際は、薄墨の筆で書くのがマナーです。
これは、故人を亡くした悲しみの涙で墨が薄れてしまったことを表すという意味があります。
四十九日までは薄墨を使い、以降の法要では通常の墨を使います。

香典袋の薄墨に関する詳しい解説はこちらの記事に記載しています。
ぜひ合わせてお読みください。

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表書きの下に氏名を書く

表書きの下には包んだ方の名前を書きます
香典は一般的には個人で包むことが多いですが、会社関係や学生時代の同級生などの場合は連名で包むこともあります。

個人で包む場合と、連名で包む場合それぞれの書き方について説明します。

個人の場合

個人で包む場合は、名前をフルネームで表書きの下に書きます
香典は家単位で包むものですから、夫婦で参列した場合でも代表して夫の名前を書くのが一般的です。

しかし、夫婦ともにお世話になった方などの場合は、連名で包むこともあります。
その場合はまず夫の名前をフルネームで書き、左側に妻の名前のみを書きます。

連名の場合

連名で包む場合は、人数によって書き方が変わります。
3名までの連名の場合は、外袋に直接それぞれの名前をフルネームで書きます。
4名以上になる場合は、外袋には○○一同として、名前を書いた別紙を中袋に入れておきます

中袋の書き方

中袋を書く際にもおさえておきたいマナーがあります。
中袋は外袋に包まれるため、外からは見えませんが、後で遺族が香典を整理する際に見やすくすることが目的です。

住所・氏名・金額を書く

お札を中袋に入れたら、包んだ方の名前・住所・包んだ金額を記載しておきます。
こうして書いておくことで、後で遺族の方が香典の金額を整理する際に見やすくなります。
また、金額を書く際には旧字体の漢数字で書きます。

旧字体の漢数字で書くことによって、数字の書き間違いなどを防ぐことを目的としています。

中袋も薄墨で書くの?

外袋は薄墨で書くのがマナーですが、中袋も薄墨で書いた方が良いのか気になるところです。
中袋への記載は、先程説明した通り遺族が香典の整理をしやすくすることが目的です。
ですから中袋は、薄墨にこだわらずボールペンや万年筆で書いても問題ありません

香典袋の書き方に関する疑問

これまで説明してきた通り香典袋には様々なマナーがありますが、他にも香典を包む場合に気になることはあります。

印刷することはできるの?

香典袋を記入する際、印刷してしまえばとても見栄えが良くできます。
また、表書きなどは印刷されているタイプのものも売っています。
手書きで毛筆で書いた方が良いのは分かっていますが、字に自信がない場合などは印刷したい気持ちになりますね。

印刷に関しては、感じ方は人それぞれですが近年では珍しくもなく、特に問題はないです。
しかし、名前だけは手書きで書いた方が良いとされていますので、他を印刷する場合でも名前は手書きで書いた方が無難です。

短冊に書くタイプは糊付けするの?

短冊に名前などを書くタイプの香典袋もあります。
挟むだけだと、外れてしまう場合もありますから糊付けすべきかどうか迷ってしまいます。
万が一落ちてしまっても中袋に氏名・住所が書いてあれば問題ありません。

しかし、せっかくの短冊が外れてしまうのも見栄えは良くないですから、気になる場合は糊付けしましょう
市販の香典袋では、両面テープが付属しているものもあります。

香典を包む際には、お札の入れ方にもマナーがあります。
こちらの時期で詳しく解説していますので、香典を包む前に一度読んでください。

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香典の金額相場

お金

香典を包む場合の大きな疑問の一つが金額でしょう。
香典は、故人との関係や包む側の年代によって概ねの相場が決まっています
香典の金額相場について説明します。

親族の場合

香典は、故人との関係が深いほど相場が高くなります
つまり、友人や職場関係よりも親族の場合の方が高くなりますし、同じ親族でもより血縁関係の深い方が高くなります。

  • 親の場合

    故人が親の場合は、一番高額な相場になります。20代で3~5万円、30代で5~10万円、40代以降では10万円~が相場です。また、親の葬儀は喪主を務めることもありますが、喪主は香典は包まなくても良いとされています。

  • 祖父母の場合

    祖父母の場合の香典相場は、20代で5千円~3万円、30代で1~5万円、40代以降で5万円~となっています。また孫が未成年の場合は、香典は不要です。

  • 兄弟姉妹の場合

    故人が兄弟姉妹の場合の相場は、20代で1~3万円、30代で3~5万円、40代以降では5万円~となっています。

  • 叔父や叔母の場合

    叔父や叔母の場合は、20代で5千~1万円、30代で1~3万円、40代以降では3万円~です。具体的な金額は、故人との生前の関係によって決めましょう。

友人・知人・会社関係の人の場合

親族以外の場合です。
故人との関係にもよりますが、5千円~1万円程度の場合が多いです。
また、職場などの場合は連名で包むこともあります。

香典は周囲と足並みを合わせて包むことが大切ですから、迷う場合は同じような立場の方に相談しましょう。
香典の金額についてはこちらの記事でも詳しく解説していますから、合わせてお読みください。

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香典に御霊前と書くことについてまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか。

今回終活ねっとでは、香典に御霊前と書くことについて下記の内容を中心に説明してきました。

  • 香典に書く表書きは、四十九日までは御霊前と書き、四十九日以降は御仏前と書くのがマナーであるが、同じ仏教でも浄土真宗や禅宗は御霊前は使わないこと。神式やキリスト教の場合は表書きも書き方が違うこと。
  • 香典袋を書く場合はマナーがあり、外袋は四十九日までは薄墨をつかうこと、中袋には名前・住所・氏名を記載すること。
  • 香典の金額は、故人との関係や包む側の年代によって相場が決まっていること。

香典の表書きは、故人の宗教や宗派に合わせて適切なものを書くことが大切です。
葬儀では突然の訃報に慌てて準備をすることも多いですから、事前にマナーをよく確認しておくことが大切です。

終活ねっとでは、他にも香典に関する記事を多数掲載しています。
興味のある方は、ぜひ合わせてお読みください。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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