葬儀の香典の金額相場は?香典に関するマナーや表書きについても解説

葬儀の香典の金額相場は?香典に関するマナーや表書きについても解説

葬儀の際に持って行くものといえば香典です。香典の金額は故人との関係によって異なりますが、一体いくら包めばよいのかご存じでしょうか。今回は葬儀における香典の金額相場だけでなく、香典の表書きや包み方・渡し方、さらには香典返しなどの香典マナーについて紹介します。

2020-01-20

葬儀の香典について

葬儀

葬儀に参列する人にとって、香典をいくらにするのかというのは悩みどころの一つです。
故人との関係や年齢によっても金額相場が異なる香典は、どれくらい包んでいくのが妥当なのでしょうか?

今回終活ねっとでは、葬儀の香典の金額相場を故人との関係別に紹介したうえで、香典の書き方や包む際のマナーについてもご紹介していきます。

  • 葬儀の香典にはどのような役割があるの?

  • 故人との関係別、香典の金額相場

  • 香典で避けるべき金額は?

  • 宗教別の香典の表書きの書き方

  • 香典の名前はどうやって書く?

  • 香典の中袋はどのように書いたらいいの?

  • 香典を包む時の注意点や渡す際のマナー、タイミングなどについて

  • 香典返しをもらったらお礼はどうする?

以上の項目を軸に解説していきます。
葬儀の香典でお悩みの人は、ぜひ最後までお読みいただき香典の金額を決める参考にしてください。

「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

葬儀の香典の役割とは?

葬儀

香典は、もともと故人の霊に対して備える金品の事を指しています。

香典の香は、お線香の代わりに供えるという事を意味しています。
また香典の典の字は、奠と書く場合もあり、これもお供えする物という意味を持っています。

故人の死に不意に遭遇してしまった遺族に対しての、支援の意味も含まれていると言われています。

香典は亡くなった人に対して、お線香やお供え物という意味と、遺族に対しての優しさや気遣いという気持ちが込められているのです。

香典の金額相場

お金

ではそんな香典の金額相場とは、一体どれくらいになるのかについても詳しく見ていきましょう。

香典の金額相場は、亡くなった故人との関係性によって大きく異なってきます。
故人との関係が深ければ深いほど金額は大きくなりますし、関係が薄いほど金額が小さくなっていきます。

そしてさらに本人の年齢によっても香典の金額相場は変化します。
本人が若いほど香典の額が安い傾向にあり、年齢を重ねるほど香典の額が上がっていくのです。

香典相場が故人との関係によってどれくらい変わるのか、それぞれ立場の違いによって変化する香典の金額相場をご覧ください。

自分の親の葬儀での香典は、5万円~10万円程度が相場になっています。
親と一緒に住んでいる場合は、喪家となり葬儀費用を負担する側になるため香典を包む必要がありません。

親の葬儀で香典を包むのは、すでに結婚して自分の世帯を持っている場合です。
別の世帯を持っていても、自分が親の葬儀の施主となっている場合には香典を包む必要はありません。

配偶者の親が亡くなった場合でも、自分の親の時と同じ額の香典を包みます。

兄弟・姉妹

兄弟姉妹の葬儀の際には、3万円~5万円くらいが香典の相場だと言えます。
配偶者の兄弟姉妹であっても、自分の兄弟姉妹と同じ額を包みます。

ただし、自分以外にも兄弟姉妹がいる場合には、他の兄弟姉妹と香典の金額を合わせたほうが無難です。
後々トラブルとならないよう、香典の金額は兄弟姉妹間で相談して決めておくと良いでしょう。

祖父母

祖父母の葬儀の香典の相場は、1万円~3万円くらいです。
義理の祖父母であっても、自分の祖父母と同じくらいの金額を包みましょう。

祖父母が亡くなった時、自分がまだ未成年であれば香典を包む必要がありません。
社会人になっていたり、結婚していたりすれば、同居していても香典を包むようにします。

叔父・叔母

叔父や叔母の葬儀の際の香典は、年齢や生前の関わり方にもよりますが1万円~2万円くらいが相場です。

多くの場合、年齢に関わりなく親交が深かったという場合には1万円を包むというケースがほとんどです。

子の葬儀の場合には親が喪主を務めることがほとんどのため、香典を出すというケースは稀ですが、それでも子供が亡くなった時の香典としては5万円~10万円くらいが相場です。

孫の葬儀での香典の相場は、3万円~5万円くらいになっています。
ただ、孫が祖父母よりも先に他界するというケースは少ないため、香典の額もその時によって変わると言えるでしょう。

従兄弟・従姉妹

従兄弟や従姉妹の葬儀での香典は、香典を出す人の年齢と生前の関係性によって大きく相場がわかれています。

香典を出す人が20代と若い場合、香典の相場は3000円~1万円くらいです。
しかし30代以上、40代などでは3000円~3万円と大きく相場の金額幅が大きくなっています。

親族以外

親族以外葬儀の香典は、生前故人とどれくらい関わっていたか、さらに香典を出す年齢や立場で大きく金額相場が変わってきます。

友人

友人の葬儀へ出席する際の香典は、3000円~1万円が相場になっています。
香典の金額は、生前の関係性によって異なります。

生前非常に親しくしていた友人の場合、香典を1万円で持っていくのが一般的です。
そうでない場合には、3000円~5000円を包んでいくのが常識的です。

会社関係者など

会社関係者の葬儀の香典は、自分や相手の立場が重要となり、周囲との話し合いが必要になります。
金額相場としては5000円~1万円程度が妥当な金額ですが、シチュエーションによって大きく変わってきます。

例えば上司への香典の場合には、5000円~1万円にしますが、周囲と話し合って金額を決めていくことと、連名で出すか出さないかという点の相談も必須です。

また、上司の家族や部下の葬儀の香典の相場は5000円と、ほぼ一律になっています。
この時気を付けるべき点としては、上司よりも高い金額を包まないようにする事です。

避けるべき金額

結婚式など慶事でもそうですが、葬儀の香典でも偶数の数字は避けるという考え方が一般的です。
これは偶数が割り切れるという特徴を持っていることから、縁が切れ、故人と現世のつながりが切れてしまうという事を意味しているとされるからです。

金額だけでなく、包むお札の枚数も偶数にならないようにしましょう。
例えば1万円を包む場合、5000円札を2枚包むのではなく1万円札を1枚包むようにしましょう。

また、死を連想させる4や、奇数であっても苦を連想させる9がつく金額も避けるようにしてください。

香典の書き方

葬儀

ではここからは、香典の正しい書き方を、表書き、名前、そして中袋に分けて解説していきます。
表書きは宗教や宗派ごとに書き方が異なりますし、受け取った相手にわかりやすいようにしっかりと中袋まで書くという点も大切です。

また、連名での書き方も一緒にご紹介しています。
本来持つ意味や由来通りのしっかりと気持ちがこもった香典にするために、マナーを守りきちんとした香典を渡せるようにしましょう。

表書きの書き方

香典袋はすでに表書きの文字が印刷されている場合も多く、正しい表書きの物を選ぶ必要があります。

キリスト教以外には結び切りの水引のものを選びましょう。

表書きの書き方は宗教ごとに異なりますので、喪家がどういった宗教なのかを事前に確認しておくのが無難です。

仏教の場合

仏教では、表書きを御霊前や御香料、御香典とすることが多くなっています。

仏教では故人は亡くなってから四十九日で仏に成ると考えられているので、四十九日までは御霊前を用いて、一般的に忌明けとされる四十九日法要からは御仏前を用います。

また御仏前は、御佛前という書き方をしても問題ありません。

注意すべき点としては、仏教の宗派の中でも浄土真宗の場合、霊の存在自体を認めていないため、御霊前を使うことができません。

神道の場合

神道の場合の表書きは、御玉串料御神前、御榊料と書くことが多いです。
また、御霊前という書き方を使うこともできます。

キリスト教の場合

キリスト教の場合は、御花料と書くのが無難です。
カトリックとプロテスタントで表書きが異なっていますが、御花料であればどちらでも使うことができます。

その他に、カトリックの場合には御ミサ料、プロテスタントの場合には忌慰料という表書きを使うこともあります。

宗教がわからない場合

喪家の宗教がわからない場合、一般的にどのような宗教でも使うことができるのが御霊前です。
しかし前述のように、浄土真宗においてはこの書き方を避けなければいけませんので注意しましょう。

名前の書き方

香典の表書きは、できるだけ連盟ではなく個人名で書き、個人で用意するのが望ましいと言えます。
しかしやむを得ず香典を連名で出す場合には、3名までにとどめるようにします。

夫婦で香典を渡す場合

夫婦連名で香典を出す場合、通常は夫の名前のみで出すことがほとんどです。
しかし妻が夫の代理として葬儀に出席する場合には、夫の名前を書いた左下に小さくという文字を書いておきましょう。

連名で香典を渡す場合

連名で出す場合には、個人名を書くのであれば3名までにとどめ、それ以上の人数がいる場合には代表者の名前のみを書き、それ以外の人については別紙に記載しておきます。

連名の書き方は、右側から目上の人の名前を書いていきます。
立場が同じ人が連名になる場合には、五十音順に名前を書くという場合もあります。

香典を受け取るご遺族の負担やお返しに困るという事を考慮して、香典はできる限り個人で出すようにし、連名は極力避けてください。

また香典を連名で包む場合、故人で包む場合と金額相場が異なることがあります。
連名で包む場合の金額相場については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてご確認ください。

中袋の書き方

ご遺族に配慮すれば、参列者の把握やお返しなどの事も考え、中袋もきちんと書いて香典を渡すようにしましょう。

中袋の表には金額を書き、裏には自分の住所等の情報を書きます。
中袋に書く場合は、薄墨ではなく黒で書くのがマナーです。

中袋の金額については、以下の表の旧字体を使って書きます。
後から改ざんされにくくし、会計をしやすくするという事から旧字体の漢数字を使います。

数字 旧字体
1
3
5
10
1000 仟または阡
10000

香典を包む際のマナー

お金

香典は漢数字の旧字体を使用し、宗教に気を付け、さらに4や9、偶数を使わないようにすれば良いだけではありません。

中に入れるお札や香典袋の選び方、さらに文字の墨の色にまで配慮が必要になります。
ここでは香典の袋そのものや中身に関する注意点をご覧ください。

新札は使わない

慶事では新札を包むことが常識ですが、逆に香典の場合は新札を使ってはいけません
事前に死を予知して新札の準備をしていた、訃報を予知して新札を持っていたという意味になってしまうからです。

手元に新札しかない場合には、あらかじめ折り目などをつけてから香典として利用するようにしましょう。

お札を入れる向き

中に入れるお札は、向きをそろえた上で、お札に印刷されている肖像画が見えないように入れるのがマナーとされています。

さらに裏になっている肖像画が下向きになるように、向きを揃えて香典袋に入れるという方法が一般的です。

包む金額によって香典袋を変える

香典袋も、中に包む金額に応じで変える必要があります。
香典の額が5000円までであれば、水引や表書きが印刷されていて、なおかつ封筒タイプの香典袋でも大丈夫です。

しかし香典が1万円を超える場合には、正式な香典袋で水引や中袋がきちんとついたものを使用しましょう。

薄墨を用いて書く

表書きは、悲しみの涙で文字がにじんでいるという意味を表すため、薄墨で書くのが基本的なマナーとなっています。

ただし中袋は薄墨ではなく、黒いペンを用いて書きましょう。

香典を渡す際のマナー

葬儀

香典を失礼の無いように用意することができたら、渡し方のマナーもしっかりと守り、故人と遺族に労りと敬意を表現できるようにしましょう。

袱紗に入れて持っていく

香典はそのまま持っていくのではなく、袱紗に入れて持っていきます。
突然の訃報でバタバタしてしまい、袱紗に入れることはつい忘れがちですが、袱紗から取り出して渡すのがマナーです。

香典はいつ渡す?渡すタイミング

香典を渡すタイミングは、受付で渡すというスタイルがほとんどでしょう。
近年葬儀のスタイルの多様化に伴い、家族葬などでは受付を設けていないというケースもあります。

受付で渡すことができない場合には、控室などで直接遺族に手渡すという方法でも良いでしょう。

お通夜と告別式の両方に出席する場合には、どちらか一方で渡すようにします。
二度渡すのは、悲しみを繰り返すという事に繋がるため、かならず一度きりにしましょう。

郵送で香典を送る場合

遠方や都合、体調などが理由で葬儀に出席できなかった場合、香典を郵送で送ることもできます。
その場合には、必ず現金書留を用いて、中には葬儀に参列できなかった事情やお詫びの気持ちを書き添えた簡単なお手紙を入れるようにしてください。

香典を郵送する際のマナーについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

家族葬などで香典を辞退されたら?

近年では香典を辞退するという葬儀も珍しくありません。
とくに家族葬では香典辞退は非常に多く、その際の対処法に頭を抱えてしまう人も多いのではないでしょうか。

香典辞退の理由は様々ですが、喪家と参列者のお互いの配慮のためにと考えられています。
葬儀にわざわざ駆けつけてくれた上に金銭的負担を強いたくないという気持ちと、香典返しの手間や配慮を省きたいという気持ちからです。

香典を辞退された場合は、喪家の考え方や状況を尊重し、その意向に従うのがベストです。
どうしても何かしたい場合には、供物や供花を検討してみましょう。

香典返しのお礼はすべき?

葬儀

香典を出す側は、香典返しについても考えておく必要があります。
昨今では即日返しが一般的になっていて、即日香典返しを受け取ることになります。

しかし香典の金額や地域の風習によっては、後日に香典返しを受け取ることもあります。
その場合には、喪家に対して受け取ったというお礼の連絡をしておきましょう。

葬儀の香典まとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、葬儀の香典の金額相場を中心にして、下記の項目について解説してきました。

  • 香典の金額相場は、亡くなった人との関係性や生前どれだけ親交があったか、さらには本人の年齢によっても大きく異なる。

  • 親族以外の香典相場は関わり合いと年齢によって変わるが、3000円~1万円くらいの範囲に収まる。

  • 香典の金額は死を意味する4と苦を意味する9がつく数字、そして割り切れてしまう偶数の数字にならないように気を付ける。

  • 香典袋の表書きは、宗教ごとに異なる書き方となっていて、喪家がどういった宗教で、どの宗派なのかを確認する。

  • 香典を夫婦連名で出す場合は、夫の名前で書いておくのが一般的。

  • 連名で書く場合には、多くても3名までにとどめておき、4名以上になる場合には代表者名を書いて、その他の名前は別に記載する。

  • 香典に入れるお札は、死を予知してあらかじめ用意していたとされてしまうため、新札を使わないようにする。

  • 香典袋は包む金額によってふさわしいものを選び、表書きは薄墨で書く。

  • 香典は袱紗に入れて持ち歩き、渡すのはお通夜か告別式のどちらか一度だけにする。

  • 近年は香典を辞退している場合も多いので、そういった葬儀では喪家の考え方を理解し無理に香典を渡そうとしない。

  • 香典返しを後日受け取った時には、受け取った旨の連絡をしておくようにする。

葬儀の香典は、故人との関係や生前の関わり方、そして年齢によって相場が違うのですね。
香典袋には書き方のマナーがあり、金額や中身のお札についても色々と配慮が必要だという事もわかりました。

香典の金額で悩んでいる人は、自分と故人との生前の関係性を考慮して金額を決めてみてはいかがでしょうか。

終活ねっとでは、他にも葬儀の知識や法要についても多数記事を掲載しています。
以下の記事では香典以外の葬式に関するマナーについても解説しています。
葬儀に参列する際はぜひこちらもご覧になり、参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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