キリスト教の葬儀での服装のマナーとは?仏教式との違いも紹介します

キリスト教の葬儀での服装のマナーとは?仏教式との違いも紹介します

キリスト教の葬儀の場合、どのような服装で参列すればよいのでしょうか?また、仏教式とどのような違いがあるのでしょうか?気になるキリスト教の葬儀での服装や参列マナーについて解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

最終更新日: 2020年03月03日

キリスト教の葬儀の服装について

カーネーション

ある葬儀社が2014年に行った調査では、仏教式の葬儀が全体の77.5%だったと言います。
次いで無宗教が17.8%、神式が2.4%、キリスト教式が0.9%です。
仏教式が圧倒的に多い中、キリスト教式の葬儀もわずかですが行われています。

皆さん、仏教式の葬儀に参列する機会は多々あるでしょう。

しかし、もしキリスト教の葬儀に参列することになった場合、どのような服装で行けばよいのか迷ってしまうのでないでしょうか?
また、キリスト教のお葬式の参列マナーにはどのようなものがあるのでしょうか?

今回の「終活ねっと」では、キリスト教の葬儀での服装やマナーについて、

  • キリスト教の葬儀での服装

  • キリスト教の葬儀での身だしなみ

  • キリスト教式と仏教式の服装の違い

  • キリスト教の葬儀への持ち物

を中心に見ていきたいと思います。
仏教式とどのように違うのか、持ち物にはどんなものがあるのかも併せて解説していきます。

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キリスト教の葬儀での服装

葬儀

まずはキリスト教の葬儀では、どのような服装で行けばよいのかを見ていきましょう。
失敗しない服装選びのために、よく読んでぜひ参考にしてみてくださいね。

女性の場合

女性の場合は派手なものを避け、シンプルなワンピースやスーツがよいでしょう。
色はほとんどの場合が黒のようです。
肌をあまり出さないように、夏であっても薄手の長袖を着ていくのがマナーです。

靴やストッキングも黒を選びましょう。
もしどうしても黒のストッキングが手に入らない場合は、肌色のストッキングでも構いません。
靴は光沢のないパンプスがよいと思います。

サンダルなどはNGです。
つま先が開いているものなども履いてはいけません。
基本的に仏教式と同じような服装と考えれば大丈夫です。

ただ、カトリック信者の女性の場合は少し違います。
教会内での正装は黒やグレーの帽子と黒や白のベールを着用します。
自分が信者でなければ、帽子とベールは必要ありません。

男性の場合

男性の場合も基本的には仏教式と同じで大丈夫です。
本来であればストライプのズボンに黒のモーニングコートが正式な服装です。
しかし実際には略礼服と呼ばれる黒のスーツで大丈夫です。

シャツは白、ネクタイは黒で無地のものを選びましょう。
ネクタイピンは外します。
靴や靴下などの小物も黒に統一しましょう。
白の靴下はNGなので、注意が必要です。

ベルトやハンカチなどの小物も黒で統一するのがよいと思います。
キラキラしているものや派手なカフスボタンも避け、黒っぽいものを選びましょう。

子供の場合

子供が学生の場合は制服を着用するのがベストです。
もし制服がない場合は、全体的に黒っぽい服を着用します。

男の子であれば黒・紺などのジャケットに白シャツ、黒ネクタイです。
靴は黒で光沢のないもの、靴下は白か黒にしましょう。

女の子であれば、黒のワンピースなどがよいでしょう。
中にブラウスを着る場合は白を選びましょう。
靴は黒、靴下は白か黒で大丈夫です。

乳児の場合はできるだけ地味な色の服装にします。
飾りの派手なものは避けましょう。

キリスト教葬儀の流れについては、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

キリスト教の葬儀での身だしなみ

真珠

次に、服装以外の身だしなみについてです。
キリスト教の葬儀は、髪形やメイク、アクセサリーなど仏式と異なる部分があるのでしょうか。
順に見ていきましょう。

髪型

まずは髪型です。
髪型はできるだけシンプルにスッキリとまとめましょう。
ワックスで固めたり、光沢の出る整髪料などは避けたほうがよいです。
もし髪の色が黒以外で、目立つようであればその日だけでも黒にしてから参列したほうがよいです。

女性で髪飾りをつける場合は黒のみにして、光沢のあるものは使いません。
いずれの場合もシンプルに節度ある髪型で参列しましょう。

メイク

葬儀の場ですので、派手なメイクは控えます。
特に口元には注意が必要です。
濃い赤や目立つ色の口紅は避けたほうがよいでしょう。
できるだけナチュラルな感じがよいので、濃いチークなども避けましょう。

だからと言ってノーメイクもいけません
正装をする場ですので、節度を守ったナチュラルなメイクで出かけましょう。

マニキュアもお葬式当日は外していきましょう。
マニキュアをどうしても落とせない場合は、上から肌色のマニキュアを重ねるなど華美にならないようにしましょう。

足のマニキュアも手と同様に落としたほうが良いです。
小さなお葬式や自宅葬などでは靴を脱ぐ機会もあるので、見落とさないように注意しましょう。

前項でも少し触れましたが、は基本的に黒を選びます。
女性であれば黒のパンプス、男性であれば黒の革靴が無難です。
子供の場合は学校に履いて行くローファーがあれば、それが一番よいでしょう。
もしない場合は黒の革靴かスニーカーを履きましょう。

いずれにしても、光沢や金具のないものがよいです。
女性の場合、サンダルやミュールなど肌を露出する靴はNGです。
ピンヒールやウエッジソールも、カジュアルと認識されることがあるので、避けたほうがよいです。

アクセサリーは真珠だけに

女性のアクセサリー真珠だけにしましょう。
真珠は涙の象徴であるとされています。
しかもアクセサリーの中でも比較的控えめなので、葬儀の場でもふさわしいということになっているのです。

もし結婚指輪などをしている場合は、はめたままでも大丈夫です。
それ以外のキラキラしたネックレスやピアスなどは控えるのがマナーです。

ネクタイの色は必ず黒に

男性のネクタイは必ずを選ぶのがよいです。
黒の中でも光沢のないものにしましょう。
急なお通夜や葬儀のために、1つ自宅に用意しておくとよいですね。

黒い服やネクタイなどの服装はブラックフォーマルと呼ばれ、基本的にどんな宗教の葬儀に参列しても失礼には当たりません。
派手なものを避け、シンプルな黒でまとめるのが一般的なのです。

キリスト教式と仏教式の服装の違い

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キリスト教式と仏教式の服装はそれほど違いがありません。
基本的には仏教式や神式の葬儀に参列する服装で大丈夫です。

強いて言えばカトリック信者の女性が帽子とベールを着用することくらいです。
黒っぽいフォーマルでまとめれば、問題はありません。

仏教では「死」は不浄という考え方がありますが、キリスト教は違います。
キリスト教における死は祝福なのです。

キリスト教式の方が、仏教式よりもマナーが厳しくないと考えてもよいでしょう。
中には華やかな服装で参列してほしいという葬儀もあるようです。

まれに「平服で」と言われる場合もあります。
しかしこれも普段着のままでよいという意味ではないので注意が必要です。

ジーンズや肌を露出した服装はマナー違反です。
平服と言われた場合でも、できるだけシンプルなワンピースやジャケットを選びましょう。

また、ご遺族にかける言葉も違います。
仏教式では「ご愁傷さまです」「お悔やみを申し上げます」などと声をかけますが、キリスト教の死は終焉ではありません。

キリスト教式では「○○様に平安が訪れますように」などと言葉がけをするのがよいです。

「終活ねっと」では終活に関する様々な記事を紹介しています。
葬儀の種類についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

キリスト教の葬儀への持ち物

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次に、キリスト教の葬儀の際は何を持っていけばよいのかを解説します。

仏教式との大きな違いもありますので、よく覚えておきましょう。

  • バッグ

    小さめのシンプルなものにしましょう。布製のバッグを持っていくのが正式なマナーです。もし革製であっても光沢や派手な飾りがなければ大丈夫です。男性の場合はセカンドバッグでもよいですが、こちらも派手なものは避けます。

  • ハンカチ

    ハンカチにも気を配りましょう。柄のあるものや派手な色のものではなく、基本的にはフォーマル用として売られているものがよいです。なければ黒無地のものを持っていきましょう。

  • 時計

    時計を身に着けていくのであれば、黒やシルバーがよいです。アクセサリーのようなものやカラフルな時計は避けましょう。

  • お花料

    仏教式の香典にあたるものです。キリスト教式専用の袋が販売されていますので、それを利用しましょう。仏教式のものはNGです。お花料は「お花を持ってくる代わりのお金」という意味があり、亡くなった人に捧げるためではありません。包みには香典やご仏前ではなく「お花料」と書きましょう。

その他傘や手袋など、状況によって使用するものがあるかと思います。
その場合もできるだけシンプルなものを選びましょう。

仏教式で使用する数珠は基本的に必要ありません。
数珠は仏教において亡くなった人が成仏できるよう祈るためのものです。

キリスト教ではそのような考え方はありませんので、数珠は必要ないのです。
よって、亡くなった人に手を合わせたりする習慣もありません。

キリスト教の葬儀の服装のまとめ

教会

いかがでしたか?
今回の「終活ねっと」では、キリスト教の葬儀の服装について詳しく見てきました。
キリスト教の葬儀に参列する際の服装マナーをよく理解していただけたでしょうか?

もう一度今回の記事の内容を整理してみると、

  • 仏教式とキリスト教式の服装に大きな違いはないので、基本的には仏教式の服装で問題はない。

  • 女性の服装はできるだけ肌の露出を控え、靴やストッキングも黒でまとめる。夏場であっても薄手の長袖を着用するのがマナー。

  • カトリック信者の女性は帽子とベールを着用するのが正装だが、参列者で信者ではない場合は不要。

  • 男性は本来であれば黒のモーニングだが、一般的に略礼服と呼ばれる黒のスーツでよい。ベルトやカフスボタンも派手なものを避け、黒っぽいものにする。

  • 子供の場合は制服があれば着用するのがよいが、制服がない場合は黒のワンピースやジャケットにする。子供が乳児の時はできるだけシンプルで飾りの少ない服を選ぶ。

  • 仏教は「死」を不浄と考えるが、キリスト教はそうではなく、死を「祝福」と捉える。

  • 仏教式よりもキリスト教式のほうがマナーは厳しくない。

  • 香典の代わりに「お花料」を用意する。包みはキリスト教式のものが販売されているので、それを使用するとよい。

  • 数珠は仏教用具であるため、キリスト教式の葬儀には必要ない。

ということが分かってきましたね。
葬儀に参列する場合、仏教とキリスト教で服装にそれほど違いはありません。
基本的には仏教式と同じ服装でよいのです。

しかし仏教とキリスト教では、そもそも「死」というものに対しての考え方が違うのです。

むしろ気を付けなければならないのは、服装ではなく参列マナーかもしれません。
香典ではなくお花料であったり、ご遺族にかける言葉の違いなどです。

キリスト教の「死」に対する考え方を確認し、いざという時に困らないようにしておきたいですね。

通夜や葬儀の連絡はいつ来るか分かりません。
自宅に葬儀用の服装一式をいつも揃えておくのが安心です。

また、職場などに置いているという人もいますので、葬儀の服装を見直して準備しておきましょう。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

「終活ねっと」ではこの他にも葬儀に関する様々な記事を紹介しております。
以下の記事では、一般的な仏式葬儀にかかる費用について詳しく紹介しておりますのでぜひあわせてご覧ください。

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